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2014年9月の11件の記事

ベスねたとーく拾遺2

「レディ・ベス」こまごま、続きます。

■カテコさまざま
前楽&大千秋楽あいさついろいろ。
・古川君。
「えー本日は」
「ミュージカル」
「…レイディ・ベスに」
ここでなぜ一部キャストと客席に笑いが起きたかご存じない方はこちらを参照。ひどいよみんな、せっかくちゃんと言えたのに…特に大使なんですかそのキラキラした期待の眼は。祐さんのコメント待ちでしか見たことのないワクワク面が出てたよ(笑)。「スペインのイケてる貴族」ならぬ「全世界のイケてる若手俳優」がフェリペを演じる日が私も楽しみです。伝説になれー。
・吉沢さん。「主人が思いのほか長く喋りましたので」が素晴らしすぎた。不幸な女も!万歳!!
・平方君。恒例化した「客席みんなでクールヘッド」名古屋でも決まってました…が「練習なしで行きます。」の後のキッカケ説明がしっかりしすぎてて、本人以外どう見ても本番の空気だったので、その後の「じゃあ行きます!」で総ツッコミが入ったという(笑)。下手の大使は走ってきそうな勢いでした。
・禅さん。「服を着なさい!」という台詞が、いろいろあって最終的に「ふしだらな娘を叱るお父さん」みたいになってしまったと…いや、いいんじゃないかそれで(笑)。
・大使。「このレディ・ベスという作品に関われて幸せでした」絶対このヒトコトで終わるよ、とか勝手に予測してましたごめんなさい(笑)。実際は「そろそろ右肩が重くなってきたので、コイツは森に帰そうと思います」でぷちハイライトを演出してくれました…余談ですがちょっと前につぶやきで話題になったファン的に「どや」思う瞬間て、私はクールヘッドよりこういう時です(笑)ああいうキャラだと思ってたでしょう、あれ全部役作りなんだぜ実物はほやほやなんだゼ、的な(笑)(笑)。

■自覚してる子供
千秋楽後の古川君のブログを読んで、改めてプレビューの「ベスは自分の意思で歩き始めてる」まわりの台詞カットが惜しいなぁぁぁぁぁと思ったんだった。「レディ・ベス」という話全体からしたら、あそこでフェリペの心情に持っていくのは冗長かもしれないのは分かるんだけど、所詮スペインウォッチャーだからさ(苦笑)。
だって歴史的な序章なんだもの、あの王女と王子の別れは。後に終生のライバルとなるエリザベス1世とフェリペ2世、「ここから始まりました」感がもうちょっと強調されてもいいと思うんだけどにゃー。
とはいえ、古川王子のお芝居に「反発心」っていうシンが通ったのは前の脚本ありきだったんだろうなと思うと、プレビューまででもあの場面があってよかったのかな、と思います。ルナールにしても「クールな頭脳でございますよ殿下」が最終的に戻ってきたように見えたし(「クールな頭脳の持ち主でございますな」の空気がかなりフェリペ向きになった)。「スペインへ帰るぞ」を「もうやだ家に帰る」と取るか「帰ってからやることがある」と取るか、このへんを王子の目つきから読もうとするようになったのも、あのプレビューがあったからだもんな。

■妄想してみよう
大使の退場・最終形態、ヘンリーのマントばっさあ→指差しでパラッと落ちた裾を左手でバッ!と捌いて退場、が決まりすぎて「こいつ正体はカルロス1世だったんじゃないの」って思った人いませんか(笑)。あるいは、ルナールはブルゴーニュ出身だからカルロスの庶子の一人とかそういうロマンのある設定考えてみても楽しいと思う。はらちがいのあに。爆笑。
絶対に実現しないけど、Wベスと大使の3ショットで全員マント着てえっへんってやってる絵が見てみたいです。手前ではW王子がマント振り回してるの。なんか「ヘンリー8世の家族」みたいになるな(^^;)。

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ベスねたとーく拾遺

「レディ・ベス」名古屋楽付近こまごまネタ。

■ぷちぷちから行く
・エミリー・レノックス真記子さん、ロビンとの別れ際に「ありがとう!」ってくっきり挨拶して走っていくとこ好きでした。
・あんだけ「あっちだァァ」「邪魔だァァァァ」を連呼しながらビクともしなかったベディングフィールドさんの喉に乾杯。名古屋はそうでもないけど博多座は音が反響するので、袖に走っていく「ァァァァ」の声が上手の奥、ありえないくらい遠くまで続いてくのが大好きでした。
・御者のケニー君あんまり書かなかったけど心のオアシスでした。「すぐにすみます!(両手わたわた)」とか「(すごく声を潜めるポーズで)とある身分の高いレイディーの馬車なんです」とか、馬車が直ったあとの「出発しましょう!」のご挨拶ポーズとか、後方でベスをしっかりエスコートして盆から下ろしてるところとか。
・一幕ラストでアスカム先生が盆に置いた荷物をパリーが回収する動きに無理がありすぎるなあと思ってたんだけど(思ってたんです)、いつのまにか「押し入ってくる兵隊が荷物を蹴り飛ばし、パリーがそれを回収する」っていう動線に変わっててほほう!と思いました。でもその後やっぱり荷物を持ったまま「ベス様ー」とかやってるからあんまり意味なかった(^^;)…もぉう!(←飲み込んだ)
・「女王は貴女が反乱に加担したとみなす!」ぴっしゃーん!が大好きでした。
・結婚式ラスト、いつものようにオペラグラスで大使ガン見してたら視界の隅にベッドで寄り添って眠るロビンとベスがくっきり見えてものすごい変な絵面になったことがあった。(怒髪ルナールの背景にスヤァ2人)

■いつもそばに
二幕頭で牢屋のアン・ブーリンのイメージのところ、下手端の暗闇に立つ首斬り役人がアンの動きを見守ってるのに今更グッと来た。アンが懺悔して出て行く、最後まで見送ってから、ゆっくり向きを戻してベッドに乗る動きに移っていく。首斬り役人の存在や居方についてはあんまり解釈しないというか答えが出る気がしないんですけども、無機的なようでいてアンの一部のように動いている居方はいつもツボでした。

■アウトオブサイト
公演の初期の頃からロビンとルナール、ていうか加藤君とK吾さんって共通点あるなあと思ってたのが(何言い出すかって感じですが(笑))、「相手の見ていないところで違う顔をする」っていうところでした。ロビンは陽性の意味で、ルナールはあの通り(笑)なんで効果は全く別のベクトルですけど。ベスの見てないところで慟哭するロビン、ガーディナーの見てないとこでほくそ笑み、フェリペの見てないとこで余裕をなくしてるルナール(笑)。ようは「相手ありきの芝居」の表現のしかたが共通してるってことなんだけど。圭吾ファンがたいてい加藤くん大好きなのは(決めつけた)その辺にあるのかも知れないなあ。

■クールヘッド日記
あのーこれ日曜日の昼だったかに一回だけ目撃したんですけどフィニッシュでルナールが腕を自分の頭ぐるっと滑らせるところで最後にニヤッて笑うところ、笑う代わりに口を窄めてヒュッ!と鳴らして出て行くっていうね…手元のメモ帳に「キス顔」って書いてあって一瞬どの場面だかめちゃくちゃ焦った(戦慄)。

■道端さまざま
・加藤ロビンの「ホラティウスいるかー?」はあれですね、「祝福を与えん」の最後に客席を走り出てくところで「速い、速いよ!!」って追っかけてた最後尾のホラティウスがついてきてるか確認したってことなんですね。そんな17マイル目。
・千秋楽、ホラティウス持ち上げようとしてたはずの育ロビンがホラティウスにおんぶされながら出てきた(二階席の視界の限界)なんだったんだ(笑)まあリピーターばっかりだからいいけど王子たちの台詞にかぶってるよー(苦笑)。
・「ブエノス・ディアス」「スペイン人?」「なぜ分かった!!」のとこ、加藤ロビン移動しつつ「いやいやいやスペイン語…」って呟いてるの楽しかったです。このリズムだったら歩きながらでも成立するわ。
・古川王子の「アディオス」「カバジェロス」「行くぞ」の三拍子大好きでした。
・従者「アディオース!」踵ダーン!への退場拍手は博多こっきりになっちゃったなー。

■自覚のない子供
千秋楽・平方王子のラストシーン。なぜ胸ドンはアリで顎クイはナシなのかって話(笑)。フェリペってどういうキャラクターなのかな?っていう根っこが見える動きなら何やったっていいむしろやれ(笑)、って思うんだけどこれは流石に分かんなかった。
こないだまでやってたルナールの胸を拳で突いて真剣「両方に決まってる!(怒)」は好きだったんだけどな。初めてフェリペが自分の未熟さにキレてちゃんとルナールに怒った!みたいなノリで、全体に大物っぽいけどまだまだ成長の余地を残す、その成長の説得力にできたと思う。千秋楽だとそっぽ向いてフフンキャラを通して「りょーほーに決まってるっ」…沸きかけた怒りを抑えちゃった、不発か、それも、らしいけれども。
ただ、まあ観る側の作法として(笑)あるものは受け入れて「じゃあこうなんだ」と仮説を立てるのも一興かと思うので(またかよ)、どーゆーことなのか少し考えてみる。


「ヒゲが好きなので触ってみたかった」(←急に面倒くさくなった)
ほら古川王子もよく自分のあご撫でてるし。きっとフェリペは顎鬚に憧れてるんだよ、そのうち史実のフェリペみたく自分も生やすんだよ。おや繋がった。

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名残

「レディ・ベス」名古屋公演、最後の二日間を観てきました。

例によって感動もツッコミもいっぱいあるけど、とりいそぎ前楽、花總ベス&加藤ロビン楽の感想。

この日は一階後方、客席中央の通路際で観てました。中日劇場は真ん中にタテに通路が走ってることと、客席が前述のようにすごく近いことが特長で。幻想っぽさはないけどキャストがくっきり見える、さらに後方客席はせり上がってるため、盆の上、低いところに立ってる人とちょうど目の高さが合う、この角度がすごく面白くて。

そこで見えたものにグッと来ることがたくさんありました。
冒頭「教会の鐘の歌」の終わりごろ、全員でスキップしながら後方に行って、踊り歌う彼らを背景にロビンと仲間たち、四人が並んで降りてくる。この絵がすっごい素敵でもうウルッと来た(笑)。

「誰でも歌える」当人比ここへ来て最強のツンデレモードを仕掛けてきた花ベスとか(笑)ツンツンわくわくロビンをいじめて、「笑ってない」でちょっと慌てたように振り返る。ここ花ベスだと最近たいてい余裕の笑顔で「笑ってないのよ」って包容力出してくることが多かったし、実際昼はそうだったんだけど。

酒場でのやりとりも。この場面こんなに好きになるとはなー。最後の「最高!」ってお互いに腕を交差させるところ(正式名称不明(^^;))、ロビンがしかけてベスがおっかなびっくりついていく、もしかしてここも即興の動きだったのかな、いつも新鮮で大好きでした。その後ロビンがスクラッグの酒呑んじゃうのも初めて見た(笑)。

クールヘッドは昼夜で王子のベタベタ度が1.5倍に上がってましたが(笑)正面からだとフィニッシュの「情け無用」で大使が中央の王子に向けるキューの角度が本当ーーーに綺麗でねえ…キュー渡すところもねえ。お互いポーズがビシっ!って決まって相手に目を据えるんだよね。
それとこの期に及んで大使、肖像画あとずさり技のランクが上がってるとことか(一番危ないとこで小走りになるスゲエ(笑))。

「ベスを消せ」を真正面で観るのも本当ーーー贅沢だった。回転増量も邪悪目線増量も堪能しましたしラストのお大事に(ぽんぽん)アディオーッス→指パッチンと同時にBG、っていうのも記念すべき絵面だったし(笑)。

ハットフィールド。
ベスの、こう、いとあえかなるって感じの「私は一人の女です」。アスカムに迫るけれど、必死だけど、勝ちに行ける議論だとも全く思ってないんだろう言葉の数々。全部受け止めて「…いいや」っていう先生の表情。「歴史の流れを変える力を持つ者には、許されていない」という言葉を聞くベスの、まっすぐ背を伸ばした姿勢と、少しだけ斜めに俯く静謐な表情。

ロビンとのやりとりは本当に、少しでも長く一緒にいたい、終わりを先延ばしにしたい、って思っているように見えた。「だから、泣かないで」ってロビンが手をベスの頬に当てる、ベスがそれをそっと外す、ロビンは自分の手を見つめる…っていう動きがあるんですけど、ここベスは頬に当たるロビンの手を左手でホントにずっと包み込んでて、もう一方の手もロビンに伸ばして、本当に曲のギリギリまで外さない、ロビンも離れない。

イモーテルをロビンに渡す花總ベスの立ち姿が本当に好きでした。体は正面を向き、少しだけロビンの方に傾いて、本当にわずかに俯く。ロビンを見ないけど、きっと視界の隅にロビンがいる、神経の全部がロビンに向かってる。かといって体に力が入ってるんじゃなくて、風に吹かれる植物のように自然で、静かでもある。

そうして彼女が去った後、イントロの長音と共に、客席側に振り返るロビンの表情。
やばいごめんあれはやばいもうここ48時間何回思い出し泣きしたかわからん今も泣いている。
加藤ロビンはベスの見てないとこで泣くんだなあと。ウッドストックでもハットフィールドでも戴冠式でも、ベスに向ける顔はいつも笑顔であろうとしていて。「新女王陛下に」のところで跪く直前にも、力づけるように笑いかけて、見えないところで慟哭する。

膝をついて蹲るロビンの肩に手を置く山口アスカム先生。歌いながら何度も、ロビンの肩をギュッと握り締める。

戴冠式のベス。ロビンがイモーテルを差し出して自分の胸に持ってきてから、ゆっくりと自分の手を差し上げて心臓の上に。そうして振り向く。花ベスがここでどんな手の動きをするかはわりと一期一会なんですが、どれも輝かしい瞬間として心に残ってます。両手を差し上げて歩いていくベスはどんな顔をしてるのかなあ…これ見えんの中山さんだけだよマジ裏山。

何度も見たけど、ずっと観ていたかった場面の数々。
美しい物語でした。
本当にありがとうございました。

感想と言うより備忘スケッチだなこりゃ。
ネタ系まだあるので、よかったらしばらくお付き合い下さい。

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ベスねたとーく名古屋

「レディ・ベス」名古屋、日曜日マチソワのごちゃごちゃ感想です。

■上手から
マチネ上手席でカーテンコール見てて気がついたんだけど、キャストが盆の後方に乗って正面まで来て客席側を向く、この直前に反対側に向かってちょっと微笑みかけてたりするんですよね。具体的には大使が入ってきてマントばっさあやる直前、上手側にいるんであろう禅さんに微笑みかけてるとか、同じく和音さんは続く未来さんに微笑んでる。しまった、もっと初期からチェックしとくんだった(^^;)。
あと最近大使のホラティウスへの微笑みが柔らかくなった(笑)。公演中ずーっと何の勝負かと思うくらい凝視しあっていたカテコの二人、上手側の司教&王子とは対照的だがコミュニケーションの濃さは同じだと考えている(笑)。続く和音さんとの微笑しあいも大っ好き。

■ホラティウスといえば
「道ゆく人」でロビンズが入ってくる時先頭の加藤ロビンから「ホラティウスいるかー」きて「いるよー」と答える謎のやりとりが発生してた(笑)。
中日劇場では上手端でロビンズが一休みするんだけど、フェリペ達が来たところでロビンが行こう!っつって座りこんでる三人を一人ずつよっこらせ!って起こすところ楽しいですね。これは両ロビンともやってますがスクラッグOK、バギーOK、ホラティウスで持ち上がらないっていう三段、シンプルに楽しい。

■クールヘッド日記
昼・夜とも古川フェリペ。けしからん、けしからんな王子(笑)。
「妹のベスがいい」の接近ぶりもますますですが「反乱など気にしない」で大使が撞球台に乗ったところで後頭部に左手まわして人為的こっつんこ、っていうね(笑)。けしからんもっとやれ←
マジメな話、こういうふざけ方なら「王子に生まれたさだめ」でのルナールの圧迫感もすごく生きてくると思うんだー。
そしてソワレでは大使がキューに裏切られた(^^;)。終盤の「父の命令逆らえない」で飛び跳ねてるあたりで手から抜けてすっとんじゃった。結果、そのまま降りてきて王子に向き合うけどキューは渡さないでポーズだけ、っていう内容に。回収は下手にいた廷臣の松下君、王子のゲームの続きは島田嬢(たぶん)がニッコリ代わりのキューを渡してあげ、大使は回収に行くそぶり見せない、いずれもキャラを通すGJ。よくできてるわチームスペイン。

■下手から
大使ウォッチャーは結婚式では下手方向にロックオンしてるので下手するとティンダルの聖書を1ミリも目にせずに終わる日もあるんですが(苦笑)、昨日久しぶりに下手はじっこからこの場面を見ましたら、ものすごく効率的だった。面白ーい。
とにかく、あらゆる瞬間にフェリペを見ている吉沢メアリーが切なくてな(T_T)こんなに綺麗な王子様が夫になってくれたってことが信じられない、目を離したらいなくなっちゃうんじゃないか、みたいな、うわうわした雰囲気。
いっぽう王子は場の全体を見ていて。まきこさんにコナかけたりしてるけど基本、イングランド王としてどう在ろうか?っていうことを自分なりにスタンス決めようとしてるように見えます。
正面からだと貴族達の下手側にスーザンがいるんだけど、メアリーが「寛容の精神などいらない!」って歌う間の彼女の禍々しさハンパない(笑)史実でもスーザン・クラレンシャスってかなり強硬なカトリックだったらしいですね。
王子がルナールを指差して出て行く流れも定着しましたが、平方王子は指差しが軽くてクールヘッドって感じで、古川君はまず指差す形を取ってから「撃つ」っていう二段階があるんですよね。これだと撃たれた瞬間のルナールの背筋がスッ…ッと軽く緊張する、これが後方から見ても楽しくてね。

■笑顔と慟哭と
ソワレ加藤ロビン。ベス席だと思ってたけど意外とロビン席だな、下手側…!!!
ロミジュリで「あなたとなら地の果てまでも」の間、壁にもたれてベスの言葉を聴いているロビンの顔、この表情ロビンで一番好きかもと思うくらい好きなんですが、初めてこれをロビンに対して正面側から見ることができ。泣いたわ。
もうここの加藤ロビン味わい尽くしたと思ってたけど、あんなに両目がキラキラして、潤むぐらいの幸せ笑顔で、きゅーっと笑って、浮かれた気持ちとか幸福感とかで走り出しちゃうような笑顔で体をぐわっと折る。
ハットフィールドも。「新女王陛下に」のところでロビンを見るベス、ベスを勇気づけるように淡い微笑みを浮かべてひざまずく。でも伏した姿勢はもの凄い力で自分を抑えていて、わずかに見える横顔は歯を食いしばってる。ぜんぶベスのため、ベスの意志のため(T_T)

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ベスとーくトーク名古屋

「レディ・ベス」名古屋公演&トークショーを観てまいりました。

並び…進行・古川・石川・山崎・吉野
答え順…古川・吉野・石川・山崎

「まあ、そうなるだろうな」という気持ちと「なんでそうした…」という気持ちが半々(苦笑)。いや、ファン心理とかオペラグラスの都合とか抜きで、王子と大使は並べようよ…!!
マジメな話、進行の反対側の再上手っていうのは何もしなくて済んでしまうポジションなので、まあ実際には立ったり叫んだりいろいろ動きまくっていた(笑)とはいえ、「ぜったいその人、内側に入れたほうが楽しいから…!!」というもったいないお化けは出ましたねー。王子のコメントの間ちょう笑ってる(声なし)絵は面白かったけどねえ。

ともあれトークトーク。
つぶやきで概ね書いちゃった(ログこちら)ので雰囲気スケッチちょっとだけ。
登場人物順に。

アリさん。
進行。不本意でしょうが本日の主役になってしまった(笑)。変なキャラとかそういうわけではないのですが、決定的なところで決定的に言葉の内容もしくはタイミングを間違えるっていう素晴らしいスキルにより、出演者を年上から順に笑いの発作に叩き落とした(一人ノーツッコミの若者がいたが)。いやー楽しかったです。とにかくしょっぱなの「心臓は大丈夫でしょうか」TOルナールが面白すぎてこの時点で完全に大使の人はツッコミに回った。禅さんは倒れた。

古川君。
下の横棒んとこに両足ひっかけて、手を組んで、背もたれに寄っかかって…という感じで「パイプ椅子」と完全に同化していた王子。自分の答えのところはとってもハキハキしてましたが日向ぼっこ状態も長く(笑)…今日、隣の席がたまたま雄大&圭吾ファンの友達だったんだけど(濃い紹介だな)、古川君が(--)こういう目になってる度にお互い、笑いすぎて席が揺れた。

禅さん。
真ん中に広がる赤いローブが綺麗でした(笑)。とにかくアリさんの時間差攻撃が決まるたびに突っ伏して笑い転げており、本編のガーディナーより命のキケンを感じた大丈夫ですか。余談ですが「レベッカ」の時にも禅さんの語りでシロノワールどうしても食べたくなってその足でコメダに行きました。小さいほうも大きいですアレ。おいしいけど。

山崎君。
誰も責めずに(笑)良い子で座っていた&コメントしていた育三郎君でしたが、抽選会で「もう帰っちゃった人の半券」を3回続けて引き当てるという謎の能力に目覚め(笑)隣の黒い人が超・おもしろがって横に立って覗き込んでいた。

吉野さん。
きりーつ。ツッコミー。ちゃくせーき。
抽選会が上記のありさま、しかも全部一階席だったので、「ここらで二階席が欲しいですね…!」と気合を込めて抽選箱をかき回し、取り出した半券は見事・二階席!やったぜモードで二階を見上げるも、残念、帰っちゃった席だった(笑)→半券床にペシィ。次に引いた券は一階席だったので、残念そうに二階に手をふりふりして、つっこまれて「二階に別れを告げてたんです…」と解説していた。

K吾さんと二階席・三階席の関係は語り出すとけっこう長くなるんで、いつか機会があったら(笑)。

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ベスねたとーく博多→名古屋

あれよあれよと博多終了→名古屋に至った「レディ・ベス」。
感想ぜんぜん追っつかないので今日もランダムです。
博多終盤~名古屋序盤のいろいろ雑感。

■近い三題
名古屋は近いという話。
①東京から近い
当たり前ですが帰り道が早くてすっごい余裕を感じる。
②舞台が近い
中日劇場は舞台と客席が今までで一番近くてびっくりしました。表情めっさ見えるし「悪魔と踊らないで」の女性コーラスとか凄い迫力。オケピと一列目の隙間もないのか、酒場帰りや「道行く人」で一列目を使うのは変更になってました…これは見切れ回避でそうしたのかも知れない(^^;)博多の三階席とか客席の芝居は1ミリも見えなかったもんなー。
③クールヘッドの王子と大使がry

■立ち位置変更こまごま
客席側を使わないので、酒場から逃げてきたロビンとベスは下手側の階段から舞台に乗っちゃう。そのまま上手までダー早足で行く、ここはほぼ前と同じお芝居。
いっぽう二幕の「道ゆく人」は序盤の動線が大きく変わり。上手側の客席から入ってくるロビンズは舞台の上手端で小休止しながらあの「あと56マイルもあるよー!」のあたりをやって、入ってきたスペイン組と会う、という。「ブエノス・ディアス」「スペイン人?」「なぜ分かった!」のくだりの立ち位置が以前とちょうど逆になる。…それはいいんだけどこの会話からイントロに至る間、ロビンズががーーっと下手側に回る「移動中」という都合上、この場面の独特の「間」がなくなっちゃって、
廷臣高橋「なぜ分かった!」
フェリペ「…(ジト目で廷臣を見る)」
ロビンズ「…(スペイン語)…」
っていう楽しい一コマが軽く流されてしまっている(^^;)これは勿体なすぎるので改善希望ー希望ー。

■Prayer
祈りを捧げる両メアリー。どちらも恍惚の表情を浮かべて敬虔なカトリックの雰囲気あふれてますけど、未来メアリーは狂信に近い揺るぎなさ、吉沢メアリーは縋りつくような熱心さ、って感じでどちらも、なるほどなあと思います。フィクションはともかく歴史の本だと、メアリーは身内や味方にはとても優しい人で、その宗教的善意が裏返って、政治としては最悪の形に…という評価なんだそうで(エリザベスは逆なんだって(笑)政治はいい方向に行ったけど身内は大変だったっていう)。その辺ふまえると「悪魔と踊らないで」がむしろエリザベスの為を思ってる歌っていう話にも説得力ありますね。
ミサの曲に出てくる「王国が来たらん」って聖書なら当たり前のフレーズですが、アスカムの「王国が現れる」っていうのはそういうキリスト教的な意味をベースにしてるのかな。「地上の楽園を人間が作る」っていう、今の人間なら当たり前に感じられる考え方。当時だと先鋭的過ぎて、多分カトリック勢力から見たら絶対アウトだけど、そこがまさに先生らしい。

■山崎ロビン
序盤の軽薄さに磨きがかかって、結果、なんか、いつの間にか、こう、ほだされた…。
なんだろう前と何が違うんだろう、「俺は流れ者」のディズニー吹替キャラみたいな歌い方とか、キメ顔をあんまりかまさなくなったとか、ベスに向かってとことん、戯ける様子とか…最後のが大きいな。やっぱりベスに向かう姿勢がよく見えたからかも。以前は「むうう」と思ってしまう要素だったロビンのチャラチャラ感が、この人を厚く覆う外身であって、その下には真摯な心が隠されてる…っていう風にとれるようになりました。うん、前からそうだって意見は当然あると思うごめん(笑)。…でも舌打ちはやめたほうがいいと思うよ(と思いつつ名古屋に行ったら激増していた、なんなんだ(^^;))。
ふざけまくりの「俺は流れ者」「誰でも歌える」でボーイ・ミーツ・ガールを味わって、「なぜ好きなのか」あたりから内面が現れていって、二幕で昇華する、っていうラブストーリーの筋が通ったなあと。門番小屋でベスが出てきた時、背筋を伸ばしてちょっと首を突き出す、おどけたポーズで笑う、ここでちょっとウルって来ました。前半でやりまくりだったおふざけの、最後の名残のようで。
育ロビンだと序盤で二回くらい、ロビンが頬に触ってベスが慌てて振り払うっていう動きがあるんだけど。ハットフィールドの「だから、泣かないで」でロビンがベスの頬に優しく触れてベスがそっと外す…っていう動きでフラッシュバックしてまたグッと来た。
…この「ギリギリ間に合った」感(^^;)。その気になれば見えてくるものってあるな!

■メアリーとフェリペ
フェリペのメアリーへの感情がどんなものかは興味深いです。いろいろ読んでみたけど歴史でもフィクションでも「メアリーはフェリペを愛していた(≒神様が結びつけてくれた夫婦だと信じていた)」、フェリペの方はそうでもない…っていう通説&描かれ方。この「レディ・ベス」でも結婚ヤダ嫁かず後家ごめんだぜ、っていうフェリペ王子と「王子様」に憧れるメアリー、っていう構図で、まあ、そのまま見たまんま、なんでしょうが。
でも、なんだかんだフェリペにもそれなりの「情」はあったんじゃないかな…と想像します。平方王子は仕事として役目として当たり前にいい夫やれそうだし、古川王子は本当に好きな子は苛めそうだから(爆笑)結果的にメアリーには優しかったんじゃなかろうか。少しでも一緒に暮らしていくうちに、メアリーを愛することはなくても、理解はしていったんじゃないかな…ちょうどメアリーと逆だよなそれって。切ないなオイ。
つぶやきでも書きましたけど名古屋初日、吉沢メアリー&古川フェリペで、ベスと和解したメアリーが去っていくシーン。照明は中央のベスにだけ当たっていて、スーザンに手を引かれるメアリーは下手側の暗闇に消えていく、いっぽう上手の闇、ヘンリー8世の肖像画の後方から現れてくるフェリペ、ゆっくり歩みながらの視線は、去っていくメアリーに向けられている。で、やおら正面を向いて肖像画に手をかけて、体を傾けてベスに声をかける。
…グッと来たね、この絵は今更グッと来たね。多分、名古屋の舞台の狭さの関係でフェリペの動線がちょっと変わったんだと思うんですけど。いつもの気軽な調子、何考えてるかは分からない、でも、物語から、歴史から退場して行くメアリーを見ている若きフェリペ。このあと彼が娶るのは幼な妻ばっかりですが(^^;)、何十年も経ってからああ、そんな人もいたな、とかつての年上の妻をサラッと思い出してるといい。

■Player
博多千秋楽、石丸アスカム。キャストスケジュールの妙で実に長いこと逢えなかった石丸先生、出てきただけでテンション上がりました。
プロローグ、アン・ブーリンが殺されるところでフッと顔を背ける、十字は切らない、っていう流れに納得。一般にプロテスタント、特にこの時代の先進的な人々はカトリック的な様式とか仰々しさに対して否定的で、今でも十字を切る習慣のある流派はほとんどないんだとか。別にそれが理由ってわけじゃないかも知れないけど全体に石丸先生のアカデミックな印象からしてこの動線にはなるほどなーと。
「愛のため全て」の対決ぶりも良かったです。山口アスカムだと超自然的な「あるべき姿」にアン・ブーリンという愛の剣士が切り込んでく(そして剣は効かない)感じですけども石丸さんだと、愛と正義と、同じ次元の力同士が拮抗するイメージ…ガンッガン斬り合う剣戟の音が聞こえる、アンとアスカムの視線に(^^;)。
ラストも凄いな…中央にベス、手前にロビン、全員の手前に立つアスカムは、目を伏せて手で後方(女王?世界全体?)を指し示し、暗転の中に消えていく。かくして王国が訪れた…っていうような幕引き感。オープニングの「さて…?」からここまでピシッと繋がってるんだろうな。あーーーーー怖い(まとめ)。

■一期一会
同じだけど違う花總ベス&加藤ロビンのラストシーン。
戴冠式のイモーテルのやりとりみてると、舞台ってなあこういう瞬間に出会うために劇場に足を運ぶんだよなあと思います。

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スペインとことん2

博多「レディ・ベス」スペインねた続き。

■旅人こまごま
・古川君のSの発音が直ってしまったのが寂しい(笑)。「スペイン」や「カバジェロス」の「ス(Su)」をはっきり発音するのが好きだったんだけど矯正されてしまったか。こーのくらい 酢ーぺいんじゃ。
・「自由な旅人ー!」何回見てもホラティウスのいい加減なポーズが好きだわー。
・三人×三人でダンスに入るところ、平方フェリペがロビンの手をパシッと取るとこカッコいい。
・従者二人の「アディオース!」もしっかりスポットライトを浴びる仕様になってて嬉しい。退場拍手もね(^^)。あの元気なアディオッスオラ悟空って響きはルナールも共通なのだ。
・前につぶやきで描いたけど「地獄先生ぬ~べ~」の玉藻は「アディオス」が定番台詞でしかも保険の先生なのでコミックス全巻探せば一箇所ぐらい「お大事にアディオス」って言ってるかも知れない。だからどうって話ではない。

■×「アスクブリッジ」○「アクスブリッジ(Uxbridge)」
ちかごろリアクションを限界まで抑えてる大使ですが、その真骨頂が出るのが毒の場面。抑えたことでかえって生きてくる仕草っていくつもありますが(王子が入ってきた瞬間の無表情ターンとか内心爆笑してます)、中でもツボなのが「乾杯しよう」のところ。
王子がグラスにワインを注いでいく間、神経をそっちに集中させてるけどまだ動きはしない、それが、赤のグラスを王子が手に取った瞬間フッ…とごく僅かに顔を傾ける。ちょっと痛みを感じたみたいな些細な動き。
同時にガーディナーが「あぁーーーー…」と反応して、気づいた王子が「赤のグラスは司教のグラスというわけか」って返す。ここで一瞬目を見開いて、カチッと切り替わったかのように表情を消し、体の向きをスッとガーディナーの方に変える。ここの変わり身が最高に面白い(^^;)酷いけどな!!!
前から思ってたんだけどあそこでガーディナーが墓穴を掘らなければ、ルナールはどうにかして場を繕えたんじゃないかなと思います。王子にぶつかってグラスを落とさせるとか、何かで気をそらしてごまかすとか、そういう。それがあの「司教のグラスというわけか」であっそれいいやそれで行こう、になっちゃった(笑)。…そもそも何でガーディナーはルナールを呼んだかね、どう考えても王子と鉢合わせるリスクあったよねアクスブリッジ(^^;)。

■毒のシーンもうちょっと
両王子でずいぶん異なる動線になりましたが、地味に違うけど重要なのがベスの動きに対するルナールのリアクション。「全員釈放しろ」の手前、「この者がレイディの愛人!」とガーディナーが息巻くところで花ベスは王子に駆け寄るんだけど、この動きにルナールは敏感に反応して、ベスの前に回り込もうとするかのようにザッと踏み込む。千秋楽はこの勢いにハッとしたようにベスがルナールを見る、これワクワクしました。なんだかんだ王子を守る動きはするんだよね大使、っていう。こういうの見るとあの場で、もし王子がワイン飲もうとしたら大使どうしたかなーとかシミュレートして楽しくなります。
ガーディナーが倒れた瞬間の立ち位置も定着しましたね。向かって左側に王子、右側、かなり近くにルナール、二人、左右対称に倒れた司教を見下ろす。古川版だと一瞬、二人で目を合わせて、王子はルナールを凝視、ルナール気にしてないようにしゃがむ。平方王子は見合ったあとルナールに「調べろ」というように顎をしゃくる。両方、らしい(笑)。「緊張に耐えられなかったのでしょう」も王子の疑いの度合いによって空々しかったり淡々としてたりするっていうね…情報量多い、多いな!楽しいな!!!

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AOTとーく9

「進撃の巨人」61話「終幕」の感想。

★★★別マガ本誌ネタバレです★★★

よ…
よ………
よかったぁ………(T_T)。

中盤までさんざんドキドキしてザワザワしてエルヴィンの笑顔にもうダメだと思って、そこへアンカさんがバーン!入ってきたとこからの展開にうわぁぁぁ。
もう本当に今度こそ絶対ダメだと思ったのに…これだけ読んできて「もうダメだ」って何度も思わされるのがこの話は凄い…ってーかダメな時は本当にダメだから当たり前か。
憲兵としてエルヴィンをずっと見てるナイルの居方が本当に今回、良かったなあと…エルヴィンの目とナイルの表情だけで今回のドラマ概ね成立してる(笑)。牢屋でのエルヴィンとの会話のシーン、ナイルとだけは若造口調になるエルヴィンがすごくツボなんですが、あの「答えろよ」には本当にドキドキした。またナイルさん真面目に答えちゃうとことか「最近は帰れていないが」とか働いてんだなこの人、って感覚が果てしなくツボ。ストヘス区に家族はいないけどさっくり反旗を翻す、当たり前な健全さも本当にカッコいい。

ホント今回の一連は幹部三人がそれぞれ、自分の判断で動いて、その結果が噛み合った勝利なんだよなあ。エルヴィンの賭けはほとんど勝算がなかった、少なくともエルヴィン自身が助かる確率は果てしなく低かったけど、それを「不屈の双璧」リヴァイとハンジが無理やり勝ちにねじ込んだって感じか(笑)。リヴァイのそうするしかなかった中央への特攻と、搦め手から「民衆」を導いたハンジの作戦が、まだまだ団長を生き延びさせる結果に間に合ったと。調査兵団の命の優先順位は優先順位、でも全員生き残ることはもちろん諦めてないんだよねえ。

「一人一人の選択が世界をこの世界を変えたんだ」には涙が出てきました。まだ解決してないけど、ここに至るまでのそれぞれの選択と行動の連鎖がずわずわ胸に響いてきて。リヴァイ自身は自分の行動に手詰まり感を持ってたけど、中央憲兵の主力が出てこなかったのはリヴァイ班のお陰だし、もし出てきてたらベルク社の号外もばら撒けなかったかも知れないし。マルロたちが中央憲兵の本拠地教えてくれたのもジャンの決断があったからだし、ジャンが生きてるのはアルミンの行動のお陰だし。選択した一人一人、リーヴスにフレーゲルにマルロにヒッチ、ロイさんとピュレ、ピクシスにザックレー、そしてナイル…このページずっと心に残っていくと思います。
喜び抱き合う104期にもうるうる来た。隠れ家生活からこっち、ずっと不安だったんだろうなあ…全身で喜んでびーびー泣いてるコニーやサシャ、マルロとヒッチに飛びつくジャン達、叫んでるアルミン、付き合うけど落ち着いてるミカサ。エレン取り戻すまで何も終わってないもんなミカサは(笑)。

ホント合流できて良かった双璧。この絵をどんなに見たかったか…。号外を見てマルロとヒッチがハンジさんに連絡とって連れて来たってことかな。
号外の紙を両手で広げてる兵長が無駄に可愛い(サシャの定位置も(笑))。そしてニファ達のことを詫びるリヴァイと、むしろ労わりの表情で応じるハンジにうわぁぁ…となった。「預かった三人を死なせた」って思いと言葉をずっと抱えてたんだろう兵長、その事実は事実で、そこへ「リヴァイは悪くない」っていう言い方はしないハンジさんホントに。でも「仇の鉄砲共」ってまた独特の語彙が。ぜひケニーとハンジさんの対峙というか、この二人だとどーゆー会話が成立するのか見たいんだけど無理かしら(笑)。ところでハンジ班のゴーグルの人の名前はこのまま迷宮入りか(^^;)。

そして今回の最大のどんでん返しは王様でした(笑)寝てたんかい。ずっと寝てたんかい。今号の「飯か…?!」が本当の初台詞かい。また騙された、やっぱり騙されてた(^^;)本当ーにミスリード上手いよなあ。

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スペインとことん

「レディ・ベス」楽&前楽雑感、スペインネタが多すぎるので一旦アップします(笑)。

クールヘッド「王子に生まれたさだめ、スペインのため犠牲に」でキューを王子の前にザッ!とかざして諭すルナール。見上げるフェリペは「やめろ、わかった!」と飛び出していく。
博多千秋楽のこの場面、ルナールの頬を撫でてまあまあ、みたいな顔をする平方フェリペ、というのを目撃しまして。
…ないとは言わんが腑には落ちない(笑)。「やめろ、わかった」なんだからここはムカッと来る流れだと思うんだがなあ。
ここに限らず平方王子の全編の「余裕」に対してちょっと違和感を覚えるのは、お話上フェリペって「子供」じゃあないのかな、と自分が思い込んでるからだと思います。プレビューでカットされたラスト、ベスと自分を比べてまだ父上の庇護下にある自分に苛立つ、あれが心に残ってるせいかも知れない。「威厳」「王の器」っていう感想もあると思うのですが、自分はあの王子のフフフンを見ると、大人ぶってるだけに見えるなあ…と思っちゃう(笑)だからクールヘッド終わりでフェリペがルナールにムッとしてるとこっちが本音に見えて「いいじゃん分かってんじゃん、そこから上に行けるよ」と思うし、余裕かましてると「…大丈夫?その人を跳ね除けようと思わないのって大丈夫??」と思ってしまうのだ。
そんなこんなでツンと上を向いて歩く王子が最後の最後にベスに振られて、大使に「どちらかでしょうなあ」言われるところ、ルナールに詰め寄って胸を拳でドンと叩くようにして「両方に決まってる…ッ!」と吼える(壁ドンならぬ胸ドンでどうだ…なんか違うので却下)のでおおっ!これはいいんじゃん??と思い。
返すルナールが、
王子の目を見ながら、
劇中一度もなかった穏やかな顔で、
「クールな頭脳の持ち主でございますな。」
…これにゃあ参った(笑)。ちょっとプレビューの「クールな頭脳でございますよ殿下」を髣髴とさせる柔らかさ。全編、余裕の態度で通してきて最後にけつまずいたフェリペに、一つオトナになったかな?みたいな、世話役??執事???お、お父さん?????オーラ…(ホントごめんなさい個人の解釈として笑い飛ばして下さって結構です)

ここで古川Verと比較してみようか(笑)。一貫してクールヘッドではルナールにムカついている古川フェリペ。大使にイラつくというより子供扱いされる自分にイラついてるのかなあと感じます。「もういい、飽きた」も、飽きたっていうより「飽きたって言いたい(遊びは卒業してるってアピールしたい)」ってところあるかも知れない。
そんなガラスの20代プリンスに大使は、すんっっごい厳しい(笑)。前述「王子に生まれたさだめ」では「スペインのため犠牲に」でキューを王子の前にザッ!と翳して酷薄な笑いを浮かべながら体を沈めるルナール。見上げるフェリペはイラアッ…とオーラ出して「やめろ、わかった!」と飛び出していく。分かってんのに遊び呆けて見せる「できるくせにやらない」王子に対するルナールの鞭に見えます。
いっぽうラスト。ここのフェリペのガッつきやイラつきは、平方王子と違ってそれまでの場面と違和感がない。子供を隠さない古川君の場合、てらいなくひたすら自然体でああなる。そんなフェリペの「両方に決まってるっ!」を受け止めるルナールは、視線が切れる一瞬、酷薄じゃない、どこか満足げな微笑を過ぎらせる、っていう、それを王子は見てないっていうね…(笑)。
ベスが去ったほうを見やって「クールな頭脳の持ち主でございますな」というのはデフォですが、↑このルナールの笑い見ちゃうと、あ、何かこの人、結局ゲーム落としたけど大きなところで勝ってない?王子が成長すりゃそれでいいと思ってない????…っていう感想に至るんだな(^^;)。で「明日だっ!」ってドアをバーンと両手で開ける王子の勢いにもうぉっとっ!…って風にのけぞりながらマントを広げる動きに移っていく。

落として落として落として、最後に上げるんだけど!相手にそれを気づかせない、っていう古川Ver.と、
フツーに顎で使われいろいろ台無しにされ、黙ってるかと思ったらまさかの包容顔で許容する平方Ver.
どっちが子供に見えるかは人それぞれでしょうが、王子の在り方が異なる分、大使の心配事も、関わり方も変わって来るんだなーと。
ルナールを上だと思ってるか下だと思ってるか上下とか考えてないか、自分を子供だと思ってるかそういうことどうでもいいか、なんにせよ大使は王子次第なので(笑)名古屋でまた違う関係性が観られるかもなあとか、期待しまくってます。

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博多終了

「レディ・ベス」博多公演、今日が千秋楽でした。

楽日・9月7日は奇しくもエリザベスの誕生日。カーテンコールで石丸さん曰く「(王国が現れるの手前の)ベスの誕生日を言うところで『うん、今日だねっ』て言いそうになったけど台無しになるのでガマンした」とのことでしたが(笑)、花總さんの言う「481年前のこの日」に生まれたエリザベスが見守ってくれてると思いながら演じていた、という話にはしんみりを通り越してゾクゾクしました。

本当に、素晴らしい千秋楽でした。
大好きな花總&加藤コンビの輝かんばかりのラブストーリー。「俺は流れ者」のドキドキ感、「誰でも歌える」のワクワク感、酒場のトムだーのレッスンでの大笑い、「俺のこと好きかい」→「あなたとなら地の果てまでも」でのロビンの迸るような幸せ笑顔、そうしてハットフィールドでのお互いを分かりつくしたやりとり…もう今回ロミジュリあたりから号泣しててなんだ自分と思った(^^;)恋愛モノとか全然いつもピンと来ないのになあ…。戴冠式の花ベスはホント一期一会ですが、今日の手を差し伸べる笑顔、玉座に向かう振り向き際の表情、それを見送ったロビンのふるっ…と震える背中、最後最後、正面を向くベスとイモーテルを見つめるロビン、口角は上がってるけどどこか耐える表情に見えるロビン…いずれも心に深く残りました。

ナンバーでは「愛のため全て」が、もうね…期待してたよ一ヶ月ぶりの石丸アスカムだもんそりゃー期待してたけど、もうゾクゾクしっ放しで。アスカムとアン・ブーリンの対峙、ロビンと王座の間で立ちすくむベス、メアリーやキャット、ガーディナー、ワイアットの居方…全てが噛み合ってもう燃えるわ痺れるわで。本当に、物理的に痺れるんだよね、ピンと来たときのこの曲って「Mozart!Mozart!」並(笑)。

素敵な時間でした。お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

前楽&本楽、いろんなツボどころについてはまたおいおい語って行きたいと思います(名古屋までにはなんとか(^^;))。
…特にスペインに関してはまた言いたいこと溢れかえってるので別項にて。もうルナールも王子もさー!!もう終わるのやめない?(爆)あと三ヶ月ぐらいやんない?!ねえ!!!!

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本さまざま2

9月1日から2日にかけて、ブログが一時停止してしまっておりました。
この間に遊びに来てくださった方、「アクセス禁止」表記で何事かと思われたことと思います。
申し訳ありませんでしたm(__)m

気を取り直してベス話。
デイヴィッド・スターキー「エリザベス~女王への道~」ほか、「レディ・ベス」関連ネタが溜まってきたので少しずつ。

■大使さまざま
仕事してんなあ、ルナール…!!(笑)
スターキー博士の視点はエリザベスの一般に知られている伝説的なエピソードを深堀りすることでなく、彼女があの時代にどう立ち回り戦ったか、淡々と調べて事実を見つけ出していくことなので、そうすると客観的な証言、記録や書簡がすごく重要になってくるわけで。メアリー時代の不穏な情勢の中、自国の王様にこれでもかと報告を書き送ってる(ほぼ敵の立場から)ルナールたち外国人の報告類は宝の山だったのではないかと。特にルナールは「エリザベスに敵意を抱いていた」とはっきり書かれてて、ベスにわりと良心的だったフェリペと対比すると普通にベス本編っぽい(笑)。
この頃の大使は外交官でありスパイであり、他国の大使と水面下で争う、剣呑な意味での国王の代理人でもあったと想像しますが、メアリー時代のスペイン大使となると特にフランスとの鍔迫り合いが濃いですね。Amazonで見てみたら実際「ノアイユ(当時のフランス大使)VSルナール」みたいな本もあって興味津々。…いろいろ読むにつけ「フランスにスコットランド、異教徒」ってどう考えてもメアリーよりスペイン(というかカール5世)の敵だよね(笑)。スコットランドにはイングランドの継承権を持つメアリ・スチュアートがいて、彼女はフランス王太子妃でもあるからスペインとしては絶対にイングランドの王位につけるわけにはいかない。敬虔なカトリックでなくても、まだエリザベスの方がマシ…フェリペがベスに味方したのは、その辺の事情も絡んでいたみたい。

■ベディングフィールド
史実のエリザベスはワイアットの乱にあたって限りなくグレーで、軟禁を監督したベディングフィールドさんはむちゃくちゃ苦労したらしい。ウッドストックは広すぎて警備はザル、エリザベスからは責められ詰られパシらされ、宮廷からは警備兵の食費も支給されない始末(ベスが出したげたんだって(爆笑))。お願いだから解任してくれっていう再三の陳情文が残ってるそうな。そりゃ流れ者の3、4人忍び込むわ(そこは史実違う)。
まあ「ベス」本編でも、とにかく人の顔を覚えないべディングフィールドさん(ロビンにしろベスにしろ(^^;))、厳重そうに言っといてロミジュリ的展開に至られちゃったのは意外とリアルな話なのかもしんない。

■パリー
そのウッドストックのザル警備の下、エリザベス派の諸勢力との連絡をがっつり勤めていたのはパリーなんだそうで。この人、エリザベスの財務管理やら情報網の制御やら大活躍して、水面下の活動で要の位置にいたみたいですね。

■肖像画のはなし
シモン・ルナールや妻のジャンヌの肖像画を描いてるアントニス・モルについて。
「レディ・ベス」冒頭に出てくるメアリーの肖像画はこの人が描いたんだそうで、その他にもいろんな国の王侯や有力者を描いてる。しかも後援者がグランヴェル枢機卿(ルナールの学友にして後半生では仇敵になった政治家)ということで興味を持ちまして。
美術系の本などによると
・フランドルの売れっ子肖像画家。ヨーロッパ各地の宮廷に招かれていろんな肖像画を描いた。
・かなり写実的で、モデルに媚びないリアルな絵を描く人だったらしい。(それでああなんだからルナール夫妻ってめっさ綺麗だよね)
・1554年にフェリペがロンドンへ連れて行き、メアリーの肖像画を描かせた。(あの絵は現在はマドリードにある)
・メアリーが肖像画でしてる胸の大きいペンダントはフェリペが贈ったもの。
・1559年にフェリペがフランドルからスペインに連れて帰ったけど、1年で帰国。資料には「異端審問を恐れたのでは」とある。
1519年生まれってことで、だいたいルナールとフェリペの真ん中ぐらいですね。
1554年にロンドンでメアリーを、57年に鎧姿のフェリペ、60年にルナール、3年後にルナールの妻ジャンヌを、おそらくフランドルで描いている。他にもジェイン・ドーマー※とかオランニエ公ウィレムとか、もちろんグランヴェルも…まー意味深なラインナップ。当時はいろんなドラマがあったんだろうなあ。面白いなあ…。
スペイン名はアントニオ・モーロだそう。スペインの宮廷画家は弟子のコエーリョが後を継いでて、この人もフェリペのお気に入りみたいですね。
※ルナールの後任のスペイン大使、フェリア伯と結婚したイングランドの女性。もともとメアリーの侍女だったけどベスと親しかったり、陰謀やらスパイ事件やら手記やら波乱万丈…どいつもこいつもネタ満載ですねこの時代のヨーロッパ(^^;)。

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