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2016年9月の1件の記事

どしらそらしどしら

「シン・ゴジラ」の感想なんぞ。

★★★ネタバレです★★★

■ライトスタッフ
初見の時は、とにかくカッコいい仕事人に見惚れて終わった感があります。
「ローテで行きます」ひょえぇ。
「仕事ですから」くはー。
「里見さんのシナリオだ」ぐわあっ…。
そんな細かい「好き」しか出ないツボをランダムに書きなぐる。
・尾頭さん。かわいい。かわいい(二回)。矢口の歯車の合いっぷりがツボです。お互い別方向に早足でカツカツ歩いてんのにぶつからないですれ違いざまにコミュニケーション取れてる感じ…うまく言えんのですがシャツの件とか「やばいですよ」とか「確かに知恵は多い方がいいですね」とか端々のサインにキュンと。
・森さん。矢口がマジメに挨拶した後ひきとって「じゃあ仕事」って振る、芸風的にサバサバ行くしかない仕切りっぷりが巨災対のメンバーにちょうどフィットしてる、その辺の空気がツボ。
・間さんの首のタオルは矢口のワイシャツより清潔と私の中で話題に。(あのタオルの日付表記はなんなんだろう)
・安田君。職業柄ひじょーーーによく出会うタイプなのでこういう子がデレる展開にはギュンギュン来ますね(笑)。なお「デレる」とは「やる気を隠さない」ぐらいの意です。
・泉さん。いわゆる水ドンはその後もいいよね。矢口が水飲んでる後ろでカメラ切れてる先で、おそらくまだしょげてる志村君にホラお前もって感じで水を渡してる。地元の人たち泉さん大好きだろうな…。
・志村君。ごめん何度も脳内でかとうかずき呼ばわりしてゴメンでも後半、やつれるほどどんどん似てくるんだよ。
・惨劇の翌朝の東京「京浜東北線を除き平常通り運行しています」リアルすぎるわ(^^;)。
・総理の芸風の違いが面白い。電話会議で大河内はちょっとフランクめなテイで英語でしゃべるとか、里見さんはさっぱり通訳に任せるとか。
・ラスト手前、カヨコが大統領云々言ってる後ろの科学技術館のカベの急な星条旗みに笑う。ほかの場面ではぜんぜん感じないのに、雰囲気って凄いな。
・「スクラップアンドビルドでこの国はのし上がってきた」言ったよ…。

■名前の話
「GODZZILA…言いにくいな(中略)ゴジラにしよう」
こういう「命名」場面にグッと来るのは職業がらなのか、みんなそうなのか分かりませんけども。「言いやすさ」「わかりやすさ」を意識した名前をつけることがその後の仕事(=伝達)の効率をめちゃくちゃ上げる(下げない)、その辺の矢口の仕事脳への共感がハンパない(笑)。いっぽうで意外だったのが「こんな時に名前なんて」っていう赤坂。たぶんこの人は視点が高すぎて「長い名前や分かりづらい名前がどれだけ下々の生産性を下げるか」とかに関心がないんだろうな…あ、リアル。
余談ですがここで「GODZILLA」のスペルの先頭に"GOD"を牧博士があてた、を説明するのにダブルクォーテーションのあの仕草をするカヨコもツボだ。こんだけナチュラルにアメリカ人つくりこんでるんだからWIN-WINとかガイジン度を強調しすぎの台詞がちょいもったいない。
さておき、ゴジラに限らず「名前にこだわる矢口」がツボです。
最初に「矢口プラン」が出てきたときの「…名前はともかく」でまずフフッとなる。自分の名前が冠されることに面はゆさを覚えるのか、よく言えばシンプル、悪く言えば工夫がないことに「えぇー」と内心思ってんのか。
で、時は流れて「ヤシオリ作戦」。絶対考えてたずっと考えてたでしょこれ「矢口プラン」の雪辱狙ってたんでしょとかニヤニヤが止まんない。これを聞く諸氏の反応が「そうきますか」なのか別にこだわってないのか、表情は読めないわけですが、追って特殊建機小隊ズが「アメノハバキリ」連呼しているのはもちろん「ヤシオリ」を受けた命名がなされたわけで。彼らの呼称までおそらく矢口は決めてないから財前さんか誰かがシャレをきかせたってことだよね…たまんねえ。


どなたかも書いてらしたけど「シン・ゴジラ」観ると「パトレイバー」読みたくなるよね…巨大生物系の話もおもしろいけど、全体としての「ぽさ」に痺れる感覚もホント通じる。「仕事」としての数々の日常やアタリマエさや楽しさ難しさ、結果としてのカッコ良さ。当初「あっ軽い人々(ライトスタッフ)」が最終的に「正しい資質(ライトスタッフ」にグルッと回ってたどり着く、痺れたなあ。

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