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2014年7月の8件の記事

ベスねたとーく大阪2

「レディ・ベス」先週末の感想少し。
時間を作れぬままに大阪公演もう少しで終わっちゃうー。

■平野&加藤雑感
プリンセス度が大増量して、印象がガラリと変わった平野ベス。こりゃ加藤ロビンとの組み合わせも楽しみ!と思って臨んだ土曜ソワレ。
「うっわ、こうなるか…!」と思った。二人の恋の見え方がぜんぜん違ってて。
東京で感じたこの組み合わせの印象は、たまたま王女に生まれてしまった10代の、聡明だけども娘らしい情熱や軽率さが勝ってた女の子が、ロビンとの恋を渾身の力でもぎ取って泣きながら、でも女王になる、そんな物語でした。彼女の弱さも少女らしい夢も、彼女の道と幸福が絶対に両立しないってことも分かってるロビンは、彼女を思いながら、心配で心配でしょうがないまま手を離す。ずっと彼らの恋は心の底で続いていくんだろうな…っていう。
しかしながら大阪の平野ベスはNOT少女BUT王女(綾ベスの場合ここは二択に思える)、ゆるぎない王女としての意思をもって、大切だけど捨てるしかない恋心を捨てていく。…大変ぶっちゃけますと、「ロビンがベスを幸せにしようとしたけど届かなかった」物語にも見えてきて。
「誰でも歌える」のロビンの当たって当たって当たって当たって当たって9割砕けたけど1割望みは残ってるか?感とか、ハットフィールドでのベスの、まっすぐに立ってロビンを受け止めつつ拒絶するシンの強さとか。この辺が頭に残った状態で「晴れやかな日」の二人の別れを見ると、あ、ベスはもうこの恋を置いていくんだな、イモーテルと一緒に完全にロビンを手放したんだな…って感じました。
納得感はすっごいある。でも、ロビンのために哀しい。そういう話になったなと。
…これ育ロビンだとまた印象が違うんでそのうち整理します(笑)あっちは意外とハッピーなんだこれが(^^;)なぜだ。

■通路後ろがおすすめ
日曜日、一階・下手はじっこ、やや後方からの観劇だったのですけど、ロビンたちの出入りをつぶさに追えたり、いろんな表情が覗きこめたりでとても面白かったです。
上手もそうなんですが端っこ席だと三人組ウォッチが楽しいですね。「教会の鐘の歌」「そんな歌あったか?」でロビンが歌いだすところ、ホラティウスがロビンの歌を聴きながら合わせていく、だんだん四人の曲になっていく…っていう流れが素敵。すごい即興感出たなあと(^^)。

■池町さん
群舞におけるスーザンの動きがすばらしくツボなんですが、特に「悪魔と踊らないで」の、よく見るとキレッキレなのに周りにもちゃんと溶け込んでる身のこなしとか、妄想の歌での赤ちゃん抱えるマイムで困惑顔の踊りとか大好きです。前にも書いたけど、ベスに手を貸して盆に乗せるところの艶やかな微笑には背筋が凍る。
で先日、この方が宝塚版の銀英伝でフレーゲルやってたと教えて頂いて手を叩いて大笑い。いやあの前髪クルリン坊ちゃんね、まさかの存在感とキャラの納得感でね、たぶん空前にして絶後ですよフレーゲルを可愛く思うなんて…とDVD観ながら絶賛したものでした。

■クールヘッド日記
平方フェリペはイントロで顔を上げる、古川フェリペはずっと顔を伏せたままで、「狙いから目を離さない…」で歌うところでユラッと正面を見る。ルナールにどう迫るかってとこも東京同様、それぞれの味が出てますし(笑)。
あとこれ動線のわずかな違いによるんだけど、曲のラストで撞球台から飛び降りてきたルナールがフェリペにキューを渡すところ、二人で一瞬だけ「ニッ」と笑いを交わすことがあって、今んとこ古川君でしか観たことないんだけど激ツボでございます…正面からだと分かりにくいんだよね。
どうでもいい話ですがベスの感想打っててたまに平野と平方を打ち間違えることないですか。「平方ベス」だとただのネタですが(ドレスつまんでムチョ・グスト)「平野フェリペ」とか超つよそう。ルナールとかキューで吹っ飛ばされそう。ホントどうでもいいネタで恐縮ですが。

■心は君に
日曜日、花總ベス&加藤ロビンのラストシーン。
下手側の扉からそっと入ってくるロビン。ゆっくり歩いていき、三人がベスに向かってはしゃいで手を振るのを見やって軽く肩を揺すって笑う。やがてベスがロビンに気づいて(ここのベスの表情は常に一期一会ですが)、静かに、柔らかく微笑む。ロビンは歩いていき、イモーテルを差し上げる。
ここ。
花ベスで以前よく見たのが、イモーテルを上げるロビンの手の動きに合わせて自分の手を差し伸べて、その伸ばした手を二人が同時にゆっくりと自分の胸にあてる…という仕草。この日は、ロビンがイモーテルを差し上げるのを見つめたベスが、そのイモーテルを自分の胸に持っていくロビンの動きと同時に、左手をそっと自分の心臓に当てる。それから右手もゆっくりと上げて、心臓に当てた左手の上に添えて、穏やかに微笑んで、ゆっくりと頷く。
…ボロッボロ泣いてしもうた。
そこに永久に残っていくものを眺めつつ。

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スペインこまごま

大阪「レディ・ベス」雑多ネタ、スペイン中心です。

■「ベスを消せ」さまざま
東京では大使の「捕まえてごらんなさーい」でほぼ逃げ切ってた印象ですが(言い方が)、大阪ではガーディナー側も多少ちょっかいが通じるというか、駆け引きっぽい動線になってて面白いです。
・「手を握ろうとして逃げられる」→「一旦、握手してから抜かれる」
・「グラスを渡す」→「受け取るグラスを一瞬、握って離さない」
みたいな。二つ目のやつは、その後すぐに自分のグラスを逆さにしてザーとか中身をこぼすルナールの振りと対になってて、とてもいいなあと。大使がお酒捨てちゃうのは東京終盤からですが、手酌でちょっとは飲んでるのでまったく口をつけないっていう表現ではないんですね。
それにつけてもガーディナー(70)&ルナール(40)って考えるとこの曲じたいが殺人未遂っぽいよ大使(お大事にアディオス)。

■MEN ON THE STREET
トークで話題になったそうですが、「道行く人」の振付変わってますよね。フェリペの歌に乗せてロビンに詰め寄るシンメトリーの動きとか面白かったです。きっと前より更に暑いに違いない(あ、そういう意味かスペイン感て)(たぶん違う)。
前の感想で「従者」と書きましたけど、今回のいろんな変更で二人とも「廷臣」らしくなったなーと。本国ではそこそこ重要な仕事してて、王子に随行して仕事してるんだろうな。表情も以前は全体オロオロ気味だったんですけど今はメリハリがあってちょっとSPっぽいというか護衛オーラもあっていいなあと。まあ主な仕事がスカート履いて撞球したり鴨しょって歩いたりっていう現実は崩れませんが。
ちなみにこの曲の英語タイトル"MAN ON THE STREET"は「巷の人」を表す熟語的表現で、さらに「なんら専門的技術をもたない俗人(素人)」っていうニュアンスを含むんだそうで(出典)、ロビンたちが呼び方に抵抗するのはそのへんが絡んでるのかな。

■ブリュッセル感
Twitterで頂いた「クールヘッドの舞台はブリュッセルの宮廷」との情報にえぇぇぇと騒ぎまくって件のCDをGET。ホントーだ英文あらすじに"the Palace in Brussels"って書いてある。確かにこの時代ブリュッセルはフェリペの父王カール五世の版図なのでおかしくはないんですが、即位前のフェリペはカスティーリャ(今のスペインの真ん中)に腰を据えてた印象だったので驚きました。地域的にブリュッセルは父上の拠点だし、ルナールも妻子はあの辺に住んでたっぽいし、今の感覚でいう「スペイン」の内なのかも知れませんけども。
矛盾はしない、しないけれど、なんでわざわざブリュッセル…。

 仮説1)しょっちゅう行き来していた。(父上がその辺の別の部屋にいる)
 仮説2)たまたま遊びに行った(ルナールの実家に(大迷惑))
 仮説3)「パレス・イン・ブリュッセル」とは「王子の遊び場」を現す隠語である(デタラメです※)

※でもPalaceには遊興場の意味もあるんだって(勉強になった)
そしてここに至ってやっとパンフの「宮殿の庭園」っていう表記が頭に入ってさらに混乱。いや、全バージョン想像するからいいんだけど(笑)。

■おまけ
CDブックレットの英文解説、他に「おっ」と思ったネタをいくつか。
・メアリーとルナールとの会見(肖像画のところ)は「メアリーの私室」
・「王国が現れる」で優れた女王になると予言するアスカムにベスが、メアリーが結婚しようとしている以上それはありえないと答える、てくだりがある。カット場面かな?
・トマス・ワイアットの登場んとこで「同名の詩人トマス・ワイアットの息子」とわざわざ書いてある。
 この父上は政治家でもあって、
  -キャサリン・オブ・アラゴンとヘンリー8世の結婚に猛反対してた。
  -アン・ブーリンと噂があり、愛人として逮捕された一人だった。
  -イギリスにおけるソネット(14行詩)形式を確立した人→たぶんロビンの仕事にすごく影響を与えてるはず
 と、けっこうベスの物語に因縁があるんですね。
・ベスが収監されたところで現れるアン・ブーリンは「彼女の娘を(自分が)守ると誓う」っていう表現になってる。「誰かが見てる」のニュアンスとはちょっと幅が異なるかな。
・「ついに君は自由の身」のところで「ベスはフェリペに感謝の意を表すが、複雑な気持ちを抱えていた」いやベスめっさクリアーだから。この場でふくざつにさせられたのは王子だから。
・ハットフィールドでの「晴れた11月の日」の場面が、メアリーとの会見の「三年後」と明記されている。

まあ原案がこうだったって話と、最終的に作品がどうまとまったかは微妙に違うと思うのですが、掘り下げのネタとしてはたいそう楽しいので、ブリュッセルともどもいろんなこと想像してみたいと思います(笑)。

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ベスねたとーく大阪

「レディ・ベス」大阪、二日目マチネの感想です。

■平野ベス
真面目な意味で、今回いちばん印象が変わったのが平野ベスでした。序盤の等身大の十代の少女、そこは変わらないんだけど、その中に誇りとか落ち着きとか、高貴さっていうプロパティが「ある」感じ。声の響きもだけど、姿勢というか「静止」の仕方が変わったのかなあ…特にメアリーとの和解の「今はわかる…」のところとか、すごく印象変わった。
ロンドン塔の「見ろ、泣いている」から「私の心が読めると言うの…?」の声の、静かだけどピシッと何かが通った歌い出しにゾクゾクしました。おぉぉ、王女様だ…。とはいえロビンと出会って恋に落ちるところの少女らしい初々しさは変わらず持ってるっていう。こりゃ楽しみになってきた。

■山崎ロビン
東京終盤で個人的にへこたれた要素がほぼ鳴りを潜めていて、いいじゃん素敵じゃん、とニコニコしてしまった。
もうスパイ説とか喜んで引っ込める。よかった、良かったよ…そうだよせっかくの目力せっかくの歌声、「俺」じゃなく「ベス」に向かってくれれば100倍綺麗な物語になると思うんだよ…。
まあでも酒場での危機感のなさは相変わらず謎だ(笑)。

■未来メアリー
大 復 活。いや、東京終盤、いくつかのメロディラインがおとなしい感じだったので、もう最初の頃のバーーーンっていう盛り上げはやらないのかなあ、って思ってたんですけど超燃えた「悪魔と踊らないで」。

■平方王子
悔しさとか子供っぽさとか、いろいろ復刻。これは個人的に嬉しいなあ。大物っぽいリアクションがどっちかというと「大物っぽく振舞おうとしてる坊ちゃん」に見えちゃう人だと思うので、ベスにもこう「してやられた」悔しさがちゃんと出てくれたほうが嬉しいなあと。「道ゆく人」の「無実なら殺されることはないだろう」みたいな、素直に公正な人っぽいとこすごくいいと思う。
毒のシーンも良かった。初日の古川君がカクシンハーン炸裂だったので(笑)、ガーディナーが倒れて素直に驚く芝居が逆に新鮮。強引→でも別に悪気があったわけじゃない→「何故?」っていう流れがいいなあと。まあ二人ともどっちモードでも楽しめますが。

■山口アスカム
この日、前方右端の席で観てたので、場面によっては視界の半分ぐらいアスカム先生でした(言い過ぎ)もうなんか大きくて大きくて、あらゆる意味で大きな人だなあと…何言ってんだ。
石丸アスカムはこう、世界を操って全てを「あるべき」方向に向ける、すごく能動的な強さが見えると思うんですけど、祐カム先生はなんか、星の導きに従って流れていく世をただ見守る、ただそこに在って事象を見渡してる、正しく動いていく宇宙そのものみたいに見えます…なんのこっちゃ。いや、なんかこの日の「もはや貴方に助言は必要ない」がツボ過ぎてですね。いちおう人間だから「望む」とか「見守る」とか「導く」とか言ってるけど、この人は結局どうなるか全部分かってるってか包含してるんだろうなーと。

■クールヘッド日記
なんだ、ラテンは初日限定だったのかな大使(笑)。観た角度のせいかも知れないけどクールヘッドや対メアリーのチャラチャラっぷり(笑)がだいぶノーブルなモードに切り替わった印象でした…初日の反りまくり笑いまくり回転キレッキレも結構好きだったので惜しい、けどこれもカッコいい(あーあ)。
全体に両王子とも子供っぽく、大使は親父っぽく(語弊)なったような気がします。クールヘッド冒頭で王子の乱痴気騒ぎを見やって溜息をつく、ここのルナールの表情がかなり茶目っ気を含んでるというか、ふぅぅ仕事すっか、っていう表情に疲労じゃなく余裕を感じる。反乱云々に「それほどではないと思われますが」の言い方が白々しくなくて普通だったり、その後にキューで襲われて掴む所の「反乱は全て鎮圧されました」のニヤァリが倍アレだったり、いろいろクッキリしてたぁのしぃー。

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風よーふーけー

少しも寒くないわ(意味が違う)

「レディ・ベス」大阪公演、初日を観てきました。面白かったーーーーー!!!!

歌詞や場面の大きな変更はなし、梅芸効果で舞台が近くてクッキリ見えたり、細かい台詞や動線で若干の改善があったり…という程度の変化のはずなんですが、キャストが。もう、キャストが。何かと掘り下げる人たちが掘り下げまくってて、結果、パワーアップだったりクラスチェンジだったり、これが楽しくてー楽しくてー特に

荒ぶるスペインの風が もう こっちの髪が逆立つレベルで吹き荒れる(荒れるがかぶってる)

…久しぶりに作品解釈をすっかり忘れて贔屓ネタに浸りきれてしまっていろいろ記憶にありません(最低だ)。

以下、人別に。
★★★ネタバレです★★★

■花總ベス
前半、すごい子供っぽくなった。幼さを残す、気位は高く、でも聡明で、今まで触れずにきた外の風に実は憧れていた…って感じの、ロビンへの一つ一つの反応の納得感。なるほどなあ…。

■吉沢メアリー
可愛い、可愛いよ、可哀想だよ、ホント大使あんたさあ(定型句)。
善良で一途で、素直で流されやすい、もう全ての戸惑いの表情がツボでなあ。
和解のシーン「今は、わかる」への反応でボロボロ泣いた。ここはスーザンも。

■石丸アスカム
しょっぱな「さて」のカッコ良さは異常。戦慄とか心配とかより「挑戦」を感じるヒキにわくわくしました。本来この曲の盛り上がりで「危機が訪れるーーーとも伝えるーーーー」って歌詞はほんとズッコケ(死語)だと思うんですが両先生の工夫や掘り下げですっかりカッコよくなったよね(褒貶)。
「王国が現れる」のラストも変わりましたね。ベスと向き合って歌い上げるんじゃなく、最後にベスに正面を向かせて、エスコートするような仕草から、手を放して、「英国女王」…!ベスの、だんだん笑顔じゃなく、先生が何を言おうとしているか悟っていく表情と相まって痺れました実際。
そして「愛のため全て」は全編痺れっぱなし。VSアン・ブーリンも最高に燃える。

■加藤ロビン
この人もいっぱい(笑)
二幕最初のほうで飲んだくれて歌うとこ、前は「人生は一度きり、自由に生きろと」でしたけどここが「歌なんて…誰でも歌える…」になっててグッと来た。ベスと歌った曲で、しかもベスのほうが歌うフレーズで、ってところもだし、あとこのフレーズ単体だとロビン自身の無力さを嘲ってるようにも聞こえるあたり。
梅芸は二階の高さが帝劇の一階と二階の中間ぐらいになるのかな?「神よ祝福を与えん」で船に乗るベスを見守る人々、特にロビンの「ベスだ!」の視線ががっつりこっちに来るので加藤ファンにぜひお勧めしたい28番付近(照れます)。
あと「俺は流れ者」の道化が得意なのところで一瞬コサックダンス踊ってなかったか(ベスの「思わず笑っちゃう」に全客席がシンクロ)

■三人組
しょっぱなの「教会の鐘の歌」へのバギーの台詞が確か前は「ってどんな歌だ?」だったと思うんですがここが「そんな歌あったっけ?」に。なんだよ、そういうことか…と目からウロコが落ちました。ロビンの即興だってことじゃん深いじゃん大事じゃん、いや前の台詞でそこ汲めた人もいるんだろうけど私は気が付かなかった…。
「道ゆく人」で歩いてくるところでバテバテのホラティウスにロビンが「ホラティウス!」って呼びかける、あーよかったやっとこの人も名前が出た、と思った。三人組でこの人がいちばんロビンを見てると思うので個人的にすごく味方したい(笑)。

■二人組
スペインの従者ズがいろいろとクラスチェンジ。「道行く人」全編、表情がクワッとしてて動作がキビッキビしてて、でも王子に転がされまくってる…っていうキャラがすっげー面白い、いいじゃんいいじゃん…と思ってたら最後のアディオスアミーゴスのところで、二人で踵をガッ!と鳴らす、ルナールと同じ仕草でロビンズに挨拶。これ、すばらしい、ホントすばらしい、なので暗転は待ってあげて(号泣)。

■ガーディナー
この人も全編渋くパワーアップ。ガーディナー自身、プロテスタントやアン・ブーリンのせいで辛酸舐めさせられてきたっていう背景が頭にあると、ベスたちへの全力の憎みっぷりがビシバシ決まって見えますね。
けっこうルナールへの対抗が強化されてて楽しい(笑)>ベスを消せでグラス一瞬渡さないとか、「過去二回あなたの国王は…」の言い方とか最高。

■古川フェリペ
コドモだーーーーーー!(笑)
みごとな吉法師さま(信長)ぶりにときめいた。いろんなモードがあるフェリペですが、私この「基本、子供だけどキラッと王族、聡明、残酷、末は恐ろしいけどまだまだ不器用」っていう発展途上モードがすごく好きなので、結婚式のヒャッホーーーーな指さしと笑顔と退場のしかた(どんなだ)で拍手しそうになりました。いっぽう毒のシーンの酷薄さはね…司教が倒れたとこでまっすぐルナールを見るんだよね…うーわー。
あとやっぱり「かなり」が受けまくってました梅芸(笑)。

■吉野ルナール
「うっわぁ、ラテン………!」と思ったクールヘッド。反りとか首とか回転とか、なんかこう、びょうびょう熱い風が吹き付けるような南国のキラキラぶりにわーいと思ってたら、退場際のおひとりタイムを飾りきるオーレ全開のダンスに爆笑しながら大拍手。興奮しすぎてそのあとのシーンしばらく記憶にないホントすいません気がついたらベス逮捕されてました。
メアリーもてあそびっぷりもあの「キスのために上げた手を包み込む」で大増量酷いホント酷い。
ラストも面白かったな…王子が投げたヘンリーのマント、前はつくねて持っていくだけでしたが一瞬パーンと床に叩きつける、そして指先ビシィ。ドアをバーン開けてぷんすか出ていく王子を見やるまでは余裕、だったけど、ホントはこの人も物凄く悔しかったんじゃないの…?っていうこう、深い意味での負け犬っぷりが出たなあと。やっぱこの人はスペインだもんなあと。
記憶にある限り登場シーン全部手を入れてきてたのでまたコツコツ追っていきたいと思います。

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待ってます

情報の量も幅も質も(^^;)爆発的に広がって、なんだか生きた心地もしない昨今ですが、ベス大阪も近づいてきたし、日ごとのなりわいを続けましょうぞ。
…とか言ってもう四週間も前の「TOY BOX 5」語り残しいくつか。(「日ごと」が成立してない)

■イントロ
カルミナブラーナを選ぶあたりが(笑)。

 ふふふの
  ふは
 ふきつの

→字幕をかき消すカットイン、の流れが大好きでした。
それにつけても

 あの頃は若かった
  今も若いけど

で笑い起きすぎた初日。

■オープニング
「君の結婚式」あらため「君のTOYBOX DAY(仮称)」。歌詞が、歌詞が、よくできている…!(笑)「さあ君が主役」の意味をこんな風に取る日が来ようとはな!
「EDEN2000」はもともとミュージカルナンバーで(曲は楯直己さん)、「BORN」の一幕終わり、場面のテーマ的には「進化」とか「生命」とかそんな感じ、生まれたばかりの種族の上に最初の雨が降ってくる…みたいな音楽で(中二なんて形容詞はあの頃なかったが、あったとしても堂々と張り通したと思う(笑)いいんだそれで)。最後の「今もまだ感じない」の後は雷と土砂降りの雨の音楽なんだけど。その「雨」の部分を切って次の曲のイントロに入る、っていうのもスピード感あって凄く好きです。GO AHEADとか唱和したかった。
「KEIGOでGOGO」はもうなんか、パロディじゃなく普通にテーマ音楽として成立しちゃってるね(笑)。後方席で見てるとドラマー・セバスチャンの遠近感が面白かったです(カキワリが小さいんじゃなくて、すごい遠くに本物がいるっていう(笑))。

■曲の話
ここんとこ「こりゃいいな!」と思ったらジャックブレル、というパターンが何年も続いており(笑)。2006年の三日間がホントに大きく膨らんだなあと思います。アムステルダムはあのミニ島(正式名称知らない)を使い切ったなと…絶妙の港っぽさ。個人的には昨年の「華麗なる千拍子」とかにも未練があります。
「君と見る明日」は追憶しすぎて頭がすっかりかつての「Una Noche」思い出しモードになって大層困ってます…つまり今井さんが「君と見る明日」を歌い上げてなつめさんが近づいて…ってとこで「待て!それは俺の女だ!」ってベッタベタの切り込みかけてくる渋谷のトニーっていうね(爆)ヤク中メイクが決まりすぎて恐ろしかった円形劇場の思ひ出(↑この台詞客席後方からなんだ(笑))。

■ロクサーヌ
やっぱ重さん振り付けカッコいい。三人三様のスカートのひらめかせっぷりがシックな中にも鮮やかでした。
そして前半の情熱が完全にフリになってる後半の「必死にやればやるほどおかしい」モードが実にTOYBOX。
さらに魔法のような暗転マジック。プロってすばらしい。

■ドラえもんとドラえーもん
何から思いついたやら…(永遠のブラックホールはあの人の脳内)。
前半はネタとして笑いまくり、後半は大真面目にジキハイとして楽しみました(笑)いや、折角だし!!
「4」の時のレミ曲を駆使したハイキングも抱腹絶倒でしたが、この方面ぜひ追求してって欲しい…福島の歩行船ファントムにしろ、昔の「一人クール」にしろ、こういうアイデアをああいう人がやることの爆発力がもうね。
なお「二幕あたま」という呼称は全力で我慢した。
・それが僕のためになると「信じて」いました、っていう抑揚のつけ方が2年前のジョンそのものでお腹痛くなった。
・「肩に触れるグーは貴方」とか最高おかしい。
・ここの宇賀村さん「普通にミュージカル一本やるくらい緊張する」とトークでおっしゃってましたが、そりゃそうだ…ほぼマエストロだもんねあの絶妙なキッカケ拾いの数々。照明さんも同様。
・シュールオチは波音からマンダレイを連想した方が結構いたみたいで。シゲのび太さんの表情がいいよね。そしてこの「のび太」とあの「しずか(呼び捨て)」の関係性がけっこう好きだったりする。しずかちゃんて理想の女の子じゃないとこがいいよね。
・落ち着いて考えると凄い切ない存在だよねドラえもんて…とイントロの「約束するよ見捨てないよ」のかすれた響きを聴きつつ思った。

■その情報量でさらに日替わりをやるか。
・野球のユニフォームって脇の下が開いてると学んだ43歳と4。最初に発見した時点で「ここ切れてる!」と思ったのに両側+自分も脇の下が開いてると気づくまでの三段階で腹痛。
・まったくもって花形ではなかったね(どっしり「星くん」と呼ぶパーマ)
・四日目。二人の悪魔のその場で考えたっぽい決め台詞(ゴールデンボックス!とかなんとか)が完全にハモらなかった。
・存在しないCの1番を引き当てた(解説:10番台の一桁目が自分の指で見えなかった)
・「ミサと言えば渡辺美里だ」から始まってまた何かの落とし穴にはまりそうだったけど回避した。
…えとせとら。ある意味最もライブ感覚があったコーナーでした。

■映像の話
・「クリスマスイブ」イントロで振り返る上口雪うさぎに勝る可愛さはないね今回(断言)。
・でも長髪コーラスガールズはユニット名つけてぜひ本編に登場させて欲しい(曲はまさかのアイフィールプリティ)。
・人様の感想でやっと気がついたんですが月茂はあれティッシュ配りのバイトじゃなくて自分の仕事の宣伝してたってことなんですね。
・しげさんネズミ男の衣装あれ吉田戦車のかわうそとかもやれると思う。
・学園天国の記憶がだんだん「ひっくり返ったハムスターなかがわいずみ」に収束されていく…。
・猫娘まひろさんはキャラが成立しすぎて今回だけなのは惜しい。また映像に出て欲しい。

■アンジョの話
めっぽう可愛い系で攻めてきた岡田マリウス(きっこえっるかっ耳澄ませ)、マジメに陽性オーラ振りまく坂元アンジョ、なんか貫禄笑顔の禅マリウス→パーマじゃない(笑)石井マリウス、カメラに食いつく勢いで熱いものをぶつけてきた東山アンジョルラース(画面いっぱいに広がる)。
そして沸きに沸いて沸きすぎた客席(^^;)まああれだ、レミネタって調味料に例えるとカレーみたいなところがあって。すごい美味しいんだけど、他の素材の味を塗りつぶしてしまう危険さがあるとちょっと思います。でもやるんだな、あえて(笑)。
そして私だって大好きだ(爆)。やっといつぞやのJewelの怒りが払拭されたよ(まだ怒ってたのか)…やるんならこれくらいやんなきゃ。袖、固くて細い腕まくりから上腕が出てる、そこ、そこだけは譲れない(それ以外は譲れるのか)(そうかも)。その袖をカフェソングでは下ろすんだよ大事大事。…パーツフェチなわけじゃなくて、内面から滲み出て結果的にアンジョルラスになる、あの構成を愛するっていうね…ゴタク一生これ止まらないやすんません。襟とか髪とか、十字架とかね…。

■また逢いましょう
この内容と濃さでドカーンと何年に一回かやって欲しい気持ちと、テーマ別に例えばトークサロンとかダンスパフォとか映像とかコツコツしょっちゅうやって欲しい気持ちと半々です…ウソです両方求めてます(笑)。アナ雪の「みんなで歌おう」じゃないけれども、ツッコミありの上映会とか面白いと思うんだ。展覧会とか。セバスチャンの書割とか月茂の顔とか並べるの。どうよ。
なんにしても「BORN」の仮称「KEIGO WORLD」を今後も観て行きたいです。おつかれさまー。

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24時間

きゃんいっとびーおんりーあでいしんすしゃべくり(マリウス風)。

いや、なんか、放映終了後の一日でずいぶんと、いろんな「塗り替え」があったんで書き留めとこうかと…。

Twitterホットワードは 「本名」「本名+面白い」「本名+ジャム」ほかさまざま。あと単品で「パンは食ってきた」とか。
YAHOO検索はデイリー4位。瞬間風速は昨晩で1位。
まとめ記事3件ぐらい?
動画もいろいろ。
デマ記事も数件(苦笑)
ファンサイトのカウンター速度はたぶん通常の4~50倍ぐらい。
個人的に記念したいのはWeblioで出てくるようになったことだ(笑)次の野望は実を言うとアンサイ(略)

この後何かが変わるにしても、別にちょっとしたら元に戻るにしても、いずれも贅沢な話。
楽しく追っかけて行きたいと思います。ああ楽しい。

せっかくだからまた追記なんですけど、アナ雪でクリストフ役の原慎一郎さんは吉野圭吾さんと同じ関東国際高校演劇課の出身で、学年で言うと8コ下で演劇課や四季での接点はないけども「三銃士」で共演、圭吾さんが怪我でロシュフォール役を降板した後を引き継いで演じたっていう縁があります。
沙也加ちゃんは知ってるのかな。いずれみんなまた共演できたら楽しいですねえ。

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しゃべくり

もうちょっと時間経ったら動画出るかな。

http://www.ntv.co.jp/007/

何も書かずと寝られないが、といって情報は全て番組の中にあった気がするので書くこともない(笑)。

いやーーーー汗かいたーーーーーーーー。

大人しくしないほうがいい時を心得てる人が正しく暴れられる状況に出会えたってことだろうか、今回は(笑)。
いろんな人に感謝を捧げたい。

そして番組上やっぱ固有名詞は出なかったけれども折角だから

さやか嬢との共演はTSミュージカル「AKURO」(2008年再演版)です。
「AKURO~悪路~」です。
名作です。
本当に美しい物語であり、舞台でございます。
何年でも再演待ってます。うをー。

そんな2014年たなばた。

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新風と蓄積と

5演めの「モーツァルト!」キャスト一通り。

サプライズもあり、ホッとしたところもあり、いろんな可能性を考えたところもあり…長い発表期間でしたね(笑)。
感想ちょこっとだけ。数字は出演回数。紅白風に。

■ヴォルフ(5)
ついにモーツァルトの享年ジャストエイジでしょうか。ファイナルって話には納得と物足りなさ半々です(笑)いいじゃんもう10年くらいやんなよ、と個人的には思っている。再演を重ねるごとにぜんぜん違う顔を見せてくれるもんなあ。2007年の「やっとこの話わかってきた」は至言だと思うのだ。

■ヴォルフ(2)
俺様誰様ロビン様も末尾を「ヴォルフ様」に変えたら何の違和感もなくなるっていうね(いきなり何の評価だ)。2演目となる育三郎君、すげえ期待してます。一つの解釈に収まらないで、いろいろチャレンジして欲しい。ヴォルフは暴れてナンボです。もちろん暴れ方は大事ですが。
ポスター写真かあっこいー。

■コンスタンツェ(初)×2
うわーこれ、どっちも楽しみだなー。うわーっと持って行く「ダンスはやめられない」が聴けそうで嬉しいです。ヴォルフとの恋物語→夫婦生活→プロローグ、どんな風に作ってくれるかな。
凄いねこれで歴代コンスタンツェも8人か。昔は日程区切りだったし、3演・4演はhiroちゃんシングルだったし、日程で入れ替わりのダブルキャストって初めてじゃないか。

■ナンネール(初)
今回最大の「そう来たか」。
今年が「モーツァルト!」初見の方も多いと思うので今は細かくは書きませんが、あの場面とかあの場面とか、どう作ってくれるのか…今回最も新しい風を運んでくる役割だと思うので期待してます。
いやあ…本当に変わるんだなあナンネール。なくしてきたものも多い作品であるけれど、この変化がどう作品に現れるか、しっかり観ていきたいと思います。

■シカネーダー(5)
いや、この写真大好きだけどさ…2002年帝劇のスチールだからかれこれ干支を一周する勢いでさあ。
この3年はまた、濃い3年だったので。ルナールや溜水を経てのシカネーダーに出逢えるっていうのがまたゾクゾクするほど嬉しい。陽気と妖気と、どっちにもまだ先があることを見せてくれることと。
同じく、濃い3年を経てきているヴォルフガングと対峙できるのが楽しみすぎてなぜか凄い腹黒い笑顔になる(笑)。

「モーツァルト!」も公演重ねるごとにいろんな進化があるけど、個人的に印象に残ったことは
2002年は「中川晃教」にみんなが出会ったこと、
2005年は「アマデ」という存在を4人の天才が作り上げたこと、
2007年は「モーツアルト!という作品」がピシッと繋がったこと、
2010年は「まだまだ、可能性はほんの一部だよ?」と気づかされたこと(主犯はナンネール(笑))
でした。もちろん本業として贔屓や芳雄君に関しても山ほどあるが。

さて2014年が何をもたらしてくれるのか。
これまで全てそうだったけど、また全部ぶっ壊して一から新しい作品を作ってくれることと思います。うわーい。

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