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2014年5月の14件の記事

ベスねたとーく11

「レディ・ベス」東京公演語り残し。

■吉沢メアリー&花總ベス
ベスを「憎んでる」んじゃなくて「憎みたい」んだろうな、っていう、複雑な心情が切々と伝わってくる吉沢メアリー、いろんなやりとりの端々に見える妹へのこだわり、ためらい、ベスを殺せって迫られた時の葛藤、ひとつひとつツボでした。
いっぽう姉が自分に害意を持ってるなんて思ってない(少なくとも冒頭では)エリザベスの暢気さというか、「同じ父を持つ姉妹」っていうことを大事に抱えてる妹のこう、本人好むと好まざると置いといて「一段上」からの優しさの醸すなんともいえない諦観と癒され感。
「妹にとって姉は鬼、姉にとって妹は蛇。そのあたりわかってください」っていう某ゲームの(妹の)台詞はこの二人には当てはまらない(笑)。ギャップのあり方が切なくて綺麗な姉妹でした。

■クールヘッド日記(終?)
いやあ前楽マチネの平方王子はアグレッシブでしたね。初めて古川王子よりやらしいと思った「後ろからべたー」(笑)。「もういい、飽きた」の後の去り際で、ルナールがタン!と踵を鳴らす音で振り返ってお互いに超・慇懃にお辞儀(表情にニュアンス出しまくり)というのも大好きでした。
そして千秋楽のVS古川王子、特に前半はもう普通にケンカだったなあ…叫ぶ乗る睨む嗤う刺す止める押してみろ引いてみろみたいな…古川王子だと「王子に生まれたさだめ」でガッと大使がキューを自分の前にかざす時、頬を張られたみたいな動きをするのがツボでした。「やめろわかった、進めろ恐怖の結婚」で大使がニヤッと笑うのは平方くん時が多いかな。こういう話一晩でも続くな(^^;

■お疲れ様
街で酒場で叫びまくりのベディングフィールドさん、最後まで声も(血管も)保ったということはあれはあれでプロの技なんだろうなあ凄いなあ。
この人ちょっとベスに惹かれているという脳内設定なので、門番小屋でロビン捕まえたところの無言かつ厳格な動きが切なかったです(勝手に)。

■心は私のもの→人の心に踏み込みはしない
一幕終わりの曲とラストのエリザベスの宣言は対になってると思うんだけど、その辺がもうちょっと一幕の歌詞で表現されたらカッコいいんじゃないかなあと思います。今だと「あなたは知りえない」っていう歌詞にはメアリーの疑いへの反論しかニュアンスに含まれないけど、ホントはもうちょっと「寛容」と「厳格」のぶつかり合いを表す表現が含まれているんじゃないかと想像する。
「私の心に窓なんてない」→「我らの間に壁などない」も多分、言葉としては一組だよなあ。

■指差しこまごま(細かいよ!)
結婚式の最後にフェリペがルナールを挑発して退場していくところ、最終的に平方王子も指差しが入るようになりましたね。これルナールの退場時のビシイ!と重なる構図だと思うので嬉しかったです。平方君の指し方はライトというか、からかうニュアンスが強く見える。古川王子だとまず指差しポーズを取ってからスッと全体を伸ばすようにする(それと連動して大使の背筋が伸びる)っていう「射撃」めいた感じ。どっちもらしくて好きです。
なんだかんだルナールの感情はフェリペ次第なので、大雑把にいって結婚式の王子への反応は二通りあったと思います。ふざけんな王子思いつきで邪魔してんじゃねえ!ってなる場合と、あ、そう来たか、ってフェリペを再評価してじゃあどうするか?っていう計算に入っていく度合いが強いパターンと。本能で王者→でも子どもっぽいんだよ、っていう変化を見せていった古川君と、最初の頃は悪ガキ→だんだん策士化していった平方君で、最終的にルナールの反応が入れ替わっていったように見えたのが印象的でした。また大阪で変わってくだろうな(わくわく)。

■最後まで謎で終わった。
・冒頭のパリーさんの動線。「大変なことになった…」って入り口でしょぼくれてる場合か、急を知らせに来たんじゃないのか(^^;)。
・ベスを呼び出す手紙の文言には毎回「どうした、姉さん、何言ってんだ…」と思ってましたごめん。
・「俺達は道ゆく人じゃない、自由な旅人ー」原語でどうだったか知りたい台詞ベスト10位以内。
・なぜロビンがメアリーの悪口を止めようとしてたのか。
・「エリザベスはなかなか美しいと聞いたが」はどっから出てきた王子。もしかしてそれが一番聞きたかった情報なのか王子(邪推)「有益な意見を聞かせてもらった」
・ウッドストックへ移せとフェリペが指示して、ウッドストックに移されたエリザベスを追うロビン達が、フェリペに「エリザベスを処刑するな」とアドバイス。つじつまが合わないでもないですがやっぱ前後関係が苦しいなと…多分なんかの事故だと思う(^^;)。

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ベスねたとーく10

「レディ・ベス」ラスト三回観ての雑感こまごま。
例によって千秋楽感想とは限らないランダムネタです(^^ゞ

■花總ベス&石丸アスカム
千秋楽、たまたま直前にロジャー・アスカムの英語版Wikiを眺めてて、あれっ先生結構若いんだな、と。まあこの作品上はもうちょっと年配のイメージでいいのでしょうけど、せっかくだから「アスカム40前後、ベス20前後」っていう視点で見てみた。
それもあって「王国が現れる」のあまりのキラキラぶりに、世が世ならこの二人にもちょっと何かが芽生えてもおかしくないなあと思えてきて。人生に対する価値観がイコールで、世界に対して同じものを見てて、お互いに対して深い尊敬と優しい感情があって…って素敵な二人だなあと。アスカム先生ああいう人だからアプローチすらありえないんだけど、ベスを思って歌ういろんな歌や、「夢かなえる」ってロビンに歌いかけるところや、戴冠式でイモーテルのやり取りを遠くから優しく見つめている様子を見てたらなんかこう、ベスに対して秘めた感情がある、っていう可能性を考えてもいいなあと…話の本筋から言ったら完全に蛇足なんですけど。

■スマイル
前方席で観て初めて気がついて鳥肌が立ったのが「悪魔と踊らないで」の序盤のスーザン。ベスが下手側に逃げるように走るのをふわっと邪魔する動きで入ってきて、中央に逃げてしゃがみこんだベスに手を差し伸べて、盆に乗せてあげるんだけど、そらもう上品な、とろけるような美しい笑顔を浮かべて、ベスの手を取ってにっこりと頷いてみせる…ゾッとした(笑)。全体を流れるスーザンの慇懃で柔らかな仕草と、感情の出し方がいい意味で人形チックなところ、その辺の効果が物凄いなあと。
なおこの表情は花ベス時限定。平野ベスはスーザンの手を借りずに自分で盆に乗るので。こういうとこでも本質的に逞しいのが綾ベスって気がする(笑)。

■嘘のつけない人たち
「反乱分子をお探しなら家をお間違えですよ」「ええここにはいませんとも誓って(氷)」
すっごい凛々しいけどめっぽう隠し事に向かないアスカム先生とキャット様が好きです。
あと先生、「家」て。

■吉沢メアリー&吉野ルナール
ルナールは別に悪人じゃないけどホント「酷い男」ではあるよなあ、としみじみ思う登場シーン(^^;)。メアリーの手にキスする優しさとか、その下から内緒話するみたいな雰囲気の微笑とか、なにかと心の襞をくすぐる優しい仕草とか…。誘惑なんかしない、でも女性を嬉しがらせてうわうわさせて絡めとっちゃう(女性に限らんが(爆))、そういうことお茶の子さいさいにこなしてます日常ですむしろ仕事です、て雰囲気がもうね(^^;)。
敬虔なカトリックで人が良くて純情なメアリーの、もちろん恋愛とかじゃないけど「おかえりなさい!」の逢えて嬉しいな!っていうウキウキ感とか、一転、冷たくされてルナールが優しくしてくれないんだ?っていう目で見つめてるのとか見てると、ホント大使あんたさあ畳の上で死ねると思うなよって思う。ああカッコいい(末期)

■心は君に
花總ベス&加藤ロビン最終回の戴冠式、イモーテルを掲げるロビンと、手を差し伸べるベスの場面。
花を持った手をゆっくりと自分の胸に持っていくロビンと、その動きに連れて自分の差し伸べた手をやはり胸に持っていくベス。
お互いに微笑みを浮かべながら、何かを誓い合うように胸に大切に抱えて別れていく。
その思いこそが永久に枯れない(T_T)ずっと続いていけばいい…………(T_T)

■ろびんぶれいかー
育ロビン話。辛口です。
最初に書きましたけど「ながれェ~もォのォォォ~~~~」に対するイライラ感自体は嫌いじゃないんだ(笑)。強引で強烈なロビンのキャラクターにエリザベスの方が惹かれていく、それはそれで物語だし。
でも前楽の「ならず者」全開ぶりと「誰でも歌える」&酒場での俺様ぶりにはフルネームの綴りをBreakに変えたくなった。翻弄される平野ベスが可哀想になっちゃった。これベスの話じゃないの?ロビン=ラスボス説は暴言のつもりだったけど真実だったの??
お話上、序盤の何様モードは後半には鳴りを潜めていくので、「好感度最低から徐々に惹かれていく、曲がり角でぶつかったとこから始まる系少女マンガの不良少年」で決着つけましたけれども。
そんなだったのでラスト、ハットフィールドの言い合いでベスがバサッとロビンを振った(っていうストーリーになるんだよ止むを得ないんだよ)時にはなんか妙に爽やかな達成感があったっていう…ゆけゆけエリザベス、その恋を置いて進んでゆけ。
いっぽう千秋楽、花ベス相手だと見え方が違ってまして。最初は戸惑うけど「しょうがないわね」って笑顔で子供扱いする、精神的に一回り大人の王女様っていう立ち位置だったので、平ベス時に感じた「傲慢ってオマエが言うな」感はずいぶん緩和されました。…その分、ラブストーリーとして盛り上がらないのはまあ、仕方がない。戴冠式のイモーテル絶対すれ違ってるよ、心が(^^;)。
異なる意見は当然っていうか、もちろん↑これはどれも受け手の感覚で裏返せる話だし、ひっくるめてロビンの魅力、っていう見方も想像できるんですけども。地方公演ではどちらの組み合わせも、もうちょっと違ったストーリーで見てみたい、というのが本音です。

■カテコさまざま
動画でカットされなかった部分(笑)についてちょこっと。
・前楽。張り切りすぎてドーラン塗りすぎて真っ黒と言っていた平方王子、そう言われてみると黒いな(笑)。全員クールヘッドはキャスト皆さん「左手」で綺麗に揃ってました。客席はどうだったろう(笑)。
・禅さんからの「余力があれば」リレーにコツコツ「余力はあるんじゃなくて作るんですよ」と微笑んだ(渇)。長髪うねうねガーディナーはパンフで今でも見られますけど、この頭でベス消せの大回転かましたらどんだけ綺麗に広がったかと…なんか間違ってる気がするので妄想やめます。
・和音さん。綾ちゃん並のトーク口調豹変にほのぼのしつつ、「誰一人、大きな怪我はなく、休演者が出ることなく」っていう真摯な言い方とその重みと、隣の人の真面目な微笑と立ち姿にグッと来た。同じ帝劇での千秋楽を忘れないよ。あの時も隣同士だったなー。

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TEAM

「レディ・ベス」東京公演終了。
ラスト3回、いろいろ感じたのでコツコツ語っていきたいと思いますが、取り急ぎ千秋楽、スペイン組のカーテンコールの話。
Twitterで素敵レポがいっぱい上がってますし、動画もアップされてますけども、思い出の足しに(^^)。

総じて、古川君には魔物が降りたかも知れないが舞台全体としては素晴らしい魔法が働いたと思う(笑)。

育三郎君の音頭で、ロビン以外のキャスト挨拶一番目。
「美しいフェリペ王子役・古川雄大」

えー本日は(声低いな…)
ミュージカル、(早口だな…)
「ロミぉt( 場 内 大 喝 采 )

たぶん全体は動画に載らないと思うので状況をスケッチすると※結局全カットでしたね(T_T)
・一瞬でフッ…と顔を伏せる古川君
・同じ一瞬で「気持ち、古川君のほうに向く」ぐらいだったキャストが全員ガバァ!とツッコミ体制
・禅さん「えぇぇぇぇぇぇ」顔
・囲まれてうつむいて身をちーさく縮めて僕はここにいないことにしてくれませんかって風情の古川君可愛い(←私情)
・石丸さん花總さん満面の笑い顔
・涼風さんと和音さん身を二つに折って笑い転げる
・うっすら期待顔してなくもなかった圭吾さん「うわっ!!!」って感じで目をカッと見開いて爆笑、詩人ズと一緒にゲラゲラ笑ってる(この時点では第三者)
・…の間に育三郎君が「ゆーた、ロミオとジュリエットじゃないから…」って丁寧に言い聞かせてる(進行上手だよね)

「後で楽屋に来なさい」を経て何もなかったことにした名司会の「美しいフェリペ王子役・古川雄大」を再度もらって挨拶(笑)。「無事、千秋楽を迎え」っていう自分の言葉にひっかかって「さっきまで無事だったんですけど、今ので無事じゃなくなりました…」とぐるぐるしていた古川王子、いや貴方マジ天才。いろんな意味で。

で、次の人(この順番がもうね、舞台の神様って凄いよね)
「シモンルナール役・吉野圭吾」

えー本日は(…やけにイイ顔だな)
ミュージカル(…まさか…)
「モーツァルt(そりゃそうだ!!!!)

「ああっ!ごめんなさい!間違えちゃった!恥ずかしいぃぃー!」っていうテイでマントをぐあっと上げて(レスリーキーの写真のあのポーズ(爆笑))顔を隠しながらきゅるきゅる後ずさりしていく黒いきつね。もうさあ、この順番とキャラクターと「チームスペイン主従」っていう関係と、環境全部が奇跡だよね今回(笑いの限界)。
両隣が優しいアン・ブーリン嬢と慎ましい詩人ズだったのでそんなにいじめられませんでしたが(笑)禅さんそこにいたら連行ぐらいされたかも知れない(笑)(笑)。

この件についてTwitterで様々な方が「フォローしてくれた」「圭吾さん優しい」等々まるで客人がフィンガーボールの水を飲んだのを見て自分も飲んだ女王様みたいな扱いをして下さってますが、ぶっちゃけ圭吾ファンの印象は概ね
「水を得た魚」
だったことを告白しておく。(客席「乗った(笑)」って雰囲気だったもん絶対(笑))

この後、禅さんがいい感じに流れを戻してくれて、一人ひとり、いい雰囲気で挨拶を続けてってくれました。あー笑った。
しかしみんなの挨拶の間、ずーーーっとやや傾げた首で正面を見つめているフェリペ王子とベディングフィールド卿、二人だけの不思議空間あれはなんだったんだろう。

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ベスねたとーく9

あと3日に迫った「レディ・ベス」小ネタ少々。

■劇中スペイン語講座
需要あるっぽいのでまとめる。いずれも耳コピ→辞書、という流れなので間違ってたらすみません。

Disculpe!(ディスクルペ!)→失礼致します

Su Majestad(ス・マヘスタッ(d))→陛下

Buenas dias(ブエノス・ディアス)→おはようございます

Buenas tardes(ブエノス・タルデス)→こんにちは

Adios Caballeros(アディオス・カバジェロス)→ごきげんよう紳士がた

Encantado de conocerla(エンカンタード・デ・コノセルラ)※
※「ル」は「ッ」に近い。
→お会いできて嬉しいです。(男性から女性への言い方&ややフォーマル)

Mucho gusto en conocerte(ムチョ・グスト・エン・コノセルテ)
→お会いできて嬉しいです。(ややフランク)

Perdone Lady..?(ペルドーネ、レイディ)
→失礼お美しい方どちらさまでしょうか突然ですが貴女に心を奪われてしまいましたできればお近づきになりたいのですがこの後お暇でしたらワインでもご一緒しませんか?(意訳/王子スペシャル/要約)
レイディは英語です(笑)

追記:大阪からルナールの台詞追加
¡Qué bien!(ケ・ビエン)
→すごい!すばらしい!的言い回し。トレビアーン!って感じでしょうか。

■勇者育成物語(綾ベス・育ロビン限定)
イメージでキャスティングしてみた。(私見)
勇者:ベス
賢者:アスカム
戦士:キャット(剣しゃきーん)
あそびにん:フェリペ

バラモス:母
オルテガ:首切り役人(見た目)
ゾーマ:ロビン

そして 伝説が はじまった!(ちゃちゃちゃちゃー)

「ベスが女王に成長すべく越えなきゃいけない山を突破していく」って視点からするとアンは中ボスでロビンはラスボスなのかなって。
なおフェリペは基本ルイーダの店で寝てます(じゃルイーダさんは大使にやってもらおう)(主旨が変わってきた)

■夢を抱きしめろ(花ベス・和ロビン限定)
その2。(超私見)
クラウド:ベス
ティファ:ロビン
エアリス:ロビン
ザックス:ロビン

セフィロス:母
ルーファウス:フェリペ
ツォン:ルナール
宝条:ガーディナー

「俺の誇りや夢、全部やる」みたいな(号泣)。
どっちにしろ母がボスキャラなんだな、私の中では(笑)。

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シモン・ルナールについて

Wikipedia日本語版にシモン・ルナールの記事がなかったので作りたいなと思って、いろいろ調べてみました。
…ら面白いネタがいっぱい出てきたので列挙する。ソースがあやふやだったり、翻訳の正確性に自信がなかったりで、本記事に入れられるかどうかは微妙だけど面白いから誰かに聞いて欲しいというレベルのネタ帳です。
★もちろん芝居上のルナールさんとは別物(のハズ)です。リンクさせても違和感ないかもだけど、解釈に使うには偏った情報なので、あっそういうネタもあるんだー程度にご覧下さい(^^ゞ

■出身&背景
スペイン大使なのにフランス名なのね、っていうのがずっと気になっていたのですが、やはりルナールの出身地はスペインではなく、フランシュ=コンテにあるヴズー(ヴズール)という町。
このフランシュ=コンテはコンテチーズってあるけどそれが名産の、東フランス・ブルゴーニュ地域。現在はフランスだけど、歴史的にはフランスに組み込まれたりドイツ(神聖ローマ)にとられたりだし、現在のベルギーとも縁が深いので、地名も言語も何種類もあってややこしい。1553年時点では神聖ローマ配下の「ブルゴーニュ公国」で、王様はフェリペの父親カール5世。この人は神聖ローマの皇帝&スペイン王でもあるけど、本人はブルゴーニュで育ったんだって。すっごい余談だしややこしくなるけど顎が 長かった らしい(だからやたら顎鬚が登場するんだろうか)。
「ベス」では「皇帝陛下」とか「父」という言葉だけ出てくるカール5世は、スペイン・ハプスブルク家の盟主で、父方と母方のおじいちゃんから両方の国を世襲した。だからこの人の版図はめちゃくちゃ広いんだけど、ちょうど「ベス」の事件の後ぐらいに引退して、神聖ローマは弟フェルディナンドに、スペイン&ブルゴーニュ周りは息子フェリペに引き継いだ、と。だからフェリペは王様になるけど皇帝じゃない。「ベス」でも「皇帝」って言葉と「王子」って言葉はさりげなく使い分けられてるんだよね。たまたまかもですが。
シモンさんは文献によって「神聖ローマ帝国大使」だったり「スペイン大使」だったりするけどどっちも正しくて、「カール5世の大使、後にフェリペ2世の顧問官」が範囲としては正確みたい。

■経歴
法律をがっつりやってたかなりのインテリ。同窓のグランヴェル(後の枢機卿)の父親がカール5世の大臣で、この親子に推薦されて枢密院に入ったらしいんだけど戦争にも行ってて、30ぐらいでカール5世に騎士に叙任されてる。
フランスでもイギリスでも、後にネーデルラントでも抜群の外交センスで活躍(暗躍)したらしい。

■家族
外国版Wikipediaの脚注から参考資料をたどる

ドイツ語ページかあ、厄介だな。

おお、系図なら読めそう。なんだやっぱりRenardって本名なんだ、行動がアレだからついたあだな名なんじゃないかとちょっと思ってたのに(笑)

子ども大勢いるなあ…フランソワーズ、ジャンヌ、エレオノール、マリー、フレデリック…Phillipe…Charles…

…………Philippe………………

生年月日 1554年6月9日

机叩いて爆笑。

普通に考えて、自分の外交の最高の成果であるご成婚(1554年7月)を記念してってことなんでしょうけど、「レディ・ベス」の時間軸であの結婚式の前後に子ども生まれたよーとかやりとりしてる大使を想像すると笑えて仕方がない。
ちなみにPhillipe君の次に生まれた末っ子がCharles君だ。何、後から思い出したように皇帝陛下の名前つけてるってことでしょうか。邪推と書いてロマンと読む。

■続・家族
ドイツ語版Wikiを英語にしてみる

おお、家族のセクションがあるぞ、系図通りだな、元ネタいっしょかな。

いたいた、フェリペ君(実際はフィリップでしょうが)

Godson of Phillipe II

机・粉砕。(実際には駅のホームにいたんでスマホ抱えて走り出したってのが正確ですが)

GodFatherは日本では名付け親とか名親とか訳されますが、カトリックでは「代父」(だいふ)といって、洗礼式で実の親に代わって信仰の誓いをしたりして(男の子には代父、女の子には「代母」がつく)、その後は相談役とか後見人とかとして精神的に面倒を見るみたいな役割のこと。現代の日本じゃ代父とか代母って形式的だけど(知る限り)、映画「ゴッドファーザー」に出てくるような意味合いで、イタリアやスペインで有力者に名付け親になってもらうことは名誉だし、キリスト教社会ではそれなりに濃いことみたい。子どもはロンドンで洗礼受けたらしいので、ホントに洗礼式にフェリペが来てくれたんだとするとロマンですね(なので、その方向で行く(笑))。

■エリザベス
これは日本語訳もされてる「エリザベス-女王への道-」にも出てくるエピソードですけど、本ッ当にエリザベスを危険視してたルナールも、ロンドン塔収監の際のエリザベスの毅然とした態度には少なからず感銘を受けたらしく。当時のルナールからカール5世への報告書には「純白に装い、内心の心痛を完全に覆い隠した蒼白なれど誇り高い表情」みたいな表現があって…こういうの見ると今の人でついリアルに想像しちゃうね(笑)。

■メアリー
ユーゴーが30歳ぐらいの頃に書いた戯曲「メアリー・チューダー」は、メアリーが結婚する直前のロンドンが舞台。(レミ書いたのは60歳ぐらいなので、すっごい若い頃の作品ですね)
大雑把にあらすじを言うと…いや、ちゃんと読むとかなり面白いっぽいので真面目に読んでから書く(^^;)ようはルナールがフェリペの代理人たる自分の目的のためにメアリーのある感情をぶっ壊したっていう内容なんだけど、今の人でイメージしやすすぎて、いいのかホントにって感じ(^^;)。

■グランヴェル枢機卿
もともとルナールと一緒に法律を学んだグランヴェル枢機卿、ネーデルラントでの政治上のぶつかり合いからルナールと対立するようになっていく。この政争はフェリペII世によって両成敗に遭ったらしく。のちにルナールがマドリードで「ベッドの上で死んでいるのが発見された」とき、グランヴェル枢機卿の放った刺客による暗殺、という噂が立ったらしい。いっぽうグランヴェルはその後、「助けられなかったから」と言って遺されたルナールの家族をすごくケアしてあげたそうなんだけど、それ自体が憶測を呼んだりなんだり。…シカネーダー並ですね全く、この情報量(^^;)。

■お墓
Wikipediaフランス語版の脚注。
「複数のソースによると、彼はエル・エスコリアルに埋葬されている」
そのソースを出してくんないと要出典で確実に引っかかるんだよ、教えてくださいよ…(とこれを書いた方と交渉したいが無理(^^;))
エル・エスコリアルはマドリッドにあって、王家の墓所のある修道院だそうですが、作ったのはフェリペ2世。いずれ行ってみたいですね。(旅といえばお墓参り)

■肖像画を書いた人
Wikipediaに載ってるルナールの肖像画はアントニス・モルっていう人の作なんだけど、「レディ・ベス」劇中に出てくるメアリーI世の肖像画もこの人なんですよね。グランヴェル枢機卿が後援者だそうなので、ルナールの肖像もその縁で描いてくれたのかな………これまたなんかまたいろっいろありそうだな掘り下げればー!!

またなんか出てきたら追記します。今年いっぱい勉強するよー!

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ベスねたとーく8

「レディ・ベス」17日ソワレを観てきました。
美しい、悔いのない回でした(ツッコミは別)。

以下、真面目&ネタ系バラッバラの雑感です。

■A BOY MEETS A GIRL
出会えて良かったなあ…と思えるベスとロビンでした。
「俺は流れ者」で泣く日が来ようとは。プリンセスオーラばりばりの花總ベスがパッと、こう、花が咲いたように現れたのにハッとしてるロビン、そのロビンが歌い出す仕草や誘い、言葉のひとつひとつに興味や驚き誘われて、次第に引き込まれて行くベス、そのベスを笑わせた!こっち向かせた!っていうことにわくわく盛り上がっていくロビン…歌い終わってベスに拍手されて、やったぜって手を取って先へ進んじゃおかなこれは?…っていうところで仲間達が戻ってきてひゃっと離れる。感動したよホント…。(しかし「微笑みさえくれればいい」のほっぺたをキュッと引っ張るあれは両ベスもやめさせたげてと思うのは私だけか(爆))。
酒場帰りの「傲慢だ!」って叫んだロビンが、ベスの表情を見たとたんに後悔する表情とか、ベスの「送ってくれてもいいのよ」は「ごめんなさい」の前振りだってことが分かる口調とか、ひとつひとつが胸に残ります。
ハットフィールドも…前にも書いたけど加藤ロビンと花總ベスの場合、ここの議論の前にとっくに終わりは見えてて、ついにそれを形にする、っていう二人の静かな空気が本当に好きです。「それで、準備はできた?」に「ええ。………いえ」に対して軽く俯くロビン。やっぱりもうベスが出した答えは分かってて、それでも、ベスの為に言わずにいられない「どうして!」に繋がってくんだなあと。綺麗な人たち(T_T)。

■加藤ロビンこまごま
・スクラッグでリレーが止まったので久々にジャグリング反省会勃発(笑)「お前か!…お前か!!」
・「道ゆく人」でフェリペに踊らされるところ、手を繋いで正面向いてお姫様お辞儀するところすばらしい(静かにお通りだ)
・ターザンうまくなりすぎたって話がありましたが(笑)あえて届かない感じになっててよかったです。
・一幕の「また来るよっ!とぅ!」も好きだったけどなくなっちゃったな。

■未来メアリー
強くて意固地で、だけど大きな赤ちゃんみたいな可愛さがあるなあ、と思ってきたのだけど。花總ベスとの対比だとその危うさっていうか、最後にワーッて泣き出しちゃう脆さがよりくっきりする気がします。
もメアリーが歌う間ほとんど動かなかったベスの「…今はわかる」のインパクトったらない。低い位置からだけど背筋を真っ直ぐ伸ばして、メアリーを真っすぐに見て、「孤独だったのね」「わたしもよ」って、理解やいたわりをほとんど「姉」モードで放射しながら包み込んでいく。それに目を見開いて少しずつ反応していくメアリーが切なくてなあ…一緒に育てたらよかったのに(T_T)。

■和音アン・ブーリン
包んでくれるけど離れてくれない。許しもくれるけどプレッシャーも寄越す。ライトな意味とダークな意味、両面の「母親」をガンガン出してくれるお母様。抱擁と刃物がセットっていう複雑性がいつまでもツボ。怖い、優しい、やっぱ怖い。
ただ、やっぱり最初の曲の「王座につき導く自由正義平和」は話をややこしくしてる元凶だと思います。「私は愛に生きた」「気をつけて」「見守っている」「神様が与えた答えは貴方」は全部、後への伏線だけど、「愛のため全て」で彼と逃げなさい!ってアスカムと対立するところで、何お母さん王座につけってゆーてたやん、って初見の時すっごい混乱したので。同じ理由でアスカム先生の前半の「全ては、愛だ」もなんとか他の言葉にならないかなあと思います。
最後の「ライオンと呼ばれた」でアン・ブーリンは離れていったのかな…。

■石丸アスカム
しばらくぶりに観たせいなのか、花ベスとの対比でそう思えるのか、いろいろアグレッシブで面白かったです。この人なりに多くの人を見てきて、「世界を変える力を持ったもの」を見極めて、ついにエリザベスを見つけて、確信を持って育ててきたんだろうな。
ただ、それで犠牲にしなきゃならなくなるものを悼む気持ちもあるわけで。ハットフィールドの最後で「我らのベスが、夢かなえる」って歌い上げるのも、これってロビンとベスが見たのとは真逆の「夢」だってこと完全に分かってて、言葉のひとつひとつを全部、裏の意味に返しながらロビンを力づけてるようにも見える。

■ツッコミ対象
「スペインのフェリペを信じなさい」「親しいんですか」「………かなり」
ここはその「間」だけで十分なんだ古川君。「か↑な↑り↑」はどうなんだルナールを呼べ。…と思ったけど演技で平民ぶってみたっていう設定もアリか(笑)いや貴族だって名乗ってるじゃん(ループ)。
考えすぎだけど身分を偽って市井に立ち混じるってのもフェリペとベスの物語上の共通点だよね。この二人を対比した物語も見てみたいなあ。腹違いの兄弟との関係とか、同年代ゆえのいろんな事件への対応とか、楽しいネタたくさんありそう。

■撞球台じゃない説はどうだろう。
二幕でフェリペについてきて健気に踊ってる(あの踊り大変だよ「さんっぽしてるっ」とか絶対)奥山さんと高橋さんは、パンフ上、役名が「フェリペの廷臣」になってる。一幕では「廷臣」二幕では「従者」で違う人、っていう設定もアリだけど、同じだと思ったほうが楽しいので、ビリヤードだの狩りだの王子につき合わされて遊んでばっかいるけど、普段はマジメに仕事しているってことにしてます(接待ゴルフ的な)。
で、クールヘッドの構成は男4人が「フェリペの廷臣」女4人が「フェリペの愛人」。あの部屋はもしかして仕事部屋で、廷臣を集めて仕事してるはずの王子が女の子呼び込んで会議机でビリヤードしてやがりました…っていう話で盛り上がった(私が)。会議室の扉を開けた大使の心情を140字以内で説明せよ。2字あれば足りるか。

■善意の第三者とは「何も知らない人」のことなんだって。
毒のシーン。地を這うようなキーの「署名だけ」で黒々した後、ベスが入ってきた途端にモードチェンジして、ご機嫌よう美しいプリンセースっワタシ英語もよく分かりませんイギリスのコト色々教えてクダサイネって感じに無害ぶってる大使たまんねえ(それほど盛ってないです)。
ガーディナーに署名を強要されたベスは、ロビンの目をじっと見た後「ルナール大使」って呼びかけるんだけど、ここで花ベスの場合はまずルナールに向き直る、ここの空気がかなりツボです。…そして「強要されたことの証人です」に対して胸に手を当てて"Si."とか言ってる大使の誠実そうな沈痛ヅラがホントにね…!

■無敵女王
エリザベスの最後の表情。以前はもっとあいまいな微笑というか、どなたかが言ってらしたように「肖像画のエリザベスにそっくり」な透明感のある、ごく中性的な顔だったと記憶してるのですけど。
昨日のベスはさらに一段階超えちゃったというか、「未来を受け入れる」が「未来に向かっていく」になったっていうか…ロビン・ブレイクという人生の一つの重要な時代を終えて、これからだっていろんなことがあるんだけど、そういうものを飲み込む用意もできてる、剛い存在に到達しちゃったんだな、それは得たことでも失ったことでもあるんだな、みたいな…。
頭の中「爆誕」の二文字が駆け巡った、切なさと武者震いが混ざったラストでした。まだまだびっくりすることあるよ…。

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ベスねたとーく7

「レディ・ベス」最近のスペインチームこまごま。

■古川フェリペ
楽しいなあ、毎回(笑)。毒のシーンやらラストシーンやら、元々のプラン&その場の空気によるバクチ、これが混ざってる感覚がたいそう面白い。特に好きなのがクールヘッド後の「飽きた。」の後。お辞儀してるルナールをガン見したまま盆が回るまで視線外さないこともあるし、不機嫌な顔でさっさと行っちゃうこともあるし。毒の場面も確信犯に感じられる日もあれば天然に思える日、ルナールが犯人だと思ってる日(←邪推)といろいろで。
そして今日はラストが可愛かった。「好きな男がいるかー、どちらかでしょうn」「両方に決まっているっ!」食い気味のプチ切れが、全編・余裕のオーラで通してきたフェリペのラストを飾る。上手からだとぷんすか出て行くドアの向こうの足取りまで見えて楽しいんだー。
でもこれが彼にとっちゃ幼年期の終わりで、たぶんベスの成長と呼応してスペインで目覚めていくんだろうなー。

■平方フェリペ
ちょっと印象が変わってきました。ハングリーさが取れてきたというか、余裕がある(余裕を見せることを大事にする)王様という印象。大局からものを見て行動する、一段上の器、みたいな。
これはこれでキャラクターとしてはアリなんですけど、フェリペって後の超大物としての片鱗を見せつつ、まだガキっぽさをも残している…ってところもこの作品の美味しい面だと思うので、個人的には前に見たやんちゃ坊主っぽいキャラにも未練があります。もうちょっとイライラ感を見せて欲しいというか。最後の去り際の高笑いとかまんっま「殿」だもんなあ。…しかし今の偉そうモード(あえて表現するとこの言葉なんだ(笑))だと、「好きな男がいるかー、」でわざわざ王子を見て嫌味たらすルナールの溜飲下げが楽しいので、今後も楽しくウォッチする(笑)。

■ルナール
こちらも印象が変化してます。王子に対してこんガキャア!って面より、けっこう真剣に鍔ぜりあいつつ、憂慮と見直し、再計算を繰り返してるみたいな。
スペイン王宮で王子の乱痴気騒ぎを目にするところ、肩をすくめる余裕顔バージョンも前は多かったんですけど、最近だと振り返って溜息、っていうパターンが多い。いっぽう結婚式で王子にやられた後の感情には、傀儡じゃいてくれないフェリペに対してイラつきだけじゃない、「そう来たか!」っていう戦慄(賞賛?)に近いものも感じる。ガーディナーに王子の件であてこすりを言われる時の表情とか、たいそう微妙だし、「全員、釈放しろ」のタイミングの「あ、詰んだな」っていう切り替えとか凄い。
ルナールって個人崇拝はしない、かといって国家や宗教に命を捧げるとかそういうんでもないなと。あえていうなら仕事オタクというか、自分の立場に忠実で、スペインを勝たせるっていうゲームに命かけてるように見える。そのための陰謀、計算、暗躍なんだろうなと。
だとすると、戦術的には今はイングランドを取りたい、でももっと高い視座から見て、フェリペには偉大な指導者になってもらわないといけない。なので、「レディ・ベス」の物語の時点ではバカ王子に対してビシバシ行こうとするんだけど、そろそろ目覚めるかこいつ?…ってことであれば、それはそれで、まあ待ってたことだし、みたいな。
…歴史的には「ベスを消せ」がスペインにとって圧倒的に正しい戦略だったわけだけど(笑)。時系列的にはフェリペは帰国後すぐにスペイン王に即位するはずで、一生を通じてエリザベスは彼の最大のライバルになってくわけで。今後ベスの活躍でイングランドがスペインにガンッガン嫌がらせする度に、素晴らしく意味ありげな目線を陛下に向けて嫌がられるんだろうな、ルナールは(笑)。「だから言ったでしょうス・マヘスタ」なんて言わない、口では、絶対(笑)。

■クールヘッド日記
以下、備忘スケッチです。見えたもの書いてるだけです。本当です。
(平)若くてキレイとの噂、でドレスつまんでちょん、が素晴らしく「ありえない!」と合う(笑)。
(平)「武器を手に襲い掛かる者もいるとか!」キューの突きつけ方が結構ランダムで怖いのでワクワクする(爆)。
(古)↑「反乱は全て鎮圧されました」ニヤリ、でイラッとキューを抜こうとしたらルナールについて来られた、みたいな撞球台への乗せ方が結果、絶妙。
(古)上手から見ると最高なのが「絶対処女」の後の「いらん!」の手前の笑い。後ろからコルセット外すルナールに上半身倒してハハハって笑う、あっこれ昔ヴォルフとシカネーダーで見たなーっていう(中の人の位置関係が逆だが)。
(古)「王子に生まれたさだめ、スペインのため犠牲に」で降ってくるキューにグッと顔を伏せる絵が凄いキレイ。
(両方)「反乱など気にしない」がチキンレースの様相を呈してきた(汗)。鼻ツンとか頬に触れるとか首の後ろに触って寄せるとか近い近い近い(脳内連続シャッター音)いやー身長合うって素晴らしいな!!

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綾ベス&

「レディ・ベス」平野ベスを続けて観ての雑感です。

ベスの成長物語、としてとても綺麗な物語になったなあと。冒頭の「一人にしてっ!」からラスト手前の「…遠慮してください」だけでも口笛鳴らしたくなる雰囲気の変化。
幼くて弱い、けれど聡明な少女が、女王として歩き始めるところまでの物語、そういう居方が花總ベスとは180度違ってて、ここだけでも今回ダブルキャストの価値があるなあと毎回わくわくします。場面場面の印象や、他のキャラクターの見え方もぜんぜん違ってくるし。
軽率にロビンを呼び込んでしまい、そのことで破滅に向かってしまう。愚かだけどまっすぐで未熟で、だからロビンがつかまった瞬間の動揺→逆上ぶりもすごくしっくりくる。当たり前のワナに飛び込んでしまう若さと痛ましさ、バカなことしてしまった自分を責め抜く気持ち、そいういうのがあの「神様に見放され」で爆発する。この場面がとても好きです。

■&山口アスカム
義務を語る石丸アスカムにズシズシと納得した後に山口アスカム先生を見ると、優しくてほろっと来てしまう(笑)。ベスを諌めるところでは厳しさより悲しみを感じるし、ベスの「かなえるべき夢」は責任でもあるけど、本当に美しいものなんだからそれを見つけて下さい、って訴えかけてるようにも見える。
そういう包容力とか愛情とか超越感が、伸びていこうとしている未熟な子ども、まだ女王になってない平野ベスにとても合うなと。

■&未来メアリー
圧倒的な力関係(笑)、意固地で力強い女王、弱く不甲斐ない妹との位置関係がが最後には逆転する。このドラマは納得だなー。
父上に「似てなどいません」っていう台詞の溜めっぷりが大好きです。かなり年上の姉として、妹に感じていたわだかまりが解けていってる、だけどそれを認めようとしないあたり。カトリックの教えを…に対してベスがああいう答えをすることに対しても、正確に何を言われたか悟って、それを是として去っていくような、小さい後姿も。

■&吉沢メアリー
ベス&メアリーの組み合わせで一番姉妹っぽいというか、二人の少女に見えるとこが面白い。掛け違って敵同士になったけどホントはずっと仲良くしたかった、みたいな。
和解のシーンがもはや、ガールミーツガールというか…「孤独だったのね」「私もよ」って微笑を浮かべていくベスの表情が、同じ苦しみを抱えた、魂の近い存在の人に出会えた!っていう喜びが先行してて。メアリーのほうも惨めさより驚きと、ああ、なんだ、この妹と愛し合えばよかったんだ、って気づいたように見える。やっと理解しあえて、一度でも心を通わせられてよかった、っていう。それが「ハットフィールドの屋敷に戻りなさい」で最後に女王の顔に戻る、ここがとても切ない(T_T)。

■&育ロビン
ケンカが似合うふたり。
「腹に一物あるロビン」という前提で観たら途端にカッコよく見えてきた俺様誰様ロビン様。彼にとってベスは好敵手というか攻略相手というか、守ってあげようとしたら一段上に成長されてしまった「大人になった女」が自分の足で歩いて行ってしまった…みたいな(何言ってんだ)。ハットフィールドのやりとりは最後の、お互いの価値観のぶつけ合いに見える。戴冠式のイモーテルのやりとりもエールの交換というか、お互いがんばろうぜ!のようで。
…これはこれで!
いや、本人がそう思ってやってるとは全く思いませんが、この男と別れたことこそがエリザベスを大人にした、っていう物語もありかなあと。泣けはしないけど前向きに終われる話ではある、他の組み合わせとは真逆だなって。

■&加藤ロビン
花總ベスと同じく「ベスが自分で決めたことに従う」っていうラストなわけだけど。迷った末にやっとあの選択にたどりついた平野ベスの場合、ロビンの居方も「自分の思うとおりにしていいんだ」っていう納得ではなく、心配でしょうがないまま手を離したように見える。幸せにしてあげられなかった悲しみ、ずっと見ているよっていう呼びかけ、それに対してベスもやっぱりまだそばにいたくて、行きたくて、だけどこの場所で生きていく。この痛みと一生付き合っていくんだ、っていう覚悟で終わる感じ。「夢かなえる」ってアスカム先生が歌う間のロビンの表情が、そんな「夢」を育んでたはずがない、ベスと自分が目指していた「夢」を悼み続けてるように見える。泣くよそりゃ。

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ベスとーくトーク3

「レディ・ベス」5月9日トークショー。

司会はすっかりおなじみ中山さん…でもなんか今日はむしろ出演者級に巻き込まれていた気がする、立ち位置的に。
なんせ並びが
中山-吉野-平野-加藤-石川
と、こうなので。リズムがずれたらずれたでそれをネタにして盛り上げてらっさいました。これまたやろうよ面白いから。

■さっぱりほやほや
過去二回のトークショーはベス&ロビン、メアリー&フェリペの両カップルが(なんか違和感あるが)両袖から登場する、という形だったので、今日どーすんのかな禅さんエスコートぐらいすんのかなと思ってたら、普通に並び順で登場していらっしゃいました(←伏線)。加藤君は綾ちゃんをエスコート。
一番後ろから毛皮背負った人が悠々と歩いてきたなーと思ったら、上手側が座る場所で戸惑ってる(この光景3回のトークショー全てで見られたんだがどうなんだ(^^;))間、また悠然と立って傍らの中山さんに偉いエレガントに微笑んで挨拶していた。中の人のいつものほやほや口調で喋り出したとき、近くの席の女性達がえぇぇーって感じでざわめいてたのが印象的でした。今回いつにも増して黒いからなー。

■こぎつねこんこん
…ちなみに下手からじゃないと見え辛かったと思うんだけど、登場からこのエレガントまでずーっと、こっそり後ろに回した手でキツネのみゃあおのしっぽをひたすらぴるぴるぴるぴるぴるぴるぴるぴる震わせていた大使。やっと全員座ろうか…という段で綾ちゃんたちが気づいて大笑いしてました。
「キツネ大丈夫?」「うん大丈夫」的なやりとりを端っこの赤い司祭(なんかグインサーガにいそう)と交わしながら着席。
したら挨拶することになったのでまた起立(立つんですこの方)
禅さんのドレス翻し回転おじぎ可愛かったです。

■さりげに毒のシーンて豪華メンバーだよね。
どういうメンバーだろうこれ、という戸惑いから入る綾ちゃん。「全員カラミないじゃないですか」そうだね、うん…という相槌の中を一番右の赤い人が「僕はあるよー?!」と高い声で切り込んでた(笑)。
でも確かにロビンとルナールさんとか接点ない。
「圭吾さんとはないですよね」「そうだよね、つながれて出てきたときに上から見下ろすだけだもんねこうやって」また立った(笑)。

■あえてその席順が正しい。
加藤君本番一ヶ月、どうですか?…という話題で、楽しいです、みたいな話をしてるとこで例の柔らかな微笑(ジェントル6:うさんくさい4)で加藤君を見ていたK吾さんおもむろに
「ひどいですよ」…何がひどいのかつつけば絶対、言ってくれる流れだったんだが残念(笑)さぞやいいネタがあったんだろう。
今回もイベントとか初日とかひとつひとつ緊張の連続だったという加藤君。ロミジュリで一緒だった禅さんはそんな加藤君に優しく「大丈夫だよ」って声かけてくれて…
狐「いいなー僕にも言ってくださいよー」
禅「何て…」
狐「本番、大丈夫だよっ、って」(小学生ぶちぶち)
禅「………言わなくていいでしょ…」(脱力笑い)
加「…席、変わりましょうか」
いや、多分いいんだ、その人たちはそれで。

■笠原さん1
男女こだわらず、やってみたいナンバーとか役とか。
「悪魔と踊らないで」が大好きで、車運転しながら熱唱しているという綾ちゃん。やっぱり…クールヘッドやってみたい、との加藤君は普段どっちかというとあーゆー役が多いとのことで(「ここ笑うとこです」)ちょっとロビンのカッコのままでいいからキューとか振り回してみて欲しくなった。
で「(間)僕は首切り役人やってみたいですね。あの、存在感が!」と大使が振った辺りからトークというより余興な空間が走り出した。
K吾さんが素晴らしくイイ顔しながら「知ってます?あの人ねえ、」と披露したことには、精神的に辛い首切り役人の笠原さんは、休憩中に楽器吹いてるんです、とのこと。
・なんだと思います?(迷わず中山さんに振る)
  中山さん「………フルート…」
  「あ、惜しい」(惜しいか?) オカリナです!!(キャスト大受け)
・それで何を吹いてると思いますか?(やっぱり中山さんに振る)
  正解は「千と千尋」のあれ
  よんでひるーふねーのーどーこかおーーくでーーー
  (ベス消せのキーを2オクターブほど上げてオカリナの音調にアレンジしてイメージしてください)
禅さん「それ楽屋の話じゃない!」
綾ちゃん「それで圭吾さんカオナシで出てきたの!!」
↑どういうことだかすごく知りたかったんですが話題変わっちゃった…いえ、カオナシ自体は持ちネタ※だからやってるところは想像できるんですが、だって楽屋で休憩中ってことは大使のメイクでやったのかその場合カオナシを構成するのはTシャツの首なのか衣装なのか、とかそういう細部をしりたくて(笑)。
※「CLUB SEVEN」観てる方は「たらこ」でご想像ください。Tシャツひっちゃぶって顔面だけ出して姿勢をガクンと落とすと結構すさまじい再現性。

■笠原さん2
禅さん「あの首切り役人の方は我々の中で一番TV出てらっしゃるんですよ」みたいな感じで「逃走中」のハンター1号機だよ!との披露に会場おぉぉ…と。で平野綾ちゃんは捕まったことがある!!ってことで舞台上も大盛り上がり大使うらやましそうだった。えーっ!ハンターに捕まったの!いいなー!(今けっこうハンターに追われそうなカッコしてるけどね(笑))
というわけで逃走中の動画さがしてしまった。
ところで最近の首切り役人さん胸がさらにボリューミーになってきてないか。

■「スターブーツ!」「スターブーツ!!」
で、長い時間を経ても忘れなかった中山さんに「やってみたい役」を問われた禅さん。
20年若ければクールヘッドをやりたい…との控えめなつぶやきに、踊れるじゃないですか、なんか今日も歌稽古中に踊ってたー、みたいな集中攻撃。
やおら立ち上がるキツネの人。出た必殺「しょうがないなあ」に客席からパラパラ上がる拍手(笑)。
(あれ?楽屋まで行くの??と思ったけど多分たまたまそこにあったのをチェックしてたんだろう)ビニ傘片手に戻ってきて「前失礼しまーす」と司教様に手渡しにゆき。
やっぱり踊らされたガーディナーさん(いろんな意味で踊らされる役だよね今回)
個人的にはシンギングインザレイン的なタップだと思ったんだけど何か別のダンスだったのかな?とにかく言われるがままにスカートたくしあげてカッコいいブーツを見せながら軽快に踊る禅さんであった。
なお本当はスカートでもドレスでもないです(一応)

■「せーのって、言って、」「せーのって…」「届かない…」
↑で使った傘を返すにあたり(その場で返すことにも誰もつっこまなかった)今度はキャストの向こう側、盆の上に傘を置いて下手側の圭吾さんの方にスライドさせて返そうとして、せーの!だかさんはい!だったか、とにかくかけ声かけてシュッ!と放ったらその傘が1mで止まった。全員、撃沈(笑)(笑)。ああ可愛い。

■苦労も迷いも財産だ
今日は女子高の三年生の皆さんが来てるという事で(手を振る面々に後方席きゃああああ)高校時代の話とか、進路を決めようとしてる彼女達にアドバイスとか…。
(関係ないけどトークショーの質問、3回とも練られるし変化があって良かったと思います。今回ばかりはメンバー丸投げでも成功したとは思うが(笑))
それぞれ自分がこの道に入ってきたいろんなエピソードを話す中、綾ちゃんが
綾「早めに楽しておけばいいと思います」(……………)
圭「…早めに苦労しておけば、じゃない?」(…そうだ(笑))。
なぜわざわざ書くかというと最近ツッコミに回る機会が増えてきたなあ、という記念に()。
この世界入って一旦抜けて一年半違うことやってたっていう加藤君のプロフィールに親近感を覚えた。

■ラストバトル
かくして退場と相成り。
てくてく出て行った大使の人。その後ろを普通に出て行こうとして、あ、やっぱエスコートして挨拶しよっか、みたいな感じで手を繋いで挨拶…しようとしたベス&ロビンの間を引き裂くガーディナー(笑)。
わーとかきゃーとか言ってる所にピューっと戻ってきた(瞳キラッキラ)大使がベスの手を奪い取ってそのまま漁夫の利アウト!
…しようとするところをロビン阻止!
ガーディナーさらにつっこむ!
みたいな感じで綾ちゃん「どーしたらいいのー!!(笑)」
ドタバタの末、気がついたら大使&司教手を繋いでおり(笑)、ロビン&ベスとそれぞれ正しいペアで退場していったんでした。
…いやー加藤君やるな(笑)結構あの手のヒロイン強奪って成功させちゃうんだけどね大使の中の人(笑)(笑)。

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AOTとーく7

この流れで別腹すいません。「進撃の巨人」57話。

★★★別マガ本誌ネタバレです★★★

急展開→急旋回→急転直下のループでジェットコースターから降りられない昨今。
毎号毎号ドキドキしながらヤバイ怖いしんどい愛してるetc脳内で貧弱な語彙を壊れたレコードのように。
ここんとこ出ずっぱりだったのでハンジさん出ないかもなーエルヴィンとの会話が見られるといいんだけどなー程度に思ったら今回、凄まじいハンジさん回だった(発売前のエア感想みたいな文章だ)。大概、現実ってのはこっちの妄想のはるか上を行くもんだよ…と別ネタでもしみじみ思う昨今。

■「エルヴィンはいるか?!いたな!!」
部屋にたどり着いた時点でライフが0になって尻餅ついたハンジに、ノーツッコミでとりあえず水を注いで渡す団長男前(グラスの持ち方がwww)。きっと自分のパンそのままあげたんだろうな。
この二人の会話ってあんまり描かれたことなかったんだけど、距離感には軽く驚きました。思ってた以上にタメ口というか対等というか、お互いに対して遠慮がないですね。そして途中からエルヴィンの二人称が「君」から「お前」になってる…強烈…。
ユミル達の謎もいろいろ明らかに。同じ情報がずいぶん前から与えられていたのに「その発想はなかった」ばっかりでハンジさん凄いな、と。そしてユミル達の運命への反応とか、巨人の「かわいさ」に発想が行くあたりに凄まじくこう、グレートな母性というか情の深さを感じる…諸刃の剣だよねこれ。
ユミルが「おそらく助からない」理由もこれではっきりしたわけで。無事でいて…(T_T)。

■「ハンジ・ゾエ、お前だ」
このコマだけで心拍数が偉いことに。
「私の代わりはいる!」って言ってたエルヴィン、ずいぶん前から決めてたんだろうなあ。
「任せたぞ」に対して第一声が、返事でも反論でもなく「ピクシス指令との交渉は?」っていう「情報」に行くハンジ。こういうところがたまんない。
…で今月は退場するかと思ったら数ページで空から降ってきてフレーゲルを確保する活躍ぶり(笑)。モブリットどこ行った。

■「調査兵団は未だ負けたことしかないんだよ?」
ホント、物凄いよねハンジさん(T_T)意思の通しかたがエルヴィンと似てるのかなあ…。
使命感で人を見下したり悲しんだりするんじゃなく、自分の高潔さ(本人はそう思ってないけど)と相手の価値観は別、了解、でも都合を通すよごめんね、っていうスピード感。良心も思いやりも責任感もあるから、相手を押しのけてる自覚とか、罪の意識とか、そういうものもいっぱい持ってるのに、迷うこともできないまま突っ走る。そうしていつかは自分を罰するんだろうなあ(T_T)。越権行為で人を助けて、最後に責任とって辞める官僚みたいな。なんて美しい人だろう。

■通訳不在・その後
やっぱり兵長に対する不信感が高まってる新リヴァイ班。しかし流石のミカサ、まずは目的、最善を見つけて決定、たぶん根底には信頼。そういうところリヴァイにそっくりだと思う(笑)。前号の質問コーナーの「リヴァイへの『しかるべき報い』は常にミカサの心にある」って笑いつつ深いなーと。
それにしても手配書のリヴァイの似顔絵ひどい(^^;)兵長の自画像だったりして。

■切り裂きケニー
思ったより可愛い名前だった…。
ニファにサラッと昔の話してるとこ見るとリヴァイにとって過去はもう秘密じゃないのかな。幹部チームは知ってるのかな…。
問題の「対人立体機動装置」は、通常の装置ならブレードが刺さってるところにロケット弾みたいなのがズラリと。ガスの位置とかも違うし、BEFORE THE FALLで作られた立体機動装置から独自に改造されていったってことなのかな。本編に工業都市出て欲しいなー。

■ラスト10ページ
ニファはなんとなくハンジさん一直線なイメージだったので、兵長に対してキャッキャモードなの意外で、かつ可愛い。…可愛かった。(号泣)
ハンジ班の主要メンバーはモブリットを残して一瞬で全滅。「ハンジ班」って言い方は読者の便宜上だし、ホントは第四分隊それなりの人数いるんだろうけど。ニファ、ケイジ、ゴーグルの人(名前不明)、読者的には女型時代から慣れ親しんだ面々がまたザクッと、一瞬で、舞台を降りていきましたとさ(T_T)(T_T)。
しかもハンジさんいないところで、リヴァイの目の前で殺されたっていう結果がぁぁぁ…ぺトラを見下ろした顔以来の悲惨な顔を見てしまった。ところでリヴァイの心情がト書きで出たのって初めてじゃないか?

52話以降ずっとハンジさん次がヤバイその次がヤバイとおびえ続けてきたわけだけど、そのおびえの種類が変わってきた。物語の途中で退場してしまう…っていう心配は薄れてきたけど、本人的にこれからどんどんしんどい目に遭っていくんだろうなあっていう、ある意味、リヴァイと同じ種類の危うさ。前回の「役」の話がプロローグに過ぎないとしたら果てしなくキツイ(T_T)そして目が離せない。「怖いなあ」まさしく。
先が見えない日々は続く。

おまけ。

■進撃中
何カッコいいことしてんの三年生!!可愛い!司会のゴーグル君も可愛い…(再び号泣)

■寸劇の巨人
サーカス回嬉しかったです(笑)寸劇はパラレルじゃなく原作の世界観だから、ホントにトロスト区にサーカスが来ることもあるんだ…っていう可能性の広がりにときめいた。

■質問コーナー
陰湿なこと考えるは考えるけど「実行できないところがアルミン」(笑)なるほど(笑)(笑)

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ベスとーくトーク2

「レディ・ベス」二回目のトークショーネタちょこっと。

■紫綬褒章おめでとうございます。
「小池さんの演出はいかがですか」な話題でプチ盛り上がり。
綾ちゃん曰く「自分じゃどうしようもないことを言われたりする」(ほうほう、例えばどんな?)
「背が低いって…」(どうしようもない)(どうしようもないね)
実演しながら指導することが多くて、それも男性より女性の真似をしてることが多い…という話もありましたがこの辺をリアルに再現してくれそうな猛者は今日のメンツには含まれておらず(例:芳雄)(出てないし)、育三郎君が「キスシーンの角度にこだわってる様子」をスピーディに再現してたぐらいかな(笑)。
多分、頭の回転が速すぎて口がついげこないんだと思うんですよ、でみんなもわかんないうちに先に行っちゃうんです…的なことを上品にズバリ言い切った未来さん(笑)、その辺具体的に聞きたいな!宝塚でも外部でも、ええ同じように指導なさいますよ、でも外部の方にはやっぱり少しは気をつかってらっしゃるなあと以下略。うん、そのあたりも(笑)。

■あの場に大使がいたら
前回のトークショーで古川君がお水飲んでるところにもしルナールの中の人が居たらどういう空気になるか考えてみた。
案1)同じポーズで自分も水を飲み始める(二重結界)
案2)自分のペットボトルを差し出す(おかわりですス・マヘスタ)
案3)赤いグラスで水を差し出す(きっと余裕のない笑顔で押し返す王子)←いつぞやのマイクのレベルで
つぶやき字数オーバーしたのでこっちで消化する。

■こっちの王子
前回、いないのに「イギリスは涼しいって言いながら汗ダラッダラ」って暴露されてた平方君、今回も育三郎君がバーンと暴露して盛り上がってました。いや、私は涼しげでいいと思うよ平方王子。でもそりゃオペラは上げると思う、次回は(笑)。
この日はクールヘッドで片方だけじゃなくて上半身全脱ぎ状態になってて、せっかく話題になったのでどういう経緯でそーなるのか聞きたかったな(笑)初日にもこの状態だったんだそう。学校公演の時、最前列の女子高生達がはわわ…ってなってた、っていう話もあり。…ここで「女子高生」を「女学生」と言い放ったげんき王子そつなく意外なワナにはまるタイプだなーと(笑)。
で最後の締めは「全員でクールヘッドやってくださいませんか、僕がクールなっ頭脳でっさんはい!のとこで」…どうもノリが大学の頃の先輩に似ている。こう、スキー場とかで女の子グループに写真頼まれて「はいポール牧」とか割と一か八かなネタをかまして成功したりしなかったりしている、勇気あるんだか迂闊なんだかわかんない感じの…分かりにくいね例えが。

それにしてもゴールデンウィークは贔屓関連イベントにかすりもしなかった(^^;)。シナモンロールはみんなの反応見たかったなー。

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ベスとーくトーク

「レディ・ベス」5月3日トークショーのメモより。

進行が宣伝部の人って新しいな(笑)。「緊張してる」とおっしゃられてましたがお話はスムーズだったと思います。時間がきたときの「キャストの皆さんはご退場下さい」は衝撃的でしたが(東京會舘かここは(笑))。察するにキャストとは顔見知り・かつここまでのプロモーションにもお詳しいみたいで…ただ、ひょっとしたら多くの人はアメスタとか分かんなかった、かも知れない(^^;)。ヲタク的にはスピード感ちょうどよかったんだけど。古川君への「それもお風呂で考えてきたんですか」はGJ。

以下、エピソード別、順不同で。言い回しとかはあちこち違うと思います。

並び順はその宣伝部の中山さん・山崎君・花總さん・吉沢さん・古川君。
…はじっこに古川君。なんかもう、これだけでいろいろ成立させてた気がする。
「三週間たっていかがですか」みたいな問いで、「そうですねえ…」って左側のメンバーが歓談モード入ってるところで早速「水を取り寄せて飲む」→これだけで大笑い。いや飲んでいい、飲んでいいんだけど、その雰囲気がね?明らかに君も話に入っていくべきタイミングだから!とか、座り方が放送室のパイプ椅子ででパン食べてる高校生だから!とか、すごいひたむきにお水とストローに集中してるから!とか、全部ツッコミたい、ツッこみたいよ王子!ルナールを呼べ!…っていう。(もちろん大使の中の人は王子と同属性ですけどね。この現場を見たらさらに面白い意味でカオスにしてくれたと思うんだよね)
位置的にすぐ気づいた育三郎君が「ゆーた。…ゆーた?…聞いてる?」みたいな感じにつっこむのに「ハイすみません!」って感じで水を置いて以降、一口も飲まなくて可哀想でした(^^;)重ねて言うけど水は飲んでいいんだ、タイミングなんだ…。
ここで笑い崩れた花總さんは以後、期待のまなざしと笑顔でずっと古川・ザ・ワールドを楽しんでおられた。

舞台について。
今回の装置は「盆」と「八百屋」のダブルショック。どっち正面だか分からなくなるし、斜めはホント負担になるし大変らしく。育ロビンは盆が止まってれば素晴らしいジャグリングを披露できるんだけど回り出したらダメだそうな(笑)いや、今も上手だと思うけど。
あとターザン、あれターザンて言うんですけど(やっぱり言うのか…)、あれで飛んだり着地したりが難しいです、という話も。
そういうわけで大変な舞台、とにかく体に負担がかかるけど、脚とか何かケアされてますか、…古川さん。ゆーた。古川君。となぜか畳み掛けるように聞かれる王子(全員、風船か何かを捕まえて喋らせるみたいなゴリ押し感があった(笑))。
ケア…は特にしてないんですけど(してないのかー)
マッサージに行ってるんです(…うん、それが「ケア」じゃないかな…)
王冠かぶったりするので、やっぱり首が痛くなっちゃって…(首かよ。)
カッコ内は舞台、客席が一体になった心の声でした。腹筋イタイ。

ダブルキャストについて。
ベスとメアリーの姉妹は吉沢&花總、未来&平野が多いらしい。どっちも好きなのでこれは嬉しい。
根本的に在り方が違うので…と話す花總さん。吉沢さんは(「愛のため全て」で)悪夢の中、メアリーがベスの腰を抱いて支える動きのとこで、花總ベスはガラス細工のようで壊れそうでドキドキする、とのこと(綾ちゃんはなんか大丈夫、というのにも納得(笑))。
で、つぶやきでも話題になってましたが、Wロビンについて聞かれた古川君。
「たとえるなら、犬と、猫」
(間)…どちらが?
「いっくんが猫で、和樹さんは犬」
いっくんはー、猫みたいに気まぐれに、様子見してる感じなんですよ。で和樹さんは、こっちに、僕達に興味を持ってくれてて、包み込むみたいな…こう、ピュアな(ここで育ちゃん椅子蹴ってガターン)
個人的に育三郎君はこういうガン飛ばしキャラの方が面白いと思うんだよね(笑)。

衣装の話。
・フェリペの肩出しが(衣装パレードかなんかで?)決まったと「げんきに聞いて、それから腕立て始めて」
そうホントに腕立て伏せしてたー!とバカ受けしている吉沢さんであった。
・かぼちゃパンツがこんなに似合う男は!と振られてあ、僕立つんだなここで、て感じで立ち上がった古川君。
「たぶん今、日本で着てるの僕だけだと思います」

あっという間に終わっちゃったと感じたトークでしたが、こうやって見ると結構ネタあったな。
今晩は平方王子も登場ですね。どうなるかなー。

…そしてフォトオンステージの様子が気になってます。1日の時はつぶやきで教えていただけてチームスペインの完成ぶりが伝わってきたけど(大使仕切り・王子従順・従者もポーズしてはい・オーレ!!)、今日も誰か当たんないかなー。

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ベスねたとーく6

「レディ・ベス」ソワレ&トークイベント観てきました。

先に観劇ネタ。

■上手ぷちぷち
イベントつきチケットの時に出遅れて買った二階前方・超上手。角度的にいろんな効果がもったいない&見切れもあるので初見だとちょっとあれかな、という場所でしたが(今回B席が見やすいからなあ!)、王子&大使ウォッチにはたいそう効率的。特に王子好きは一回座ってみるといい(少し真剣(笑))。
みえたものぷちぷち
・「ベス様!くせものですか?!」のとこでスカートつまんで猛ダッシュしてくるキャット様が可愛らしい。
・クールヘッドで大使かまって隊(命名)の筆頭・樺島嬢&絡まれてるルナール&台の上から見下ろすフェリペの絵がめっさ美しい。
・クールヘッド後、ビリヤードにもういいって言って大使をヒタっと見下ろして「飽きた。」っていう古川王子の顔が正面。これは一階で見てみたいなー。スゴイなー。もっと見たいのは舞台の向こう側からだけどなー。
・大使の前髪ちょろんの奥の表情が見やすい(眼帯といいアンジョといいいつも言うこと同じだね私は)。一幕終盤でメアリーに詰問する顔とか。吉沢メアリーはちょっとルナールにポッとなってるとこあると思うので、序盤の優しさ覆すビシイ顔で見下ろす絵が余計怖くてねー。ホント酷いね人の心操るね。
・これは何度か書いてますが結婚式の去り際の王子の指差しズキュゥゥン(古川限定)。ルナールは背中しか見えないけど刺された瞬間背筋がグッ…と伸びる緊張感が大好き。
・毒の場面で鴨が王子背負って(逆だ)従者たちとはしゃぎながら入ってくるのがよーく見える。超かわいい。
・「赤のグラスは司教のグラスというわけか(低音)」の王子怖い。
・ガーディナーが倒れるところで「一瞬、ルナールを見るフェリペ」これを正面から見てしまったのでいろいろ炸裂しました(^^;)。
楽しい、超楽しい。でも本編的には一回、下手のほうに座ってみたいんだ…(ベス&ロビン的に)

■山崎ロビン
「何か、わけがあるに違いない!」て方向で想像することにした。
なぜ全てにポーズをとるのかなあ、言ってることは本気かなあ、その思いは続くのかなあ…どうにもやっぱり相手との間に壁っていうか表情や仕草の上に皮一枚あるなあ、っていう印象が気になってたのですけど。「何か、秘密を抱えてるんだこの人、きっと。」と思ってみたら多少すっきりした。それは話に聞く裏設定かも知れないし、なんかハードボイルドな裏事情かも知れないし、とにかくベスにも誰にも言えない隠し事があって、「浮かれた流れ者」を演じている男の人。おそらく曲解だろうけど、さまざまな「なぜ」が止まらなくなってしまったのでしばらくその方向で攻めてみる。中二設定つけると楽しいかも知れん。スコットランドから派遣されたスパイでしたとか、実は首切り役人の息子でしたとか(うわー)。
…いっそ最初のチャラチャラ「ながれーーもぉのぉーーー」のキャラで最後まで通してくれたほうが逆に泣けるんじゃないかとかいろいろ、思いはあるのですが。
あ、カテコでエスコートんときベスの後ろを回るようになったのにはホッとしました。重箱でスマン(^^;)。

■ねこVer.
旅人のシーン、加藤ロビン&古川王子が面白いと書きましたが、育ロビンだとまた全然違う趣がありますね…なんていうか「勝負」?(笑)なんか変な人たち出てきた!に対してこう、負けるものか、一番空気を読まないのはこの俺だ!…みたいな(笑)(笑)これに大笑いしてたのでトークショーで古川君がこの場面の話してくれたのは嬉しかったです。

■grin,laugh
笑い方がすごくイイよね古川王子。口角がにゅーっと伸びるからニヤリ笑いすると見た目すっごい邪悪に映る。
一幕ラスト。「貴方は知りえない」の歌い上げの後の最後、コーラス「神のご加護を」のあたりで客席側を向いてニッ…と笑うフェリペ。の向こうにいるルナールがコーラスの最後の最後「ベーーーーース」(舞台照明オフ)の瞬間に顎を引いて笑う。この角度で見ると笑い方がおんなじで(脳内永久保存)
「カトリックのメアリー、絶対処女」への「ハハハッ」笑いも好き。ここは上半身後ろのルナールに倒す絵がまたキレイでねー。
一方、はしゃいでる時の笑い方もとても好きです。前述の鴨でわきゃわきゃしてるところとか、旅人の場面のクールヘッドリプライズ「外れたっ」で両手で従者二人をぴゃーっと突き飛ばすときのにぱぱぱぱーって笑いとか。
しかしガーディナーの死の後のぼっち呑みで口を「かぱーーーっ」と開けてワイン流し込んでるのにはこっちの笑いが止まらなくなりましたス・マヘスタ。黒い想像がわくわく浮かぶ古川フェリペですが、「本当はこの人、全く他意はないのかも」っていうモードで見るのもすごく楽しい。

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ベスねたとーく5

「レディ・ベス」スペインまわり二題。
昨日のネタと混ぜたらすごい浮いたので分けた(笑)。

■クールヘッド日記
「牽制」「挑発」「真剣勝負」「猛獣使い」「じゃじゃ馬馴らし」…いろいろな形容が浮かぶクールヘッドですが(挙げたやつは両フェリペに当てはまるのとそうでないのとあります(笑))、基本、王子のあり方に対してリアクションしていく大使の行きかたが平方/古川でだんだん分かれていくのが楽しくてしゃーない。
今後も変わるでしょうから覚えてる範囲で書き留めておくと
「どうせなら妹のベスがいい」→キューをルナールの背中に回してぞんざいに引き寄せる(古川)←この場合大使の「ありえない!」が滅法怖い
「反乱など気にしない」→手のひらでルナールの頬に触る(古川)鼻をつつく(平方)(←大使は上半身後ろへぐーん)
「異端者でもベッドで燃えるのは」→背後から手を伸ばして横から触ったり下から触ったりする(古川)そこまではしないがまあ、胸くらいは、たまには(平方)←(なんにせよ大使はフーン面で王子の手を見てる)
「王子に生まれたさだめ」→イラッとなる(平方)ギラッとなる(古川)
場面の去り際もまた違ってて、平方王子は取り澄ました慇懃無礼な目礼、古川バージョンは色々混ざりまくった沈黙の視線交わし。
楽しいねえ。
………楽しいねぇぇ。

■子泣きじじいのように
だんだんズッシリ来る思い。プレビュー後にカットされたフェリペの最後の台詞が、今になって惜しい…。
初日時点では「あ、そっかー。意味合い変わったなー」ぐらいだったんですけど、一幕クールヘッドが腹に落ちた今となってはなんか、こう、なんかこう、あそこでやっぱり若造フェリペの葛藤をもうちょっと引っ張って欲しい…!あっさりベスの話だけして帰る今の形になっちゃったけど、クールヘッドの「父の命令逆らえない」からの流れ、平方&古川でまた全然違っただろうはずなのになあと。
どうだっけなあ…
「好きな男がいるか、どちらかでしょうなー」に「両方に決まっている!」言い放った後、フェリペが続けてなんかこう、いろいろ自分で立ち回ったのにうまくいかなかった的なことを欲求不満っぽく「結局、父上の言いなりじゃないか!」ってまくし立てるのに対して、ルナールが食い気味に「クールな頭脳でございますよ、殿下」って水あびせる、とかそういう感じだったと思うんだけど。そしてルナールの台詞が平方王子だと「クゥーーーールな」ってめっさ勢いを押さえ込む感じで、古川フェリペの場合はもうちょっと冷静にリマインドしてたイメージ…ここは印象的だったんでたぶん合ってると思う…。
……大阪で復活せんかなあ…(T_T)

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