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2015年10月の7件の記事

ダブリン東京楽2

「ダブリンの鐘つきカビ人間」東京終盤のネタこまごま。

■王様のごほうび
「あなたの人生を○○が描く」系はいずれも豪華ですが、さすが東京千秋楽は「劇団☆新感線が舞台化します!」とさらにゴージャス。
続く侍従長は「いのうえ歌舞伎で!主演は橋本じゅん!」と畳みかけながらついに吹いた(笑)わけですが、市民、特にきーさんがヨロヨロ前に出そうになるのにはドキドキしました。あそこで志願したら橋本じゅんさんのきーさんが観られたの?それとも小西君に化けるの?の場合じゅんさんが「マリウスを演じる小西りょうせい」を披露してくれるの?(超みてえ)

■きーさんといえば
病気が治る瞬間が見たかった(しかたがないことだが)

■王と侍従長
視察して病気にかかったり、鉢植ぶつけられて大怪我したり、労災率がハンパない王家ですが、それでも病のみんなに見舞金を配ったり(そのまま病税で市長の懐に入ってたら酷い)、「鉢植えぶつけた」カビ人間が処刑されるのを止めたり、ホント偉いよな王室。跡継ぎがいないっぽいですがあのあと養子はとったんだろうか。
ジジイに見舞金渡す侍従長の「これであったかいものでも食べなさい」は後半、バリエーションが生まれてましたが、「甘酸っぱいものでも」「チーズ味のものでも」とかの末の千秋楽「これで何かペースト状のものでも食べなさい」といい感じの労わりモードに着地した(笑)。
ホントよく働いてる二人とも(さめざめ)

■中村さん
「モノノケは中村さんに任せた!」とよろしくされる中村さん、ゆるいコスチュームとゆるい動きで微妙に聡を追い詰める動きがツボだったんですが、終盤ある時から急にブレイクして完全にダンサーモードになった。どう表現しよう…両手で手刀を四方八方に投げながらめちゃくちゃなステップかつ凄いスピードで進んできて、「誰!!」言われてストップ、「ナカ・ムラ・デス!」の三泊でビシ・ビシ・ビシとポーズを決めて、スピード再開してモノノケ聡に襲い掛かるという。
これを上手側で見送る真奈美の「上段に上段で構えるのは不利だぞ」の台詞が「上段にじょうだ…………ふりだぞ(ささやき声)」みたいになっててもう腹筋がねわかるよ(客席も瀕死)。

■わくだーなー
マッチを求めるシスターにあくまで若鶏のから揚げだっけ照り焼きだっけ推してくる店員さん。「当店の若鶏、見た目ほど若くないんですがー」「最近では若手の育成に力を入れて」「(スタンプカードが溜まると)私の家にご招待しますー」「うちの若鶏は本当に若いのでー」シスターおつかれ(客席も死屍累々)
しかし篠井さんが素晴らしいのはああいう転がしときゃいいであろうネタでも分からないときはコメント入れるところだよなあ(いつぞやの「トゥタヤ(TU●AYAな)」への「何?とぅたや??」→自爆はおかしかった…)
ついでにポーグマホーンの海賊の人、「この役の正解が最後までわからなかった」がみぞおちに入りました。

■真奈美と聡
公演後半で一番印象が変わったのが真奈美。テンポが速くなって台詞が小気味よくなって、全体にこう、若返ったなと(失礼)いや、ミュージカルモードじゃなく若造っちくなったのが真奈美に合っててよかったなあと…終盤のいなせモードまでいくとややちーちゃんの芸風から遠いかなーーーとも思いましたが(私見私見)。
いっぽう聡は2,3歳分お兄ちゃんになったのかなと…真奈美に対する控えめな包容力が見えてきた、とも言えるし、「嬉しさを隠しきれないエルビス」に説得力が出る程度にオジサン化したともいえる(笑)。
なんだかんだお似合いの二人、一生ケンカップルでも結構幸せにやっていけてたかもなあ(反実仮想)。

■上手から下手まで
動物でどっかんどっかん舞台の端から端まで走ってく市長が大好きなんですが(ものすごい絵だよねカビ人間登場)、その後の動物がものすごく自然な芝居してるのにもああ、そここだわっちゃうよね!まさに!と思う。極端な話、これが成志さんとの最大の違いだな!!と(異論は認める)。K吾さんの場合完全にファンタジーの生き物としてあの動物のキャラを作りこんでるんだけど、成志さんのだと「理由は説明できんだが断る!」をピークとして、むしろ動物のパチモノ感を強調して市長のキャラに取り込んでた気がする。それぞれ中の人にものすごく合ってるよなあと(笑)。

■上手から下手まで2
「この結末を語らないわけには行かないのです」のところ、市民たちの間を縫って一回転する動きがホント好き。

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ダブリン東京楽

「ダブリンの鐘つきカビ人間」前楽&千秋楽を観てきました。
前楽が正面段上がりベスポジで、楽日は最後列だったんですが、それぞれ新しい「絵」をいっぱい見ることができて悔いなし。いや地方ありますが。
また雑感モードで。

■最後列
席に恵まれた今回、後席がむしろ貴重で(笑)いろんな絵がみられて楽しかったです。
中でも嬉しかったのが冒頭、「誰が撞いてるんだろうね」カーンカーンカーンじゃっじゃーん!のところ。剣をサッと薙ぐ市長と、スッと帽子を取るカビ人間、この両端の動きが同時に目にはいって鳥肌ものでした。カビ人間が帽子を取る仕草はどれもホントにツボなんですが、この挨拶モード、はじまりはじまり…という雰囲気の、背筋を伸ばして帽子を…という動きがホンット好きでね(T_T)。
この公演は客層的にリピーター率が少なめなんですが、それでも楽なので初見の人は少なめだったかな(それでも大勢居たけど)。おさえとカビ人間の会話のところで、いつもなら大笑いが起きるくだりですすり泣きが聞こえてきたのも印象的でした。あれは分かるなあ。回を重ねるうちにおさえの言葉が「翻訳」要らずでダイレクトに伝わってくるんだよね。これは星来ちゃんの声の表情の深まりっていう要素も大きいと思いますが(もうラストとかなー!!!(T_T))
…そして客席の出入りが多いのも印象に残った(苦笑)。しょうがないわな、135分だと思わないわな最初は(^^;)。

■シスター
この人が一番かわいいなーと思うのは「そのことわざ知らん!」「あたしもっ!」の言い方だったりする(笑)。
最近のお気に入りはもちろん最期の「男なんてっ」から引っ張る流れと「さっさと死ねェ!」を受けての、気持ち残念そうな、でもどこまでも優雅な退きっぷり(笑)。

■戦士
おさえの叫びでだんだん、事態を悟っていくんだけど、おさえが剣を振り上げる直前はカビ人間を見上げていて、おさえのアクションにギリギリまで気づかない。それでも気づいてすぐに飛び掛れば間に合ったかもしれないのに、そこで被弾した肩の傷が痛んで、届かない…っていう。
……重ね重ね一番可哀想だよな戦士が(T_T)。

■あんまり考えないほうがいいような気がするが
みんな考えると思うけど。あの街はどうやって滅びて行ったんだろうなあと。
戦士は街を去ってしまったんじゃないかと思うし、王様は王都に帰ったんだろうし(あの王様なら侍従長連れて帰って後の面倒見てあげるぐらいするだろう)、後味の悪そうなかつての病人たちはそれぞれ、淡々と日々を過ごして行き、やがては街が寂れていった…というのが案1。
…案2はもちろん「市長が全員斬った」なんですけどね(^^;)。あの人が自分の運命を悟るまでどれくらいかかったかは分かりませんが、何年も何年も鳴り続ける鐘を聞く内に、どこかで糸が切れたんだろうなあ…と「現代」でも遠景にいるカビ人間を見つつ思う。
「街が幸せになる」ことでしか自分たちは幸せなれない、そのおさえの願いは美しいんだけど。病気が治ってもたぶん町の人間は幸せにはならない。なんでかって彼らの真の不幸は病気とは別のところにあるから(おさえにはそれは絶対に分からない)。天使や目玉の残酷さは変わらない。おさえの罪である侍従長の傷とか、「病気」を裏返そうとした市長の行為の黒さとか、そういうものも結局、覆せない。さらにカビ人間のかつての罪だって消えない(だから鐘は鳴り続ける)。
…そう考えるとけっこうな欝エンドなんだけど(もともとか(笑))。
人を斬り続ける市長と、鐘を鳴らし続けるカビ人間と、おさえの起こした奇跡が生き続ける。まあなんなんでしょうねこの黒さと清らかさが混在する、結果爽やかな後味は(^^;)。

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ダブリンさまざま

ダブリン雑感です。
※ここまでの投稿のタイトルを直しました。

★★★ネタバレです★★★

■音楽
ホント今回、音楽が好きで。BGMのひとつひとつがツボでしびれます。
中でも好きなのはオープニングはじめ、随所で使われているあのテーマ。
えーと
「誰が衝いてるんだろうねえ」じゃっじゃーん…
とか
「話を終えるわけにはいかないのです」じゃっじゃーん…
っていう…市長きっかけが多いからなのか、そうかラストもそうだわ(笑)。
真奈美の名曲アルバムは歌声や音程が綺麗なだけに、日常でもしょっちゅう浮かんできて軽く迷惑ですイカ焼きぽんぽん(笑)。いっぽう意外に頭に入らないのが群馬水産高校で、これは100%篠井さんの旋律が日替わりなせいだな(笑)。ホント毎回それなりに成立しているのに闇雲感が抜けないの流石です。

■一番ピュアだと思う場面
帽子の花を見るカビ人間。「さようなら」って挨拶する前に帽子をとるところ、侍従長に撃たれて転がって、帽子を見つめて抱きしめるところ。

■一番陰惨だと思う場面
「すぐに現れる」侍従長の頭をなでてあげる市長。序盤で市長の横槍をはねつけた侍従長の場面を引っ張ってみると、優しい仕草が最悪に黒い。
「虫、多いな」って一番キツいセリフですわあれ。

■一番可愛いなと思う王様
「ハタキをかけていたら巻き込まれちゃった感」が最高に好きです。
が下手前方で見ると目の前の王様がおかしすぎて深刻な場面をどう味わうかっていう葛藤がね(それでいいんだけどね(笑))。

■時代
「写真。写真はないな」とか痺れる。
「証拠ないの?」って言われて考えるんだけど、少なくとも「写真はない」ことが確かだって言い切れるくらい、彼は過去の時代の人なんだっていう表現がいいなあと。
同じ流れではあるが毛色の違う話で「バターになりますよ」の元ネタにこの人いつ触れたんだろうっていう話もある。退屈だからクロロック伯爵よろしく書庫にどっさり本があるんだ。でもちびくろサンボみたいな絵本も揃えててさらに今時のマンガもひととおり揃えてそう。(テレビはないけどAmazonで注文はできる的な生活)
…ちなみにK吾さんのパンフコメントどおりこれが「1000年前の話」だったとするとこの人クロロックより年上なわけで、「19XX年~歌姫と下男に逢ーぁったー」とか歌ってたらロマンある(ややこしくなるので群馬水産やAKについては棚にしまっとこう)

■バターになりますよ
…というネタが分かる世代が限られる、っていう話がわりと本気で怖いなと思います(^^;)。うちの母とかバカ受けしてましたけど、あの絵本を読む機会が、自然にまったくなかった世代があるんだということ。
あの論争の是か非かはおいといて、けっこう文化って10年単位あれば簡単に消せてしまうんだな、というおそろしさ。
口伝や絵本はホント、繋いでいこうね、なるべくアナログにもさあ…。
それはそうとホットケーキたべたい。

■街がしあわせになること
地下でのカビ人間とおさえの語らい、嫌われながら生きてくことや「この街」での自分をまっとうしようとするカビ人間の独白が、おさえの選択「街が幸せになること」に繋がってったんだなあと思うと本当に切ないです。
病気は治ったけど、それ以外の傷や欠落は全部残されたわけで。あの後、街そのものが、ゆっくりと終わっていったんだろうなあ…。

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ダブリン重箱

「ダブリンの鐘つきカビ人間」パルコに通っております。
場面別雑感なんぞ。

★★★

■「王よりお言葉を賜る。」
ググったりWikipedia見たりコックリさんしたりダカーポのバックナンバー探したりと毎度、治療法を探す王様、ネタが多くてとても覚えきれないけど毎度大笑いしております。
千弘ちゃん入籍の日はなんかネタあるかもなーとは思ってましたが王様の「もう女優の言葉なんか信じない」を皮切りにいろいろ起きてましたね(笑)。直前に結婚について会話してたってことでしょうか超笑った。後のシーンで、司会者のプレゼントがサイン本になってタイトルにもなってたり。あと王様が落語にスライドするところで「毎度おなじみ喜六と清八が『婚姻届を出しにいく』その道中の陽気なこと!」ってのもあった(笑)。

■「勇ましき少女よ」
「…少女は言い過ぎた」のところで王様と聡が「あぁぁ言っちゃった」的なリアクションをするんですが、上手のほう見てみたら止まり木ときーさんが真奈美の顔をのぞき込んで「ないな」「ないない」って手を振ってた。無礼であろう(笑)。

■「旅人よ、ひざまずけ」
侍従長の祝福?念?のところはマクビティーが基本っぽいんですが、例のちーちゃん入籍の日に「きゃんゆーせれぶれー」歌ってたり、別の日にものすごい自然な呼吸で「お前を嫁に」って歌ってたり(トークショーで「一瞬のさだ」「ワンさだ」と呼ばれていた関白宣言)ひざまずく真奈美の顔がわりと大変なことになってます。
そして今日の「いさすてぃっくまいやー」って誰かの必殺技かと思ってググったら「もしかしてリサ・ステッグマイヤー」って出たごめんそれだ。

■わくだーなー
米国発祥の某ハンバーガーショップは本来「まくだーなる」と発音するものを、日本のえらい社長が「日本人の感覚で言いやすい発音」として本社の猛反対を押し切って今の「●クドナルド」としたんだそうです。
このコーナー毎回死ぬほど笑うんですがおかげで最近Tポイントカードを勧められる度に笑っちゃう病気にかかりました。
対するシスター、今日はTポイントカードの流れを振り切ろうとして「ファミリー●ート嫌い」と口走ってしまい、水を得た魚のような店員さんに「ファミ●ーマートお嫌いですかー」「ファ●リーマートとー、何かあったんでしょうかー」と下からガンガン顔を覗きこまれ、お店の隣の壁と友達になって震えておられました。

■教会の火
「コーラ2」→「マッチ」→教会に火、っていう流れが本当ーーーーに秀逸で感動します。場面的にも大好きで、火を掲げるシスターの動きがめっさ綺麗だし、天使が歌い出すところでは震えが走るし。
しかしあの「私がライトで!」「私がレフト!」の黄金バッテリーの華々しさはなんなんだろう(笑)。

■れでぃーす&じぇんとるめん
エルビス登場で身構える戦士が大好きです(すだれも活かしてるし)
司会者のパントマイムシリーズでは隣のメンツのガマンぶりが楽しいんですが(すいません)、真奈美がよく偉いことになってる&戦士がものすごい顔で自分と戦っている、のに対して意外と全く動じてない聡が大物だと思います。
自分で一番笑ったのは「仲良しのかえる君と一緒にホール&オーツのコンサートに行く」っていうやつで、かえる君の乗った手の平を曲に乗ってパァンやっちゃってあぁぁ!ってなるあれですが、10月21日にホール&オーツの来日コンサートがあるそうで、その日はそれを踏まえて何かなさるとトークでおっしゃってました大王。

■「結末」
回を追うごとにおさえちゃんの迫力が増していく。
奇跡が起きてみんなが病気から快復しても、おさえ自身が傷つけた侍従長の怪我は治らないし、かつてカビ人間に騙されたジジイの目も治らないし、彼らを陥れて命を得た市長はリセットされた剣を抱えて次の千人を斬らなきゃいけない。それぞれの罪の結果は全部残る、っていうところにゾクゾクします。他の連中もいずれ「悲しみを抱えて滅びていった」んだろうなあ。

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ダブリンとーくトーク

「ダブリンの鐘つきカビ人間」トークショーネタ少し。

行けたやつからランダム箇条書きで。

・市長の中の人は「困ったらポーグマホーン」て決めてたんだろうと想像する。しかしその困った瞬間が来たのが篠井さんからの「真面目」「キレイ」「キラキラ」誉めまくり現象で、結果「照れ隠しにポーグマホーン」になっていたのが超おかしい。いやホントあんなにストレートに「こんなに真面目な青年が悪役をやるなんて」モードで接してくれる共演者いないよ?(笑)

・しかし2回くらい「ポーグマホーン!」使ったあたりで塔の上からカビ人間がAKで狙っていた。

・ささいさんを表現するK5さんの「このよのものてきでない」っていうフレーズが偉い可愛かった。

・「ささいさんの好きなところと困ったところ」言われて絶対Disネタなんか出せないであろうK5さんなんて言うかなと思ったら例の「稽古Tシャツをズボンにin」が飛び出し(笑)隣の二人もめっちゃついてきてて偉い和やかでした。

・「病気の人はラメ入れよう」ってみんなキラキラ入れてるそうですが戦士とジジイはどうなんだろう。

・ポーグマホーンは「クソ食らえ」って意味だそうですが、「奇跡なんてクソ食らえ、ポーグマホーン」は病気のおさえが、奇しくもポーグマホーンの銘を唱えちゃってるわけなんですね。

・G2さんのオーダー(ダメ出し)で「うさぎ跳びが真面目すぎる」と言われた市長の中の人は、悪く見えるためにうさぎとびしながらタバコ吸うようにしたそうですね。「それで悪さが伝わるのか」というツッコミはその場で出てたので私は言わない。うん。

・エキサイトすると次に何を言ったらいいかわからなくなることがある、が共通する市長とシスター。市長は「市民よー!!」って言った後、ささいさんは教会ソングの後あたりがやばいそうな。あるあるトークモードになってる圭吾さんだったんだけどハイペースささいさんに「若いから大丈夫」みたいな感じで結果的にバサッと斬られ(笑)、後ろでえぇぇ顔になってておかしかった。

・佐藤隆太さんのお子さんがゲネプロ?を見て、何が良かったか聞いたら「馬と校歌」って答えたそうです。うまも今度、一緒に歌わないか群馬水産高等学校(隣で揺れててくれればいい)。

・仮面の戦士が天に召されるところ、後藤天使はかつてフライングで現れてたそうですが、もう最近下見るの怖いから釣られるのは厳しい、と思ってたところフライングはなくなって、良かったなあと思ってたら「バレエをやれ」と言われてそれはそれで大変だったそうです。華麗でいいと思う。余談ですがあの天使が戦士の背中に羽をつけるとき背中の布をちょっと直してあげるのと、はばたきながら真顔で真奈美と目を合わせるところけっこうツボです。

・とまり木に掴みかかって「カビ人間を殺して!」と叫ぶおさえ、熱演するせいらちゃんはある日、シャツを掴むんじゃなく指が食い込む勢いで胸の肉を掴んじゃってたそうで。しかし大王様これを表現するにあたり「昌也の胸に七つの傷が」ってまた若い子置いてけぼりです。

・わくだーなーの場面G2さんはかなり早い段階で手放した(笑)そうですが、黒ヒゲ危機一髪のあれは「海賊で」としっかり指定されたそうで、稽古場でマギーさんが衣装つきで繰り広げた「談志」や「丹下段平」などのバリエーションはあえなく没になったそうです。

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ダブリンな人びと

「ダブリンの鐘つきカビ人間」雑感。まずは人物中心で。ほぼ順不同。

■カビ人間
以前見た大蔵さんはちょっと怖い感じがして、「ウザさとピュアさが共存」っていうイメージでした。みんなに避けられるのに対してこう、1割ぐらい「しょうがないかも…」って思っちゃう、市民達に同調しちゃう感情があったわけで。その分、自分が街の連中と同じ罪人みたいな気分になる→その罪悪感がおさえに斬られて昇華する、っていう流れ。
一方、ピュアさが先行してるように見える佐藤Ver。まじめで、優しくて、ぜんぜん悪くない、みんなに避けられてとまどいつつ、薄々「自分は罪びと」って気づいてるのかも…?っていう雰囲気すらある。こうなると話の感じ方が変わるよなあ。逆にカビ人間の哀しみやら諦観のほうにシンパシーを感じてしまうから、酷いよ街のみんな、悪すぎるよ市長、ってなるし、最後の、鐘つきに行く選択に対してもいろんな解釈が生まれてくるし。
おさえがくれた優しさへのリアクション全てが素敵でした。中でもグッと来たのがおさえが花を挿してくれた後、しばらくしてからその帽子を取るところ、単に帽子を取る仕草なんだけど、一瞬チラッと花を見る、この動きでキュンと来る。

■おさえ
どストレート体当たりなおさえちゃんだなーと思います(^^)笑顔の「じごくにおちろー」とか歯切れがよくて大好きだ(笑)。
クライマックスの印象はまだ噛み砕き中。あそこで文語っぽく、滔々と「逆」を口にするおさえって、小娘ではあるけれどもっと大いなるものでもある、今の感じ方だけじゃないと思うので。

■市長
走る歌う踊る叫ぶの市長も全開ですが、白髪時のこう、ズーーンと居るところこそがむしろヨシノケイゴ全開だなあと思います(笑)。冒頭とかラストとか、流言に嗤う場面とか。
むこう2ヶ月キリもなく細かい話すると思いますが、とりいそぎ先日、前方上手で観た時のオープニングが至福すぎた。BGMインの瞬間、視界正面に剣を掲げて歩む市長、後ずさっていく真奈美と聡、後方の上段・右におさえ、左にカビ人間。こういう時の奴の歩き方!なー!!!!(すいません当面こんなです)
あと、二人の後ろでヤバイとこまで構えてた剣を「証拠とかないの」で真奈美が振り返るのと同時にさりげない体制になるああいうのほんと好き。このノリだと何日もかかるのでおいおいに。

■シスター
群馬水産の「うーみは」のうねうねが好きです。「すいさん」はまだ解読できません。
わりとしっかり市長に尽くしてるよなシスター。別にメロメロな芝居してるわけじゃないのになんか腑に落ちちゃう流石。
マッチの場面毎回どのレベルまで付き合わされてくのかマジ楽しみです(笑)。「まどろんでー」

■侍従長
凛々しい侍従長とブキミな昆虫先生ホント凄い「事態は深刻だ」の説得力最高。
月曜ソワレ他の鉄板ネタでぜんぜん笑いが起きなかったのに「やんやーんやマクビティー」がやたら受けていて私はそこで「ああ年齢層高いんだな」と思ったという。マクビティ最近あんまり見ないなー食べたいなー。
ところでAK(アーカー)はカラシニコフってよく聞くけど「カラシニコフ式」だからカラシニコヴァが正しいんですね知らなんだ。

■戦士
見事な身のこなしと素晴らしいツッコミスピードでヒーロー街道を突っ走る。この人のお陰で職場で何の関係もない中村さんや岡田さんの話が出るたびに笑いをこらえる病気になった。
この話で一番可哀想なの戦士だよなあ。

■うま
嫉妬する(笑)違和感がなさすぎてあんまり笑われてない市長の乗り物と比べてこう、何してても立ってるだけでもドッカンドッカンくる馬に結構嫉妬してる私(笑)(笑)。

■ジジイ
トークショーで「年をとることで『許し』を知った」的な話があって、あ、なるほどなと…。
みんなの病気が治るシーン、この人が若返りモードで出てくるとドッと笑いが起きるのが切ない(笑)。

■真奈美
千弘ちゃんのちょっとボーイッシュなキャラに会えたのは「天使」以来で(あの子とまなみはまた全然違うけど)嬉しかったです。
白髪市長に絡んでるとこ見ると二人とも「レベッカ」の面影ないにも程があるな(笑)。

■聡
動きがいいよなあ。体全体で喋るっていうか、リアクションとかツッコミとか何するにも舞台大きくつかってて小気味よいなーと。
エルビス時の身長(体高)しりたい(笑)。あの靴で八百屋って大変だよなあ。

■王様
毎回毎回気を失うほどネタを詰め込んでくださる王様大暴走大好きです大好きです。司会者登場で客席がわーーーっと自然に拍手で盛り上がるあの空気最高だよなー。

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ダブリン始動

「ダブリンの鐘つきカビ人間」初日を観てきました。

感想たくさん、おいおいに。
今宵は贔屓のようすだけ。

出オチ。
乗り物。
作曲。
煽動。
「間」の操作。

生き生きしていた。そりゃするよな。
生き生きする要素ぜんぶ入ってるもんな今回。

爺スキルも暗躍スキルも全部使える。あと某場面ノリノリで踊ってる(コード「口之津の闇市」発動ですK5ファンの方)。
ちょっと恵まれすぎじゃないかと思いましたが(笑)出演者全員けっこう恵まれてるのがこの作品のすごいとこで。キャストそれぞれ皆さん、見どころいっぱい、感動いっぱいでございました。

細かい感想は少しずつ。

初日はひとつだけ謎を残して終わる。
あの「うみーは」「なくても」「すいさん」「まなぶよ」の振り付けは黒い人ですか、それともお二方オリジナルですか(オフィシャル振付とは全く思わない)。いやその、まさかあんなに息の合ったようすを見せていただけるとは……。

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