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新生男子部2018空

「宝塚BOYS」2018年、チーム「SKY」を観てきました。

SEAとはまた違う雰囲気だろうな、と思って臨みましたがマジ全っっっっ然違ってた。
キャストは若い人が多くて、経験者5人(ただし配役的な続投は星野のみ)だったSKYと違って全員、初登場。
演出も結構違う。もとから「宝塚BOYS」はでる人の組み合わせでドラマが変わる面が大きいですが、今回は7人の空気みたいなのがSKYとSEAで全然違ってた気がする。

■上原金蔵(永田崇人)
テンパってテンパって、泣きすぎると笑っちゃう。笑いすぎて泣いちゃう。笑いと涙は表裏一体。ただ懸命に生きているのです。そういう上原にとことん感情移入できた。
プロローグからラスト「戦友の墓前に胸を張って報告したいと思います」まで、上原の原体験と筋がしっかり通ってて涙した。怖くて怖くてうずくまる、でも戦友が発進するところで飛び起きる、っていう動線とか。山田が特攻隊だと聞いてちょっとハッとしている空気とか。「特攻隊ですか」が話のキッカケというより、上原だから自然に出た台詞なんだなって思ったの初めてですよ…。
リーダーとしての無力感は全編、骨まで染みとおってるのがわかるから、「もう大将と呼ばないでください」がむちゃくちゃ刺さるし、自分のハガキから全てを始めてしまった、そういう責任をもずっと引きずってるから、池田さんの「この俺だ」が効くっていう…いや、こういう脚本だったんじゃん…という衝撃。
全体「上原!」「あぁそれ、上原!」と心で叫びまくりました。
とか悲壮な話ばっか書いたけど、弱い上原としてのチャームも全開で楽しかったです。印象に残ってるのが「1時半です」のくだり。星野がいい加減に寝たらどうだって怒鳴られてぴゃーっと逃げるけど、仕切ののれんのむこうまで待避して、のれん被って「好きにやらせてください!」…ってその手があったか!のれんが!(開眼)

■竹内重雄(溝口琢矢)
歌が好き!綺麗なものは綺麗なんだ!あと歌が好き!
イエーイ竹内だ(笑)。より正確な印象としては竹内リリィというか(何を言っているんだ)、少年のまま兵隊になって、現実の中で理想を通すことで正気を保ってきた、ポテンシャルは随一だけど天然かつ謙虚、そして正直。
「歌いましょう!」がほぼネタ台詞化するほど定着していたのは嬉しかった。フられた長谷川がえんえん泣いている、そのままシーン転換…っていう際に「歌いましょう!」が聞こえてきたのには爆笑したし、スパニッシュでも「歌いましょう!」が入ってたのにも頷いたし。もちろんそれは突っ伏した竹内の「春すみれ咲き…」で昇華するわけで。(あそこで決壊する池田さんってのも凄い、忘れられない絵です)
弱点はあれだな、可愛すぎて「マリーが成立してしまう」っていう(笑)いや、初代もそういうとこあったけどなんせ体格が立派だったからハセが笑い出す流れにいけたんだけど、溝口君ふつうに似合ってるから「なんかへんですよ」の台詞が微妙に。
マリーと言えば以前あった「竹内さんてもしかしてそっちの世界の人?」がカットされたことはわりと自然に感じました。ああ私達も変わってるんだなと思った。

■長谷川好弥(富田健太郎)
馬の足のくだり、さらに長くなったなあ(笑)初日に健人君Verで見たとき(後ろのお姫様を)「見なくていい!!」が面白すぎてこれ畳みかければいいのにと思ってたんだけど、それもこれも詰め込んでめっちゃ長くなってた、馬…お疲れさま。ちなみにこれで「馬に乗ったハセ」は自由君ただ一人ということになった。
「芝居がしたい」ハセの素直さと、なんだかんだ男子部のムードメーカーである居方がよかったです。
太田川のこと「おーちゃん」って呼ぶのは衝撃だった…そうか、太田川と同年代のハセ…これ無限の可能性じゃないですか(立ち上がるリピーター根性)(遅すぎる)。

■山田浩二(山口大地)
山田は可愛い(もういい)。可愛いし、やさしい男なんだよ…。
テンポがゆっくりというか丁寧なお芝居するので、ああこいつ繊細なんだな、というのが全面に出てる山田で、なるほどなあと思いました。つくづく星野の形態模写可愛い。部屋の扉をバァンと叩かれた後そっと閉めるのも可愛い。 タケちゃん気遣うのも太田川気遣うのも可愛い(「近頃稽古も休みがちだしな」とか「あいつ銭湯には一人で言ってた」とか新旧問わず「えっ何おまえ細やか」ってなるんだけど、それがしっくり来る)
マルコと少年の別れを寮で練習する場面は、再演を重ねるごとにディテールが細かくなってきた敷居の高い(であろう)シーンですが、いや最高だった(笑)排気音といい去っていく電車といい、お見事でした!
芸名「未来かわる」は忘れられない(その手があったか)

■竹田幹夫(川原一馬)
若さ、おとなしさ、爆発力。主張はしないけど漂う余裕。
すごく良かったです竹田。あんな「運がいいとか悪いとか」の響きは初めてでした。叫ぶ言い方をしたところも、普段おちついてる竹田、一人で泣いていた竹田だったから凄い刺さったし。
男子部解散を聞いてる間、ずっとほぼ無表情でたたずんでたのに「ぼくらは宝塚歌劇に」っていう長谷川の叫びに食い気味に「そうです!」って叫ぶところも。
呼び方は「タケちゃん」「コウちゃん」で着地。こっちも山田とほぼ同年代っぽかった。
なお「女性だけで100年順調に行ったりして」に「100年」が入ったのは100周年をすぎてからの脚本改変だったと記憶している(豆)。

■太田川剛(塩田康平)
今回いちばんのインパクトは終盤で襲ってきた。若い太田川。
戦争の話題になると居づらそうにする、というのは太田川のデフォですが、こんなに素直に「あ、イヤなんだな」っていう表現がでる、はっきり言うと子供っぽいとこに「おぉぉ?」と驚かされ。なるほど、そうかと。太田川って世間ずれアピールしてるけど(今は竹内メトロノームに気をとられて客席がそこに気づかないっていう罠があるんだが(笑))実際は弱みありまくりで、ハキハキしてるけど実は病弱、強がりばっかりで人に頼るのもヘタ、というキャラなわけで。
本当は引け目の固まりでナイーブナイーバーナイーベスト。浪速のさびしんぼうとはよく言った。
なので、終盤の稽古場での場面が胸にザクザク来ました。「何のお役にも立てずに死んでいくんか!」でこんなに泣いたことはない。

■星野丈治(中塚皓平)
「なんで西郷どんが宝塚に」と思ってたし幕間に「あ、皓平君か、道理で腕キレイだわ」とかやっと認識したし、それでもぶっちゃけボレロのセンターに至っても「綺麗だぁ吉之助さぁ」とか思ってた場違いな客でしたすいません。こんな私ですが叫ぶ。「星野よかったよ!」とさけぶ。
前の人たちいずれともキャラは違うんだけど、あえていえば初演の人に近いなあと思ってたりする。異論は認める。
星野って「俺はプロだ」って念じてる人だと思うんですよね。実際プロだけど、「お前らとは違う」って、思い上がる意味でも責任感を持つ意味でも思ってて、ゆえに自分から一線を画してる。そういうとこがガンガン見えるのが嬉しかったです。(ちなみに後半で「実はこいつこそ若造」感がガンガン出てくるのが初代、大人力を増してくのが皓平星野)
「この世界は残酷だよ」っていうくだりのギラギラもすごくよかった。「出演おめでとう」って上原、長谷川にそれぞれ目を合わせて言う、そして上原の肩に手をかけて、もう片方の手で竹内・山田・太田川、もう一回竹内(!)を指さして「…気をつけろよ」
最高だね(笑)。ここまでやっちゃうから、たぶん詫びのニュアンスも込めて竹内に酒を勧めて「足の引っ張り合いは当たり前!」に繋がっていくんだろうなと。
つくづく惜しいよなあニ幕の竹内の「星野さん、男子部をやめないで下さい」のカット。
竹田への優しさも初演以来だったなあ。「帰ってくるって!」って星野が言うのいつからだマジびっくりした。

一幕を観終えて愕然としたのが、あ、この感覚は初演の感覚に近いんだなという気付きでした。今回のSKYチームに共通してるのが「青さ」「余裕のなさ」「せっぱ詰まった感」「シャレのきかなさ」「こなれなさ」というのか(笑)…これがねえ、なぜか胸を鷲掴んできまして。
「新鮮さ」が全面じゃないんだ。フレッシュだから嬉しいんじゃない、ただ単に「宝塚男子部が懸命に生きていた」っていう空気にあの7人がストレートにはまった、そういうことだったんじゃないかと。
この人たちは、戦後の青年たちなんだというところ。
それぞれ傷つきまくって経験も重ねすぎてるけど、年齢的にはむしろ幼い、ナイーブな若者達だったんだんだというところ。
「僕らには、夢と希望と憧れと、大きな不安がありました」
「ただ、懸命に生きていたのです」
この辺の切なさ、ほとばしる実感は初演以上だったかもしれない。
そんな感動でいっぱいになった"SKY"でした。ありがとう。ありがとう。

(まあ「若かった僕らも少しずつ年をとり」に説得力がビタイチ出なかったという弱点があったことは認める)(蛇足)

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新生男子部2018海

「宝塚BOYS」2018年初日、チームSEAの回を観てきました。
旅行で間が開いちゃいましたが、雑感なぞ。ごめんかなり長い。そしてうるさい。

やあ、もう、いいなあ、この作品。初演再演に通い倒し、キャスト変わってからはそのキャストでどんなに見え方が変わるかにワクワクしてきた作品です。続いていく限り観ていきたいなあ…と思っています(要約終了)。
4演目から5年ぶり(!!)のキャスト&ネタ別雑感なぞ。

■上原金蔵(良知真次)
髪型が魔法のようだった。頭下げるとバサーッと下に落ちるんだけど上がるとベタ塗りのようにぺたーっと収まる形状記憶ヘアー。
前回のとんがった竹内は良知君のキャラがバシッとはまった感があったんですが、よわよわ上原も良かったです。いい感じにウザい。面白い。才能はあるのに、いつも哀しい。
それがフィナーレでキラッキラの踊り手になっちゃうところは前回同様(笑)。

■竹内重雄(上山竜治)
「なつかしーきー外つ国のーー!」カットインで爆笑。メトロノームでげらげら笑い。「家が電気屋で」でもうなんなのこの人ってなる(笑)。それが「綺麗なものは」でヒュッ!と違う顔を見せる。いいねえ竹内竹内。もと竹田の竹内(この字面がまぎらわしい2018)。
ただ、後半の上原との微妙なリーダー争い(争う気はないけど結果的に、ってとこ)がよく見えなかったのがちょっと心残り。脚本上の竹内の描かれ方って微妙で、「上原がリーダーたらんとして時に空回りする中、他のメンバー(特に星野)から見ると影の実力者として竹内がいる」みたいな感じで、その、みんなの精神的な支柱だった竹内が最後にぶっ壊れちゃう(そこへ上原)、という構造が見えるのが理想だったりする。この辺を公演の終盤でも観て確かめてみたかったな。
恋文事件のくだりの凹みぶりと、星野の「気をつけろよ」で生まれる緊張感がすごくよかった。あと、赤いものしりとりでのミキオとのやりとり面白かった…あれ思えば新旧竹田対決(この字面がどうでもいい2018)

■長谷川好弥(木内健人)
序盤ではサブキャラっぽく、馬の足あたりから徐々に役割が見えてきて、気が付けば「お前か!」「やっぱりお前か!」って馴染んでいく。ニュートラルから「長いつきあい」へ。男子部全体の雰囲気を象徴する。個人的には7人の中の要の役どころだと思ってます。
恋文事件で最初ちょっと後ろめたそうにしてて「手紙」と聞いて「あ、それならオレじゃないな」という反応してんの細かい(笑)。中盤以降は旅役者芸がどんどん生きて、ふられた悲しみも絶妙なスパイスになる。ハセの最大の見せ場は「大目に見るんですかー!」だと思ってんだけど(笑)今回そこもよかったし、その後のジャン役の素直なカッコ良さがね!「こいつ磨けば光るんでは?」っていうキラキラの片鱗。このバランス。なに絶賛してんの私(大事なんだよここのハセの芝居ホント)。
つーか帰ってから愕然としたんだけど今回初参加ってハセと竹田だけ?あのメンツみんな続投組??すばらしいなじみっぷりでした。健人君は歌える踊れる「ザッツ器用」なイメージで、どっちかというと小癪なキャラクターが合うと思ってたんですけど、こんなに「残念な長谷川」を表現できると思わなかった。
ラスト、全員ですみれを熱唱する場面、笑う星野に頭抱えられて泣いてる絵と、フィナーレがハネた後、上原や竹内が前のほうで号泣している後ろを、上を向いて泣きながら羽しょった長谷川がゆっくりと歩いていく姿が心に残りました。

■竹田幹夫(百名ヒロキ)
過去の呼び方はミキちゃんとかタケちゃんとかいろいろでしたが今回は「ミキオちゃん」から始まっておおむね「ミキオ」でしたね。
「自信満々」っていうより「現代っ子」って感じのふてぶてしさ。なんだかんだ自信はあっても空気は読めるのが竹田の役どころだったと思うんですが、どこまでもマイペースの百名君も違う味わいでへぇぇと思った。フィナーレでの「何でおまえだけモテるんや」に客席から「そうだそうだー!」って同調する感覚も新しい(笑)だいたい竹田って「あ、こいつ絶対モテるわ」的なしゃらくささがあったんだけど百名君、しゃらくささより少年ぽさが勝つので。
そういう意味で、後半でも子供というか、生徒と付き合ってたことに後ろめたさがないのがちょっと惜しかったかな。「竹田が女とつきあってる」が爆弾になりきれてないのにはあれれと思った。(年長組が「ヤバい!」っていう空気出してるには出してるんだけど)

■太田川剛(藤岡正明)
「もと竹内の太田川」っていう字面が強烈すぎて何度も確認しなおしたし、今でもちょっと疑っている(どっちもはまってたから余計に)。おかげであんた本当は踊れるしめっちゃ歌えるでしょぉぉぉとか思わないですんだ(笑)。
むしろいつもより健康そうな藤岡君だったんですけど(私見)、言いたいことポンポン言ってるようで実はいちばんナイーブ、っていうキャラクターは新発見でした。
フィナーレのピルエットへの全員ツッコミ「もうええわ」で笑って、ここで泣いた。えーここ泣く?泣くところ?って自分でびっくりするぐらいボロボロ泣いた。

■山田浩二(石井一彰)
もとミキオの山田(もうええわ)。
山田は可愛いです(総括)。前から思ってただけど山田という生き物自体が可愛さという概念を内包しているのです。演じるキャストによってかわいさのベクトルは少しずつ変わるけれども可愛い者は可愛い。
登場から虚勢がバレてるとこ可愛い。
おかんへの手紙ごまかすとこ可愛い。
ミキオに対する精神的優位性がカケラも感じられないとこ可愛い。
なのにお兄ちゃんしようとするホントの空回り可愛い。
星野さんめっちゃ意識して影から技術を会得しようとしているバレバレな動きが可愛い。
めっっっっちゃ可愛い。

■星野丈治(東山義久)
「ハイ、プロの人来ました!」の緊張感、謎のパフォーマンス。実は他のやつらと同じく夢に生きてるし虚勢も張ってる、おばちゃん大好きで真性のマザコン。最初は偉そうに孤高を気取って見えるけど、うちとけてからはめっちゃ頼れる先輩。
それが東山星野。(初演の人については過去に数万字書いてるからそっちを見てくれ)。
三演目で初めて見たときは他の人との関係、特にこの「先輩」感覚が前の人とぜんぜん違っててほぉぉ!と思いましたが、腑に落ちてみるとこれ、何って頼もしいんだろうなと。「年長の星野さん」としての役どころがすごい安心感あってなるほどなあと思いました。
他のメンバーに比べてやっぱ貫禄があるというか、「終わり」を予感する雰囲気は星野が突出してる(以前は上原・竹内・星野の共有っていう感覚でしたが)。「俺たち、力不足だったのかね」が大人っぽくてなあ。

■おばちゃん
「いいえ、あなたとの時間は私の宝物」で涙腺決壊。蛇口が壊れたように涙が止まらず。なんだこれなんだこれと自分でびっくりした。
初風さんは今にして思えばお姫様のような人というか、かつての女優の姿と今のおばちゃんの生活感がシームレスに繋がってたんだけど、愛華みれさんは「女優であった過去」と「日々を生きる現在」の二面性があるというか、なんか「業」っつっちゃうと大げさだけど、「かつて夢を失った」感があのマリーでずわっっっっと襲ってくる、これがどストライクでびっくりした。

■池田さん
「芸事には門外漢だが」が普通にしっくりくる、ああサラリーマンなんだな、っていう導入部分(山路さんだとここで「えぇーほんとでござるかぁ」が入る)、徐々に、この人、実はものすごく熱い情熱持った人なのでは?っていう正体が現れてくる。
そういう親父さんなので、スカッとした言い方の「俺だってまだ夢の途中だ!」がみぞおちにドーンと決まった(笑)。
すみれを歌いきって男子が散っていく、稽古場が消えて大階段が迫ってくる、それを池田さんが立って見回す。この空気がホントに見事でボロボロ泣きました。

■フィナーレの話
初演の頃の「宝塚BOYS」のフィナーレって「宝塚っぽさ」が大きかったというか、「あの夢の世界を男性でやるとどうなるか」っていう見せ方だったと思います。キラキラレビュー空間を「男性が」作るっていう。
で、キャスト変更を経て四演で「おぉ?」と思ったのが「彼らっぽさ」昔でいうと太田川ぐらいしかやってなかった「自分の味出しまくり」をそれぞれがやるようになった、「男子部」がレビューをやっているという空気感。
今回のキャストではこれが凄くはまってた。わりと「ザッツ昭和」というか、宝塚レビュー的な意味では男臭さ、言っちゃえば生活感を持つメンバーだったと思うんだけど、これが、山田は山田らしく、ハセはハセらしく、太田川は太田川らしく、っていう居方がすごく面白くて。「タカラジェンヌのレビュー」とは違う空間、だけどこいつら愛してるって思える、そういう舞台。(で「さすがにどうだろう」っていう絶妙なタイミングで「もうええわ」が入る(笑))。
そんなわけでボレロでぼろっぼろに泣いてしまった(笑)。「キラキラ」と「ワクワク」っていう違いはあるけれど、舞台に立てる喜び、嬉しさ、夢の空間っていうありかたを見せてもらえたのが嬉しくて。

大好きです「宝塚BOYS」。ずっと続いていくといい。

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ぶらざーすとーく2013

「宝塚BOYS」みてきました。

開幕から一週間、本編さらに濃くなってきてて嬉しかったです。笑って泣いてワクワクして、一人ひとりの役割がきっちりと腹に落ちる、素敵な回でございました。

えーと素人目にもすっげえ張り切ってると思えた某君、死ぬまで寝るなァぴっしゃーんで思いっきり上原君の部屋の鴨居のグラビアを落っことしたり(昔いたよねえ勢いつけすぎてドア閉まらなくなっちゃった人)、新芸座の練習でやたらオモシロイ振り付けを披露して爆笑をさらってしまったり(伏線)、いろいろ全開でござった。私の周りズラッと中河内君のファンっぽかったんですが「マサすっごい気合入ってるよねー」楽しそうでよかったです(でも「マサは借りてきた猫だろうし、リーダーは司会とかしないだろうしー、吉野さんが仕切ってくれるんじゃない?」そんなワケねえのです(心の声))。
まあでも実際は全員が凄かったんじゃないかとは思う…ラスト手前で池田さん担ぎ上げた拍子に全員ですみれを間違えたぐらいには勢い先行。(よく復旧したな、あれ)

で、アフタートーク。

舞台にはイスが3つ。
帽子を目深にかぶった三代目。ドア開けてクールに登場、鏡の前で例のデモンストレーションしてから下手側に着席。
(間)
帽子を目深にかぶった初代(ジーンズ&カーデ&さらさらストレート)。ドア枠にもたれてあのポーズ、鏡の前で足元さかさかやるアレ(わかる人だけわかって)。ちょい乱れた髪の上に帽子を乗っけ直して中央の椅子へ。めっさ伸ばして脚を組む。お互い無言。
(間)
帽子を目深にかぶった二代目(なんつうのあの服装。カジュアル)。ドア枠と後ろの壁を使って、なんだか人類からかけはなれた関節の動きを披露。鏡の前でもやるだけやってから上手側の椅子へ。(初代・微笑。三代目・どーしよっかなー。)
当然・挨拶は全員「星野丈治です」

(そういえば一昨年だったか東京会館で「こんばんは星野丈治です」「こんばんはジョージ・星野です」「二人合わせて!」「アンジョルラスでーす!」っていう漫才的ななにかを見たような見ないような。)

「とゆーわけで!!!」てヤケクソ気味の三代目のコールで始まったアフタートーク。
えらいのが二人観に来て今日「どうでしたか」ニヤニヤ義くんと「どーでしたか」ほやほやK吾さんに
「ヤだよ!!!!!」
と全身で叫んだ中河内君、ヤですよすっげ緊張しますよこんな、だってこんな(指差し)大先輩が観てんのに…いきまく姿にお疲れ様とつぶやいた(笑)。

初代はトーク時によくあるほやほやモードでしたが、いかんせん今回は役割的に長男なので少しは仕切りに回ると周りは期待…してないだろうな(^^;)、実際いつもよりさらにリラックスしていた(爆)。結構率直にその日の芝居に感動してほめたたえようとしていた(ように見える)初代でしたが、二代目がもう完全ニヤニヤ畳んでやるぞモード入っていた(ように見えた)のに乗っかっちゃって(笑)、三代目の逆襲に乗ったり二代目の復讐に乗ったりと、たゆたゆしていた。いまだに腹筋痛い。

話題いくつか。

今回、歌も踊りも元から経験のある人が多くて、鈴木由美さんから「つまんない」と言われつつ立ち上がりがかなりスムーズだったんだそうで。初演ではいわゆる吉野塾で始まる前も終わった後もひたすら稽古してたよ、て話題になり(ずっと「星野塾」って言ってたけどヨシ君の言う通りどっちでもいい(笑))、あれは怖い、どんどん目が怖くなってリアル星野になる…って葛山信吾さんが東山君に言ってたとのこと。ちなみに東山君は「信吾さん」でK吾さんは「かつらやまくん」。これ重要(笑)。

馬に乗っちゃった長谷川には二人とも大喜び、前足と後ろ足のエレガントな足運びには初代がバカ受けしていたんだそうで(笑)。あれは画期的だよねえ…あおちゃんの定位置がやっぱりあそこなんだ、というところに嬉しがる奴可愛くないですか(捨て置いてください)。余談ですが長谷川君は恋文事件のくだりの後でモノローグ→そのまま寮の場面→そのまま馬の脚練習、なので一幕超・出ずっぱりなのが初演からの伝統です。

経緯がサッパリ思い出せないのだけど、東山君が何かを言い間違って(たとえば「俺の役と圭吾さんの役と」→)「俺の圭吾さん」って言っちゃった→えぇぇ?!リアクションかけるガウチ君に人差し指立てて「マサ、しーっ(今本番中だから)」「(えぇっ二人そーなんすかコレっすか)(親指立て)」瞬時の小芝居成立に、世代を超えた星野君たちのアドリブ力を垣間見た。ところで会場、盛り上がりすぎ(笑)。

一幕後半、馬の脚練習の後、星野が鏡の前でダンスの練習をしている場面。両手をクロスしてちゃっちゃっちゃっ…みたいなコミカルな振りで笑い取ってただろうお前、みたいな指摘をする東山君。ガウチ君いわく新芸座でお笑い系のバックをやる練習ですよ!とのこと。あの当時で新しい感じを出そうと思って…ていう抵抗をいじったり実演させたりの二代目が「圭吾さんあそこどーでしたか」と振るも、初代はやっぱり覚えてないなあ…とくつろいでる(笑)。「俺はね」と立ち上がるヨシ君に「やりたいんだ」「やりたいんですね」。
えも言われぬ新しさを見せてくれた2010星野さんの踊りは文章では表現できねえ。しかし執拗にハードル上げながら迫る(ここだけは協力し合っていた)二代目三代目に突き上げられて踊るジョージ2007、…こんな?…こんな?って次々飛び出してくるあっ軽いステップに「新しいですよ!」絶賛と爆笑を集めた(へたりこむガウチ君)。
三人で踊るがいい、新芸座。

本編ラスト、みんなで稽古場を出る時のわきゃわきゃ、昔は太田川がサクマ式ドロップス配ってたし、東山君の時は梅干し配ってた、今回あれ何やってたの?っていう話で。まずグーパーで人数分けてからじゃんけん、というのに「何ソレ!東京はないそんなの!」「関西の話ですから…」とわきゃわきゃ。いや、東京でも普通にあるよグーパー。
ちなみに私が観た回、二回ともミキちゃんが負けたんですが仕様か偶然か。

最後は中河内君がメモを出して今後の告知。…みごとに読み上げモードの告知(笑)。すっごいツッこみたそうに先輩二人が半笑いで、それでも座ったまま黙って見守る中、最後の最後に「シアタークリテで」言っちゃってこのトークを通しての三人星野のすさまじいまでの噛みっぷりを見事に締めくくった。(二代目/サジ投げた感じでがくーっ 初代/ガウチ君の背中に手を添えて退場未遂)。

そんなこんなで。
期待はしてたけど話題っていうより「動き」が多かったアフタートークでした(笑)こういうのまとめてDVDに入れてくれたら最高にいいと思うんだけどどうでしょう。
K吾さん「五年経ってるから忘れてるなー」とたびたび言ってましたけど、なんだかんだ骨の髄まで星野丈治だなと思った(笑)。登場にしてもダンスにしても、おばちゃんや作品への愛情にしても、いろいろしみこんでるのが見て取れる。
我々も、いつまでも好きだよー。

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四代目キャラとーく

「宝塚BOYS」初日の書き殴りを読み返して反省した。いきなり重箱トークで失礼しました。通い倒した再演版から5年、「新生」の再々演を経て、いろいろこの話が自分の中で落ち着いたのか、今回はかなり客観的にみられるようになってたみたいで。再び一新されたメンバーを観てみると、あらためて過去バージョンの特色もくっきりしてきますし。なので、なんか全力で自分の観たいところに集中して掘り下げて…っていう完全リピーターモードに入ってしまった、 初日なのに(^^;)。なんなんでしょうねこの芝居の威力って。

今日はキャラクター雑感なぞ。

★★★ネタバレです★★★

■上原金蔵(吉沢悠)
一所懸命・空回り、いつもあわあわしている。
でも本質的に大人なので、プライドが勝つってことがないのが新しい気がする。初代上原はけっこうプライドが高かったと思うし、浦井君は逆にいっぱいいっぱいで、でも若くて裏がない感じだったし。
大きな夢を抱いて、皆のことも考えて、だからニンジン話への反応も早い。小林先生への手紙とか、太田川への気遣いとか、しっかりリーダーの発想でずっと働いていたし。ただ同じ発想で動く竹内が常に目の前にいて、「大将ってどっちの?」状態に陥ってしまう。けれど、最後の最後で竹内に対して静かに語りかけられる剛さを表せたのは彼のほうだったわけで。終わりに対しての覚悟なのか、自分で始めたことの最後を畳む意思なのか、いろんな要素があるんでしょうけれど。
最後の「戦友の墓前に」っていう台詞もストーーーンと腑に落ちた。新しい上原、納得です。

■竹内重雄(良知真次)
実力があって、夢があって、しっかりしていて、大人げない。ある意味新しい、ある意味正しい、若い竹内。初代の竹内さんの場合(注:この人だけ「さん」がつきます、なんとなく(笑))、「僕にだってプライドはあります」と思ってんだろうけど全体に余裕があるから、勝手に周りがついてくる感じがあって。星野もそのへんを認めて「竹内がまとめる」っていう皮肉まじりの信頼があった。一方、らち君は軽い二重人格っていうか、表面の落ち着きの裏にギラギラしてる部分を常に持ってて、しょっちゅうそれが表に出る。プライドや反感も隠さないから、わりとしっかり売られた喧嘩を買う(笑)…ので序盤は星野とのつばぜり合い、慣れてからはしっかりお互い認め合う、そんな流れにドラマがあって新鮮でした。初代の頃の竹内さんは星野に「反発」することはあっても「対抗」することはなかったもんなあ。
二幕の「星野さんにやめられては」「…おい」の緊張感が復活したのも嬉しいなー。

■星野丈治(中河内雅貴)
誰が誰をどう思ってるか、がすごく掘り下げられてるこの作品。星野はその辺が一番表面に現れやすいので、場面場面たいへん見ごたえがあります(笑)。前述のように前半は、竹内との火花がバッチバチ。「気をつけろよー」が刺さる刺さる。でもその分、VS山田とかは薄れた感じしますね。
クラスの男子みたいと書きましたが、星野の一匹オオカミ気取り(笑)の度合いって人によってずいぶん印象変わりますね。初代はプロ意識から他のメンバーを「許せない」っていう出発点から、今さらデレようがなくて距離を置くのがポーズになってる感じだったし、二代目はある意味突出してて、普通に立っててもちょっと他のメンツよりお兄さんぽかった。だから今回、「青き春」の台本読む間ぐるぐるする星野が、みんなに呼んでもらって初めて加わる、という「いつも一人でいるけど本当は仲良し」っぷりがかなり新鮮で、面白かったです。
最初に太田川が「絶対関西の人間やない」って振って、最後の最後に関西人だって判明する…というのは三演目からですが、この馴染めてる星野にはあえてその設定いらないかもなーと思いました。いや、去年も特に要らないと思ったけどねこれ(^^;)キャラには合ってるけど伏線が長すぎるよー。
「青き春」カントクぶりもすばらしかった。なお、今期のマリー(一人目)にはむしろダメを出してったほうが面白いと思います(提言)。

■長谷川好弥(入野自由)
他のメンバが引いてるのに、ものおじしないで山田に話しかけたり、誰かしらに目混ぜしたり声かけたり。星野ですら引っ張り込む陽性のオーラ。でも突出しないで、無自覚に全体の雰囲気を動かしてく。…この話でどんなに長谷川が重要か思い出した(なんかあったのか)。
旅役者の息子で芝居が大好きで…の表現もよかったなあ。「待たァせたね」→星野台本ツッコミ、は初演からの伝統ですが(笑)、ここが生きるには前半の歌舞伎役者っぷりがしっかり落ちてないと勿体ないので、山田少年物語とか、一幕ラストのご新造さんおかみさん…が発展してたのは嬉しかったです。モンパリのソロ部分のアレンジもらしくて、いい感じ。
あ、あと馬の脚練習もすばらしかったです。暗がりの中ですっごい高いところにまたがるシルエットに「乗った―ッ!」と拍手しそうになりました。

■山田浩二(小林大介)
人生初の角刈りだそうですが(笑)お似合いだと思います…そして「ZUKAメイク写真で見ると初見の役者さんは誰が山田で太田川で竹田だか分かんねえ」というのは初演からの伝統です(主張。サイト見ても誰が誰やらわかんなくて画像検索で裏を取った初日。パンフ買えって話ですが)。でも色が白いせいか、ふんどしで出てくるときの男くささが薄い気がする。
おかんを思うしぐさとか、兄貴のことを語る時とか、独特の哀しさの表現がお見事でした。
再演を重ねるごとにどんどん発展してく市場のチンピラ・マルコのプチ芝居、今回もすばらしく秀逸でした(笑)。銃声といい舟といい、場面と台詞が見事にかみ合ってたもんなー。それにつけても「ダンサー」が話にどう絡むのかは永遠に謎に終わるんだろうか「青き春」。

■太田川剛(板倉チヒロ)
この人もガラッとテイストが違う。けれど戦争の話への反応とか、表面の明るさとか軽さとか、底に漂う悲壮さとか、しっかり太田川。
ラスト近くの稽古場の場面、普通ああやってぎゃんぎゃん泣き叫ぶ人を観てると冷めちゃうんですが、今回はあの「心開いてピルエット」で絶妙の泣き笑いに持ってかれた。「すみれ」でいつまでもいつまでも泣いてるのも切ないわ…。
初日カテコで「当時の写真をいくら探しても天然パーマの人がいなかった、でもどこかにはいたはず」的なことをおっしゃってましたが、天パかどうかはともかく2007-2008年ごろいろんな意味でくるくるしたダンサーもいたことだし、いいんじゃないかな(笑)。

■竹田幹夫(上山竜司)
タケちゃん→ミキちゃん→ミキオ→ミキちゃんで復刻。
歴代・竹田はなんとなく他のメンバーより一回り下、弟分、て感じでしたが、今回は同年代か少し上な感じがしますね。山田とも同い年か、下手すると年上に見える。「ヤマちゃん」「ミキちゃん」が腑に落ちるし、ハセがいくら先輩風吹かせても勝てる気がしない(笑)。
「運がいいとか悪いとか」の台詞も良かったです。初演以来だこんなに腹に落ちたの。

…それにしてもツヤッツヤだなあ、みんな(笑)。昭和のかほりがそれなりに漂う人、がんばって漂わす人、たぶん漂わす気がない星野、いろいろですが、終盤のこう、ちょっと年もとっちゃった感じの説得力はさすがに、初演に二歩も三歩も譲るなあと(言わなくていい)。
あと結構みんなダンスがうまいのにも苦言を呈したい(大笑)ダンスレッスンがあんまりおかしくないよっ。
あ、今期のボレロはすごく素敵です。表情込みで「夢のステージ」になれたと思う。

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新生男子部2013

四演目「宝塚BOYS」初日を観てまいりました。

めちゃくちゃ興奮した。面白かったー!!!
キャストはまた一新されているので、今日ホントに初見という方も多かったみたいだけれども、キャストのファンの方もそうでない方も、老若男女思いっきり楽しんでた感じがしました。
笑った笑った、泣いた泣いた…。

初演再演オタクで、三演目は2回観ました…ので記憶にある「宝塚BOYS」は少々偏ってますが、そのモードで思ったところをつらつらと。

★★★ネタバレです★★★

とにかく瞠目したのは7人のバランスの良さ。とりわけ上原(吉沢)・竹内(良知)・星野(中河内)の微妙な関係の作られ方。おーもーしーろーいー!!!
以下、私見ですが
初演では 上原(花緑)…空回りリーダー、竹内(葛山)…裏リーダー(自覚なし)
再演では 上原(花緑)…空回りリーダー(自覚あり)、竹内(葛山)…裏リーダー(自覚あり)
三演では 上原(浦井)…空回りしてると自分では思ってる真リーダー、竹内(藤岡)…副リーダー
星野っていうのは↑どっちが偉いかってのをシビアに見て取って、距離をとりつつ真のリーダーを内心で(実は露骨に)立ててるっていう。

対して今回は
・カリスマ性ありありでいつの間にかくっきりとメンバーの中心になってる、キレると怖い竹内とか!!!
・その竹内に露骨につっかかる星野とか!受け流さずに受けて立っちゃう竹内とか!!!そいでいつの間にか仲良くなってるとか!
・空回りと見せかけて最後の最後、本当はこの人が支柱だったって分かる上原とか!
う わ こ れ 面白い!!!いや、初演再演でも星野は竹内をライバル視してる面あったと思うけどさ…竹内さんよっぽど大人だから戦わないから(笑)。いっぽうで三演目は「リーダーってどっちの?」がぜんぜんピンと来なかったもんなあ。

脚本ほとんど変わってない(ほぼ三演目ベース、一部に復刻台詞あり?)のに今回のキャストの個性とバランスで、こんなドラマになっちゃうんだ…というところでもう、ワクワクしてワクワクしてワクワクした。
ハイ楽しみ方まちがってます。でも楽しいよー!ほとんどレミオタの楽しみ方だなこれ(時は流れた…)

以下、ツボどころ個別に。いつも以上に勢いで書いてるのでランダムです。

・冒頭の砲声「戦闘機の出発を見送る」んじゃなくて「砲弾から逃げる」かのような上原。この弱さも伏線だったな、最終的に…、
・回天のくだり。「たくさんの戦友を見送り」でSEで小鳥パタパタッ!が入るのにグッと来た。「宝塚BOYS」の音響効果ってホントたまんなく好き。雨とか電車とかひぐらしとか。
・三代目星野は稽古場の全域を使ってデモンストレーション(笑)。でも牽制の相手は最終的にほとんど山田じゃなくて竹内なんであった。
・ちなみに「牽制」「虚勢」「リーダーどっち」は一幕の最重要ポイントです(私見)
・上原うまい。深い。ぐるぐるしながら結果、見事にかみ合ってる。
・「生徒との接触禁止」のガッカリ加減は全員の見どころです。個人的にここは星野をガン見(笑)
・「つかめねえ竹内だなー!」と思ってたら朝ごはんの場面で豹変した良知君。vs星野面白い!ホント面白い!!
・いやホントに星野と竹内の鍔迫り合いって楽しいな!!!成績順2トップがこの二人なのって初めてじゃないかな?
・三代目も二代目同様「正直、芸名恥ずかしい」と思う派か(笑)。
・「選ばれなかったことが腹にドスンと来ました」もえっらいシリアス。
・ハセのムードメーカーぶりがいい感じ。全員の動きや成り行きに敏感で、明るい声がここぞってとこですごく活きる。
・あおちゃんは新しいステージへ。
・山田おもしれえ。えんかぶしとまた違う方向性。
・面白さがダイレクトに悲惨さに結びつく太田川。これ凄い。
・恋文事件で、はっきり山田を疑ってる竹内。これも含めて、星野と対比されてる流れが多いなー。
・「一時半ですよー!」すばらしい(笑)。ドアぎぎぎに笑った。
・池田さんの風呂敷のひみつが発展している…。
・おばちゃんの部屋ってすみれ寮のほうだったんだ!そりゃそうか!…と一幕、雨音の中あちこち拭きながら出てきたおばちゃんを見て悟った(6年目の開眼)。
・星野君わかりやすいクラスの男子みたいだね…。
・竹田に彼女が!のところで星野と竹内が目混ぜして言葉を交わしてるの再演版以来のすげえツボ。
・「青き春」へのリアクションは何度見ても誰で見ても可愛いねー!!!
・長年ここで可愛い星野を見てきたが(笑)もじもじ三代目の可愛さはまた新しい可愛さだった。カーテンいいね、カーテン(笑)。
・パリーの街角は全員・全開。中でも「そよぐよ!」の上原さん最高です。最高です。(二回)
・ここで始めて竹内のがんばりに対して「どうなのか」と思った(爆)。
・三代目星野カントクはメンバーのあまりの熱心さ(「星野さん!」「星野さん!」「星野さん!」)のせいでたいそう仕事が多い。「認めよう」がキメ台詞です。
・「きっと昔は少女だ」の味の出方も違うねー。凄いねー。
・マルコの劇が秀逸っ!
・「ご苦労様、リーダー」が復活してる…しかし全然ニュアンスが違う…。
・竹田の泣き方にこんなにグッと来たのは初演以来。声の殺し方、ああいう風に一人で泣くってことにすごく、共感した(T_T)。
・「戦友の墓に」の台詞が初めて腑に落ちた…。
・生まれて初めてボレロで竹内をガン見しました。カッッッッコよかったー!!!
・でも歌では全員のマイクが壊れたかと思いました。申し訳ないがどうしてしまったんだ本当に、そのふわふわした声量はいったい(^^;)。
・フィナーレラスト。やりきった上原、諦観と辛さをにじませる竹内、号泣する星野。退場もこの順序。いやもう、今回、何から何まで驚くことばっかりで…。

きょうも書ききれないー。
入野自由くんがカテコで「今回のメンバーでなければ出来ない宝塚BOYS」言ったけど、本当にその通りだと思した。
うー、初代の感想はやく聞きたいなー(笑)来週のトリプル星野トークショー、どんなカオスになるか実に楽しみです(笑)。

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待つ身も楽しいさ2

さて来年の予定がぽんぽんぽんと。

めぐみさんコンサートはなかなか予測しがたいメンバー&前情報なんで逆に楽しみです(笑)。ゲスト1名なのかホントに?(^^;)とするとどういう出番なのか??…なんにしても夏からとっくに先行予約が始まってる状況下なのでチケットも油断ならない。
希望ナンバーは断然「罪な遊戯」ですが出たら出たで欲がいっぱい出そうで難しい気もする…いっそ日替わりゲストに石丸さんとか禅さんとか呼んでランダムにいろんな作品ネタをやるとかどうだ(言うだけはタダ)。

「天翔ける風に」は数年前に一回観たとはいえ、畠中さんカッケェェェェと思ったことしかほぼ記憶に残ってないのですが、なんせ名作かつ面白いメンバーでこちらも楽しみです。「贋作・罪と罰」を今さら観たいんだけどそうそう放映とかないよねえ…。
つぶやきにも書きましたが溜水のモデルになってると思われる「罪と罰」の二人、スヴィドリガイロフはマイベストキャラでルージンはワーストだったりする(笑)どっちにしても怖いぞマジ絶対(わくわくわく)。落合版の漫画やっぱそろえようかなーあれも凄い好きなんだよなー。

そして、出ませんけど見逃せない「宝塚BOYS」四演目。…とりあえずサイトタイトルが「宝塚BOYSフォー」じゃなかったので軽く残念だった(笑)。
新しいメンバーの中、池田さんおばちゃん続投は「当然」と思いつつやっぱホッとしますね。キャストを凝視しつつ脳内の某とめさんが「知らん人です」とつぶやくこと数回、っていう状況ですが、ハンパに予想するとガウチ君が星野かなあ…らち君は個人的にはハセやって欲しいですが山田もアリかも…みゆ君は個人的には山田やって欲しいですがハセもいいなあ…ミキちゃんもアリだ。

…そんなわけで来年のキャストのファンの方で、まだ「宝塚BOYS」を知らない方へ。
誰が誰の役かはまだわかりませんけども、七人が七人とも、全員、なくてはならない重要な役です。出番も見せ場も、ツボどころもびっちりです。ので、安心して来年のスケジュールを固めてください(訳:覚悟しなせえ。フタ開けてからじゃ遅いよ(笑))…あと我々、旧キャスオタクも必ず観にいきますので、入れてね(笑)。
ところで仮チラシ、新メンバーズを指して"NEW BOYS"って「宝塚BOYS」から「宝塚」取ったら何のことやらさっぱり分からんと思うのだがどうか。やっぱ男子部よ、新生男子部。

ところで今日の話題とは(残念ながら)ぜんぜん関係ないですが先日入荷された日高見ブルーボトルがラスト1本だ(笑)。

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もすこし新星トーク

今宵も「宝塚BOYS」ばなし。もう一回は観にいくだろうなあ。この先何回上演されてもきっと観にいくだろうなあ…ああなんなんだろうこの衝動。そら2007年から2008年であれだけ変わったことで印象の変化に耐性はできてる、それにしたって贔屓が出てると出てないとじゃ自分にとっちゃえらい違いなのに、心がこの作品に向かって止まらない。出てなきゃまず観にいかない作品(ラブが時間を越えちゃうあれとか)、出てないことが寂しくて素直に楽しめない作品たくさんありますが、そんな中「宝塚BOYS」はなんかもう、舞台やってなくても思い出しネタだけでごはん3倍つねにいけるというか(^^;)ましてや上演されてるとなれば、燻ってた気持ちが燃え上がっちゃってどうも。

★★★ネタバレです★★★

■リーダー考2010
今回は役者さんの個性に合わせた脚本の改変は少なかったのですけども、前半の浦井リーダーの印象を見るにつけ、これ今年は終盤ももうちょっとリーダーが中心にいく流れでもよかったんじゃないかなあ…と思いました。星野が出て行く!っていう場面で「俺たちの場所なんかどこにもない、そうだろう!」って言われて「…はい」って答えるのが、今年のキャラだったら上原でもよかったなあ…と。
今年の雰囲気だと、上原の空回り感は薄れてたと思うんですよね。以前あった星野の「もう関係ないよ、ご苦労様、リーダー」は考えてみれば凄いセリフでしたが、今回これもカットになったし、いっぽうで竹内も「自然体でリーダー」というより「単体で鋭い人」に見えましたし。「星野さん、男子部をやめないでください!」がなくていきなり「星野さんにやめられては」になったもんでこう、星野が「竹内が頭を下げてきた」に一瞬おののく流れがなくなったなーと…重箱百も承知ですがこういうことの積み重ね(^^;)。

■黒板の地位は出世か転落か
ネタ的にも時間的にも思いっきり膨らんだ「パリーの公園」の再現場面(笑)。やー「エッ・フェル・塔!」かわいいわー。「凱旋門!」からジャンを追い払う今代星野カントクもいい感じだ…「きっと、昔は、少女だ」の台詞でも新しい感動をくれたし。しかしハセ簡単に笑いすぎだぞー(小言)。
それにしても一幕の伏線(「あんたは女に興味なさそうやなー」らへん)ぜんぶカットされてそれでも「そっちの世界の人?」と言われちゃう藤岡竹内は実に気の毒だ(笑)。あの「ぼくぼくぼくぼく!」でさーっとドン引く他メンバー(特に東山君)の表情が実に無情でおかしい(笑)。なお顔を洗うネコは最高でした。

■ショータイム?
ここからちょっと辛口。
フィナーレの振付が大きく変わって、初見の時はとにかくびっくりしまして。二回目でやっと全体が把握でき。カッコイイなあ動くなあ凄いなあ楽しいなあ、と思いつつ、「あ、そうかここが一番、再々演で印象が変わった部分なのかも知れないなあ」と。
自分の場合かつてここで何を感じてたかというと、それは楽しさとか美しさもそりゃあったんだけど何より「喜び」だったわけで。立てなかった幻の舞台の上で、歌いたかった踊りたかった演じたかったステージを繰り広げる男子部とおばちゃん。演出はきっと池田さん。ボレロを踊るあの人たちの表情を見ているうちに、あの人たちの嬉しさとか輝きとかそういうものが客席にわーっと届いてきて、気がつけば嬉しくて涙している。胸がいっぱいになって泣いたり笑ったりしている。そして羽根しょって居並んだ瞬間に客席全体がキターッ(来たーもしくは着たーと(笑))のどよめきに包まれる。
さて今回のフィナーレが自分にとって「宝塚BOYS」という芝居の「ショータイム」に見えてしまったのは、初演再演にとらわれてるせいもあるだろうし、いろいろ染み付いたこだわりや思い込みが素地にあるのだと思います。でもはっきりいってあのジャンプとハイキックに彩られたボレロで「夢の大劇場」を感じているヒマはなかった、自分は(^^;)。
今年この作品を楽しむ人たちが、男子部のステージを楽しめればいい。けれど、自分のウザさは承知であえて書いちゃうけど、もう少し、あと少し、あれは彼らの夢の実現なんだ…ってところが客席に届いてくるような何かがあって欲しい、それが願いです。

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キャスト雑感2010

「宝塚BOYS」マチネみてきました。
なんか視界のほぼ真ん中の客席に、大きい人と大きい人とお話の上手な人がみっちり詰まっていたとかいないとかでいろいろ気もそぞろでしたが、そちらのコメントは公式を楽しみにするとして…ちょっとだけ書くとすると挨拶の字面よりもあの芝居やってない時にときどき発動する微妙な舌っ足らずがツボだった(笑)もー…かんどーしましたー。ありがとーございましたー(ぺこり)…あと客席の一部はけっこう素で「どの人がどの役をやっていたのかしら?」モードに入ってた感じがするので役名を紹介すべきだったのかも知れない。時は流れたなー。「ヘルベルトの人なんだよー」「うっそー」と聞こえてきたのには超和んだ。

今日は再々演のキャラ雑感。…長い上に半分以上思い出話ですが、ご容赦(^^;)。
★★★ネタバレです★★★

上原金蔵(浦井健治)
スリッパダッシュといい金切り声といいパンツ姿といい「どてらを巻いた何かの生き物」ぶりといいなんなんじゃそのチャームはー!!動線にしても台詞にしても性格づけにしても、今回いちばんまじめに前作を踏襲してる(^^;)気がするんですが本人のキャラがあまりにも違うので全てが新鮮に映るという…今回どーしても見ちゃう、リーダーを見てしまう(笑)。
新生・上原はなんだかんだと結構メンバーの中心に立ってた気がします。空回りして空回りして限界に至っちゃった「と自分では思ってる」リーダーに見えました。これがすごく新鮮で。
そして踊ると誰よりも脚がキレイなんだ(笑)「宝塚BOYS」のレビューの魅力って「ついに舞台に立てた男子部の喜び(そしてそれが幻であることの切なさ)」だと思ってて、今回、ちょっと自分はまだそれを感じることができないのですが、浦井リーダーの全開笑顔には癒された。

竹内重雄(藤岡正明)
しょっぱなの「めぇぇぇずらしーきー外つ国のーーーー」で拍手しそうになった(笑)。美声!誰!とか思っちゃってすいませんヒトカ以来なんで最初認識できなかった(爆)(おぉっとさらに違った「この森で天使は」だったごめんなさいごめんなさい)
初演では「天然」裏リーダー、再演では「天然じゃない」裏リーダーだった竹内BY葛山さんの場合、自然体で完全に上原のリーダーとしての役割を浚ってしまっていた(本人意図せずとも)のと比べて、藤岡さんの竹内はなんかしっかりしたセカンドポジションという感じがします。今回この上原と竹内の拮抗ぶりがすごく新鮮でした…(なので、太田川が病院にいるってみんなが走ってった後の浦井リーダーの挫折感がちょっと腑に落ちない。花緑さんの上原の場合「竹内には分かった」ってことでドスンと落ち込んだ印象だったんだけども。逆にもっと深刻なものにも見えたりして、あーリピートしたならその辺も強化したいところだけども)。
しかし昨日「朱塗りの反り橋長い廊下」のところ「長い猟師」って歌ってなかったか(^^;)さんにんりょーし。

長谷川好弥(杉浦太陽)
ランニング似合う。肩キレイ。若い。ナナメのジト目が可愛い(笑)。
ハセって初演と再演で一番変わったキャラだと思うのですけど、初演の佐藤重幸さん(当時)の「旅役者の息子!!」という設定が体を現していたのに比べて再演の瀬川君はこう、全身から染み出すこう、食物連鎖ピラミッドのすごい下のほうな感じが印象の大きな部分を占めてたんですよね。馬の脚指導や「ご新造さん、おかみさん」はシゲさんが永遠に不滅な感じしますが(笑)、瀬川君の「全身の不幸さで客席を笑わしちゃうオーラ」にもものすごいものがあって…劇場中の笑いをさらった「大目に見るんですかー!!」といいフィナーレのすさまじいリズム感の欠如といい(すいません)あれはあれで忘れがたい存在感。
杉浦ハセはどっちかといえば再演版のキャラを踏襲してる感じですが、うーん、それにしてはあんまり不幸じゃないのと、あと最後まで10代なところが課題かなー(^^;)。明るく振舞っていながら小さな不安を何年も何年も重ねていったハセが「夢が見たい」って崩れる、あれ本当に難しい台詞だと思うんで。

山田浩二(黄川田将也)
つくしんぼうのすけ。とりあえず初演再演リピーターはいずれも馬の身長で度肝を抜かれたハズだ(笑)。
今回最大の発見は「山田の可愛さって実は汎用性があった」ということで………猪野さんとはそら違う、ぜんぜん違う、違うんだけど山田というキャラはそれ自体がどんだけ可愛いかということを黄川田氏が証明したなと…ねえ両星野さん(笑)。
発見もいろいろ。「あのタッパならば登場から10秒でビビリだとバレてもいいんだ」とか「今回星野より山田のがよっぽど正統派マザコンじゃん」とか「星野を見下ろす山田って!星野を見下ろしちゃうのにそれでも弱い山田って!!!」とかとか。

太田川(瀧川英次)
今回いちばん完成度が高かったなーと思うのがこの方。笑わすところではとことん笑わすのに、どっか悲しい。この話で太田川がどんなに大事か思い出した(爆)…や、山内さん大好きです。大好きだけどこう、再演版ではよくも悪くも太田川の悲壮さはトーンダウンしていたと思うので。戦争の話題になるたびに実は暗い顔をしてるとこも大事だし…しかし今回竹内の「徴兵を免除されたことを気にしてた」の台詞とみんなのリアクションが軽くなってるのが惜しいよなあ。
パンフをいくら探してもどの人が太田川か写真じゃ掴めない、すばらしい役作り(笑)。でもダンスレッスンで瀬川君ばりの「そんきょ」の姿勢でさらに脇の下までケアしてさらに二回たたみかけるのは目のやり場に困る(^^;)。あと長谷川への「成績順や!」は山内さんのアドリブから派生した名台詞ですが(笑)、「俺の後ろ、山田のだいぶ前や」には大爆笑しました。

竹田幹夫(石井一彰)
タケちゃん(BY須賀君)→ミキちゃん(BY森本君)→ミキオ。…どんどん本性を隠せなくなる感じだ(笑)。山田の秘密をバラす時の機微がいまいちわからんとか生徒とちゃっかり付き合ってる割にちゃっかり感が足りないなあとかいろいろありましたが、パリーの公園の「木ー!!!!」で全てを許す気になった(笑)。
しかし今日のマチネで馬の腹に「ミキオ」と大きく書いたのは君か。それとも山田か。

星野丈治(東山義久)
うめぼし嫌いなんだね(笑)。
身のこなしといい笑うとこのセンスといい期待以上の軽快さ。登場してすぐのスパーンパサーンよろしくーといい、おばちゃんとの会話のクネクネモードといいテイスト出まくりでたーのしぃ……しかし「単純だな君たちは」で完全に出オチが成立しているあの服装はいいのか。
キャラクター的には山田や長谷川、ミキオといった年少組から明らかに一回りオトナな感じで、あーなるほどなーと思いました。「(芸名が)この手紙よりも恥ずかしい!!!」でちょっと「確かに…」と思っちゃってる顔が新鮮だ(笑)(いやホタルの場合本気でムッとしてたから(笑))。
山田との関係も「にらみ合い」じゃなくどっか子ども扱いしてるとこがあって、身長差も相まって場面場面「うわーこーなるかー!!」て感じで面白くてしょーがない。一番強烈なのがパリーの公園再現にあたって「噴水ー!!」をかました山田のアタマを超ニコニコ笑顔で両手でひっぱり下ろしてかいぐり回してよーしよしよしと…(いや決してシャレのつもりは)…まああれだ、山田の小動物モード(背が高かろうと低かろうと)を内心愛でてんのはは星野のプロパティだからして(爆笑)、今回は「子リスを眺めて楽しむ」が「グレイハウンドをかまって楽しむ」になったということで了解しました(誰に言ってる)。なお完全に私見ですがヨシノホシノの場合「可愛がってた」のは初演で竹田・再演では結局ハセ、「実は可愛いと思ってた」のが山田、しっかり「認めてた」のが竹内、「認めてなんかやらないからな!」と思ってたのが池田さん(爆笑)、本気で少女だと思ってたのがおばちゃん、という…………そーなんだよなー実は大人な東山君より遥かに青いんだよなーあの人(遠い目)。
しまったほとんど違うひとのことを書いている。あと星野としてどうだったのかぜんぜん書いてない気がする。うーん、また追って。

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おるたーなてぃぶ

新星「宝塚BOYS」を観てまいりました。

★★★ネタバレです★★★

一幕の感想。
「うわあ、あの人もこの人も面白い面白いな!こんだけ別モノならもう役名とかどうでもいいや!見え方が全部違うし!!でも脚本思った以上に変わってないなあ」

二幕の感想。
「あ…あれ…なんかみんなの印象が揃ってきちゃったな…こうなってくると旧作リピーターはマズイんだよな亡霊が出ちゃうんだけどな脚本変わってないからな…………いや、同じことやったらやったでまた違うもんだね、これ。」

レビューの感想。
あっはっはっはっ初演の初日が蘇るなー!!←(^^;)

…上手に淹れた紅茶の葉っぱのようにホップする男子部に度肝を抜かれてレビューではややいろいろ見失ってた気がしますがその辺はまた明日ちょっと後ろにさがって見ることにして(いやあの振付にはびっくりした)、やーもう何から書いたらいいかわからないくらいプラスもマイナスもいろんなことを思ったマチネでした。

冒頭からメンバーが揃っていき、それぞれの性格が分かっていく過程ではワクワクしました。いっぱいいっぱいぶりがこうもキュートになってしまうか!の浦井リーダー、いきなり美声+しっかりしたお芝居の藤岡竹内、筋肉キレイでサワヤカで何故フラれるのかわからん杉浦ハセ、絶対コレパンフで見つけられないよの眼鏡キャラがいい感じの瀧川おーたがわ、ひゃくはちじゅうさんせんちの山田BY黄川田君(いや革命的だよこの山田ビジュアルがもたらした変化は)、普通に生意気な(笑)後輩ミキオBY石井君、そして名前を呼ばれるたびに「ああそういえばこの人星野だったっけ」と思い出すくらい本人カラー全開の東山ジョージ。

も、星野の登場大ステップとか山田との身長差逆転とか、あまりの違いに癒された(笑)。今までモヤモヤしててごめん!新作!新作なんだコレ!と心に響いたものです。

ただこの強烈キャラクターズが仲良くなってから、なんとなく印象がひとかたまりに見えてきてしまったのがちょっと残念でした。多分これは自分の見方も影響してて、初演再演で某ホタルにロックオンしつつ他の人を見ていたのとでは、今回あっちこっち見ちゃうから単に気が散ってるのかも知れないのですけど。

脚本は今回、ほぼ再演版+マイナーチェンジという感じで、2008年ほどじゃないけどいろんな場面がまた小さくつままれていたなあ。あともっと、キャラに合わせて再度あてがきしなおし…とか期待した部分もあるんですが、さすがにそこまでは行かなかったですね。「ヤマコーさん」「ミキオ」とか呼び名が変わったり、細かい変化はいろいろありましたけども…ところで自分「ぜったい関西の人間やない」の台詞いっぱつであのオチを期待したクチですけど、ラストまでひっぱるのはさすがにちぐはぐだった気がする(^^;)かえり舟あたりでいいと思うんだが。

いっぽう印象的だったのは池田さんとおばちゃん。それぞれのキャラクターが今回かなり深く掘り込まれた感じがするなあと感じました。冒頭の「芸事には門外漢だが」でちょっと顔が翳るところとか「女の現実ってのは怖いよ君」で浦井くんがちょっと怪訝そうに「…ハイ」と答えるところとかかなりツボ。おばちゃんは少女度三割増しでうわあ可愛いぃと思った。

ああなんて雑多な感想。しゃべりたいことがありすぎて。
明日はもっと落ちついて、それぞれの場面をしっかり観てこよう………と思ったら落ち着きようがない情報キター(爆)

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雲散霧消(予定)

今年の「宝塚BOYS」上演ネタが出始めてからいろんなことを考えましたが(注:別にネタではない)、もうすぐ初日ということで、幕が開いちゃったらたぶん使えない話を先につらつらと。
★旧作ネタバレです★たぶん新作にもネタバレです★

その1:役名のはなし
よくよく考えたら初演と再演で役代わりした人たちについても、キャラは変わっても役名は同じだったわけで、まあ今回も同じなのでしょうけど…できれば変わっててほしいなあ。上原金蔵さんは名前的に鉄板な気もするのでそのままでもいいんだけど(上島金助とかならいけるか(笑))、タケウチシゲオです!とかヤマコーよろしく!とかホシノジョージ君だーとか言われた瞬間新キャストをクリアな気持ちで見られなくなる自分が目に浮かぶ(いやまあ最初っからクリアさはないけどもさあ)。
まあ、長谷川にしてもミキちゃんや大田川にしても、初演と再演ではまったくちがうキャラクターで印象もずいぶん違うものだったし、それで新しく生まれたドラマもあったしで(自分的にはハセのいじめられっこ化が激しくツボだったわけだが)、それぞれ違う味を見せてもらえるのでしょうけども。

その2:キャスティングのはなし
東山くんが出る!と聞いたときに「うわ!山田とか面白そう!」と思ったんだけど(星野を凌ぐほど踊れるようになっちゃう山田とか新しくね?)、やっぱ大方の予想通り例の回る人の役なわけでしょうか…やっぱ役名を(以下無限ループ省略)。ほか、たとえば浦井くんが大田川でちょっと色気のある病人キャラ化したりとか杉浦くんがリーダーでぐるぐるして「それがボクの最後の仕事だーっ!」叫んじゃうとか、こう、あんまりキャラと結びつかない(悪気はありませんとも!!)キャスティングになってたらもうそれだけで旧作は忘れてワーっと楽しめるんじゃないかと………いや、いいんだ。新しく観に来た人が楽しめればそれで(小さくなるわたし)。

こんな精神状態なので早く観たくてたまりません新星「宝塚BOYS」(そんな理由か)。
前にも書きましたけども。旧作ファンをどっかーんと裏切って「そうきたかー!」って言わせまくって、今のウダウダを霧と散らせて欲しい今日この頃。
ホントになあ。
どんだけ愛してたか最近やっと分かってきたっつーか(激痛全開)。

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