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2016年1月の2件の記事

花の季節2

「花より男子」東京公演終了。ここまでのこまごまざっと。

■西門
なんて動くんだろう。なんてバランスがいいんだろう。なんって似合う服を着ているんだろう…!!
前方席で西門を観るのはマジで目の贅沢ですね(笑)衣装さん…というかスタイリストさんがいい仕事しまくりの花男ですが(唯一残念なのは多くの男子が劇的に制服が似合わんことだが)、中でもベスト!ドレッッッッッサァー!!!と出る度に絶賛したくなるまっけんゆー君の服装の似合いっぷりよ。どの服もそれぞれいいし、正装時とかため息ですわ…みんなカッコいいけど彼の黒一色を近くで観てくれ一度は。仕事の細かさに目ーやられるマジで。

■美作
「がんばって踊ったよぉぉぉ?!これすっごい疲れるのに!そんなに若くないのに…!!」血の叫びだな(でも顔に汗はかかない。「女優なんで」)正式名称「これが愛」は私の中では「マキノマキノマキノマキノ」です。恋の季節と並んでベスト!ミュージカル!ナンバー!!!回を重ねるごとに深まる美作のラテンぶりですが、だんだんヒエッフゥゥが板につきすぎてもう「マジで?!」の度に「いやあんたそんなジャパンの若者言葉じゃないだろう」ってツッこみそうになる(笑)。

■つくし
つくしのソロ曲で一番好きなのが序盤、花沢類とのファーストコンタクトの後に歌う「あの人は違う」でして。今回ホント一番キュンと来るのが類に対するつくしの憧れの表現で、髪に手をやるとか階段に座ってみるとか、助けてもらった後でえへへへって笑い出しちゃうとか…こう、道明寺と幸せになってくれ!という感情とは別のところで、この花沢類へのつくしの機微がツボでツボで(ファン心理が共鳴するんじゃね?って言われたら一言もない自爆)。…すいませんこれ語り出すと終わんねえ上にループするわ。
話は戻って「あの人は違う」。「ビー玉みたいなひとみ」「うすい茶色の髪の毛」のこう、「ひとみ」とか「かみのけ」とか、ひとつひとつにトキメキが籠もりまくっている丁寧な、繊細な、うわうわする、感情が抑えられない…っていう言葉の出方が果てしなく、こう、もうさあキュンキュンくるわ!!(おちつけ)こういうのは何十歳になってもときめかしてもらえる感性だと。

■前方上手で見られたもの
・オープニング。木元君を見送って向き直るつくしのキッとした表情。
・静を見る花沢類、全般。「俺も会いたかった」の嬉しそう加減とか、マイヨールさんまわりの辛い顔とか。泣くわあれ…「シズカお前人の心があるのか」ってなる(^^;)。余談ですが静の登場場面、花沢類が「あれが牧野つくし」って静に笑顔で囁いて教えてる顔も上手からだとよく見えます。
・二幕頭。パパウォッチャーにはすっげー効率的(笑)。なんせ普段はパパに集中してるせいで西門&赤白が可愛い石井亜早実ちゃんの目の保養カップルがなかなか見られないんですが。端っこからならばっちりだ。この場面全員可愛くてなー。
・ラスト。つくしに抱きついて「好きだって、大好きって言え!」って迫る道明寺、つくしが向き直った瞬間、子犬のような笑顔がぱぁっと広がる…そこへ鉄拳。いや、もう、ものすんごい笑顔で。「マキノマキノマキノお前ひとのこころがあるのか」と初めて思いました(笑)。かわいそうな道明寺(嘘泣き)。

■織部君
進化といえばこの人で。見るたびにどっかしら濃くなっていくので、リピーター的に一番楽しく見られた人の一人です。
「壁ドン。『それでもいいんだ。まーきのっ』」この「まーきのっ」が素晴らしく薬研みに満ちててですね(突然の刀剣乱舞)。
惜しむらくは順平が道明寺を襲うに至った流れが脚本上、どうやっても唐突になっちゃう点だな(^^;)「家庭が複雑」なこととか「おれの人生が少しでもうまくいこうとすると」の出所とか、語られてるようで語られてない。つくしに近づいたのがそもそも…だったのか、そのあたりは想像するしかない。

■語られてないといえば
「腕力だって知るとおり」でいつも「知らんがな」と思う(ミュージカル上はお化け屋敷でしか戦ってない道明寺)

■きんたろー。
じゃない木村晶子嬢。いやー楽しかった。どんだけテンション上げても彼女の台詞だけは聞き取れる、この辺はみんなも頑張ってほしい(苦笑)。
終盤でおかしくて仕方なかったのが藤堂さんは究極のお嬢様なのよ!の場面。例のポーズ(右腕で顔の周りにスクエアを作るあれ)で決めながら左足一本で立って微動だにせず、右足が暇そうに左足のすねをこすってるっていう。なんだあの身体能力(^^;)。

■長い彼
もとい坂口君。
道明寺にサーセーン!叫ぶときの地面にぺたーっと手がつくところうらやましい。
おばけ屋敷でゾンビで登場してきて「お客様どうされましたー?」ってモードチェンジするところがたいそうツボです。
あと空港のバックパッカーの服装がホントに似合う。

■千秋楽さまざま
・物干し台。パパのミュージカルメドレーの幕が下りるところで拍手が起きていた…自体は嬉しいけど、最近ここで出てたパパの往生際の悪い台詞が大好きだったのでちょいと残念でもある。「時間をください」「つくし!もう少し思い出しなさい」etc。しっぽがついた時点で客席がザワついていたのがおかしかったメモリー。
・つくしが赤札を受け取って、道明寺が去り際に西門を殴ってくとこ。「おぉっと危ない」2mほど後ろに飛び退り綺麗に避けた総二郎(笑)。空振り道明寺が向き直ったちょうどの位置に花沢類がいて、一瞬の沈黙…の後なんもせず出て行く道明寺であった。場内爆笑&「やんないの?!」と不条理を叫ぶ西門(笑)。
・「最後までねりきり」
・「ニューヨークから帰ったら考えます」のところでわめく美作。
「司もすっげー踊ってた!もう一回やってみて!」
「類が踊ってるとこ初めて見た!凄かったおしり!やってみて!」
「(つくしに)…やってみる?」
てな調子で三人をも踊らせた(笑)。
つくしの初「これが愛」調ダンスに口元を押さえてた道明寺、コメントを問われて「…かわいい」と締めたのはお見事(笑)。
・「今すぐ言え最後なんだからよ!」もちろんバキッと行くつくし。遠くから「最後なのに」の声が聞こえた(絶対美作)…しかしカテコによればこのパンチが今日は本当に入ってしまったそうで(^^;)「この痛みを覚えておいて地方公演にも生かしていきたいと思います」にエールを送った。

3週間弱、あっという間でした…地方公演も盛り上がりそうですね。前述のごとくちょっと横から見た芝居がとてもいいので、別の劇場だとどんな感じに見えるか楽しみです。

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花の季節

クリエにて「花より男子 the Musical」観てきました(何回か)

★★★ネタバレです★★★

ハタから見れば序盤で全部片付いてる二人が、キュンキュンドキドキわくわくしながら一歩も先へ進まない、そこに対するヤキモキを全力で楽しむ。「めんどくせえ!」と叫びながら愛が溢れて止まらない…そういう原作のスピリットが全編に溢れた作りに仕上がったなと。これだけ何度もドラマ化されてる以上、みんな理想の花男なりマイスタンダードなりあるんだろうけど、今回のこのメンバーでしか味わえない、ひとつのキラキラした物語として仕上がったなと思います。
贅沢を言えば丁寧なダイジェストよりオリジナル展開が見たかった面もあるんですが、いろんな反応を見て納得した(^^;)世の中の花男に対する空気ってあれだ、大河ドラマの時代劇みたいなもんなんですね。非常階段や空港はもはや歴史、様式美、「型」を踏まえてドラマを作ることに意義がある…自分はドラマもアニメも全く触れずに来たので、各媒体をずっと見てきた人がちょっと羨ましいです。

■ナンバー
初日の印象は「なるほどミュージカル」と「何も歌わんでも」のカオスでした。ミュージカル苦手な人がまさに「ここが苦手」と感じちゃうんじゃないかと思う導入もあるし、どんつくどんつくが好きになれないフラーワッフォーォーとか気持ちがささくれる「つくしを刈れ」は今でもやっぱ苦手(なので「渦潮カレー」とかに変換して聞いている)。
いっぽうでつくしのソロ曲は気持ちがスッと入ってくるし涙出てくるし、道明寺は導入の雰囲気作りというか「ここ笑っていいんだ」の間の取り方がとてもいい(笑)。花澤類はもう早く幸せになれっていう(^^;)とりこまれ感が絶品だし、美作西門コンビが入ってくる歌はもう最高(笑)。終盤のマキノマキノマキノマキノとか見事としか言いようがない。…実際挙げてみると見事に印象がバラッバラですが面白い、面白い。

■キャスト雑感
つくし。見事な好感度ととてつもないスタミナ。話し方演じ方によって超めんどくさいキャラになりかねない牧野つくしを、どんな世代でもキュンキュン来る主人公に仕上げた。雑草パワーおそるべし。どの歌もすごくいい…ところで困った顔がちょっと入野自由君に似ていると思う。
道明寺。アホで金持ちで単純でウブだけどアイデンティティを突き詰めると以外と複雑かつ繊細…キャラがしょっぱなの歌から醸し出されてるナイスキャスト(笑)。後半の肝心な台詞に抑揚がなさすぎるなーって思うところもありますが、目が口ほどにものを言いまくってるのがいいなと。
花澤類。しばらく甲殻類やエルビスに付き合った後なので切り替えに苦労するかと思ったら全然スッと入ってきた。ハカナゲなキャラ合ってたんだなあ(笑)。つくしの「幸せになってほしい」気持ちにびんびん共感する。
西門&美作。
動きよし機微よしテンポよし。作品の支え(総括)。いやもう、手を合わせました初日。
客席の目線を誘導して、気持ちを代弁して、乗せて乗せて空気を盛り上げまくる。惜しいなーこの二人とパパママにも絡んで欲しかった。
わずかなツッコミとしては西門のどのへんが和風だろうとか(笑)…美作のラテンに比べれば和だという考え方もある(おぅかえりスィズカ~))。
静。すごいや原作以上にわからん(笑)。そして分からんまま終わる(画期的)。つくしとの絵的なバランスがいいと思います。
三人娘。ワザとかこの昭和。原作準拠なんでしょうが「あの頃の若者」を描きたいわけではないよね決して…。基本、自然体のつくし達と、彼女達の重量級の「舞台っぽさ」が、どうにもかみ合ってないと思うんだがどうだろう(^^;)それぞれ実力あるのはわかるんだけど。もっと軽いキャラならラストの「好きにして!」のなんじゃそりゃ感も減ると思うんだがなあ。
織部君。小技の決まりっぷりがいちいちツボ…なんだけど終盤で道明寺をボコる場面のテンポが急に落ちるのはなんでだろう(^^;)BGMの制約かなあ…あの場面マジきつい。ところで寺元君のハンパな捨て台詞は日替わりなのか(笑)。

■ファントムオブザ物干し
パパママ。踊りにしろ芝居にしろリズム感にしろ(笑)、技量の「何をわざわざ」感をギャグにして全編行くのかなーと思ったら両親なりのシンの通し方になっててなるほどなあと。序盤からお笑いのアイコンだったはずの物干し台を最後には「君とならロマンティック」に昇華させんの流石(笑)いいぞガラスの40代。ただ織部君に詰め寄る歌は歌詞を最後まで聞かないと何が言いたいのか分からんのがつらい。
序盤のあれ、客層がたぶん「メモリー」ぐらいしか把握してないところへファントムはまだしもワンデイモアは難しいんじゃないかな…とも思いましたが「空振り上等」はかの人の十八番なのでこのまま生温かさを楽しむ。よっこいしょーいちと「なんじゃこりゃあ!(流血)」は出典を知らない人はぜひググって下さい。
あとパタリロの「そうか!」「せんべい!」(草加せんべい)っていうコマをこないだからずっと探している。

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