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2015年7月の6件の記事

twinkle

「ライムライト」大阪ネタを中心につらつら。

■音楽の話
いくつかのテーマが場面・場面で多重に、効果的に、テーマを持って使われているのがとことんツボな今作。初見でも音楽が心に残ると思うけど、リピーターとしては使われ方への「ああそうか!」がハンパない。カルヴェロの局面に応じた「あの男は誰?」の使われ方とか、三人のラブストーリーと「ロンドンは夏の夕暮れ…」の絡み方とか。間奏もしかり。
終盤のカルヴェロのステージ、スローモーションのあたりで、いろんな曲が混ざりつつアレンジもかかりまくりつつ、のユラユラ音楽のところは毎回痺れたし(通じるだろうか(^^;))、ユラユラから二小節おいて「いわしになりたい」のハイテンポに戻るところとか思い出してもゾクゾクする。
不思議だなあと思うのがカルヴェロの「その晩二人は食事をする」っていう台詞の入り方。一幕・二幕ともこの台詞と音楽の盛り上がりでスイッチ入るというか、ボロボロ泣いてしまうのはなんでだろう。
なお「コロンビーヌの死」お稽古場面は楽器の見せ場でもあると思うので(笑)オケピをガン見する日も作りたかったなー。

■オーディション編
二幕冒頭の稽古場ボダリングさんの日替わりのところ。
おもむろに「コロンビーヌの相手役のオーディションをします」と宣言する演出さん。
「古今東西のダンス」(ぱんぱん)バレエ!(ぱんぱん)タンゴ!…みたいな感じで、ホワイトソルジャーまさかの2ラリー負けにつき失格(笑)。
「ありがとう。今回はご縁がなかったということで」っててくてく退場。
時は流れてリハーサル、メンバーが入ってくるところで「あなた特別に合格よ!」よかったよかった。

■運転編
同じ場面、大阪二日目。
ここでボダリングは椅子を並べなおすんだけど、並べた椅子に二人で座って「さあ、劇場まで飛ばすわよ!」
助手席ポジに座らされたホワイトソルジャー佐藤さん、運転開始後に「付き合いなさいよ!」言われて「窓から肘を出してリラックスする兄さん」の体制になったのには拍手(笑)。
そして巻き込み芸は続き、「道端のひまわり達が手を振ってるわ!
…もう一度言います、道端のひまわり達が手を振ってるわ!!」
→けっこう手を振ってた客席のひまわり達(笑)
「よかった!舞台ってなんでもありでしょう?」

■カンタベリー1894
当初「顔が○○」シリーズだったのに「顔が長い」でシリーズ化したリアクション(笑)。
「顔が…長い!」つって即座に「巻尺」をちゃーっと伸ばしたのには大爆笑。もちろんメジャーの脇で顔を測らせてあげるポスタントであった。(ますます「本当ですよ」が意味を見失っていくけどへっちゃら)(あと「本当ですよ」でポスタントとくるくる回らされる潤さんの「舞台に上げられた感」のあるテレっぷりがツボです)
ちなみに大阪楽は「顔が…長い!舞台向き!!」でした。褒められている(笑)。

■舞台裏
カルヴェロ特別公演の準備のところ。
ここはネヴィルが入ってきてゆっくり下手へ抜けていくところへ、ボダリングが早足で抜けつつなんか言う、という流れなんですが。
「何これ。『僕たちの地球ロード』…ネヴィルさんDVD出してるの?ネヴィルさん?聞こえてるんでしょー??」(ネヴィルさん超早足で退場)。
千秋楽では友だち&マネージャー総出演モード再びでしたo(^-^)oすっげー受けてた。

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Various

「ライムライト」東京公演が終了。公演回数的にはまだ半分を過ぎたばかりだそうで、さらなる深まりが楽しみです。
…と石丸さんのコメントを前提に一応、書いているが今回はホント一回一回が一期一会で、初日は初日の、楽日は楽日の良さがあったと思います(笑)。
なので通常運転のツボらんだむトーク続き。

■緞帳の話
一幕では上手側の手前、二幕では下手側の奥にかかっている赤いカーテン。一幕は舞台の外側の話で、二幕は内側っていうことなのかな。
シャンデリアが透ける緞帳が本当に綺麗でなー。最初「ひもが緞帳のように見える」だと思ったんだけどあれ現実に布だよね?かなりガン見したんですが確信が持てませんでした(^^;)。

■「テリー、テリー」
テリーの愛の言葉に対するカルヴェロの言い方、これが本当にさまざまで。「バカなこと言ってんじゃないよ」かも知れないし「わかったわかった」ってはぐらかす響きかも、あるいは「ありがとうね」かも知れない。いずれにしても受け流してるんだけど。
父親モード、友だちモード、通りすがりの爺さんモード、無限のニュアンスにこもるいろーんな優しさがね(T_T)。

■駆け抜ける人々
初日の舞台裏でわたわた往復するシーン。前楽のネタが凄かった。ここ、通常はボダリンクが三回出てくるんですが、
一回目→ボダリンク「この小道具誰のー?」(通常)
二回目→カルヴェロに最初にお金貸してくれた友達「カルヴェロ~俺も出ることになったんだ!一番手だぞー!」的な声を上げつつ通り過ぎる。
三回目→マネージャーのレッドファーンさん「カルヴェロ!思うとおりにやれ!」的に激励しながら通り過ぎる。
という潤さん三部作。
…いや、これさあ、笑ったけどさあ、面白いよりこれ凄くない?むしろ感動じゃない?!(^^;)定番化してもいいぐらい見事な総出演でした。はやがえ大変だと思うけども。
ノーリアクションに見えたカルヴェロもテリーが来た時のいらえで「なんか変な人大勢通った」とつぶやいていた(笑)。

■「苦しいか?」
いろんな作品で「友人」を演じてきたけど、お互いがっつり生きて年取って相手の最期をみとる、っていう絵が見られたのは初めてかもですね。大概どっちかが若くして死ぬので(爆)。ヴォルフにもヘンリーにも若くして死なれてるしアンジョは自分が死んじゃうし。今回のカルヴェロへのポスタントの優しさは「恵みの雨」後の岡田マリウスへのアンジョルラス級です(自分にしか分からないランキング)。カルヴェロにステッキを持たせて、手を置く仕草まで、見事かつ本当に心に残るラストとなりました。
「苦しいか?」という台詞はおそらく、序盤でカルヴェロがテリーに問う「苦しいか?」という言葉を受けてるんじゃないかと思うけど、そこに続く「苦しみこそが生きていること」っていうくだりを頭に置いて聴くと、「いや、もう苦しくない」っていうカルヴェロの穏やかさが泣けたり刺さったり。

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AOTとーく18

「進撃の巨人」71話「傍観者」の感想です。

★★★ネタバレです★★★

■諌山ワールド
長距離策敵陣形の件で「悔いなき選択」と矛盾が出てきてる気がするけど、いいんじゃないかそういうの気にしないでバンバン諌山モードで過去話書いて欲しい…と自分は思います(^^;)。「悔いなき」は物語としては進撃の内だけど、原作における歴史の一部じゃないと思うので(この辺の位置づけは人それぞれですけども)。
っていうか5年前の幹部組のネタをもっとーッ!!「特別な人間」としてキースさんが誰をどう認識してたかとか、当時の雰囲気知りたいなー。

■若
イェーガー先生。思いのほか健全で、かえってさらに怖くなった(^^;)。でもエレンの空気読まない遺伝子は彼からっぽいな(笑)。猿の巨人の中の人と印象が似てますが、縁があるのかなあやっぱ。
カルラさん。普通の人だった、なんか嬉しい。そして可愛いすげー可愛い…のにエレンの女装にしか見えない(^^;)。
キースさん。「変わったな」って言いよどむリヴァイがおかしい(何かと気遣いの人になってしまった兵長)。質問コーナーでエルヴィンの整髪料の話題が出たばっかりなのでこれまた無駄にドキドキする(笑)。
ハンネスさん。20年前から飲んでる。なんでもいい登場嬉しい(T_T)。
エルヴィン。団長云々のやりとりは5年前で、長距離索敵陣形の提案はさらに前、この時点で20代ぐらいってことかなあ。マリーさん出して欲しいなあ。

■「あんたの劣等感なんかと比べるなよ」
中二根性は人生において大事ーな通過儀礼だと思いますが、責任ある大人のそれはシャレにならないという話(^^;)正直、かわいそうですが。
ハンジさん怒る怒る。リアル中二世代が大人の世界で健気にがんばってる兵団ゆえってところもあるかもですが、立場ある相手にはホント厳しいよな。リヴァイの方がどん底で生きてきた分、大人の弱さ分かってる、その辺のバランスがかなりツボ。

■伝統
調査兵団の団長のジンクスなんでしょうか「酒場の女性に惚れる&親友に取られる」。時期はもちろんずれてるでしょうが、カルラさんとマリーさんが同じ酒場だったりしたら滾るなあ(マリーさんシガンシナ区ってことはないかもですが)。次の団長も継承して欲しいところだ…けどハンジさんの場合、誰をどうしたらいいやら(笑)。

■装置の故障
「あ あ あ あ あ そうだったのーっ!」
ってなったラスト。進撃はホント油断ならないですね(褒め言葉)どこで誰が何を思ってどうしてるか、それがいつ明かされるか分からない。
カルラさんの大事な思いが伝わってエレンが救われていくといいなあ(T_T)。

映画(アニメのほう)の後編観てきました。正直エンディングで全部持っていかれて本編の記憶がほぼない(^^;)…けど序盤の壁外遠征の音楽の使い方がすごくカッコよかった。そしてアニが綺麗だった。アニが綺麗だった。
件のエンディングは「追加映像」と聞いて一番期待していたところがドンピシャで見られたので超嬉しかった。作画はもちろんカッコよかったしぱくろみさんの抑揚のつけかたとか最高だったし、これ全画面+キャプションなしで見られるんだったらDVD買う。どうなんでしょ。あの台詞で切れるっていうのがマジ痺れる。大好きな「怖いなあ」は二期待ちですが我慢するオッケー。

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Calculated

音楽劇「ライムライト」ランダム雑感です。

■構成の話
分かってみると一幕の構成ってかなりクッキリしてて、逆に「なんで初見だとああも分かりづらかったんだろう(^^;)」っていう検証に移りつつある。ミステリーでもないのに終盤でササーッとクリアーになる、なんでしょうねこの感覚。
ようは欲張り構成ってことなのかなあと。カルヴェロの幻想、カルヴェロの過去、カルヴェロの構想、みたいな「内面描写」の部分と、上手側に「役者たち(?)」がいて「役」として登場し「役者」に戻る、の仕掛け。これが場面場面で交錯してるから、ノリで見ようにも翻弄はされるわな。
二幕は冒頭で「役」に入ったら、カーテンコールまで「役者」には戻らない。…たぶんこれがやりたかったことなんじゃないかと想像する(^^;)つまり一幕の「役者に戻る役者」を、最後にやってるのがあのカーテンコール、「寝椅子から起き上がるカルヴェロ役者」なんじゃないかと。この空間全体がまだまだ作品の中なんだよーみたいな、「カテコも舞台の一部」をちょうど裏返したような…どうもカッコよく書けないな。

■一幕の話
と、腑に落ちてしまえば一幕の役者→役→役者、のループを楽しむべきだ。楽しむべきだ(二回)。例のドクターが役割を終えて背筋をスッと伸ばして、白衣を脱いでかけるところとか、ポスタントが髭をベリッと外して皮肉な傍観者に戻るところとかドキドキします(着替えフェチなんです(告白))。
流石だなーと思うのがテリーの回想で後方に出てくる舞台監督だっけ演出家だっけ、とにかく「君の姉さんの過去を知ってる」帽子の人。絶妙に顔が隠れてるのと、照明と立ち位置と呼吸とで、さりげないポーズが真っ黒に見える。この人ほか、役によっては、着替えをしてから一旦袖を出て入ってくる、または役のまま出て行って戻ってから着替える、それによって雰囲気を使い分けたりする細かさ加減が楽しい。
一幕終わりの劇場支配人さんはポスタント氏と重なる動きだけど別な人なのかな。

■テリー
これヒロインが全てを決める芝居じゃなかろうか。
一幕の静、二幕の動。庇護される弱い存在から、強くて優しさ溢れる存在へ。ゆるぎない愛情をもってカルヴェロに尽くそうとする真っ直ぐさと、変わらないひたむきな愛情。もう恋なのかとかそうじゃないのかとかどうでもいい美しい(T_T)。
正直テリーの台詞って、文字で見たら何だ君は進撃のミカサか、っていう謎の語彙というか体言止めの嵐だと思うんですが(^^;)、全ての台詞において目が口以上にものを言ってるというか、言葉のひとつひとつに無限のニュアンスが込もってて引き込まれます。

■らちくん
映画見てないけどネヴィルってアンドラーシュ級の重要な役だと思う…んだけど大人しい印象ですね。元気な役やとんがる役とは違ったキャラを完成さして欲しいなー。素直で誠実なとこはいいと思うんだけど、テリーをグイグイ引っ張ってく魅力を持つ役だと思うので、その辺どうなってくかみていきたいです。

■日ネタの話
二大キングが毎日いろいろかましている印象ですが、一人はギャグとシリアスの境界がしっかりしており、もう一人はべつだん境界を設けようともしていない役作り、っていうわけで後者の人がかなりデンジャラスです。うん石丸さんです(爆)。客席がついて行っちゃうから危ないよなー(^^;)。
潤さんはやはりというか絶好調。二幕序盤の舞台裏で白タイツの彼(もう名前はホワイトソルジャーでいいやってことに昨日決まった)に絡むところ、二日目時点で「そろそろこの場面、ダメ出しがかかると思うの~!」と高らかに叫んでらっしゃいましたが、継続してるところ見ると大丈夫だったみたいですね(ダメは出たけど続いてるという説もあるが)。
いっぽう、舞台裏でばたばたと往復するところの方が元にもどったのかな(笑)。月曜日の「ばれちゃってるかしら、私の役のモデルってミヤモトアモンだということをー」には客席が爆発してしまったし、その後カルヴェロの出番が来たとこでも「ハイ宮本さん」言っちゃったしで(^^;)。
あと一幕でポスタントの口上で笑うところも日ネタ化している。「おかしい、(台詞じゃなく)顔がおかしい」「顎が長い」etc。ふふふ餌食になれふふふ(全力待機)。

■宇宙
終盤、カルヴェロの視点で周囲の人々が動いていくところ。ストップモーション、スローモーション駆使して「カルヴェロの視点」でお話が進行していくところがすごく好きです。
真骨頂は舞台が始まった後の「あの男はだれ?」のメロディが不協和音風に響いていくところですね。海の底を泳ぐような、あるいは朦朧とするカルヴェロの心の中みたいな、その彼の前を舞台が、または人生そのものが通り過ぎていくような。「スローモーションで、人は、泣ける!」とはポスタントの中の人の言ですが(別にワンデイモアの話ではない(笑))、笑いながらおどけた振りをしてカルヴェロとシンメトリーの踊り→ポスタントとボダリンクがそろって脇に立つ&表情が消える、やがて他の面々も徐々に加わっていく。この流れにゾクゾクする。

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Beautiful

クリエにて音楽劇「ライムライト」初日を観てまいりました。

★★★ネタバレです★★★

超ねむいので詳細は明日以降、ですがホントこれ、土下座したくなる美しさでした。
なんで土下座かって原作映画観てないけどなんでも劇場支配人役らしいから何ネーダーって名前つけようかなとか、前半テリーがカルヴェロを呼ぶたびに
https://www.youtube.com/watch?v=RZ0cgMDlGcY
この歌が頭を旋回してたり(これはこれで名曲だが)

していた自分の失礼さに関してあやまりたい。ごめんなさい。

序盤から前半の構成が変わってて。主役二人が普通の芝居を進行させつつ、「傍観者」なのか「出演者」なのか、周りの人々が入れ替わり立ち替わり、演じたり動いたり舞台を観察したりしている。このちゃかちゃかした動きがだんだん収束していって、物語がゴトゴト回り出すのが一幕。で、二幕になると一気にお話の中身が動き出す。一幕でほとんど動けなかったテリーが、二幕で軽やかに踊りだした瞬間からパァァァーっと視界が広がり、視点が定まり、観測者たちも役になり、お話が進んでいく。

この一幕に最初集中できなくて、うーん工夫がきつくてなじめないかも、と思ってたんですが次第に、カルヴェロとテリーの物語に引き込まれていって、その二幕頭でうわぁぁぁ!ってなってからは完全にのめりこんじゃう。で、終盤でポロポロ泣きながらあれえ?もしかして一幕のあれもこれもこの終わりに繋がってたんじゃん?…とか思い起こしてまた泣くっていう。

ファンがわーきゃー楽しむタイプの作品ではないですが(実際、役者より役柄を楽しむべき作品で、気がついたらそうなってるからいいんだけど。石丸さんホント凄えわ)、しみじみ綺麗な話。優しい物語。音楽、言葉、キャラクター、ひとつひとつ丁寧に味わえる舞台だと思います。

…そうはいいながらあの出演者陣じゃあエンタメにもならざるを得ないけどな(笑)。本筋と笑いの境界線をどう引くか、超ためされてる気がするんだけどどうなんでしょう芸達者な皆様(笑)。
ポスタント、最初どんだけ面白いのこの爺さん、えっラストまでこのままなの大丈夫アリなの???→……………アリだった、なぜだ…!!という展開で(笑)。そして前半の芝居もあわせてどれだけカルヴェロとのじじいコンビの歴史を紡いでたか、舞台が終わってから反省会モードで思い返してるという(^^;)。

知寿さんの素晴らしさとか潤さんの最高さとか、あわせてぼちぼち語っていきたいです。

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ぜっちゅけーあー1789

「1789」観てきました。面白かったー!

 

東京宝塚劇場、たぶん中はいるの初めてで(前に宝塚観たときって1000daysだった古!!!)、超おのぼりさん顔でふらふらしてしまった。2階B席でしたがすばらしく観やすかったです。

 

女性陣がすごくいい。王妃様最強。凛々しく優しく、健全で、でも庶民の気持ちになんか下りてこない、あくまで王妃、その時代の天上人として在る。フランス革命の話で初めてフェルゼン振られろと思った。
オランプもすばらしい。真心を持って仕事に打ち込んで、有能で勇ましく、でも女の子らしく、素晴らしい女性なのにあーあーあー恋なんかしちゃったよもう理屈は通らないよ人生裏返るよ大変だよ(笑)、っていうリアルさ(笑)。身分じゃないわ思いなの、みたいなセリフとか超しびれた。
いっぽう男性陣も別の意味でよかったです(笑)。みんな単純バ…もとい脳筋…もとい自分の!気持ちに!素直なシンプルなイケメンども(精一杯コトバを選ぶ)で、革命サイドも悪役も、すがすがしいまでに裏表がない(笑)。(例外は国王陛下、この人はすごく複雑で面白かった。ブラウンシュヴァイク公の人だよねーホント上手)。
アルトワ伯といえばベルばらでいつもプロヴァンス伯とセットだったのを思い出す(顔も同じだった)。

 

一般にヨーロッパのこういう作品だと、大体
史実をベースに複雑なドラマが錯綜するけど、登場人物は単純、
今作だと、
ドラマは史実まんまでシンプルだけど、登場人物はリアル
って感じでしょうか(除く・主要男性陣(笑))。
例えばポリニャック伯夫人。心酔じゃなく大人らしい親愛をもって王妃様の友人として在り、だけど普通に生きてかなきゃいけない人間として、別れを告げて国外に出て行く。「王妃様に命かけます」でもなければ、卑怯に手のひらを返すんでもない。自然で、嘘がない。あ、わかる、こんなもんだよな、実際はこんな感じの人だったのかもなあ…と思いました。
ロナンの妹もそう。序盤のいろんな反発やら開き直りやらを経て、「だんだん分かってきた」って馴染んでいく。ダントンとも仲良くなっててああ、素敵だなーと。恋人達の場面よかったなあ。カミーユと恋人の一見、淡々とした感じのやりとりもすごいツボだった。

 

三部会も国民議会もテニスコートの誓いも、ベルばら読んでれば「ああ…」っていうエピソードの積み重ねなんだけど、なんっかひとつひとつがワクワクするのは、場面場面のパワーなのかなあ。
人権宣言がこんなに美しい文言だとは知らなんだ。

 

東宝版もどんなことになるか、楽しみです。…が一年も先なのでとりあえず手元のフランスものを一通り読み返したい(^^;)ベルばら原作はあるけどアニメ版も観たいなあ…オリジナル要素もけっこう面白いんだよなあ(主にロザリーまわり)。あと何年か前に外国の通販で衝動買いした「ラ・セーヌの星」を一気見したい(笑)これまた凄いドラマなんですよ、むかーしのアニメですけども。
あとパタリロの「忠誠の木」とか良かったよな…何巻だっけあれ。

 

贔屓で観るなら…黒系はもちろん容易に浮かびますが、似合うっていうか見てみたいのは断然カミーユ・デムーランですね。ああいう頭がよくて思想に燃える純粋な坊ちゃん、絶対似合うんだけど回ってこないよな(笑)意識しないブルジョアぶりでロナンに反発されるあたりとかすごくいいと思うんだけど。全く別の方向性で秘密警察の人も合いそう(笑)…とりあえず出ても出なくてもライブでルイ・ジョセフのモノマネとかやりそう(そういえば宝塚版「ママどこ」が持ち芸だったなと…途中まで可憐に歌って「抱きしめてよぉぉぉ」で暑苦しい慟哭っていう)

 

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