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2015年11月の6件の記事

冬祭りはつづく

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」また行きましたので雑感。

■平方アルフ
大進化。大・進化。初見の時は「キャラが合ってるなあ、実ははまり役かもなあ」程度に思ってたのですが、新しい王道を作っちゃったかも知れない。なーるーほーどー!
ほにゃららな彼らしくありつつ(失敬だな)、ヘタレ道も成長路線もちゃんと踏みしめてる。「こいつに案内させましょう」のひらめきの自然さとか、一幕ラストで伯爵に傾いていく表情とか、霊廟での「恥ずかしいです、でもできない!」の流れとか、超納得。
そんなアルフが血を吸われてしまうラストは、珍しくこう、ちゃんとした悲劇に見えてしまう。この感覚ってリピートすると忘れがちなんだけど、元々、某・主人公カップルがああなっちゃう舞台ラストと同じカタストロフィではあるんだよね。
そんな印象から「『サラへ』の歌詞で語られるアルフの思いって、最終的に全部叶うんだよなあ」とか思いを馳せると結構ゾクッとしますね(^^;)。「君のそばで君を守っていたい、ずっと」「君がいれば君さえいれば」「すべて捧げようこの血さえも」
この二人、このまま山を下りて自由な世界へ羽ばたいて行くんだろうなあ。黒いなあ。

■エアリアル
やっと見られた開次ヴァンパイアダンサー。再演でリピートしたときは前半ずっと開次君で、途中現れた新上さんの禍々しさに「うわっ食虫花!」と思ったものですが、今回は逆の流れで出会って、またすごいインパクトがありました。
なんかもう、すごいね、空気の精みたいですね。存在感はバッキバキなのに動きはとにかくふわっしゅるっサラッススッて感じで(語彙が)、大気を自由自在に操って嵐も起こしちゃうぜみたいな。
2009年の頃はもうちょっと少年っぽかったりストイックな印象があったのですけど、がっつり成熟してこう、他にない存在になったなあと…。うううもっと観たいなー。

■RとSの間2015
中列で久々に観ましたが、やっぱヴァンパイアは楽しいなここ!けっこう人の頭で見切れちゃうところもあるんですが、通路使うところはもれなく観やすいし、アルフが走ってくるときの声の聞こえ方とか最高だし、「永遠」のラストでガンガン脅されてブロック全体でちょっとした連帯感が生まれるし(笑)。かつ上手側だと伯爵の後ろから化身が墓場に入ってくるところが最高のタイミングと角度で見えるんだ…。

■人が恋に落ちる瞬間を見てしまった
人じゃないけど(笑)。一幕ラスト、「こちらはまだ学生の方」でカーテンの向こうから現れるヘルベルト。上手後方からだとちょうどアルフと「学生の方」って近づいてくる伯爵、その向こうにヘルが見えたんですけれど。後方から出てきてアルフレートを一目見て、ふわっ…と表情を変える、この瞬間はマジ照れましたね、人じゃない!けど!!!今、落ちた!恋に!!(笑)
一応、解説すると吉野ヘルの場合、「ご著書にサインを…」からジワジワ舞台を歩いてくる長い動線で、アルフに一目惚れするタイミングももうちょっと後なんですよね。舞台後方から父上の際に歩いてきて「我が息子も…」って紹介されるタイミングでアルフを見て、ふわっ…と(以下略)。上口Verだと現れてすぐ目の前にだから、この場面の使い方にはなるほどなーと。
その後のちょっかい出しっぷりも毎回かわいいですよね。私が観たときは胸元のふりふりを強調しつつアルフの首もとに「おそろい…」って感じですり寄ってって、で平方アルフがキュッとコートの前を締めて避ける、っていう流れで(笑)。聞くところによれば最近ついにグラサンでいろいろ始めたとのこと、あれを活かさんのは勿体ないなあと常々思ってたのでやはり来たかと(吉野脳)。

■からのバスルーム
・自分の手のきつねさんとおしゃべり
・カーテンが開いてハッとする(ときめき)
・バスタブから左足を下ろし
・右足を下ろすついでにぴるぴる水を払い
・髪のクリップをはずして首を震わせてバッサア髪を払い
・左肩からこぼれたキャミソール?の紐を上げ
・…かけるんだけど上がらないのでそのまま残す
ポイント稼ぎまくりです(笑)(笑)特にキャミの紐!ナンバー通してそのままだった肩ヒモ!すばらしい!!
牙が生えるところもすんごいわマジ生えてるわあれ。

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ダブリン大阪札幌

「ダブリンの鐘つきカビ人間」大阪公演、札幌大千秋楽を観てきました。
ちょっと時間経っちゃいましたが雑感なんぞ。

■市長
惜しいなあホントーに惜しいなああと3ヶ月ぐらい観てたいなあ(^^;)という公演一ヶ月目にありがちな感想を抱いた(^^;)。やっぱ老人モード時の声芸。東京ではどっちかというとおどろおどろしさが先行してあれはあれで分かりやすかったんだけど、今ではナチュラル、真っ黒い意味でナチュラル(笑)。静かーに、穏やかーに、真奈美と聡を見つめ、話しかけ、取り込みつつ、からかい、操り、遊ぶ。「残念だね、作家なら」の手前の間の置きっぷりとか、結末を頭に置いて聞く「本当にいいのかね」の意味深ぶりとかたまらん。聡と真奈美を選んだのは街の魂か知らんが、物理的に捕らえて離す気が全くなかったのはこの人だよなー。
なお若市長は普通に絶好調です(笑)最近は「目玉のモノローグでのまさはるの表情が」とかわけのわからない感想を書きそうになります。まさはるはあの乗り物ね。

■戦士
ますますさえわたる剣技とマント芸(笑)。「フィアンセのわたしだよ!」の手前の階段3段上に足かけ&マントぱさーとか最高ですね。たとえ払ったマントが払う前より体に掛かってても最高ですね。馬にまたがるところもいい感じでマントがはためいてます。
鼻にかかった「ふ愛してる↑」も最高にウザい仕上がり。

■うま
戦士との一心同体ぶりは最後まで進化を止めず(笑)。とうとうツーステップまで飛び出した…最初に旅立つところで「はいよー!」叫んでぐるっと回って「やあ」と歩き出すところで、小さーく、ほんの小さく、完全同時に戦士とうまがツーステップ。曲があるわけでもないのに(^^;)これ相当、息を合わせないとできないと思うんですが、後で森の中に登場するところでも軽く踏んでた…ホント彼らに「宝塚BOYS」のあおちゃんの中に入ってみてほしいね前足と後ろ足。
札幌大千秋楽のカテコでもうまが大人気。りょうせい君「うまとともに」駆け抜け、北海道で別れたとのこと…幸せにな、うま。
あとマギーさんがわくだーなー(完全に「○クドナルド」と発音してましたが)や黒ひげ危機一髪をカミングアウトする際にさりげなく「うまも私が」と言い放って初見のお客さんが信じるとこだった(笑)正しくは隣の木戸君。「すいません、うまがウケまくってるのが羨ましくて…!」貴方チンギス飯であれだけ笑わせといてまだ足りんのですか。わかる。

■きたきた(笑)
リピーターはあらかた予想していたと思うんですが王様の札幌ごほうびはやはりTEAM NACS(笑)。「主演はもじゃもじゃで」「要望があればまた私が演出をしよう」って侍従長そんなお仕事も。

■カビ人間
クライマックスで鐘の前に現れて帽子を取って一礼する、この人の晴れやかな笑顔をどう取るか。そこは自由なんですけど、たとえば、ジジイとの語らい以降、この人はかつての自分の罪を思い出していた、って考えるのもしっくり来ますよね。あるいは単に「僕の役割だから」って道を貫く(単に他の道を選ばない)、シンプルなカビ人間の行き方ととってもとてもそれは美しい。いずれにしても、以前に感じたような、あるいは脚本にあるような闇雲さってこの人にはなくて、意志をもってあの鐘つき堂に上っていったんだろうなーっていう、そういうありかたが好きでした。「おさえちゃんが好きだな」っていうのが別れの言葉だったのかも知れないし、単にフイっとあそこで出た言葉だったのかも知れない、そこもまた、どうとってもいいんだろうなーと。

■レディースアンドジェントルメン
大阪千秋楽のホールアンドオーツ私けっこうこのネタ回数観たと思うんですけど、毎回涙を流して笑ってしまうあのパワーはなんなんでしょうね。「大変、悲しいパントマイムですのでハンカチのご用意を」ああやっぱりあの場面はかえる君とのお別れなんだ…(普通に悲しい)。
前に書いたかも知れないけどこの場面、不審そうな表情をつくろいながらワクワクを隠しきれない真奈美たちののぞき込みぶりがかなりツボです(笑)。いっぽう「私の息子が運動会で転んだ場面を集めたDVD」とか「スタッフTシャツを作る際に使用した輪転機4台」とか尽きないネタに対し、脱力と力の籠もった「いらないっす!」という聡の脱力ツッコミも大好きだ(笑)。
「この役の正解がまだわからない」という黒ヒゲ様は札幌でついに「眼帯」と「目玉」をつけて顔が完全に隠れてしまったことだ。
なお大楽のパントマイムは新作の「チュッパチャップスを食べながらひとんちの雛人形にいたずらする」でした。飴にすげ替えられるお雛様の首。死ぬほど笑った。


■ぷちぷち
・大阪公演は天井がまぶしかったらしくカビ人間の投げた帽子が反逆。結果「落とした帽子を取ろうとしてひっくりかえりぎわに蹴った帽子をスライディングキャッチ」っていう今までにない大技が見られた。
・エルビスで超うれしそうな聡が大好きです。でもいかんせん中の人が若すぎて「プレスリー行ったか…」っていう世代的共感&脱力感は沸きづらいよね(笑)。
・自分は流石に世代じゃないですがエルビスが出るたんびにいんぐりもんぐりの「プレスリーで育った親父たち」が頭を回りますこれも古いな。
・シスターの「ええ・そのとおり」の仕草が超絶かわいい。
・シスターの散り際の「あぁ…」っていう舞のような動きがたいそう美しい。(「早く死ねェ!!!」) 未練タラタラのはけっぷりが大好きでした。
・最終的に「スタンプカードはよろしかったでしょうか」の声トーンだけでシスターは瀕死だった。(2オクターブ上げ)
・「市民よー!」で「わたし?」って仕草をするハタキ王様が可愛すぎてね。
・中村さんのステップが日替わりだった件。阿波踊りからダダダダダーンみたいのまで(なんだそれ)いろいろ見ました…。
・侍従長のアレで一番しっくり来たのは初期のやんやーんやマクビティーですが、最も感心したのは「お前を嫁に」で一番ツボったのは「ジーグーザーグー」でした。
・真奈美達が出立して市長が「待てコラ!」と追おうとしてカビ人間が入ってくる、ここのBGMのちゃららららんららんららん!が超好きでね…照明は後ろのカビ人間登場に移ってるんだけど、暗くなった前方で市長&牽制に入った侍従長が斜めにビシッと睨み合う、この絵も本当に好きでした。これ終盤の昆虫先生への「焦るなすぐに現れる」よしよし、との対比が凶悪でね…。

■選ばれた二人
「この話は聡と真奈美が主人公」っていうK吾さんのコメントがずっと頭にあったんだけど、聡の視点で見ていくのは掘り下げ甲斐があったなと。
冒険にしろ物語を見ていくにしろ、ビビってるその裏ではなんでも注意深く見てるし、それが終盤のいろんな活躍に繋がってくわけで。
真奈美はファンタジーで言う勇者だけど、勇敢というより危機感が完全に壊れてるんだよね。いくらなんでもあの市長(老)のヤバさ加減を完全スルーってのは生物として危うすぎる(と公演終盤の殺気バリバリ猫撫で声「あなたたち夫婦じゃないっておっしゃいましたが」を聞いてしみじみ思った)。旅にしろ市長にしろ最初から正常にビビってた聡が、意識的にも無意識的にも真奈美を守ってたんだよなあ。
やり直したい聡と、劇的に空気を読まない真奈美はいいカップルだったんだろうなあと思いました。過去形がしんどい。

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冬祭り始まった2015-4

ぼちぼち本業に戻るその前に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」感想の続きまとめて。

★★★ネタバレです★★★

■初日仕様だった
・初日はサイリウム無料配布ありで、紙吹雪もガンガン落ちてきましたが二度目観劇の時はなかったですね。初日とか楽日とかのみなのかな。
・血を吸ってパワーアップしたシャガール「何これ!何これ!みなぎる!30日までがんばれるって感じ!!!」
・ろうそくもらいに来たクコールが客席であいさつするとこ「おひさしぶり」
・「でも、どの本です!」「まず手始めに」アリストテレスそしてソクラテス…の消え際の教授が「…あたりから始めちゃどうだ」で締めていた。かなり長くかかりそうですね恋愛入門まで。

■改変ぷちぷち
2011年にすでに変わっていたものもあるかも。
・冒頭、教授のカマクラ廃止。雪崩のように幕がバサーバサー行く仕様はいいですね。
・宿屋いろいろチェンジ。風呂場の壁がめっさ低くなったり、動線こまかく変わったり。自分的ヒットはサラを見つけた時のシャガールの慌てっぷりと、カーンカーンカーンで飛び跳ねるサラの動きが全方位アクティブ化がツボです(前はほとんどベッドの上だった)。
・「村のばか者」の動線。しょっぱなの「伯爵様のお城が」から「ちょっと足りないのが一人」までのテンポがスピーディになったのと、シャガールが血を吸われて村人たちが去るところで、何か言おうとして垂れ幕がバサッ!のところ。いずれもスッキリしたなあと。
・一幕ラストは紗幕で出入り口以外がほとんど隠れてる。のでヘルベルト登場が「下手からゆっくり中央まで来て」っていう流れじゃなくなりましたね。寂しい面もあり、あれはアレじゃないとああはならないしなと納得感もあり(すいません自己完結)。
・フィナーレのラストでコウモリモードの父上ばーん登場(^^)以前はベロ出し父上の大きな幕がバサーッと落ちてくる仕様で、作品のオチとしてはあれが優れてたと思うんだけど。これはこれで華々しくていいなと…いやほら、余計なお世話だけど祐一郎さんの出番が「クコールやつらを捕まえろ」で終了してるのは寂しい気がするな、父上も一緒に踊りたいもんだな、という印象がずっとあったもので。

■VS
「欲望と人類の叡智の対決」みたいなところがくっきり見えるようになってて凄いなあと思います。なんで凄いかって初演の頃はそんなこと思っても見なかったもんなあ(私は)。再演を重ねる度にキャッチコピーも進化し、「愛は血を求め血は愛を求める」みたいなピントのずれたやつ(すいません)から、今や伯爵と教授の立ち位置がビシッと分かるようになってきたし。観た人のいろんな感想も楽しめるようになった。まあ初演当初の風当たりに関するグチは後半おきた奇跡への感動とセットだけどな(笑)。
変わっていった要素はいくつもあるけど、禅さんになって教授がキャラというより「役割」としてヒーロー化してきたこととか、個人的には「それより行こう、ショータイムだ!」のニュアンスの変化が大きい。
あとはアルフレートの脱ヒーロー化もあるのかな。…語弊がありますが「成長しないアルフ」が最近のトレンドっていうか、伯爵側&教授側に取ったり取られたりする「マルタの鷹」は実はサラじゃなくアルフじゃねーの?…っていう流れを作ったのは浦井アルフの功績だと思う…成長系・泉見アルフの「教授と助手がヒーロー」っていう王道の流れも面白いので、これはこれで展開して欲しいとこですけども、最近ああいうアルフ見ないよね(我ながら感想のBBA化がいちじるしい)。

■むかしばなし
自分的には「抑えがたい欲望」の後のアルフと教授の会話が、この作品を掴みやすくようになった転機でして。
「伯爵にも感情があったんですね」っていう台詞が当初すっごく苦手でした。とってつけたように響くというか、そんな一言であっさりまとめるの?君に分かる領域じゃないんじゃない?って感じた。もっとB級に開き直って欲しかった当時、半端なフォローで高尚っぽくするの潔くない!って思ったのかな。
ところがこれ、受ける方の教授の台詞がある時点で変わりまして。
「感情?くだらん。そんなことよりショータイムだ!」

「感情?…くだらん。それより、行こう…ショータイムだ!」
これ市村さんと禅さんの違いもあるけれど。この教授の締め方でガラッと「抑えがたい欲望」を受け止める「理性」の立ち位置が見えたんですよね。
「感情」(欲望)ってものを理解してるその上で「くだらん」と斬っていくように見える教授の言い方とか、伯爵という存在の名残を残しながらクライマックスへ移っていく音楽のあり方とか。作品中一番好きな場面のひとつです。

■「抑えがたい」
伯爵は欲望こそが神だと言ってるけど、欲望がもっとも強い力だと宣言してるだけで、それが美しいとか幸福だとかは言ってないんですよね。ただ「委ねろ」「それが真実だ」っていうことを繰り返してる。
最終的には「ひたすら愛する者たち引き裂くむなしい存在」に至るっていうことも承知してて。
それでもアルフやサラを欲望に誘うのは、一周回って単にさびしいからなのか、欲望の具現たる自分に開き直ってるのか、いろんな要素あるんでしょうけど。(たぶんヘルベルトとかはまだまだその域じゃなく、欲望に忠実であることの楽しさや喜びが今のところ勝ってるんじゃないかと思う)
教授は教授で「理性こそ最後に勝つ」ってこっちも「力の強さ」を話題にしてるんであって、感情や欲望を否定してるってわけじゃない(なんだかんだアルフの恋を否定せずに見守ってるし)。
…もうちょっとしばらく滞在なさって、二人で議論しながら楽しく暮らしてもお互いに楽しかったんじゃないか(笑)。
そんなことを考えつつラストでパーッと盛り上がってるフィナーレの父上以下ヴァンパイアたちを見ると、この楽しさは「永遠」の見事な裏返しで、「死にたいくらい退屈」な生の中で、ごくまれにパーッと咲く100年に一度のお祭りなのかも知れんなあ、得がたいなあと…観たまんまか(笑)。

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冬祭り始まった2015-3

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」2回目みてきました。

★★★ネタバレです★★★

■良知アルフ
わははははは面白い。泉見君のアルフをディズニーアニメとすると良知君は日本のゲームキャラって感じ。
もっと小ずるい感じのアルフを想像したんですが(ネヴィルでいろんなことを感じたもんで(笑))、素直でキュートでイヤミでなく現代っ子の、わくわくするアルフレートでした。前半とか教授の孫なんじゃと思うくらいのシンクロぶり。「人類のため」の動線すばらしい。
しかし霊廟でいろいろやらかすのは今の仕様ですか(^^;)全体おもしろいけど「シャガールの娘が」でシリアスになりきれないのと肝心の「恥ずかしいですでもできない」が可愛くないのがいかがかと(笑)。平方君もそうですが君たち本当のヘタレって言うのはだな!と説教したくなるマイ浦井脳。

■らち君が何かとマグダに何かとちょっかい出してるのを見てアルフが主人公のギャルゲーを見たくなった話の続き。
サラルート:本編
マグダルート:シャガールに襲われるマグダを助けて分岐。
ヘルベルトルート:あのまま恋に落ちてエンド。
クロロックルート:舞踏会でサラの代わりに血を吸われてエンド。
教授ルート:サラに襲われる寸前に教授に助けられて無事脱出。

乙女ゲーでした。

■マグダ
「アアアアアアアあんたに吸われーたー!」が気持ちよくて死ぬ。

■美海サラ
「血よ。なめてみて」のハスキーボイスにノックアウト。

■ヘルベルト
なんだこれすっごい可愛くなってる(瞠目)。初日は「罠を張って待ってた蜘蛛」そのもので「Ah~Ah~Ah~」もアルフをおびき寄せるためにわざと擬態したって感じでしたが、これが「あれ?!会えた!」っていう驚きと喜びの流れになってて、日によるのかも知れないけどかーわいい。あとらち君だと身長が同じくらいなのでこれまた初々しくて女の子みたいに見える…うわー…恋だ…。
そしてその、えーと、したばきが長男に限りなく近いビキニ系と判明したわけですが何故判明したかというとカーテン開いた瞬間ズボンを穿くとこだったから(「待って僕は君とおしゃべりしたいな」の間にズボンを上げて止めてバスタブから降りて水滴を払い落とすワンブレス芸)。
なのでアルフに叫んだ「安心して!穿いてるから!」ではさっき見たし!と総ツッコミな客席であった(笑)。

■カーテンコール
クコールのかけ声はいいんだけどヘルベルトが大人しいの寂しいなあと思ってたら振り指導が入るようになったんですね。
「まっ」(振り)「ぴら」(ばーん)の振り解説で「僕らに大きな『ぴら』を下さい『ぴら』!『ぴら』をこう!!」ばんばん押してけ上口君。

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冬祭り始まった2015-2

ダブリン福岡に思いを馳せつつ「ダンス・オブ・ヴァンパイア」雑感続き。
しばらく不定期に続けると思います。

★★★ネタバレです★★★

■アンサンブル
ガーリックで一番始めに目についたのが照井君で、ほかブレイクダンスの人とかイモトTOMOちゃんの後継みたいな子とか「動きいいなあ!」という人が大勢おり。ただし舞台の後半になったら二度と彼らを見つけることはない…それがヴァンパイアの残念なとこでも醍醐味でもある(笑)。
というわけで誰が誰だかですがダンサーさん今回もすばらしい。
中でも「悪夢」満喫しました。闇伯爵たち3人も素晴らしいんですが(アルフはしましまだが)(しばらく言う)バックのメンバーが序盤からガンガン行ってて燃える燃える。「闇の中に深く身を沈め」の「みをしずめー」で2回腕を動かして下手にずれる動きが大好きなんですが、今回も女性陣の腕の動きとかむっちゃ綺麗。クライマックスからラストにかけてもしみじみカッコいい…ベッドから天井・床下・壁の向こうに消えていく動きもホント素敵。
「永遠」も最高。シンガー組とダンサー組が入れ替わって即座にダンサー組が激しい動きに入るところとか、クライマックスの「ひきずりーおーろせー!」水戸黄門じゃっじゃらららっらっの盛り上がり方とか思い出してもワクワクします。重そうなドレスの貴婦人があの音楽に乗ってジャンプ一回転着地、とかもうツボすぎて。
ただ退場時の客いじりはやや遠慮深い。まだ初日って感じかな(笑)。

■電柱とせみ
平方アルフ184。さやサラ157。その差27センチ。
かつての浦井アルフと高橋サラの身長差が181・153で28センチでしたから、身長ギャップでは二番手なんでしょうが、いや、大きいなあ平方君!お風呂の場面はサラが裸足でアルフが靴はいてる、っていうプラス要素もあるとはいえ、「守っていたい」への当然ださっさと行け、感が新鮮でした(笑)。
この身長差だとラストの吸血どうなる?と思いましたが、華奢なサラがアルフの首を下から捕らえ、ぐぉら!と抱え込んで噛みつく、という構図に脳内ブラボー。いや愛ちゃんのグレムリンジャンピング吸血も可愛かったんですが(名前は勝手に)、あれだとヒロイン度よりホラー分が勝つ気がするので、少女っちい沙也加ちゃんだとこれぐらい色っぽく行った方がいいな、と。

■電柱とせみ2
で上口君は175なわけで。歴代ヘルは長男181次男182だそうで、アルフは同じくらいか見下ろすパターンが多かった気がしますが、今回はその差が逆転。結果、ヘルベルトが可愛くなるかと思いきやご覧の通りだよ(爆笑)。
一幕の来日アーティスト風とは打って変わったまがまがしい開放感、ゴシックかつこう、ロ、ロリータと言っていいんじゃないか胸元つるぺた色白を強調する黒装束&シースルーと攻めまくり。そらアルフも見た瞬間固まるわ。
そしてこの「アルフの方がでかい」を活かしまくった動線の面白さ。ダンスのリードのガッチリした強さやら自在に操っちゃう正確さやら、「逃げられない」感も「こいつ怖い」感もむくむく育っていくし、あんたいつ呼吸してるんだっていういつもの上口スキルも遺憾なく発揮されてるし(笑)。とにかく、無駄のなさに見とれる。「そうお尻が素敵」の姿勢と目線の持って行き方とか拍手しそうになりました。

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冬祭り始まった2015

「ダンス・オブ・ヴァンパイア」2015年初日を観てきました。

★★★ネタバレです★★★

大汗かいた…!!!
主にフィナーレで熱狂したからですが、それ以外にもなんか自分これほど緊張する作品てないんだよな贔屓出てないのにね!!!!
キャストのほとんどが初見っていうのも初演以来の体験だし。
「演出面では概ね前作を踏襲かな…?」とか油断するとガンガン不意打ち食らうし。セットも同様ですし。

やあやあ全開で楽しみました。以下キャスト中心に雑感モードで。

■父上
父上はもうごじゅうく・綺麗なヴァンパイアになった…(字余りすぎ)
いや、もう、なんかウツクシサにびっくりしました(^^;)衣装といいメイクといい、こう、以前の伯爵のドーンとした感じより、宝塚の閣下みたいな青白さが際立つっていうか、でも祐さんだからがっつり男っぽくもあるあたりが。全編、お色直しも鮮やかだし。
歌はもうどれも感涙。「終わりのない欲望」はもちろんですが、スカーーーンと持ってかれたのが一幕ラスト。後述のアルフで「どんな場面だコレ?!」と思わないでもなかったんですが(笑)なんでもいいや持ってって伯爵!っていうパワーと美をこれでもかと見せつけてくれました。
そしてフィナーレ・ラスト!!!「やったぜ!!!!」と叫んでしまった(笑)。あれ観たら今回出てない人きっと悔しがる(笑)(笑)。

■アルフ
あほの子アルフは愛せるアルフ(韻を踏んでごまかす)。いや、歴代最も、その、なんていうか、その…!!!
「おいなぜそこで笑う」「君大丈夫か、ホントに大丈夫か」「一幕終わりでその表情って何だ、話終わっちゃうじゃん…!(笑)」とかのたくさんのツッコミが、最終的に教授への「100年も一緒に居てくれるんですかー」で吹っ飛んだ(笑)。もういい、君はそれでいい。
しかし衣装がしましまなのはどうなんだ(^^;)可愛い、可愛いけど「悪夢」の影アルフもしまじろうになってしまうデンジャラスに気がついた時の衝撃。

■サラ
素直に「少女!!!」これ意外と新しい。
「もうお風呂になんて、入らないわー!!!」で紙テープ投げたくなったブラボー。
フィナーレの衣装もめっちゃくちゃ可愛い。
ツボ場面は改めて。

■ヘルベルト
予想の斜め左を行く上口テイストでした。
「Ah~Ah~Ah~」でまず呼吸困難。うますぎるわ!!!(スタンディング罵倒)(絶賛)
「父上もね…」(上っ張り脱ぎ)「思うんだ…」(髪クリップぱさあ)と「FOR YOU!!!」だけでほぼ果たしてもらった感じですが、反面あまりに人外すぎて怖い怖い怖い。教授に撃退された時のポーズとか下手すると家庭に棲みつく黒いインセクト。禅教授の沈黙が完全にコックローチ吹き付けて「まだ動くかな…」と見守る時のあれですいませんやめます。
「恋をしているなら」はこう「リードの上手い踊り手は初心者もガンガン躍らせられる」っていうのコレかと(笑)。長男が「僕と踊ろ!」だとすると三男は「君は踊るんだ。」なんだな(笑)。
総合的なイメージで言うと「人間じゃないんだけど長男の人間じゃなさとまた違う」こう、ヴァンパイアって普通もと人間だと思うんですが上口ヘルベルトはこの形で「発生」してるんじゃないかっていう。父上の息子とか養子とかいうより、気がついたらいた森の精霊かなんかで、もしクロロックが死んだら跡とか継がずに煙になって消えそう。
一幕ラストの出方とかもすごく良かったんですが、いかんせん衣装のインパクトで記憶が半分ない(笑)。「あーこれ長男が大好きな某バンドの人だ」とか「長男が美形とすると三男はビジュアル系」とかいろいろ思ったには思ったんですが…ああ、巻き戻して見直したい真夜中のグラサン。
なお舞踏会は完璧。貴族調というよりはやっぱりカッコイイ人外なんだけど、サラに笑いかけたりアルフに近寄ったり、この存在なりの居方だなあと。何より伯爵と完全シンメトリーで「交流」してるところでヒャッホォォオオイと。

■マグダ
実はMVPはこの人だったり(笑)。曲名あとで入れるけどシャガールの死体に駆け寄るところとか歌い上げとかむっちゃくちゃカッコよかった。

まだいっぱいあるけどとりあえずここまでー。

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