カテゴリー「ヴァンパイア」の64件の記事

冬祭り2019-2

今年の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」セットや演出の話いろいろ。

■雪
雪の映像あんなに綺麗だったっけか。オープニングでも城に向かう場面でも、客席の壁をびょうびょう荒れ狂う雪にわくわくしました。この日はカーテンコールで雪も降ったんですけど、こっちがまたすごい細かい粉雪で、フィナーレでバーン!と降らせた雪が、パラ…パラ…パラ…といつまでも降り注いでいて、キャスト挨拶が終わっても自然の雪のように落つづけてたの嬉しかった。

■家
ついにシャガールの宿が二階建てに!回したり転換したり、奈落に沈めて高低差を変えたりいろいろやるよ!おおすげえ。
これ「ヴァンパイア」を初めて観たハンブルク版ですごいと思ったんだけどウィーン版がそのそもそうみたいですね。ダイナミックでたーのしい。
が、狭い(苦笑)。
アルフのサイズのせいもあるが(主にアルフのサイズのせいだが)ドアの高さ!ねえドアの高さ!初めて来た宿なのにアルフ器用に華麗にくぐってるけど本当にいいのそれで?!そしてベッド狭!教授がシーツと家具に紛れてどこ寝てんのかわからん!屋根裏の夫婦部屋とか二人寝かす気ない…シャガールは純粋に居場所が欲しくてマグダの部屋に行ったんじゃないか(今までで一番どうでもいい新解釈)。
視界に全員がコンパクトに入りすぎて、サラとアルフの歌が完全に二階のドタバタのBGMになっているのも笑えました。これはそれでいいのかもしれんな。「退屈で長い夜が来ても…寄り添えば違う…」
「マグダの部屋にシャガール、すぐ教授入ってくる」という流れも狭さが生んだ謎(笑)。そもそもマグダの部屋から教授が出てきたらその方が問題じゃねえの???と傾げた首が戻らない。でも「倒れてる教授の顔を覗き込んであら可愛いわねって感じで微笑んでるマグダ」っていう絵はブラボーでした。宿屋に案内する時点で興味津々でマグダが教授見てたのでここに繋がるかーと。

■城
伯爵の城にたどり着くところの空気の持ってき方は、この作品の雰囲気づくりで一番好きなところのひとつですけども。シャガールを追う教授とアルフが客席をコの字に区切って進む間、舞台には黒い妖しい踊り手が舞い、雪の照明が客席全体を荒れ狂い、音楽はスピーディなちゃーらららららららーららーらー(みなさん脳内音響よろしく)で盛り上げる。で、シャガールが行ってしまってはた、と気がついた2人が見上げるとそこに城の門。
…に被せるように「今宵」の歌声が響く。気が付けば客席は黒衣の人影に浸食されつくしていた。「訪れるものは知性ある紳士だ…」あーーー好き。

■出現
サラのお風呂に伯爵出現!のところでサーっと狭い宿が分かれてオープンな空間で歌う演出はよかったと思います。ここもそうだし、後でブーツのサラの化身がヴァンパイアダンサーと踊るところも開けた空間なのとっっっっっっても良かった。
ただコウモリクレーンは心底惜しい(苦笑)。初演ではギャグだったけどそこが面白かったし(言い切る)、再演でクレーンが見事に隠れてからは迫力満点だったし、何より伯爵が「上」から登場するって大事だったんだなと思います。一幕はまあいいとして残念なのは二幕な…
「ここ、安全なんでしょうか」
「死ぬほど、安全だ!」
「プロフェッサーどこかへおいでか!」
ここの音楽、打楽器のドンドンドンドンドン…が高まってく聴覚の緊張と、暗闇の中あのクレーンが上がっていくのがぼんやり見えることから来るビジュアルの緊張、高速でぎゅーーーーんっって上がっていって「プローフェッサァ!」に至る、っていうバーン!って感じはやはり忘れがたい。擬音を使わないと何も書けないのか。はい。

■夢
「夜を感じろ」の序盤のベッドから吸血鬼ザラーーーーーはホント感動。うわ上から二人出た!とかあっちも!こっちも!と思う間もなく展開して踊りに入る。うおおカッコいい。初期に誰か、確か徳垣友ちゃん達が生み出した「最後に残った二人が天井と床から手を伸ばして触れて、それぞれ天と地に消えていく」っていう絵、公演を重ねるごとにどんどん綺麗になる。あと伯爵の化身が夜の明け際に天蓋の上に立ってたと思うんだけど、今回初めてかな?あれも素敵でした。
横山博子さんのサラの化身よかったです。一幕の幻想のダンス、ヨーロッパ版みたいにサラ投げたりばんばん振り回すのやんないかなあと思ってた長年の望みが叶った。アクロバティックなだけじゃなくて可憐でしなやかでもある踊り。
とはいえ花岡麻里名さん降板のショックは未だに頭上に重しのように乗っかっている。聞いていても「パンフに訂正の紙が挟んである」の威力はでかいわ(自分がトラウマ持ちでなくてもだ)。
いつかでいいから観られますように。頼むから見して花岡サラ(化身)……。

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冬祭り2019

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」五演目の2日目を観てきました。
東アルフ&玲香サラ&佐藤ヴァンパイアダンサー初日。

いやーーーーー毎期ちがう化け方しますねヴァンパイアは。

セットが一新、キャスト入れ替わりも多し、ネタ満載で脳内たいそう忙しかったです。以下ランダムに。

※初演再演リピーターにつき、今回の新演出とそうじゃないものを勘違いしている可能性がありますがゆるっと流して下さい。なにもかも新しかった!私の目には!!!

■東アルフ
今回のお目当て!よかった!!
ごめん、TRUMP作品しか拝見してないんですが好きです。「マリーゴールド」であのアレとツバ掛け合う距離の超真剣勝負してくれてたのがたいそう好感度高くて、今回のキャストを聞いて「やった絶対観る」と思ったんだった。いや第一声は「身長ーーー!!!」だったけどそこで生まれる新しい絵が楽しくて楽しくて。
サラやマグダとの身長差も面白かったですが、冒頭カチンコチンでレベッカさんに担がれるところの上半身と下半身どっちも長すぎて阿知波さんに本気でエールを送った。
そして伯爵!伯爵がアルフを見上げて歌う一幕ラスト!この今までにない絵が半端なくカッコいい。アルフが高身長だと「スペックあるのに自分の強さに気づいてない」彼が覚醒していく、みたいな空気が面白いんですが、それに向かって伯爵が微笑む絵がほんっと、こう、初めてあの場面で「妖艶」を感じた…おぉもしろいー。
あと教授への「恥ずかしいです。でもできない。」が最高に好きでした。こーゆーのが令和のアルフだ。すごくいいと思う。

■玲香サラ
「レベッカ」でツボったのが彼女の子供っぽさとよるべなさ、そこから立ち上がる、弱いんだけど「強くなる」を必死で成し遂げようとする「わたし」のありかたでした。
サラはまたこれ「子供」で良かったです。いや、「18の娘」でもあるし当人は悪いことしてるつもりなんだろうけど、ちっひーサラを100とすると0.2ぐらいの小悪魔度で、姿の美しさと「女」を出す方法を知らない(わかってたらやる)感じのギャップが面白かった。
アルフとの身長差でどうなるかと思ったけどいろいろ鮮やかでした。「スポンジ最高」では棚の上を拭く絵になるぞ…と思ってたけど二人とも座ってたのでその手があったか!」と思ったし、ラストの吸血の流れとか見事見事。歴代サラはキバが生えた時点でヴァンパイア化が済んでましたが、今回の「キバが生えてる」→痙攣→覚醒、っていう絵はまたゾクゾクした。「血よ。なめてみて」の自然さも東アルフのナチュラルさとベストマッチ。
■佐藤ヴァンパイアダンサー
サラの幻想とかアルフの悪夢とか、カッコいいけど派手にバーンと行く感じが今回はないな、と思ったんだけど真骨頂は「抑えがたい欲望」でした…このナンバーだけで13500円の価値がある。
「1617年…」と歌い始める伯爵の軽やかでほがらかな表情、その後ろから静かに表れて、徐々に伯爵の言葉に寄り添っていく。その流れは「ナポレオンの供の者」での一瞬のシンクロに達して、「あ…」って観る者に思わせて、そこから重みや苦しみのような動きが増していく。現れていく伯爵の感情の深いところへどんどんどんどん入り込んでいくのにつれて、苦悩や渇望、虚しさ、激しさ、骨が踊るみたいなギリギリさが表れていく。よかったぁぁ。

■植原ヘルベルト
登場場面で「いいぞー!」と叫んだ(笑)どう見えたかというといつぞやのクコール劇場のバカ息子。長髪にグラサンにユラユラ仕草。パパの動きと全くコミュニケーションが成立してない動きにも大笑い「そっち行ってよかったんだ…!」っていう再発見を得た。
ので応援する。脚が長くて踊りが楽しい。回を重ねてはじけていって。
苦情もある。2件。
「恋をしているなら」はコントではないんだよね(ものすごく難しい顔)笑いはあるけどそれは隠し芸的な笑いじゃないんだ、あくまでホラーとして、「クロロック城」の一部としてアルフに不安と魅力とを感じさせまくって欲しいんだ、難しいこと言っているのはわかっている…3割ぐらいはキバのせいだ…あれじゃイヤミですよ…。
あとエスコート。サラと並んで降りてどうする。そこはメインディッシュを父上まで導く場面なんだからエスコートしてエスコート。逆にサラをないがしろにして「僕」が出るってんならそれはそれで面白いからそういう場面にしちゃって。

■千弘マグダ
「エマ」に出てくる美麗なメイドのマリアを思い出した。お風呂で裸で髪を両手でかきあげて「マリアさんはみんなのマリアさん」って微笑む。それを受けた同僚のアデーレが「マグダラのほうのね」って皮肉にいう。アデーレ愛してる。話がそれた。
めっちゃ綺麗。むっちゃくちゃ美しい。陽気で明るくて惚れっぽい、不倫もするけど悲壮感ゼロ。いやああああ素敵素敵すってき。
「男が好き」というとすごい陳腐だけど、シャガールに限らずみんなに愛を振りまいている在り方がめっちゃ新鮮なマグダでした。教授にも関心持つしアルフにも微笑むし、お城でシャガールと踊る場面で間に入ってきたクコールにキスしちゃっても楽しそうに笑ってる。クコール×マグダなんて今更好みすぎるんだけど何してくれてんだよ(笑)。
あと序盤、ベッドでポンポン跳ねるとこの芸が細かくてめっさキャリアを感じた。

時間切れ。またかけたら追記する。

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冬祭りはつづく

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」また行きましたので雑感。

■平方アルフ
大進化。大・進化。初見の時は「キャラが合ってるなあ、実ははまり役かもなあ」程度に思ってたのですが、新しい王道を作っちゃったかも知れない。なーるーほーどー!
ほにゃららな彼らしくありつつ(失敬だな)、ヘタレ道も成長路線もちゃんと踏みしめてる。「こいつに案内させましょう」のひらめきの自然さとか、一幕ラストで伯爵に傾いていく表情とか、霊廟での「恥ずかしいです、でもできない!」の流れとか、超納得。
そんなアルフが血を吸われてしまうラストは、珍しくこう、ちゃんとした悲劇に見えてしまう。この感覚ってリピートすると忘れがちなんだけど、元々、某・主人公カップルがああなっちゃう舞台ラストと同じカタストロフィではあるんだよね。
そんな印象から「『サラへ』の歌詞で語られるアルフの思いって、最終的に全部叶うんだよなあ」とか思いを馳せると結構ゾクッとしますね(^^;)。「君のそばで君を守っていたい、ずっと」「君がいれば君さえいれば」「すべて捧げようこの血さえも」
この二人、このまま山を下りて自由な世界へ羽ばたいて行くんだろうなあ。黒いなあ。

■エアリアル
やっと見られた開次ヴァンパイアダンサー。再演でリピートしたときは前半ずっと開次君で、途中現れた新上さんの禍々しさに「うわっ食虫花!」と思ったものですが、今回は逆の流れで出会って、またすごいインパクトがありました。
なんかもう、すごいね、空気の精みたいですね。存在感はバッキバキなのに動きはとにかくふわっしゅるっサラッススッて感じで(語彙が)、大気を自由自在に操って嵐も起こしちゃうぜみたいな。
2009年の頃はもうちょっと少年っぽかったりストイックな印象があったのですけど、がっつり成熟してこう、他にない存在になったなあと…。うううもっと観たいなー。

■RとSの間2015
中列で久々に観ましたが、やっぱヴァンパイアは楽しいなここ!けっこう人の頭で見切れちゃうところもあるんですが、通路使うところはもれなく観やすいし、アルフが走ってくるときの声の聞こえ方とか最高だし、「永遠」のラストでガンガン脅されてブロック全体でちょっとした連帯感が生まれるし(笑)。かつ上手側だと伯爵の後ろから化身が墓場に入ってくるところが最高のタイミングと角度で見えるんだ…。

■人が恋に落ちる瞬間を見てしまった
人じゃないけど(笑)。一幕ラスト、「こちらはまだ学生の方」でカーテンの向こうから現れるヘルベルト。上手後方からだとちょうどアルフと「学生の方」って近づいてくる伯爵、その向こうにヘルが見えたんですけれど。後方から出てきてアルフレートを一目見て、ふわっ…と表情を変える、この瞬間はマジ照れましたね、人じゃない!けど!!!今、落ちた!恋に!!(笑)
一応、解説すると吉野ヘルの場合、「ご著書にサインを…」からジワジワ舞台を歩いてくる長い動線で、アルフに一目惚れするタイミングももうちょっと後なんですよね。舞台後方から父上の際に歩いてきて「我が息子も…」って紹介されるタイミングでアルフを見て、ふわっ…と(以下略)。上口Verだと現れてすぐ目の前にだから、この場面の使い方にはなるほどなーと。
その後のちょっかい出しっぷりも毎回かわいいですよね。私が観たときは胸元のふりふりを強調しつつアルフの首もとに「おそろい…」って感じですり寄ってって、で平方アルフがキュッとコートの前を締めて避ける、っていう流れで(笑)。聞くところによれば最近ついにグラサンでいろいろ始めたとのこと、あれを活かさんのは勿体ないなあと常々思ってたのでやはり来たかと(吉野脳)。

■からのバスルーム
・自分の手のきつねさんとおしゃべり
・カーテンが開いてハッとする(ときめき)
・バスタブから左足を下ろし
・右足を下ろすついでにぴるぴる水を払い
・髪のクリップをはずして首を震わせてバッサア髪を払い
・左肩からこぼれたキャミソール?の紐を上げ
・…かけるんだけど上がらないのでそのまま残す
ポイント稼ぎまくりです(笑)(笑)特にキャミの紐!ナンバー通してそのままだった肩ヒモ!すばらしい!!
牙が生えるところもすんごいわマジ生えてるわあれ。

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冬祭り始まった2015-4

ぼちぼち本業に戻るその前に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」感想の続きまとめて。

★★★ネタバレです★★★

■初日仕様だった
・初日はサイリウム無料配布ありで、紙吹雪もガンガン落ちてきましたが二度目観劇の時はなかったですね。初日とか楽日とかのみなのかな。
・血を吸ってパワーアップしたシャガール「何これ!何これ!みなぎる!30日までがんばれるって感じ!!!」
・ろうそくもらいに来たクコールが客席であいさつするとこ「おひさしぶり」
・「でも、どの本です!」「まず手始めに」アリストテレスそしてソクラテス…の消え際の教授が「…あたりから始めちゃどうだ」で締めていた。かなり長くかかりそうですね恋愛入門まで。

■改変ぷちぷち
2011年にすでに変わっていたものもあるかも。
・冒頭、教授のカマクラ廃止。雪崩のように幕がバサーバサー行く仕様はいいですね。
・宿屋いろいろチェンジ。風呂場の壁がめっさ低くなったり、動線こまかく変わったり。自分的ヒットはサラを見つけた時のシャガールの慌てっぷりと、カーンカーンカーンで飛び跳ねるサラの動きが全方位アクティブ化がツボです(前はほとんどベッドの上だった)。
・「村のばか者」の動線。しょっぱなの「伯爵様のお城が」から「ちょっと足りないのが一人」までのテンポがスピーディになったのと、シャガールが血を吸われて村人たちが去るところで、何か言おうとして垂れ幕がバサッ!のところ。いずれもスッキリしたなあと。
・一幕ラストは紗幕で出入り口以外がほとんど隠れてる。のでヘルベルト登場が「下手からゆっくり中央まで来て」っていう流れじゃなくなりましたね。寂しい面もあり、あれはアレじゃないとああはならないしなと納得感もあり(すいません自己完結)。
・フィナーレのラストでコウモリモードの父上ばーん登場(^^)以前はベロ出し父上の大きな幕がバサーッと落ちてくる仕様で、作品のオチとしてはあれが優れてたと思うんだけど。これはこれで華々しくていいなと…いやほら、余計なお世話だけど祐一郎さんの出番が「クコールやつらを捕まえろ」で終了してるのは寂しい気がするな、父上も一緒に踊りたいもんだな、という印象がずっとあったもので。

■VS
「欲望と人類の叡智の対決」みたいなところがくっきり見えるようになってて凄いなあと思います。なんで凄いかって初演の頃はそんなこと思っても見なかったもんなあ(私は)。再演を重ねる度にキャッチコピーも進化し、「愛は血を求め血は愛を求める」みたいなピントのずれたやつ(すいません)から、今や伯爵と教授の立ち位置がビシッと分かるようになってきたし。観た人のいろんな感想も楽しめるようになった。まあ初演当初の風当たりに関するグチは後半おきた奇跡への感動とセットだけどな(笑)。
変わっていった要素はいくつもあるけど、禅さんになって教授がキャラというより「役割」としてヒーロー化してきたこととか、個人的には「それより行こう、ショータイムだ!」のニュアンスの変化が大きい。
あとはアルフレートの脱ヒーロー化もあるのかな。…語弊がありますが「成長しないアルフ」が最近のトレンドっていうか、伯爵側&教授側に取ったり取られたりする「マルタの鷹」は実はサラじゃなくアルフじゃねーの?…っていう流れを作ったのは浦井アルフの功績だと思う…成長系・泉見アルフの「教授と助手がヒーロー」っていう王道の流れも面白いので、これはこれで展開して欲しいとこですけども、最近ああいうアルフ見ないよね(我ながら感想のBBA化がいちじるしい)。

■むかしばなし
自分的には「抑えがたい欲望」の後のアルフと教授の会話が、この作品を掴みやすくようになった転機でして。
「伯爵にも感情があったんですね」っていう台詞が当初すっごく苦手でした。とってつけたように響くというか、そんな一言であっさりまとめるの?君に分かる領域じゃないんじゃない?って感じた。もっとB級に開き直って欲しかった当時、半端なフォローで高尚っぽくするの潔くない!って思ったのかな。
ところがこれ、受ける方の教授の台詞がある時点で変わりまして。
「感情?くだらん。そんなことよりショータイムだ!」

「感情?…くだらん。それより、行こう…ショータイムだ!」
これ市村さんと禅さんの違いもあるけれど。この教授の締め方でガラッと「抑えがたい欲望」を受け止める「理性」の立ち位置が見えたんですよね。
「感情」(欲望)ってものを理解してるその上で「くだらん」と斬っていくように見える教授の言い方とか、伯爵という存在の名残を残しながらクライマックスへ移っていく音楽のあり方とか。作品中一番好きな場面のひとつです。

■「抑えがたい」
伯爵は欲望こそが神だと言ってるけど、欲望がもっとも強い力だと宣言してるだけで、それが美しいとか幸福だとかは言ってないんですよね。ただ「委ねろ」「それが真実だ」っていうことを繰り返してる。
最終的には「ひたすら愛する者たち引き裂くむなしい存在」に至るっていうことも承知してて。
それでもアルフやサラを欲望に誘うのは、一周回って単にさびしいからなのか、欲望の具現たる自分に開き直ってるのか、いろんな要素あるんでしょうけど。(たぶんヘルベルトとかはまだまだその域じゃなく、欲望に忠実であることの楽しさや喜びが今のところ勝ってるんじゃないかと思う)
教授は教授で「理性こそ最後に勝つ」ってこっちも「力の強さ」を話題にしてるんであって、感情や欲望を否定してるってわけじゃない(なんだかんだアルフの恋を否定せずに見守ってるし)。
…もうちょっとしばらく滞在なさって、二人で議論しながら楽しく暮らしてもお互いに楽しかったんじゃないか(笑)。
そんなことを考えつつラストでパーッと盛り上がってるフィナーレの父上以下ヴァンパイアたちを見ると、この楽しさは「永遠」の見事な裏返しで、「死にたいくらい退屈」な生の中で、ごくまれにパーッと咲く100年に一度のお祭りなのかも知れんなあ、得がたいなあと…観たまんまか(笑)。

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冬祭り始まった2015-3

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」2回目みてきました。

★★★ネタバレです★★★

■良知アルフ
わははははは面白い。泉見君のアルフをディズニーアニメとすると良知君は日本のゲームキャラって感じ。
もっと小ずるい感じのアルフを想像したんですが(ネヴィルでいろんなことを感じたもんで(笑))、素直でキュートでイヤミでなく現代っ子の、わくわくするアルフレートでした。前半とか教授の孫なんじゃと思うくらいのシンクロぶり。「人類のため」の動線すばらしい。
しかし霊廟でいろいろやらかすのは今の仕様ですか(^^;)全体おもしろいけど「シャガールの娘が」でシリアスになりきれないのと肝心の「恥ずかしいですでもできない」が可愛くないのがいかがかと(笑)。平方君もそうですが君たち本当のヘタレって言うのはだな!と説教したくなるマイ浦井脳。

■らち君が何かとマグダに何かとちょっかい出してるのを見てアルフが主人公のギャルゲーを見たくなった話の続き。
サラルート:本編
マグダルート:シャガールに襲われるマグダを助けて分岐。
ヘルベルトルート:あのまま恋に落ちてエンド。
クロロックルート:舞踏会でサラの代わりに血を吸われてエンド。
教授ルート:サラに襲われる寸前に教授に助けられて無事脱出。

乙女ゲーでした。

■マグダ
「アアアアアアアあんたに吸われーたー!」が気持ちよくて死ぬ。

■美海サラ
「血よ。なめてみて」のハスキーボイスにノックアウト。

■ヘルベルト
なんだこれすっごい可愛くなってる(瞠目)。初日は「罠を張って待ってた蜘蛛」そのもので「Ah~Ah~Ah~」もアルフをおびき寄せるためにわざと擬態したって感じでしたが、これが「あれ?!会えた!」っていう驚きと喜びの流れになってて、日によるのかも知れないけどかーわいい。あとらち君だと身長が同じくらいなのでこれまた初々しくて女の子みたいに見える…うわー…恋だ…。
そしてその、えーと、したばきが長男に限りなく近いビキニ系と判明したわけですが何故判明したかというとカーテン開いた瞬間ズボンを穿くとこだったから(「待って僕は君とおしゃべりしたいな」の間にズボンを上げて止めてバスタブから降りて水滴を払い落とすワンブレス芸)。
なのでアルフに叫んだ「安心して!穿いてるから!」ではさっき見たし!と総ツッコミな客席であった(笑)。

■カーテンコール
クコールのかけ声はいいんだけどヘルベルトが大人しいの寂しいなあと思ってたら振り指導が入るようになったんですね。
「まっ」(振り)「ぴら」(ばーん)の振り解説で「僕らに大きな『ぴら』を下さい『ぴら』!『ぴら』をこう!!」ばんばん押してけ上口君。

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冬祭り始まった2015-2

ダブリン福岡に思いを馳せつつ「ダンス・オブ・ヴァンパイア」雑感続き。
しばらく不定期に続けると思います。

★★★ネタバレです★★★

■アンサンブル
ガーリックで一番始めに目についたのが照井君で、ほかブレイクダンスの人とかイモトTOMOちゃんの後継みたいな子とか「動きいいなあ!」という人が大勢おり。ただし舞台の後半になったら二度と彼らを見つけることはない…それがヴァンパイアの残念なとこでも醍醐味でもある(笑)。
というわけで誰が誰だかですがダンサーさん今回もすばらしい。
中でも「悪夢」満喫しました。闇伯爵たち3人も素晴らしいんですが(アルフはしましまだが)(しばらく言う)バックのメンバーが序盤からガンガン行ってて燃える燃える。「闇の中に深く身を沈め」の「みをしずめー」で2回腕を動かして下手にずれる動きが大好きなんですが、今回も女性陣の腕の動きとかむっちゃ綺麗。クライマックスからラストにかけてもしみじみカッコいい…ベッドから天井・床下・壁の向こうに消えていく動きもホント素敵。
「永遠」も最高。シンガー組とダンサー組が入れ替わって即座にダンサー組が激しい動きに入るところとか、クライマックスの「ひきずりーおーろせー!」水戸黄門じゃっじゃらららっらっの盛り上がり方とか思い出してもワクワクします。重そうなドレスの貴婦人があの音楽に乗ってジャンプ一回転着地、とかもうツボすぎて。
ただ退場時の客いじりはやや遠慮深い。まだ初日って感じかな(笑)。

■電柱とせみ
平方アルフ184。さやサラ157。その差27センチ。
かつての浦井アルフと高橋サラの身長差が181・153で28センチでしたから、身長ギャップでは二番手なんでしょうが、いや、大きいなあ平方君!お風呂の場面はサラが裸足でアルフが靴はいてる、っていうプラス要素もあるとはいえ、「守っていたい」への当然ださっさと行け、感が新鮮でした(笑)。
この身長差だとラストの吸血どうなる?と思いましたが、華奢なサラがアルフの首を下から捕らえ、ぐぉら!と抱え込んで噛みつく、という構図に脳内ブラボー。いや愛ちゃんのグレムリンジャンピング吸血も可愛かったんですが(名前は勝手に)、あれだとヒロイン度よりホラー分が勝つ気がするので、少女っちい沙也加ちゃんだとこれぐらい色っぽく行った方がいいな、と。

■電柱とせみ2
で上口君は175なわけで。歴代ヘルは長男181次男182だそうで、アルフは同じくらいか見下ろすパターンが多かった気がしますが、今回はその差が逆転。結果、ヘルベルトが可愛くなるかと思いきやご覧の通りだよ(爆笑)。
一幕の来日アーティスト風とは打って変わったまがまがしい開放感、ゴシックかつこう、ロ、ロリータと言っていいんじゃないか胸元つるぺた色白を強調する黒装束&シースルーと攻めまくり。そらアルフも見た瞬間固まるわ。
そしてこの「アルフの方がでかい」を活かしまくった動線の面白さ。ダンスのリードのガッチリした強さやら自在に操っちゃう正確さやら、「逃げられない」感も「こいつ怖い」感もむくむく育っていくし、あんたいつ呼吸してるんだっていういつもの上口スキルも遺憾なく発揮されてるし(笑)。とにかく、無駄のなさに見とれる。「そうお尻が素敵」の姿勢と目線の持って行き方とか拍手しそうになりました。

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冬祭り始まった2015

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」2015年初日を観てきました。

★★★ネタバレです★★★

大汗かいた…!!!
主にフィナーレで熱狂したからですが、それ以外にもなんか自分これほど緊張する作品てないんだよな贔屓出てないのにね!!!!
キャストのほとんどが初見っていうのも初演以来の体験だし。
「演出面では概ね前作を踏襲かな…?」とか油断するとガンガン不意打ち食らうし。セットも同様ですし。

やあやあ全開で楽しみました。以下キャスト中心に雑感モードで。

■父上
父上はもうごじゅうく・綺麗なヴァンパイアになった…(字余りすぎ)
いや、もう、なんかウツクシサにびっくりしました(^^;)衣装といいメイクといい、こう、以前の伯爵のドーンとした感じより、宝塚の閣下みたいな青白さが際立つっていうか、でも祐さんだからがっつり男っぽくもあるあたりが。全編、お色直しも鮮やかだし。
歌はもうどれも感涙。「終わりのない欲望」はもちろんですが、スカーーーンと持ってかれたのが一幕ラスト。後述のアルフで「どんな場面だコレ?!」と思わないでもなかったんですが(笑)なんでもいいや持ってって伯爵!っていうパワーと美をこれでもかと見せつけてくれました。
そしてフィナーレ・ラスト!!!「やったぜ!!!!」と叫んでしまった(笑)。あれ観たら今回出てない人きっと悔しがる(笑)(笑)。

■アルフ
あほの子アルフは愛せるアルフ(韻を踏んでごまかす)。いや、歴代最も、その、なんていうか、その…!!!
「おいなぜそこで笑う」「君大丈夫か、ホントに大丈夫か」「一幕終わりでその表情って何だ、話終わっちゃうじゃん…!(笑)」とかのたくさんのツッコミが、最終的に教授への「100年も一緒に居てくれるんですかー」で吹っ飛んだ(笑)。もういい、君はそれでいい。
しかし衣装がしましまなのはどうなんだ(^^;)可愛い、可愛いけど「悪夢」の影アルフもしまじろうになってしまうデンジャラスに気がついた時の衝撃。

■サラ
素直に「少女!!!」これ意外と新しい。
「もうお風呂になんて、入らないわー!!!」で紙テープ投げたくなったブラボー。
フィナーレの衣装もめっちゃくちゃ可愛い。
ツボ場面は改めて。

■ヘルベルト
予想の斜め左を行く上口テイストでした。
「Ah~Ah~Ah~」でまず呼吸困難。うますぎるわ!!!(スタンディング罵倒)(絶賛)
「父上もね…」(上っ張り脱ぎ)「思うんだ…」(髪クリップぱさあ)と「FOR YOU!!!」だけでほぼ果たしてもらった感じですが、反面あまりに人外すぎて怖い怖い怖い。教授に撃退された時のポーズとか下手すると家庭に棲みつく黒いインセクト。禅教授の沈黙が完全にコックローチ吹き付けて「まだ動くかな…」と見守る時のあれですいませんやめます。
「恋をしているなら」はこう「リードの上手い踊り手は初心者もガンガン躍らせられる」っていうのコレかと(笑)。長男が「僕と踊ろ!」だとすると三男は「君は踊るんだ。」なんだな(笑)。
総合的なイメージで言うと「人間じゃないんだけど長男の人間じゃなさとまた違う」こう、ヴァンパイアって普通もと人間だと思うんですが上口ヘルベルトはこの形で「発生」してるんじゃないかっていう。父上の息子とか養子とかいうより、気がついたらいた森の精霊かなんかで、もしクロロックが死んだら跡とか継がずに煙になって消えそう。
一幕ラストの出方とかもすごく良かったんですが、いかんせん衣装のインパクトで記憶が半分ない(笑)。「あーこれ長男が大好きな某バンドの人だ」とか「長男が美形とすると三男はビジュアル系」とかいろいろ思ったには思ったんですが…ああ、巻き戻して見直したい真夜中のグラサン。
なお舞踏会は完璧。貴族調というよりはやっぱりカッコイイ人外なんだけど、サラに笑いかけたりアルフに近寄ったり、この存在なりの居方だなあと。何より伯爵と完全シンメトリーで「交流」してるところでヒャッホォォオオイと。

■マグダ
実はMVPはこの人だったり(笑)。曲名あとで入れるけどシャガールの死体に駆け寄るところとか歌い上げとかむっちゃくちゃカッコよかった。

まだいっぱいあるけどとりあえずここまでー。

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2015冬キャスト

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」2015キャスト発表に踊る今日でございました。出てねーのに。

…前回もそうだったけどなんっか盛り上がるんだよね(^^;)もちろんK吾さん出てないから行ったら行ったで寂しい、寂しいんだけど楽しいし燃えるし笑うし引き寄せられるし。

2006年の魔法のような夏、2009年の駆けまくった夏、いずれも忘れがたく。通わなかった2011年も超、楽しかったもん……ロビーとか初演当時より遥かにデコられてて激しく嫉妬したけどな(笑)。イベントも増えてたしなー!!
いろいろ書ききってないレポ一旦置いて、知ってる人の範囲でキャスト雑感。

■さやサラ
来たな!!!早速くやしい、共演できなくて!!!!(笑)
157センチだそうなので愛ちゃんよりちょっと大きい、でも小柄めなサラになりそうですね。アルフとの身長差によっては某場面でジャンピングが発生するわけだが、伯爵との対比の絵がすごい可愛くなりそう。今から楽しみ(^^)。

■平方アルフらちアルフ
なんか「むらさきのゆきしめのゆき」みたいで語呂がいい。(この調子で私のコメントには大体意味がないです)(あとつぶやきの元ネタはピョン吉です)
共通してるのは「結果的にマイペース」ってとこだな(私見)。今のところの想像では伯爵すら煙にまけそうなのが良知君で、ヘルベルトに襲われても跳ね返しそうなのが平方君です。
いや本当にどうなるかなこれ。

■ソニンマグダ
これまた何かの最終兵器みたいな響きだ(笑)。絶対いいと思う、絶対。
たぶんフィナーレで惚れる(確信)。

■上口ヘルベルト
戦闘力高そう。
どこまでも追ってきそう。
そもそもオカマとか擬態でやってそう。
まず間違いなく初見時は私この人しか記憶に残らないと思います(笑)。ああ嬉しい嬉しい嬉しい。いや、課題はあるよ??「超常」はあっても「妖しさ」の表現では未知数だとか、キビキビスキルと優雅さは相性としてどうなのかとか、ネタが細やかすぎたり動きが速すぎたりリアクションが鋭すぎたりして後方席に気づいてもらえないんじゃないかとか(余計なお世話だ)。開幕したらゴメン、多分いろいろ言う!けど絶対面白いと思う、いろいろ覆してしまえばいい、あうぁーたーのーしーみー。

続投チームも新メンバーも今冬、お祭り盛り上げまくって下さることと。

…ところで公式ツィートの「リー君ください」に反響はあったのでしょうか(笑)とりあえず「コウモリ」「おもちゃ」で画像検索したら可愛いのいっぱい出てきてびっくりした。
これ近そう。

アマゾンで約10ドルか…。いや、送料で倍かかるか…。

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ざはかたざ

三連休のまんなか・快晴。今日は映像探索にはもってこいの天気だ(YES小さい頃おこられた主なネタは「外で遊びなさい」)。
というわけで年末大掃除で発見に至らなかった数年前の「ザ・博多座」をサーチ。その節世話になった方に遠くから手を合わせつつ、なんか関係ないもんもいっぱい出てきた。

■2005年10月
すごいねコレ芳雄くんとあっきー両バージョンで「Mozart!Mozart!」の映像入ってるし。またそれが「か(と)れの(わ)おん(に)がく(か)にひ(が)そむ(や)めに(く)はみ(し)えぬ(ん)しん(じ)じ・つ!」から入って「Mozart!」!でヴォルフアオリでバターン!(これは芳雄くん)でカット、ていうこれまたすばらしい映像の切り方。画面で見るとちぃーーーーさくてもまがまがしい、左の上のほうを凝視しているお約束な自分。2010年の段階下がりはまだ登場してないけれど、やっぱ最後の「Mozart!」ののめりハンパないね。
あ、いや、インタビュー映像とか普通に「モーツァルト!」の紹介として秀逸なハズです(ピンポイントでリピート繰り返した結果きょうも「はず」どまり)

■2011年9月
去年になってしまったなあ夏。
宣伝に使われる画像は東京のものだから、これを見た時期は実にほろにがかったんだけれど(もちろんハラシンさんのファンの人も寂しかったと思うし)、しかしそんな気持ちもチケット募集バックに「小僧オレが相手だ」が入ってるのを発見した瞬間に吹っ飛んだものです。もうコーナーのラストだからBGMは「ひとりっひーとーりっ」でお姉さんの解説が流れてて、画面にはびっしりチケット申込み方法の字幕が出てるんだけど、その向こうでガシャンガシャンガシャンと鎖を切る三銃士+1の後ろ階段を登ってく眼帯。「俺が相手だ!」から大ジャンプ→対峙→剣持ち替えターン→飛び込み避け→銀橋走り込みカーン!のところで映像アウト、と…。音声消して脳内BGで反芻しまくった。もうホントに映像の切り取り方がね。

■2009年9月
主目的。「すべてを奪え~!!」アオリを探してただけなんだけど…だけなんだけど…なんだこのヘルベルト映像が徐々に徐々に増えていく8月→9月(笑)。
最終形態は
①番組オープニングのバック映像が「(上手のマグダから下手へ流れるカメラとともに)さ・あ~しょーた・い~し・よ・お~(リフレインの後半からヘルベルトにロックして)全てを奪え~~~~!!(あのポーズ)
②祐一郎さんのインタビューで「僕の息子のね、ヘルベルトっていう。おカマですし」みたいなこと淡々と語るバックであの伝説の「ちっちゃいの・ちゅうくらいの・おっきいの~!(三段飛び)そしてパラダイス!!!」が流れ
③↑などのバスルーム映像で思いっきり笑わしといてキャスト紹介のバックは再びフィナーレでキメまくり。

というお宝ぶり(これだけ充実してるとマントエスコートがないのがむしろ不思議なくらいだ(笑))。実際、現地で本編見終わった後ですらロビーで見とれちゃった映像だもんなあ…。

というわけで満喫しました。
しかしマジ勿体無い天気なので日が暮れる前に外に出よう。

もう暮れてるわー。

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冬のお祭り

22日に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観て来ました。
クリスマスウィーク。黒マントスタッフが倍増してて楽しかった&ツノつき女子は可愛いなー(笑)。ウワサの光るブレスレットは早く折りたくて仕方がなかったけど、期待通りすっごく綺麗でした。

■育アルフ
ヴァンパイア初見だったら惚れたと思う…がバランスが取れすぎてて物足りないとか思っちゃった自分しみじみワガママだなーごめん(^^;)。
好きだったのはしょっぱな、客席を縫って歩いてきて、一度うしろを振り返るところ。ハッとする綺麗な顔、眉が髪に隠れてちょっとコミカルな感じになってる、でもすごいナチュラルな不安を孕んだ目つきでふっと後ろを見る。おぉぉ、これヘルベルト(初演)なら恋する、絶対一目惚れする!と思ったもんです(笑)。(馬場ヘルはどっちかというと食欲が勝ってると思うん、だー(笑))。
そんな男前アルフはしかし、お城に行ってから怯えてるのか怯えてないのかがちょっと腑に落ちず。泉見アルフは「怖いけどサラのためにがんばる(でもハタからみると危なっかしい)」浦井アルフは「怖いけど怖いけど怖いけど怖い怖い怖い(中略)でもサラのためにが…でも怖いですプロフェッサァァ(ハタから見ての通り)」、なわけで、いっぽう山崎アルフはなんか逞しいっていうか、明らかに「本当は出来る子」で自分もそれをわかってるように見える。だから教授との関係がよくわかんなくて、掛け合いがなんか釈然としない。棺桶やヘルベルトのとこの逆ギレっぷりはすごく納得いくんだけど(笑)。
あとは伯爵との関係だなあ…一幕ラストの伯爵の歌い上げ「その手で…」で、確実に心をそっちへ引っ張られるのってアルフのデフォじゃないんだなあ。「彼はもう私のもの」に至る大事な伏線だと思うんだけど…。

■金髪効果
髪型のせいと動きのせいで出来ゴコロ発生(^^;)開次君の「悪夢」は伯爵の化身っていうよりヘルベルトの化身みたいだな…なんて思いながら見てたらすんごいワクワクしてしまった(笑)。「ぜんぜん興味ないね」と言いながら大塚サラと踊りまくってた贔屓ヘルもなつかしく。
YOUYAさんのねっとりした色っぽさとはまた違う、原始の妖しさって感じで見てるだけで嬉しかったです。長髪超カッコイイんだけど髪に注力しちゃうから「欲望」のほうでは懐かしいツンツン頭バージョンも見たいなーなんて思ってしまった。

■初見のときはいっぱいいっぱいだったので
あんまり振付把握できてなかったんだけど、あらためて見るとまた凄いね、「恋をしているなら」(^^;)。あの曲をどう作っていくか、馬場ヘルベルト&今回アルフなりの凄い試行錯誤があったんだろうな。そしてあの人はあの人でそうだったんだろう。そもそも「パラダイス」は別に歌詞じゃないからね皆さん(誰に言っている)。
教授の指十字架にのた打ち回り、十字架がほどけても暴れ続けるヘルベルト…「おい息子!息子!終わってるから!」って言われてのっそり起き上がって、「…知ってるし!」とキレて去っていくんだった(笑)。ああ若い←

■大進化
今回うわーすっごいいいねーと思ったのがマグダ&シャガール。二幕の場面ではいつも、お墓を片付けるクコールばっかり見てましたが、今回はシャガール&マグダの踊りが可愛くてガン見してしまった。前はあんまりマグダがシャガールのほうを見なかったんだけど、今は「なんて可愛い」が腑に落ちる仲の良さ。
あとコングさんのシャガールが、去っていった教授とアルフの方角にむかって「うるせー!」と叫んだ時は目からウロコがおちた(笑)そーかシャガールはうるさくて目が覚めたんだ今まで気づいてなかった(考えてみると自分が鈍いですが(^^;))。
ジェニファーマグダすごく良くなった。一幕の歌い上げでゾクゾクしたし…とはいえ血を吸われるとこはやっぱシルビアが好きだなー。いわゆる「痛い→恍惚」に変わる瞬間をいつもオペラグラスで見てた。フィナーレは初演の宮本裕子さん、ヘルとのシンクロぶりが大好きでした。

■客席のご長男
なんかフツーにいらしたので笑ってしまった幕間。なんでそんな端っこにいるんだ。カテコ中とか気になって仕方なかったです…バンバン両手を上に上げて叩いてたっぽく、ふううって感じで最後に着席するとこだけ目撃した(笑)。背ー高い人には腕輪のキラキラの海がさらによく見えたんではないかと思われ。
希望としてはサラ看板にぜひ挑戦して欲しかったんだけど、ないか(苦笑)。

今頃、千秋楽が終わってるかな。
結局今期は二回のみとなってしまいましたが、客席、プロモーション、ロビー、各種スペシャル、終演後のクコール(笑)等々とっても楽しくて、ことごとく嫉妬しました(大笑)。ほろ苦いな、いろいろ!!!!(←本音)
知念サラが観られなかったことと、ダンサーさんを個別認識するに至らなかったのが心残り…いやもう悪夢だけでも何十回リピートして観たいと思った(笑)。

2011冬祭り、大阪でも盛り上がりますよう。

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