« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月の9件の記事

ベスねたとーく博多3

「レディ・ベス」博多公演、先週末の感想こまごま。

■歌って忘れよー
ロビンズの練習シーン、ロビンを囲んで三人が輪っかを投げ合うところで一つ失敗、舞台後方へ飛んでっちゃった。四人とも「あれどうする、あれ」っていう表情なりちょっとしぐさ変えるなりしつつ、回収は諦めて続けていったのだけど。この輪っかの飛んだ方向が下手の奥のほう、ちょうど御者のケニー君やエリザベスが入ってくるところだったので、飛んでった輪っかでケニーがロビンズを見つけた、という流れになったら大層つながるな、と一瞬期待しましたけどそんな展開はなかった(笑)。
ところでここ最近の「どうせうるさいおばちゃんだよ」への花總ベスの表情すばらしいですね。

■最前列下手っ
二度とない席で補足したものさまざま。
・「まさかあんなひどい道を」でスーッと後ずさりしていくキャットさん可愛い。
・メアリーがベスへの手紙を口述するシーン。「親愛なるベス」からスーザンが書き取りながら復唱するように口を動かす様子がいい感じなんだけど、この口数が明らかにメアリー姉さまよりはるかに多い(笑)。ので、姉さまの意味フなセンテンスをスーザンが補足&婉曲化&宮廷書式に翻訳して、最終的な手紙はベスに対するウェルカムな内容に化けていたという説はどうだ。
・「王国が現れる」の曲終わりのアスカム先生はベスの手を取って空を指差して「あの星に向かって走っていこうっ!ねっ?(斜)」って幼馴染モード炸裂して可愛い。もちろん祐一郎さんの話ですもちろん。
・酒場。ベディングフィールド達がロビンに詰め寄ってるタイミングでワイアットが樽に隠れる、その上でホラティウスとスクラッグが目を見合わせて同時に樽の上に肘をつくんだけどこの表情とシンクロぶりが絶妙。
・一幕ラストのキャットさん。「見ろ、泣いている」ですごく心配そうに、今にもベスに賭け寄りたそうにするんだけど、ベスの歌と同時にだんだん表情が静かになっていく。
・同じく一幕ラストのベディングフィールドさん。「あなたは知りえない」で歌い上げるベスを見つめる表情が素晴らしい。驚異とか賞賛とか、もしかしたら憧れもあるかも知れない、すっごいいい顔で。
・「ベスを消せ」博多来てからラスト手前でやってる、ガーディナーを椅子の背に押し付けて見合うルナールっていう絵がちょうど正面。いやー決まる。
・結婚式(って毎回書いてるけど披露パーティですね多分(^^;))、退場際クールヘッドのフェリペを見るルナールの表情が見える。…見える。…見えた。や、もうですね…。(そのうち別ネタで)
・これは逆に上手側からしか見えないんだけどヘンリーのマントを着てみるベスが両肘を張って同じポーズとってるの可愛いよね。

■山口アスカム
ハットフィールド。先週末、花ベス&山口アスカムにて。
「私は、一人の女です…!」からのやり取りがこれまでと全く違っていてうわあ…と。
哀しげに静かに語りかけるんでなく、この後のロビンがベスに「どうして!」って詰るときのような、相手に迫る語り口で。
そういう「好きな相手と結婚し…」を受け取ったアスカム先生、少しの間黙ってベスを見て、穏やかにまっすぐに否定の言葉を投げかける。この空気でぽろぽろ泣いた。
そしてロビン。ベスが去った後に蹲るロビンに歌いかけるアスカムがロビンの肩に手をかけるんだけど、「(君も教えた)生きていく力を…!」のところでこの手にグッ…と力を込める、ロビンは折った身をますます縮めて涙を流す。ここでまたボロボロ泣いた。
戴冠式のイモーテルのやりとりのところも、上手側からすごく優しく見守ってるんだよね…。

■逍遥
カーテンコールのプリンシパル挨拶は普通みなさんまず
 ①上・下いずれかの後方から盆に乗り
 ②12時の位置まで行って正面を向き
 ③6時の方向に向かって降りてくる
わけですが、祐一郎さんの場合
 ①盆に乗り
 ②乗った位置(2時)から時計の真ん中らへんまで斜めにショートカットしてきて
 ③のんびり方向を変えて降りてくる
という穏やかな昼の散歩道(BG「愛と平和ーのー王国があらわれるー」)
曲が合ってるのでいいと思う(笑)。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

ベスねたとーく博多2

「レディ・ベス」博多、本編ネタ続きです。

■平野&加藤雑感/改
何度か書いてきた「ベス振り向いてあげて!」がフッと、急に、叶った博多の週末(笑)。
大阪で威厳を増した平野ベス、増しすぎてクイーン→最近はラスボス感まで出てきて、元々けっこう逞しかったりするしで、「我が父は王」で話終わりそう、二幕頭とか首斬り役人も小指で倒せそう…っていう感じになってきた昨今。まあ敵方も十分強い(後述)のでベスが強くたっていいんだけど、ロビンに対してツンデレ極めすぎて最後までツンで終わってる、捧げつくして当たって砕けた加藤ロビンが可哀想すぎるよ!!!…というのが大阪で、自分的にちょっと凹んだ要素でした。
ところが先週末、博多で観てみたらまたぜんぜん変わってる。ロビンの歌いかけ、働きかけに細やかに反応してくれてる、「誰でも歌える」で惹かれてく流れと「あなたのこともっと知りたい」もすごく感情移入できる、ロビンに恋していく綺麗な表情、相手を見ていく表情…びっくりするくらい豊かな変化でした。
戴冠式での別れも。とても優しい笑顔でロビンがイモーテルを見つめてる、切なくてでも穏やかに、優しく終われる物語を観ることができました。嬉しかった…。

■吉沢メアリー
2階・上手に座った時、ベスやロビンの横顔(もうちょっと言うと「見上げる顔」)がよく見えると書きましたけど、メアリーがまた、可愛いんだよねメアリーが…(T_T)。もうね「お帰りなさいルナール殿」とか、可愛いを通り越していじらしくてね…!!もちろんこれは彼女がルナールになびいてるとか媚びてるってことでは絶対なく、ただ女王として肩肘張ってる中、優しくしてくれる(打算)、心配してくれる(計算)、なんだかんだ上からケアしてくれる(絆すのが仕事)人に対して、無意識に無防備さが出ちゃうっていうね………ホント大使アンタ(以下1000文字剣呑過ぎるので省略)。

■寄せては返す波のよう(なガウン)
公演いっこいっこが新しい禅さんですが、たまーにそのはちきれたエネルギーが「あらゆる仕草の強化」って形で炸裂することがあって、どっちに何が飛ぶかわからない個人的にこれを「ネズミ花火」と呼んでるんですけどトークショーの日それだった(笑)。叫ぶ!走る!騒ぐ!ときめく!はためく(裾が)!心臓!心臓!!!…みたいな。某タイガー道場の「さすがのハラキリぶりね」「イリヤちゃんそれハリキリ」っていう会話をいつも思い出す。
最近の公演で「服↑を↓着なさい」が呆れるニュアンスじゃなくてお父さんみたいに厳しく「服を着なさいッ!」って叱りつける言い方になってて、これがかなりツボでした。ベスもビクッとなる勢いが強くて「神様に見放され…」でシンクロして泣きそうになる。権威とか見下しとかじゃなく、単に「目上」っていう雰囲気で叱る健全さ見てると、この人やっぱり「敵」だけど「悪」ではなくて、良心とかイデオロギーでここまで来てるんだろうなって思います。

■オールドファッション
大使。追加して、強化して、強調して、の日々を越え、なんと博多では全部落としてきた(笑)。東京後半~大阪でいろいろ加わった強化ポイント(毒のシーンでのワタシ暴力キライデス芝居とか「英゛国゛のためです」の超ダミ声とかそういうの)が封印されて、全体にすっごい抑えたモードになってて、これまたむちゃくちゃカッコ良かったです。(「何でもいいんだろう」と言われたら何も言い返せないが、そうじゃないんだ(笑))。「ベスを消せ」だけはもちろんはちきれる一方ですが。
公演当初に戻ったってものでもなく、こう、外に出してたものを内にぐわっ…と溜め込む芝居であり、表情であり。クールヘッドの動線のメリハリとかすっごいし、メアリーへのジェントリーさはむしろ増量(これが凶悪)、結婚式の去り際の王子へのリアクションも、むっかぁ!じゃなくて底に沈むようなじわあ…っとした熟考。まとめると、おそろしく、こう、「優雅」になってきちゃったなあという…ホント凶悪…楽しい、楽しい…。
で、何、今日みゃあおがカテコで吹っ飛んだんですって??…最近ヘンリー王のマントにばっかり浮気してたから??ねえ浮気してたから???「愛さないと、裏切るんですよ…!」ってそういう意味ですか(腹筋崩壊)。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

夏フェス2014

「ONE HEART MUSICAL FESTIVAL」2014夏を観てきました。

曲によって絶賛/辛口真っ二つの感想になりました。一幕ほぼ辛・二幕ほぼ甘。

【一幕】

■Magic To Do
昨夏もいいなあ!と思った曲です。これ大好き。「ピピン」は二幕で上口君も歌ってたけど綺麗な曲ばっかりですごく興味ある。

■「クール」
上口君似合ってた。ダンス良かった。"We're cool"のとこ台詞もカッコいいんだけど、一箇所はメロディで聞きたかったな。
カッコいいダンスのときについつい上口君探しちゃうんですが今回はいないよね、そりゃあ。寂しい(笑)。そしてランベスなかったー(T_T)

■政見放送(仮称)
歌すごく良かったんだけどサカケンさんのネクタイの模様と二列のボタンと赤いベルトが気になって気になって気になって自分がイヤになりました。いや、ダメなんだホント今回「どういう意図でこうしたんだろう」って衣装につっこんでるうちに終わった曲が一幕特に多くてだなー。普通のドレスアップOK、曲のイメージに合った格好OK、その中間orどっか行っちゃった服装には眉間の皺がきゅーっと。

■私だけに
すいません生まれて初めて土居さん違うそれじゃないと思った…思い込みは承知ですが、土居さん・エゴイスト・合わない。「翼は心につけて」みたいな雰囲気の「私だけに」、そう言いながら国民全てを幸せにする決意抱いてるみたいなシシィに見えるし。本当になんっで土居さんに「私だけに」かなあ!好きな人ごめんなさい!!!だけど!いっくらでもあるだろう生き生き表現できる歌が!!!
そんなこんなで二幕のポカホンタス以降は超、癒されました。

■「世界の王」
とても良かった。坂元/上口/入野の変則三人衆、いずれもクリアーでキパキパした歌いまわしができる人たちなんで、こういうリズミカルな歌でハーモニーが聴けるなんて嬉しかったです。ロミジュリあんまり観てないから役名とか一切イメージしなかったけど(笑)どうなんだ合ってたのか。

■愛のデュエット
開いた口がふさがらない。
あえて表現するなら「場末」
どーゆー曲だと思われてるんだ一体。

■民衆の歌
「何も、ここでなあ」と思っちゃうんだよなあ(^^;)。歌だけ聴いたら素敵ですけども。一幕終わりで全員出てきて、って盛り上げるにはあまりにも中途半端。レミに関してはオール・オア・ナッシング!!な自分の心の狭さも影響してますけれども。
でも戸井さんの「空の椅子とテーブル」は良かったんだよな。なんでだろう。やっぱり服装かなあ…。服装、だな………。あと映像だな………3Dアニメ調バリケードにパタパタはためくフランス国旗「三本」てどういうことなんだろう…………私にはわからないよ……。

【二幕】

■檻の中のクリエちゃん
直訳した↑。「ようこそラ・カージュ・オ・クリエへ」の自由君、ところどころ噛んだり鼻で笑ったりするのに受けてました。赤いジャケットもその役割なら合ってる(一幕「サラヘ」に何か言いたいらしい)。
で、開店。なんで今までやらなかったのかね「ありのままの私」!はまりすぎ!!一幕で深さ1cmぐらいになってた眉間の皺が完全に開きましたよ、カジェルの皆さんのお陰で…本家「ラ・カージュ」ってあの長いイントロとカジェルたちの沈黙が時にいたたまれないんですが(私は)これだけ強烈な人たちが「佇む」時にあのポンポンした音楽が流れてるの最高おかしい。
昨年のホットスタッフもそうでしたけどこの手のは①雰囲気で笑わすか②喋りで笑わすか③いずれも不発に終わるか④誰だかわからないままスルーされるか(爆)人それぞれなんですが、圧倒的な①をもちつつ出オチだけじゃなく最後まで客席をひきつり笑いさせ続けてたマテ先生の存在感がはてしない。ケンヤさんはまた別の爆発力がありましたが。案の定というか、普通に綺麗だった上口君のキャラとテンポの面白さが見事にマテの物理的圧力に吸われていく…そしてそれはそれでアリだと思わせる不遇さ加減がはまっていておかしかった。エルサで行くなら歌ってしまえ、と思いましたがそこで押さずに引くのがジャンクション(笑)。

■ラヴィボヘム
藤岡君よかった。けどこれこそピンポイントでも字幕出すべきじゃないかと思った、レント観てない人の置いてかれぶり(^^;)。普通絶対歌詞わかんないしわかっても下敷きにしてる文化が屋根以上に独特だからなー。

■阿部さんナンバーズ
サンライズサンセットにスターズに見果てぬ夢…なんてーか、ごった煮スープの底に大切りのお野菜がゴロっと沈んでるような(笑)。ものごっつう渋いチョイスで巌のようにゆるぎなかった。内容はとっても良かったです。「見果てぬ夢」が特に素敵でした。

■ヘドウィグ
マテさんこれが一番好きでした(カジェル別格(笑))。カッコ良かったなー。

■エニシング・ゴーズ
アンサンブルの振付が凄くよかった(おじいちゃんと駆け落ちーのあれとか)。タップを一人でひきうけてたの加賀谷君だよねお疲れ様でした。

■戸井さんとケンヤさんの
ニューヨークへ行きたいの曲よかった。なんなんだろうあのナチュラルでこざっぱりした、でも生活感。

■我を信じよ
素晴らしい。これ素晴らしい。単体ナンバーとしてシャウト入れてぶち上げて、サカケンさんならこうなるっていう狂気もちゃんと混ぜてきてくれてる、親衛隊少ないけど許す、ぜんぜんオッケー、ケンちゃんの服もギラつきつつヘビメタすぎず、カッコいい!何より歌声がカッコいい!!
…とかのめりこんでたので中盤、サカケンさんが舞台奥から細長い棒のようなものを受け取ったとき「スタンドマイクキター!」と思ったんですがこれが「長柄の斧」だった時の「ちっがうだろ!!」感ハンパなかった(笑)だってあらゆる意味で違うだろう!!!本編に寄せたとしてもズレてるだろうこれ人を使嗾して戦わせるカリスマ指導者の歌だろう!百歩譲って切り込み隊長として歌うとしても斧の先にマイクだろう!!……とかとかとか。「火のなっかっ!」への脳内唱和と手拍子と並行して叫び続けてました。我ながらうるさい。トーリン・サカケンシールドとかどうでしょう(歩み寄った)。
…そんなツッコミ含めて楽しみました(笑)。燃えたぜー。

■「レベッカ」
女性四人で歌い継ぐレベッカ。メンツによって夢があったりなかったり。ギャグにしちゃえば良かったのにと思ったり思わなかったり。
土居さんの「あの方の髪を梳かした…」は違うダンヴァースの可能性を見せてくれてゾクゾクしました。こう、優しくやわらかいレベッカとの思い出を大切にしながら、今の現実に静かに向き合ってる、レベッカに向かう時だけ表情豊かなダンヴァース。これ観てみたい。
かなみさんの「二幕頭の男性陣とどっちが怖かったですか?」には大笑い。

■フィナーレ
ケンヤ・ヘルベルトって妙に語感がいいな(笑)。
加賀谷君のヴァンパイアダンサーまた観られて嬉しかったー。

ペーパーで「クリエちゃんまめちしき」という記事を初めて読んだんだけどクリエちゃん人形は世界に一つしかないんだって。去年ニイロ君と本編に出てたのとか某FCの暑中見舞いやらクリスマスカードやら全てシングルキャストだったんですねえ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ベスねたとーく博多

博多座「レディ・ベス」本編ネタいくつか。

■お姫様の恋
トークショーの日が花總ベス&加藤ロビンで。後からとったチケットなので一度は座ってみたかった特B席、二階上手側に座ってみました。…常々思ってますがレディ・ベスは「芝居は正面、ドラマは側面」だなあと(^^;)。特にベスとロビンはお互いに向かい合う場面が多いので、それぞれの表情で見逃してるものが、まあどこから見てもホントに多くてですね…もうねえ…
・「俺は流れ者」の最初でロビンが樽から登るところ。一瞬目が合う、その時のベスの表情。「ハッとする」ってほどクッキリしてないんだけど、とにかく一瞬だけ時が止まる、ロビンを認識する視線。
・「誰でも歌える」で交わす表情。相手がこっちを見てない時のカケヒキ半分、本音半分のそれぞれの顔。
・ウッドストックで窓下からベスを呼び出したロビンの、ベスが出てきた瞬間に見せる表情、安堵とか、やっと会えたっていう思いとか、そういうのがふわっと、ふわあーっとね…(T_T)
もちろん反対側に回れば戴冠式のベスのロビンに向ける微笑と、玉座に振り返る魔法の瞬間が見えるわけですよ…。
そしてこの日のラスト、玉座に上るベスの頬に涙が光ってるように見えた。表情は清冽な女王の顔なんだけれども。いっこいっこの姿を心に刻みつけたい。

■古川王子にとって「有益な情報」とは「エリザベスは美しい」のほう
過去にも増して証言の全てが思わせぶりです王子。「イギリスは涼しい」ですらなんかの符丁に聞こえる。「親しいんですか」に対して「………かなり」ってかなり本人も「我は我と親しいのだろうか」とか本気で考えて結論出したみたいに見える(哲学)。昔マンガで地顔が剣呑な女の子が「私いつも『何、企んでるの?』って言われるわよ」っていうネタがありましたが、古川王子のアルカイックスマイルにはホント裏があってもなくてもドラマが成立するよなあ。私はどっちかというと「裏はない」って考えるのが好きです(笑)。ベスを助けるのもガーディナーを死に追いやるのもシンプルな判断、本能がいたってクール。
「道ゆく人」で最近「スペイン人!」「なぜ分かった!」にロビンのツッコミがちゃんと入るようになって楽しいです。くっきり「スペイン語!」叫ぶ育ロビン、「スペイン語しゃべっ…」と静かに呟く加藤ロビン(笑)。この場面スペイン組ばっかり見てましたが、ロビンズのリアクションもたーのしー。「自由な旅人!」でめっさ動きが控えめなホラティウスのほがらか笑顔とか最高に好きです。

■レイディ
つぶやきで話題にされてる方がいて首がもげるほど頷いた「あのキャッチコピーはどうなんだ」という話。いや、ホントに。偉大な女王として知られるエリザベスが「プリンセスの称号を剥奪された『レイディ』ベス」であった期間の話…っていう背景・底流・歴史を表したシンプルかつ重厚なタイトルなのに、そこを劇中で説明しないだけでも勿体ないのに、あまつさえキャッチコピーで「愛を知り淑女(レディ)になる」て、淑女て!!!!
…まあ、一事が万事だよなあ(^^;)、と思います。
ちなみに劇中で彼女を王女様なり「プリンセス」と呼ぶのは本人とロビンズと、あとルナールだけなんだよね。脚本上の偶然なんでしょうが、エリザベスを将来の最大の敵だとみなして危険視しまくっているスペインのルナールこそが彼女を「プリンセス」だと認めてる、って考えるとわりとツボに入る(笑)。
いっぽうガーディナーも意味をこめて嘲笑的に「レイディ」と言ってるんじゃないかと思うし、最も「レイディ」という言葉を重く使うのはアスカム先生という気がします。今は雌伏のときである「レイディ」、偉大なクイーンになるために試練を経なければならないレイディ。そしてキャットはプリンセスとかレイディとかどっちでもいい「ベス様」。自分で書いててグッと来た。
ところで最近、冒頭の祐カム先生が「れーでぃーべす」とKBSみたいに発音しがちなのがなんか可愛い。
あとレディジョージィとか懐かしいですね(この文章蛇足多すぎ)

…ロビン視点で「俺にしてみりゃこれで最後のレイディ」ってのはどうだ(もういい)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ベスとーくトーク博多2

「レディ・ベス」トークショーネタ続き。
細かい話ランダムです。

■愛について
なんのタイトルだ(笑)。
誰から行きますか、にじゃあハイ!と元気に手を挙げたルナールさん。
僕は舞台で使う、いろんなもの、を愛します。棒とか、マントみたいな布みたいなあれとか。
愛さないと、裏切るんですよ…!
だからいつも馴染んで親しんで、毎日、今日もよろしくね?って…
禅さん「嘘だと思う…(笑)」
K吾さん「嘘じゃないですよ!!」
私見ですがこれはどっちも正しくて(笑)今日もよろしくねってリアルに言葉に出してるわけじゃないでしょっていうのが禅さんの言で、いっぽうK吾さんの心の中では真実そのものなんだろう(笑)どの公演でもステッキとかキューとかマントとか、とことん話しかけ愛し合う。王子の肖像画とか布とかとも仲いいんだきっと。
余談ですが最近めっぽうマントさんとは愛をはぐくめたみたいで、マタドールばっさあから体に巻きつけて指差し、するとパラっと落ちる左肩側を下に下ろした左手でシュッと裁いて出て行くっていうね…楽しいなあ。

■へるしー司教
禅さんは健康を愛す。うん。やはり「健康の為なら死んでもいい」Tシャツはこの方に捧げるべきですね(私信)。
寒天にはまってます楽屋でこしらえて食べてます、粉寒天、というネタで、どこで買ってくるんですか、にネットで、と答える禅さん。圭吾さんたちが釈然としてないのは要するに「ここ博多の拠点向けにネット通販で粉かんてんを仕入れてさらに楽屋で煮出してるんですか(そっち膨らまそう面白いから)」だったんじゃないかと推測しますが、対して禅さんひたすら「通販の粉かんてんがどれだけ美味しいか」という主張の体制を崩さないのであった。うん。今度買ってみます(押し切られた)。

■博多の王子
引き続きペットの話。違う、愛の話(見失うわ)。
福岡出身の平方君は実家に帰ってみたら「ハムスターが増えていた」と。
加藤君「何匹から何匹に…」
平方君「え。ゼロからイチ」
日本語って難しい。

■名古屋の詩人
平方家のハムスターの名前はモモタローで、一方加藤君ちのペットはモモンガのピーチ。繋がったようなそうでもないような空気(笑)。
で「モモンガ」にはもちろん会場のどよめきが走ったんだけど一番リアクション激しかったのは平方君で、かなり後々まで「モモンガ飼ってるなんて知りませんでした…ずっと一緒にいたのに…」と引っ張る。そして「ずっと一緒って公演中だけでしょ」とぱさぱさっと払い落とすロビン(笑)。
そして「モモンガフード」がよっぽど心に響いたんだろうか大使はこのモモンガトークの間じゅうもの聞きたげに加藤君見ながらタイミングを計っていた(そして諦めた)。

■大人気
「運命」の流れでフェリペの露な上半身の話(平方「あらわに」石川「乳首を」(ぼかしたのに))。
頷きつつ聞いてた大使の人。
下もいっちゃえいっちゃえ、脱いじゃえ。いいじゃん、
「俺ここでTバックで踊ったよ?」
→客席の大沸きっぷりにも驚きましたが小林さんの食いつきぶりが凄まじかった(笑)あっ!もう!ホントに!あれはすごいインパクトで!!!…みたいな。
ちょっとしたネタのつもりだったんだろうけどウケすぎて、ベスの話しましょう戻りましょうと全力で収拾にかかるルナール大使であった(何年経とうがヘルベルトの愛されぶりをなめちゃいけない(笑))。…余談ですがこのあとの話題でも
小林さん「吉野さんは!ヘルベルトも今回も!役によって!本っっっっ当ーに違うので!!」
よしのさん「……いやだって…(役者の仕事は)そういうもんですよねえ」(場内大笑い)
小林さん「そうですけど!!でもふりはばが凄いんです!」
…いつか九州でFCイベントでもやれる日が来たらぜひ司会なさって欲しい(笑)ていうか私が飲みトークしたい(二回目)。

■こんなバランス
この話題だっけ加藤君に振ろうとして失敗した小林さんに平方くん
平方「着地点を考えてから発言してください?」
吉野「そんなことできるの?!」
平方「できないできない(笑)」
まさかの高速ツッコミ(フォローだな(笑))
いっぽう、どっちも小池さんの指示で着た博多ルドルフのシースルーシャツと今回のフェリペの露出の話、「運命を感じました」って綺麗にまとまったところで「…繋がったねえ」と感心した圭吾さんの合いの手が入り。あっハイありがとうございます!…フォローして頂いて!ってすっごい嬉しそうにわきゃわきゃしている平方君であった。本編じゃありえない絵面だけど、フェリペ実は父上の前ではこんな子犬モードだった、とかなら楽しいな(笑)。

■客席もざわめくシナモン
同じく「運命」の流れ、今までで一番運命的だと感じた役はどれですか?と聞かれた圭吾さん。もちろん最終的に「どの役も同じくらい」って答えてたんだけどとりあえず何か落とさないといけない小林さんとのアイコンが発生していた(笑)。で
「………しっ…しししししなもん、ろーる…」とか丁寧にどもる大使様と「シナモンロール(笑)」と丁寧に失笑してくれた男性陣でした。

■「三階席ー!」
個人的にTバック話よりこっちのほうがノスタルジー入りました(笑)。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

ベスとーくトーク博多1

「レディ•ベス」博多公演観て来ました。
先にトークショーの感想なぞ。

★★★ネタバレです★★★

スピード感溢れるトークショーでした(笑)話がそれるとか話題中に行き先を見失うとか各々が出方を伺うとか、そういうアフタートークでありがちな事象も一応起きるんですけども、四人が四人、お互いの喋りに興味と緊張感を持って丁寧かつ迅速なツッコミを交差させる、こう、何…物騒な和気藹々?とでもいったタイトロープ(笑)いやー大汗かいた。

そんなやりとりから、印象に残っているところをランダムに。言い回しは不正確ですが、ノリだけでも。

■九州でご活躍
進行はフリーアナウンサーの小林チカさん。素晴らしいリズムとテンションと褒め殺しとボケ殺しで男性四人を翻弄しまくって下さいました(これが褒め殺し)。場と時間の制約がなければぜひいつかヘルベルトとかルナールとか他ご覧になったキャラについて圭吾さんつつきまくって欲しい。むしろ私が飲み明かしたい。
トークのテーマはレディ•ベスの謳い文句「愛を知り、淑女(レディ)になる。運命に生き、女王(クイーン)なる」を下敷きに「愛」と「運命」について。

  四人「重っ…」
  小林「いろんな愛がありますよね、ペットへの愛とか…」

一気に下がったハードルで面白トークに突入していきました。(ベスのこのキャッチコピーについては言いたいこと結構あるんだがその話はまた^^;)
いやー面白かった。博多で美味しいものとか公演も○日過ぎていかがですかとかいう話題はホント時間の無駄だと叫んでいる私の中の新納慎也が喝采していた(ニイロ君こんな立ち位置ですいません)。このメンバーなら何ふっても大丈夫っていう好条件を抜きにしてもマジ東京のたどたどしさに比べたら(今更悪口言うな)もうね!愛と気合がね!常に博多はね!!

■変形八百屋舞台について。
小林:こんなに傾斜のある舞台、大変なのでは?(ごく自然に隣にいた吉野さんに問う、というより話しかける)
吉野:イヤ僕はあんまり乗ってないんで(真顔)
→大変なはずの若人に振ろうとして平方君聞いてないのでこら聞けーと引っ張り込む大使。
傾斜で大活躍してるのはもちろんロビンだけど、加藤君いわく「フェリペのほうが(重いの着て)大変」このサラッと感がいいよなー。
それを穏やかに聞いていた禅さん、やがて控えめに「年代が違うと意見も違うかも知れない…」
小林:いかがですか…?
石川:大変ですよ!!!(血の叫び)
司教の衣装8キロ、司教冠※を入れると10キロ超えなんだそうで。
※「イカみたいなやつね」と黒い人がつぶやいた。
小林さんの「重い衣装でもクールにがんばってらっしゃるんですね!」的な合いの手にクール、ほらクールなんか言えと王子に促す大使。本編のパワーバランスとは別次元のお二人さん。

すいません続きます。

なおつぶやきで出てた加藤君の「禅しゃん」は「禅さんが先ほどおっしゃって下さったように」というちょっとサ行が多い言い回しを急いだ結果だと思うので問題ないというか可愛かったのでむしろご馳走さんです(なあみんな)。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

AOTとーく8

「進撃の巨人」最近の感想まとめて。

★★★ネタバレです★★★

別マガ本誌60話「火種」

興奮した…!!!!!
「居た…」「うわっ…」「行けぇ!!」「あぶない。…あぶない!あっっぶない!!※」
※「ワイルドすぎます!」のあたり。
心臓バクバクで汗かくわページを繰る手が震えるわで…読み終わってからしばらく呆然とハンジさんかっけーとか似たような単語を繰り返し呟くのみでした。面白かった…!!
ここのとこ追われ騙され踏みつけられ、が続いてきた調査兵団のやっとの反撃、ちょっと笑顔見られて嬉しかった…けどそれじゃ終わらなかった(進撃だもの)。

本編三ヶ月ぶりのハンジさん。次期団長指名と14巻の表紙の不敵な笑いで、ここからの反撃の要はハンジなんだなあ…とジワジワ戦慄やら感慨やらに浸りつつあったところへ、今回のトロスト区での立ち回り。「負けたことしかないんだよ?」から数日でフレーゲル説得してここまで持ってきた、やっと火種らしい火種が作れたんだ…てところにバクバクしながら感動。偉いよフレーゲル、がんばれトロスト区の皆さん。
憲兵倒すところも凄かった。兵長並のスーパーアクションかましておいて拳痛めて「いってぇぇぇ」叫んでるあたりがハンジさんの健全さだと思いました。今回のことがあるまで人間相手に戦ったことなかったんだなあ(T_T)。

そんなハンジさんの変化が心配だったりする。拷問のことやエルヴィンとの会話以来、ちょっと変わったというか、一皮剥けてしまったというか。以前だったら怒鳴りつけるような場面でも、怒るんじゃなくて終始落ち着いて、静かで悲しそうな表情でいるところに、頼もしさとおっかなさの両方を感じます。最後のロイさんのあれ、どう判断するんだろう。この事件が本当に「火種」になってくれないと色々、間に合わない、この現状で、ハンジが彼らを説得できたらいいけど、できなくてももうハンジは過酷な「選択」ができてしまいそうなので、大変しんどい想像が膨らみます。サネスの呪いのような「がんばれよ」がちらつくよ…(T_T)。もしハンジが既にレイス家の謎を解いてて、王政をそのままにしといたら壁の中は全員危ない、っていうことを証明できればいいんだけど、この段階ではそのカードはないのかなあ…最後のハンジさんの葛藤の表情が「ロイ達の家族を犠牲にするか」でなく「もう一歩先の事実を明かすか」だったら嬉しいんだけど…希望的観測かなあ…。
ところでマンガで「ブン屋」って表現を聞いたのスケバン刑事以来かも知れない(^^;)変なところで語彙に年輪を感じるハンジさん。アニメ第二期がいつになるかわからないけど、ぱくろみさんの声で聴きたい台詞がどんどん溜まって行く…。

それにしてもモブリット居てくれて良かった。黒幕説はぜっっっったいないと信じてたけど、とんと顔見なかったのでどこへ行ったのーと毎月叫んでました。背高いなあ迷いないなあカッコいいなあ。
それなりに調査兵団の残党を集めてるかと思ってたのですが相変わらずハンジとモブリットの二人だけで大変だ。フレーゲルを助けに入るところ、最初モブリットの前髪が逆立ってるのを見違えてエルヴィンの部屋にいたあの人かと思ったら違った、普通に3対2だった(^^;)。憲兵団三人なのに、二人しかいないんだからしょうがないだろう的に突っ込む分隊長と副長、ああカッコいい。モブリット的には自分が二人倒すかせめてサポートしようとしたらハンジさん突っ込んじゃったんじゃないだろうか。FRauの「モブリットが苦労してるので一番飲む」っていう話にときめいたので(「一番おしゃれなのはニファ」って話も(T_T))、一度この人が酔っ払った絵が見たい…絡み酒にしても酒乱にしても楽しい…。

リヴァイサイド(リバーサイドみたい)もプチどんでん返しいろいろ。
ここ数ヶ月のいろんな仮説の8割はあの「アッカーマン」周りの数コマで覆ったんじゃないだろうか。ケニーの姓についてリヴァイは初耳で、たぶん自分がアッカーマンて呼ばれてることも知らない。ミカサの両親とどう関係してくるのか、また何も分からないなあと思いつつ今号の別マガのリヴァイとミカサの「俺たちは無敵だ!!」にWアッカーマンかっけーとときめいてたり。
そして今回一番凄いと思った台詞はリヴァイの「調査兵団の命には優先順位ってもんがある」でした。たぶんそれって人じゃなく目的に向かって動ける奴を生き残らせるってことで、エルヴィンがエレンを奪還しようとした時の選択もその優先順位に従った結果なんだろうな。「それを承知の馬鹿共の集まり」にはエルヴィンはもちろん、捕まってる全員も含まれるんだろうなあ…。
トロスト区のハンジ達の作戦と、リヴァイ達の中央憲兵襲撃は同じ日だってことだと思うので、リヴァイ班に近づいてきた憲兵たちが味方っていう可能性もあって、次あたりリヴァイ達とハンジ達が合流できるといいんだけど。そしてエルヴィンを助けて(T_T)悪い想像も希望的観測もガンガン膨らむ。ここでまた一ヶ月…ッ!

こまごま。
・ハンジさん、ニファ達の死は新聞で知ったわけか…(T_T)。
・隠密行動が続いてるのでサシャの索敵能力が大活躍。あの調子で食料調達とかにも役に立ってそう。
・足掻きながら迷いながら先に進んでくジャンと、それを心配そうに見てるアルミンな(T_T)。前回アルミンが人を殺した後「ミカサもこうなったの?」って言って謝るところ、ミカサの自然な「いいよ」で落涙した。
・フレーゲルの後ろで涙ぐみつつパチパチしてるおっさん達が偽ヒストリア誘拐のあのおっさんだと人様のレポで気づいて大爆笑。おっさん…。
・フレーゲルの頭くしゃっとやるとかロイさんの説得とか見ていくと、ここからは人を動かしてく役割がハンジに移っていくのかなあと…リヴァイの通訳とかもそういう能力の現れだったのかもなあ。
・ラスト。これ拷問されてるよなあエルヴィン(T_T)。もう、どうなっちゃっても不思議はないけどなあ…ナイルさんいるのかなあ…生き残って欲しいなあ…。

ここから本編以外。

■コミックス14巻
幹部組3人の表紙公開から盛り上がりまくって、実際手にとってさらに沸きまくった…限定版の裏表紙には奥付がないから、反転&白く眼だけが光るハンジさんのボスキャラ臭がハンパない。今の待ち受けこれ(本業はホントどうした)(実は照れすぎて耐えられないと言う理由で滅多に使えない)。
拷問のところのハンジさんの「ありがとう」の片方が「やっぱりか」に変わってる。なるほど…。

■進撃中
単行本カバー裏のNo Nameのその後に大笑い。ああ可愛い。
本誌のほうも、本編で男を上げたフレーゲルが別の意味でいい味出してて可愛い。イルゼも可愛い。

■寸劇の巨人
祝・コミックス発売。楽しく笑いつつ、裏表紙に全員揃ってるのが嬉しくてしんみりする。
寸劇はホント世界観がしっかりしてるので楽しくてワクワクしてスパーンと笑えて、かつ幸せで大好きです。ライナーがいい男でなあ…。

もう本当にいろいろ面白すぎる…書いてないスピンオフもいろいろ楽しんでます…からあげクンも買ってます…でも何よりかにより本編。どうなってくのかなあ、これから…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ベスねたとーく大阪4

大阪「レディ・ベス」の感想、千秋楽中心です。

■山崎&平野雑感
大阪公演中いよいよ威厳を増して、プリンセスというよりもはやこう、俗な意味で「女王様」と形容したくなる平野ベス。キャットやアスカムとあまり視線を交わさないこともあって、孤高というか、未熟な高慢さも持った王位継承者に見えます。このベスがロビンと出会って、人格的な丸みを得て成長していく。…お話的にはしっかり一貫性があるんだけど、加藤ロビンとの組み合わせで見ると、もうねえこれ…ロビンの真心が当たって砕けていく図が可哀想すぎて、ラストで鬱になるっていうね(^^;)どっちに感情移入するかによって印象は異なると思いますけども。
ところがこれが山崎ロビンだと、お互いこう、青くて、誇り高く、自分が在って、こう…ごめんなさい、薄情さのバランスが取れていてだな!プライドVSプライド、ちょうどいい鍔迫り合いが展開して、「俺は流れ者」が「挑戦者出現」に、「誰でも歌える」が「ファイッ!」に、ハットフィールドで二人が立ってお互いを見る絵が「試合終了、二人ともちょっとだけ大人になった」に、戴冠式のイモーテルが「土手っぷちでエールの交換」に見えるっていう、なんだ この 爽やかさ。ラブ要素は皆無ですが!
初めて「ロビンの成長物語」の意味が分かった。東京の頃は「そんな要素は欠片もねえ」と言い切ってましたが。
おそらく、確実に、役者さんの意図とは違うことなんだけれど。この見え方は面白かった。組み合わせって不思議だなあ…。

■道化ちゃんズ
「悪魔と踊らないで」の道化ズの動線ものすごいな、と最近気づいた。ベスに絡んだり女官に混ざったり縦横無尽、フィニッシュでは傾斜舞台駆け上がって玉座移動させながらザーッとか降りてくる。見ているだけで汗かいてました。みんな仕事多いけど、彼らは玉座とか地図とかアン・ブーリンの絵とかあらゆるアイテムもついてくるもんなあ。

■王子様こまごま
お花が咲いたようなクールヘッド(何いってんだ)。改めて私フェリペの髪型がすごく好きなんだ…と実感しました(何いってんだ)。いや帽子もかぼちゃも似合うけどさあ。あの聖子ちゃんカット+後ろ髪がザーッと滝のように下に伸びてる髪がバッサア散るのが大好きでさあ。聖子ちゃんについてはググって下さい昭和の形容動詞です。
前に話題にしたキューを渡すところ、フェリペは笑い、ルナールはクッと顎を上げる。このメリハリも好きじゃのう。
千秋楽は古川君なぜか「間」をとる台詞運びが多くて、お…お…おぉぉ言った、と客席でつんのめる緊張感が多々ありで面白かったです。例)何の用だ(間)ルナール大使/(間)…スペインの、フェリペを信じなさい/(間)(間)(間)(間)………かなり。
結婚式では旗をむしり取るところで何か引っかかったのか、二回えいってやって取れたんですが、多分このときに勢い余っちゃって王冠がずれたのかな?プチトラブルには違いありませんがそのまま行かずに片手でスッと王冠を直す判断とか仕草とか良かったと思います。で、大使に振り返って笑わずに指差しもせずに、じっと目を合わせてフイっと出ていく。これは…これは………これで!(こんなもんですリピーター)
ベスに振られるところ、最近の大使は袖から出てくるときに腕を組んでゆーったり歩いてきて、王子と目が合う瞬間に手をぐるっと後ろに回して背筋ピシっとするアレさが面白いんですが。「とてつもなく頭が良いかー」の抑えっぷりが慇懃さと無礼さのギリギリこうエッジを渡ってます!て感じで(笑)、それが受けての王子のイライラも実に可愛い。「両方に決まってるっ!」のほぼ全身使ってルナールに食ってかかる傾きと、おやまあって感じでそっくり返るルナールの傾き(膝から上おもいっきり一直線斜め)がちょうど同じ角度で拍手しそうになった(笑)その間1M。

■中山さん
冒頭・教会の鐘の歌~エミリー・レノックスのところの中山昇さんのキャラがかなりツボ。ちょっと頭弱い感じでニコニコと教会の鐘の歌に唱和してたのが、ベディングフィールド卿が入ってきたところからビクビクの怯えモードに入って、最後にはやったーってホッとする流れ。東京初期の頃ここの場面のアンサンブルの動きがかなり疑問だった中(辛口か(^^;))このおじさんの動きがオアシスでなあ…。
ワイアットだけでもすごく重要な役で、しかも一幕の颯爽とした姿と二幕の悲惨な行く末も出さなきゃいけない、そしてラストの戴冠式の大司教も兼ねるっていう意味深な配置だし。やっぱ大事なとこ押さえてるよなー。

■スペイン組でごはん食べてるとこが見たい。
「スペイン人!」に「なぜ分かった!」って言っちゃう従者の高橋さん、王子の視線を浴びるとこで自分の脛だかを気にしてごまかすという技が増えた(笑)。
この二人の元気な「(カカト鳴らして)アディオース!」もすっかり場面の一部になって嬉しいです。すぐ次の「ベスを消せ」のお大事にアディオス!も当初はなかったなんて嘘みたいだ。ここは最後に王子のアディオスで締めて欲しいな…結婚式とか(ダメだろう)…ラスト去り際とか(酷い)…とか考えてイヤ普通に道行く人でアディオスかばじぇろす言ってるじゃんと気がついた無駄なループした。なお「かばじぇろす。」が平仮名なのは古川仕様です(マイルール)。
スペイン語つながりで最近の平方王子の"Perdóne, Lady?"がえっらい巻き舌化していることも書きとめておく。ぺぁるどぅね…れいでぃー…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ベスねたとーく大阪3

「レディ・ベス」大阪公演こまごま。
前楽の感想中心です。

■加藤ロビン
報われようが報われまいが(前回感想参照(^^;))とにかく、パワーと真心の全てをベスに捧げつくす加藤ロビン。
大阪で少し動線が変わったのか梅芸のレイアウトによるものかはわかりませんが、ハットフィールドでのこの人の表情が東京に比べてすごく見やすくなったんですよね。そうなると
・「俺は残る」って言った後にベスと見つめあう真剣な表情がよく見える。
・サセックス伯の「栄光あれ!」で全員が跪いた後、ベスがロビンを見る、帽子を取って小さく頷く、ここでベスの背中を押すようにちょっと笑顔すら浮かべてるんだけど、跪いてうつむいたその背中がこう、きゅーーーっと縮まっていって、「跪く」っていうよりゆっくり崩れていくみたいに見えてくる。
・下手からだと表情もすごく歪んで、歯を食いしばるようにしてるのがわかる…。
…この段階でもらい泣かなかったとしてもアスカム先生の歌で確実に泣く…悲しいとか切ないとかもあるんだけど、この「夢かなえる」がなあ。ホントにいろいろ混ざりすぎててなあ。祐一郎さんだとロビンへの包み込むような思いやりが感じられて泣けるし、石丸さんだと、これがまた。「夢」も「我らのベス」も、ロビンが叶えてあげたかったベスの「夢」を、百も承知で裏返してるように見えて…ぐしゃぐしゃに泣くロビンが、落とした肩を上げて、笑顔を作って、アスカムに一礼して去る。この時のカッコよさったらないよホント。どっちベスでも、彼のロビンにとっては残酷な物語だと思います。

■石丸アスカム
星を読んで、事象を操って、ベスを導き、アン・ブーリンを倒し、最後の障害であるロビンをも退けて、ついにアスカムが勝利するまでの話…と考えるとおさまりが良すぎてな「レディ・ベス」。ホントこの人がどんどん怖くなる(^^;)。
まったく私欲じゃないところがさらに怖い。

■酒場こまごま
「男のレッスン」っていう曲ラ・カージュにもあったよね(と思い至るまで3か月かかったのはSTEPSでK吾さんが歌ってた「僕はガイド」っていう曲がスペイン感炸裂ナンバーだったと思い出すまですごいかかったのと同様)。いやそれが言いたいんじゃなくて。
前楽、トムの練習をするところ。「もっと大きく、うるさいくらい!」に「トムだーーーーっ!」ってロビンの懐に突っ込むところでなぜかもにゃもにゃして「あぁぁ間違えちゃった」ってなる花ベス。何を間違えたっていうんだタイミングか間合いか勢いか(笑)。対するロビンはうんわかった、わかったから、どうどう、とベスを宥める。きゅんきゅんした(笑)。このやりとりホント大好きになったなー。
ところであんまり気にしてなかったけどベスにかぶせる帽子(ロビンは手に持って入ってくる)はきっとベス向けの特別仕様なんでしょうね。これも含めてロビンは着たきりに見えてそれなりに着替えてるんだよな(^^;)もうちょっと違う印象の衣装があってもいいと思うんだけど。

■未来メアリー
シンプルでクッキリした敵意と戸惑い、そして許しと和解。いやカッコいい。ホント可愛い。ひとつひとつの表情や役割のクッキリ感が以前からツボでしたが、ますますパワーアップしてくなーと。
対ルナールのこう、不器用なりにちゃんとビジネスライクに駆け引きしようと思ってはいる(翻弄されてるけど)感じも好きです。「邪悪な血が流れる」の大使への「この人を怒らせたくない」感覚で目配りしながら会話してくあたりとか。(もちろん吉沢メアリーの完全無自覚公私混同も愛してます(笑))。

■本業
・何回見ても盆の後ずさりで下見ないよね(肖像画のところ)。
・この人が背中向けてる時、みゃあおの前足を探す自分の癖を直したい。
・ガーディナーが薬を飲むタイミングを見計らって「お加減はいかがですか」と呼ばわって咽させる計画的プチ嫌がらせ。
・「ああ、しんどい」ってへたりこむガーディナーにグラスを渡して去るところ。右手でグラスを握らせ、左手でポンポンと「お大事に」って猊下の手の甲を叩いてアディオース。
・宿屋でのベスへのジェントリーな態度見てるとホントに着せたくなる、こやつに「偽善者」Tシャツを…。
・「猊下は酒は召し上がらないのです」のおざなり感が凄まじい(これで説得できたら俺がビックリだぐらいの)。引き下がるときの「あ」も素晴らしい。その後「ハイ終わり終わりー」とばかりにぐぁばっと脚を開いて立つレミの治安官ばりの立ち姿も楽しい(例えが古い)。
・ヘンリー八世のマントを回すところ、最初は何事かと思ったんですが偉いカッコよくなりましたうーわー…投げられた布を持ちやすいように持ち替える?畳む?…みたいなさりげない動きからぶわっ…と広げてマタドール。スッと振り返って指さし。今回、周りの人たちがどうやら初見ばっかりだったんですが、ここでの緊張と緩和というか、雰囲気がホッ…となる感覚が共有できてすごい嬉しかった。


さて大阪楽みてきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »