せぶんいんざわん(拾遺)8
「CLUB SEVEN ZERO」感想、長々と続けちゃいましたがこれでラストです。
■太陽ぷちぷち
なんだかんだ今回、絵的な意味での最大のツボは「太陽に踊れ」でした。「CLUB SEVEN」はいろんな役をやるから、できれば圭吾さん長髪パーマにしてくんないかな…と公演前には思ってたんですが、村井と龍二と君島のビジュアルバランス見たらそんなんどうでもよくなった(総括)。PV撮り、3人で走ってるところの君島のコートばさーーーとか、「次回もお見逃しなく」の流れでグラサンを絶妙に外す龍二とか、最後の3人の決めポーズとかほんっと好きでした。
毎度あの「ボーーーーー」っていう汽笛の音が聞こえてくるとワクワクしたもんなあ(埠頭だったんだよなあ、たぶんあのよく分からない机は積んである荷物とかだったんだろうなあ)(今更感)。
■現場で起きている。
最初の銃撃戦にカットが入った後の、役者さん方の雰囲気もいろいろとツボでした。「役者を演じている役者」による、つかの間の休息みたいな。見かけだけでしょうが(笑)。
タツ子ねえさんの「なめたらあかんぜよ!」って両手に拳銃じゃきっと構えるところで勢いよすぎてコートの裾がが姉ちゃんの顔にバサァっと行ったことあったのですが、この台詞を機にすぐBGM&銃撃戦に入っちゃうので、すごいリアクションしたそうだった村井と龍二は残念だったと思う(笑)いつぞや涼風さんのグラサンがずり落ちた時のセンタロウ&キョウノスケ兄弟を思い出しました。…カットが入った後もニコニコニコニコしていた村井(笑)。
そういう和やかな役者さん達がこう、監督のフリを聞く間、徐々に、徐々にこう、雰囲気が固く、ぶっちゃけ殺気立っていく流れ(笑)。ここでカメラさんが絶妙なアップを入れるんだよね村井の…客席の心が一つになってるなと感じる瞬間でした。
■たたかうものたち
無茶振りもけっこう変遷しましたね。序盤は個人単位で一発芸とかやってたから、撃たれる犠牲者も一人か二人っていうことも多かったような。だいたい印象に残ってるのは「君島が龍二に撃たれる」とか「龍二とタツ子が相次いで撃たれる」とか…まあ、犯人側はたいてい二人とも撃たれていた(笑)。あと、「君島が龍二と村井に左右から撃たれる」っていうシンメトリーな絵面もよく覚えています。ひでえ上司だ。
で「CLUB SEVEN」らしく、だんだんと無茶振りが無茶度を増していく(笑)と、やる方の爆発力も上がってゆき、やがては全員参加、犯人も警察も一緒くたにわーーーっ!って騒ぐやつがほぼ定着しちゃったっていう…終盤はもう警察が犯人側にも参加するのが当たり前になっちゃったもんな(^^;)お疲れ様です。
といいつつ、公演前半で「(警察側3人に対して2人しかいない)犯人側つらくないですか!」と関西弁で叫んでいた東山君を思うと、警察側の負担が増す展開は理にかなっているような気がする(笑)。ナントカ族やらカントカミュージカルとかで犯人側のパフォーマンスが偉いことになって、それを緊張含みの半笑いで見守る村井が「ここは入ろう」って判断する瞬間を見つけるのとか実に楽しかった(告白)。もう終盤になると龍二がアイコンで呼び込んでるのがわかるもんなー(笑)。
PV撮り前に位置取りしてる間も反省会というか(笑)、誰かしらがやらかしたり傷ついたり慰めたりなじったりアベちゃんが総括したり…充実感に溢れてたり、挫折感によろめいていたり、単に消耗しつくしてたり…ホント、いろいろあったなあ(笑)(笑)。
ところで初めて全員参加になった時、アベちゃんの動きがすばらしかったです。監督が「撃てェ!」叫ぶ瞬間とっさに見回して、村井が置いた銃に飛びついて、警察犯人並べてガンガンガンガンガン!…ホントこういうとこ流石(笑)。さらにアベちゃんも参加に至った時は監督が6発撃ったし(全員死ねェ!)、刈谷では例のお客さんが入ったことで6発という…音響さんもえらいホントに(^^;)。
■思い出したので追記。
つぶやきで書いた「おまえら応援団みたいに俺たちを励ます感じを『出直し』というタイトルの歌で表現してみろー」の回、「走りながら考える」の典型でとても好きでした。
まず並んで適当に気合を入れる村井(この「適当」はあくまで村井が考える「適当」であって既に龍二の半笑いを招いているわけだが)、「とにかく何か言う」を維持しながら他の二人について来てよー!!となじったり(笑)。で、だんだん体裁がついてきて
団長「風がー吹いてきたー」(援団ポーズ)
二人「風がー吹いてきたー」(援団ポーズ)
団長「雨ーも降ってきたー」(援団ポーズ)
二人「雨ーも降ってきたー」(援団ポーズ)
とにかく切れ目なく考えてなんか出していく団長、最終的に「雨が降ってきたから家に帰って出直し」というオチにたどり着き(大喝采)、監督の「撃てェ!」で決着…かと思ったら村井、倒れない。
君島が倒れても、かすみが倒れても、みんなの銃弾を浴び続けながらひたすら「出直しー」(援団ポーズ)を続ける団長村井。って書くといい場面っぽいですが(^^;)オチに行くまで大変だったから少しでも長く続けたかったんじゃないかと邪推している。
斜め後方からバンバン撃ってた龍二はこのザマを見て取って、ツカツカ寄ってきて挙げる村井の手を左手で掴んで下ろして拘束して右手の銃を村井のこめかみに押し当ててバーン。やっと倒れる村井。やあ、すばらしい絵をありがとう(笑)。あとホント音響さんいつも流石です。
しかしさらに悪あがきする村井、「タラちゃん」で上半身だけ起きるんじゃなくてちゃんと起き上がって地面に座ったポーズで、やたらイイ雰囲気を作って「わかってくれるかな…俺たちは…」みたいななんか適当にまた雰囲気のイイ台詞を並べ立ててどうにもしなない(笑)。
もちろんさらなる集中砲火を浴びた(笑)。
そんなこんなで。
キリもなく思い出しネタ出てきますが、いったんここで締めたいと思います。
「オトナのクラブセブン」というフレーズには最初ふーん?と思ったし今もえぇー(笑)と思ってますが、「7人」「男5人・女2人」何より東山君と久々に一緒にいろいろやってるとこを観られたことが、自分で想像してたより遙かに、はるかに嬉しかった、そんな「ZERO」でありました。もう、あまりの楽しさにびっくりした(笑)。7thでヨシ君と共演してたけど、あの時は出番がほぼ完全にすれ違いで(9人いたしなあ)、ほぼ唯一の接点がコーチとボール君だった(泣き笑い)。
今更だけど、「大人のクラブセブン」は単に「大人達によるクラブセブン」だったんだなあと感じました。それぞれの世界でしっかり身につけたキャリアや空気や確実さを持って、全力でバカなことやる、プロのプロによるバカ騒ぎ、本気のエンターテイメント。2017年のあの人達だからこそ作れた世界だったんだなあと。
また逢えたら嬉しいけど、これっきりならそれはそれで。なんだかんだ同じ「CLUB SEVEN」は二度とないのは今まで通り。
27公演に感謝をささげつつ。
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