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2014年4月の9件の記事

反転

「レディ・ベス」最近の雑感。
主に29日ソワレの感想です。

■花總ベス
脚本上こっちが「どうもなあ…」と思ってたところに着実に答えをくれる表現のひとつひとつにワクワクします(リピーター根性(^^;))。「我が父は王」で「だから私は特別」っていうプライドじゃなく「だから私はきっと大丈夫」っていう自分への励ましを感じさせる弱っちさとか(この時点でベスが女王オーラ出してきてたら花總さんは多分シャレにならない)、ロビンとのやりとりの細やかさとか。
序盤のベスの心の流れって台詞だけ見ると唐突感があるんですよね。ツンツンしたやりとりから不意に「あなたのこともっと知りたい」って見上げるとか、「外の世界」って言われて急に「もちろん、見てみたいわ」って返すとか。ここを「だんだん微笑を誘われていく」とか「ちょっと考え込む」とかで心の動きをすんなり見せてくれるあたりが流石だなと。

■加藤ロビン
常に相手、ベスありきな動きがいいなあ…と思ってはきましたが、表情ガン見するようになってさらにツボどころが増えてきた。ベスに限らず、とにかく「相手を見る」ところと「相手が自分を見てない時の表情」がいいなあと。流れ者の歌なんて自己アピールでしかないのに聴き手(結果的にベス)に向かっていく波動を感じるし、「誰でも歌える」の歌もこう、こっち向かせるぞ!っていうやんちゃさと、真剣に彼女に惹かれ始めているドキドキ感が見え隠れするのがいいなあと…。こうなっちゃうと酒場でのいろんなリアクションとか、一幕ラストでロンドン塔見上げるところとか、ロミジュリ(この呼び方やめようと思うんだけど記号的に優れすぎてやめられん(^^;))でバルコニーにベスが出てきた瞬間の純粋な、逢えて嬉しいっていう表情とか、そういうのがいちいち琴線に触れまくりだすわけで…いやほんと、第一印象ではこのキャラだけは愛せまいって思ってたんだけどね、ロビン・ブレイクね…。

■石丸アスカム&和音アン・ブーリン
前からそうだったのかも知れないけど、「愛のため全て」ではっきりこの二人が対立する、先生は母を、母は先生を、お互いに相手を認識した上で、相手の示す行き方を否定してる…っていう流れにゾクゾクしました。観念的な存在としてベスの幻想にかわるがわる登場する、っていうんではなく、この二人がベスという人間の対極を形作る、「自分の幸せを」「みんなの幸せを」っていう二律背反(この二つが相反する個人ってのもむっちゃくちゃ切ないけど(T_T))を厳然と務めているっていう在り方が、怖いし濃いしで。この場面このメンツだと毎回ブルブル震えてる自分に気づく。

■吉沢メアリー&花總ベス
弱さから来る虚勢、本質的な余裕のなさ、複雑なシスター・コンプレックス、根は善良なのに間違えちゃった感…なんかもう、ホントに、納得、可哀想、そして可愛いんだよな吉沢メアリーって(T_T)。ほんっとヒドイよなスペイン(鉾先)。
終盤「愛を知らずに」で弱りきった彼女の前に、もう厳然と、誰にでも分かる形でヘンリーの娘、女王の器、として在る花總ベスが現れる、この二人がついに心を通わせあう…っていう場面の痛ましさと、やっと辿り着いた理解の清らかさに、スーザンと一緒に泣く(T_T)。
…ところで姉妹の会話をフェリペが隠れて聞いてたのって、このタイミングかは置いといて記録にある話なんだって?(^^;)

■ハットフィールド
泣いた…………。
「ベス」「ロビン」「迎えに来た」「…ありがとう」
この空気だけでじわわわと。声をかける前にちょっとためらうロビン、呼ばれて振り返るベスの、なんていうかさざ波の立つ水面みたいな、落ち着きとウワツキと両方まざってる表情、そしてもうお互いにもう、この恋がどうなるか(どうするべきなのか)察してしまっているようにも見える、寂しいような、静謐な空気。
歌いながら二人、抱き合って客席側を向くんだけど、この「絵」の中、「心は君に」のところでベスを見るロビンの痛切な表情でうわあ…と(T_T)。なんかさあ、こっちが追いついただけかも知れないけどさあ、いつの間にこんな美しい物語になってたんだろう、って感じだ(T_T)。
ひざまずくロビンの、迷いのなさ。イモーテルを手渡す瞬間の、全身でロビンに向かってるけど目だけは向けない、ベスの表情。その全てを見ているアスカム先生。ベスが去った後のアスカムの「夢かなえる」には私ずっと「なんだよそれ、なんだよそれ…!」って思ってたんですが、自分の答えを見つけて立ち上がって、一礼して去っていくロビンに、あ、もう、この人たち全部わかってんだな、その上で「夢かなえる」なんだな…って感じた瞬間にうわぁぁぁって思って…なんか、嘘みたいにいろいろ裏返ってる、気がついたら自分の感想が(^^;)。

■尊い在りかた
戴冠式、最後の最後、花を差し上げるロビンと、それに向かって手を差し伸べるベス。それぞれの微笑みがもうね…(T_T)。終わっていくものを、静かに懐かしく心に抱いて、穏やかな諦観とか、相手に対する祝福とか、ただ相手の幸せを願う気持ち(幸せにはなれないんだけど)とか、そういう。そんなものを心に起きながら聴く「晴れやかな日」っていう歌がものすごく哀しく響く。

これはあれだよ、昔のジャンプの今泉伸二のパターンだよ、こう、「こりゃダメだ10週打ち切りルートだ、でも、なんか好きだなあ…しょうがねえ私だけは見守ってやるよ」って実は全員が思ってましたっていう。プレビューでガタガタ言ってたメンバーが自分も含めてみるみる何かを翻していく音がするんだよ、なんとなくだけど…。
そんなこんなで今頃失礼だけどこの作品もしかして、マジで、すごい名作になるんじゃないか…?
ヒット、するんじゃないのか…実は…?(なんだと思ってたんだ)

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ベスねたとーく4

「レディ・ベス」ランダムねたいくつか。

■吟遊詩人ズ
エミリー・レノックスがベディングフィールドさんに詰問されてる場面とか、酒場でトムモードのベスがいろいろやらかしてる間のやりとりがアンサンブルウォッチャー的に楽しい。三人はロビンの動きについていろいろかますので、加藤ロビンみたく周りを巻き込む動きが豊富だとさらに面白いことになります(笑)。でもせっかく三人フルネームまで用意されてるのに脚本上の役割がちっさすぎるというか、ひたすら三人セットでロビンに追随する役割なのは勿体無いなあ…「ベス、ロンドン塔から出されるんだぞ」のくだりとかあんなに長いんだからひとドラマすればいいのに(歌詞の情報量が少ないせいかいろいろ言いたくなる(^^;))。
ジャグリングすごいいい感じになってきた。ので、反省会が自賛モードになってるのが軽く寂しい(笑)。

■フェリペの廷臣
っていう役名になってるけど二人!お付きの二人!これ5月1日のフォトオンステージって古川王子&大使&お付き2名のスペイン勢揃い踏みってことでいいんだよね?!ちくしょう気になる…めっさ気になる…いやしかしGWこれ以上増やすわけには…。
ウッドストックへの道でロビンたちとフェリペたちが行き会うシーン大好きなんですが、ここの二人の動きがホントによくて、マジ二階席からだと衣装のカメレオンぶりが不憫でしかたがない(笑)。「外れたっ(パパン)スペインのイケてる貴族っ」の振りとかたまんないし、マイクオフ状態での「暑いですよー」追いすがりも好きです。ついでに書くと「ブエノスディアス」「スペイン人か」「なぜわかった!」でイヤイヤイヤって小さくツッコミ入るの大事だと思います(空気の読めるほうのロビン)。
しかし「廷臣」じゃなく「従者」だよねあの人たちどう考えても(^^;)。

■道化ズ
の使い方がめっさ好き。特に好きなのが「愛のため全て」のラスト、メアリーやキャットたちがすべていなくなって、残されたベスの視線の先に玉座と、ゆらゆら蠢いてる二人の道化…っていう絵、鳥肌が立ちます。
ついでにメアリーの侍女のスーザンさんも好きです。ベスとメアリーの和解の場面、後ろの彼女見てるだけでもグッと来る。

■血管とか心臓とか
ベディングフィールドさんの「邪魔ダァァァァ!」も相当ですが最近、一幕ラストのガーディナーさんの「英゛國゛女゛王゛の名にかけてェェ!!!」の大音声もこっちの動悸が跳ね上がります。司教様くすりの備えは万全か。

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ベスねたとーく3

「レディ・ベス」ランダム感想。

★★★ネタバレです★★★

本日休演日。叫びっぱなしのべディングフィールドさんの血管が心配なのでゆっくり静養して頂きたい。

■加藤ロビン
気ままにやってたら詩人になってた…んでなくて、自ら選択してこの生き方をしてるんだなって感じの、真摯で爽やかな迷いのなさがツボです。ベスの高貴さとどこか似てて、惹かれあうことが、最後にはそれぞれの道を生きていくことがストンと腑に落ちる。「準備はできた?」ってベスに問いながら、どこか終わりを予感している雰囲気があるなあと。
ベスの「自由」の行く末、結末を知ってて観ると、最初のロビンたちの「人生は一度きり自由に生きよう」の曲が透明な悲しさを持ってる気がして序盤でうわっとなります。クンツェ&リーヴァイ作品でおなじみの「自由を求める」ことへの肯定が一番先に来て、うんそれはわかってるよとか油断してると最終的にベスの選択にガツンとやられる、今回この流れがすごくツボなので、ロビンとベスの別れの歌が染みる染みる。
ぷちネタもいろいろ。ベスの男装に対するコレジャナイ感とか、酒場での行動にあーあーあーってなる自然な動きがいいなあ。ジャグリングはチャレンジングで楽しい&失敗したらしたで曲終わりにちゃらっとトークするとき「ダメだダメだったなうん俺が悪い」とか反省会してるのも楽しい。ただ、あの段階で手拍子はまだできないなあ私は(苦笑)。

■平野ベス
一貫して一人の少女、だけど時として威厳と聡明さが垣間見える、っていうキャラクターがすごくいいと思います。ただ話を通してホント全開で女の子!なので、「我が父は王」とかのババーン!っていう感じや、ロビンにお高くとまってみせるところでアンバランスさを感じる(っていうかあの「我が父は王」がベスのキャラ把握をめんどくさくしてると思うんだけどどうだろう(^^;))。
当たり前に恋をして、自由に生きていく道も考えて、だけど最後にはああいう結論に至る。「責任のほうが重いの」…っていう哀しさ、か弱さが刺さる、ラストで玉座の前に立つ、まだこの子ホントにこれからなんだな、っていう危うさもなるほどなあと。
あと人間的にメアリーと同じ感情的さを持つというか、本質的に似たもの姉妹に見えるので、メアリーがこう、対等の器なのに成り行きと容姿のせいで嫌われたーみたいなノリで倍かわいそうに見える…昨日の終演後、平野ファンっぽい女の子が「エリザベス最低じゃん!メアリーめっちゃ可愛い!」叫んでて笑ってしまった。そのうち書こうと思うんだけどキャスト効果での客層のバラバラさ加減が今回、いいよねえ…聞こえてくる感想やツボどころがバラッバラで実に楽しい。多様性こそが長生きの秘訣です(何の話だ)。

■ワイアットの役割
ある意味、話に深く絡まってるワイアットさん。前半にがっつり登場していつの間にか消えていく首切り役人をベスの母親への拘りの象徴とすると、酒場での出会いを経て、ベスの名を叫びながら反乱を指揮して死んで行ったワイアットは、ベスが女王としての自覚を見つけていく、自らが責任を持つ相手(人民)の代表なのかも。「愛のため全て」で人々が交錯していく中にこの人も繰り返し出てくるのが深いなあと…全く関係ない苦情ですがこの時点でベスがスペイン組と出逢ってないのは勿体ない(笑)。前半で会ってればこの曲にあの人とかあの人とかの出番があるのに(あれもくれこれもくれ)。

■古川フェリペ
マイロード爆走中の第六天魔王。クールヘッドの掛け合いが楽しすぎて気を失う。基本グッズに興味ないですがこの人がキューで大使寄せる絵でなんか作ってくれたらジグソーパズルでも買う。
フェリペとロビンが行き会うところは古川&加藤の組み合わせがすごく面白いと思います。自由に生きてるようで相手を見てて空気も読める加藤ロビンと、空気か、知っているぞ、英語でエアーだな(カカト鳴らして両手パパン)って感じの古川フェリペが奇跡のように噛み合うなんだこれ(笑)。
結婚式の退場の無言劇も必見。あの大きな目でルナールをまっすぐ見て輝くような微笑、自分の頭を指した指でもって大使にばきゅん。これを上手側から見たときのルナールの背中ッ…全身のザワッ…てオーラが伝染して、きつねが総毛立ってるように見える。その後、我に返って場を繕うように足取り軽く移動するんですが、土曜日ここでスキップする勢いで飛び上がってたのが日曜はなんかもうそれどころじゃない感じで(笑)怒ってる怒ってるよこの人…とばっちり大司教。最後、王子が行っちゃった後ルナールが去り際に結婚式の時と同じ構図でクールヘッド+指差しするんですが、結婚式の王子の絵が頭に刻まれてるとここのルナールも超かっこいい(二割ぐらい誰もいない部屋で何やってんだ大使と思ってますが)(あの指の先にイングランド王座があるとか考えたら楽しいね)。

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ベスねたとーく2

「レディ・ベス」土曜ソワレ感想ちょっとだけ。

★★★ネタバレです★★★

■おすすめおすすめ
初・二階席。うっわー本当に床照明キレイだな!冒頭の星々の照明とラストの三人の絵が、一階席とはまた全然違った美しさで息を呑みました。
そして話には聞いていたが通常照明の際の茶色メンバーの保護色ぶり(^^;)フェリペたちとロビンたちが行き会う場面とか、特にフェリペのお付きの二人とか本気で見失う。
あと一幕ラストでワイアットさんがあんなにワンデイモアしてたとは知らなんだ(笑)。

■石丸アスカム
&花總ベス、だとやっぱり話の納得度が物凄い。一幕でベスに帝王としての居方を伝える確信に満ちた表情とか、それを着実に受け取っているベスの、ああこの人が女王になるのは自然が命じてることなんだなっていう雰囲気とか。
二幕でベッドに眠るベスの脇にアン・ブーリンとアスカムが現れて歌う「愛のため全て」ってこの話の要だと思うんですが、ベスの表情、アン・ブーリンとアスカムそれぞれの存在の仕方で全身がザワついた。

■平方フェリペ
やっぱりこの子供っぽさはツボだなあ(笑)。父上やルナールにああだこうだコントロールされるのにイラッとしてちょっと自分で動いてみた、みたいな全身これ未熟!っていう雰囲気(ごめん完全に自分の解釈です)が可愛いと思う。最初のスペインの曲のイライラした雰囲気とか、結婚式でルナールに牽制する得意げな顔とか、そのあと出てくとこのわーいやってやったゼ!て感じの満面の笑顔とか…対するルナールも古川フェリペんときみたいな全身で青筋立てた感じじゃなく、どこかしょーがねーな王子、っていう余裕を感じる(それがスキップの理由ってわけじゃないだろうが(爆))。
でも終盤、ベスに振られて帰る!っつって最後の最後で高笑いするのはなんなの負け惜しみなの王子(^^;)。
この日は最初にルナールがスカート取ろうとするところでコルセット外しそこなって自分で外してた…結果、ルナールのほうが後ろを取られる振りがなくなっちゃってちょっと残念。目下このへん古川君との細かい違い大事だから(笑)。

マチネ行ってきます(^^)/

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ベスねたとーく

「レディ・ベス」プレビューから3日間観て、次は週末なんですが、その後もちょこちょこ変化があるみたいで気もそぞろ。
つなぎにものを調べたり。

■ティンダル訳・新約聖書
聖書はもともとヘブライ語やラテン語ギリシャ語で書かれてて、今、世界に出回っている聖書の大本は「欽定訳聖書」っていうすごく有名な英語版なんだけど、そのさらにルーツがティンダルの英訳なんですってね。カトリックのオフィシャルじゃなかったことと、注釈が気に入らないっていうんで当時は焚書に遭ったわけだけど、結局、後々の欽定訳にはティンダルの訳が多く使われたそうで。有名な「レット・イット・ビー・ゼア・ライト(光あれ)」もここから来ているそうな。凄いなティンダル。
たぶんエリザベスの時代は「母国語(英語)で聖書が読める」っていうこと自体がエキサイティングだったんじゃないかと想像する。いっぽう、500年後の今だって、慣れ親しんだものを自分と違う視点で訳されたら頭に来る人は来るから、そのへんの感覚からカトリック側の反発を想像すると面白いかも。軽い例えですが。
「アンの青春」で教師になったアンが、自分が教える子ども達の珍回答を話題にするところで「ウィリアム・ティンダルが新約聖書を書いたんですってさ!」っていう台詞があるんだけど、今回調べたお陰でやっと素直に笑えました(笑)。こういう聖書当たり前ネタは欧米の作品には多く出てくるけど、日本人の感覚だとなかなか気がつき辛いんだろうな。

■a cabeza fria
13日のフェリペを見てああそうか平方君の「A COOL HEAD」の発音がいいからクーヘンに聞こえたんだと納得(終盤のベスへの呼びかけも)。まあ11日は初見だったから「王子様はテクニシャン」で思考停止したってのも大きいけれど(笑)。
こういう和風のキーワードだと古川君みたくカタカナ発音で歌っちゃったほうが把握しやすい気がしますね。丁寧に不定冠詞もつけないほうがかえって分かりやすいよ、どうせ彼ら英語じゃないんだし(^^;)…いっぽうスペイン語はもっと前半でもガンガンかまして欲しいなー大使の"Si"だけじゃなく。あ、11日だけはしょっぱなの王子への呼びかけがあったか(今はイッツクールヘッドみたいな響きになってるとこが"Su Majestad!"て呼びかけてた、ような…)。 
追記:たぶん勘違い。"Disculpe!"(失礼致します!)でした。ちゃんとスペイン語だった(^^;)
ところでス・マヘスタは英語でいうHis Majestyつまり「陛下」なんだそうで、そう考えるとプレビューで最後「殿下」言ってたの勘違いかも知れない…あるいはニュアンスの掘り下げ甲斐があるネタかも知れない(いやほら大使が王子に対する二人称を使い分けてるとか、そういう)…どっちにしろ台詞変わったんで取り返しつかない。

いろいろ改善されてくのはいいけど、短い期間でこれだけ変わってると元の脚本とか稽古中とかどうだったのか、気になって仕方がないところもありますね。禅さんとの対談であった「ルナールのいい台詞」ってどれだろうとか、イベントで吉沢さん達が絶賛してた笑えるシーンってきっとカットなり演出変更なりあったんだろうな、とか…大使ウォッチャーでこうなるんだからベスやアスカムさんの変更ぶりを全部並べたら凄そうだ。
まだまだ変化してるみたいだし、期間をおいて大阪に行ったらまた大きく変わることもあるのかも。思えば「モーツァルト!」もウィーンの振付とか構成とか日生→大阪→帝劇でガー変わったし、エリザだって初演じゃなかった場面があれだけ増えてるわけだし。
その時々のありようをなるべく、目に焼き付けておきたいと思います。

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開幕、キャスト雑感

プレビュー二日間を経て本日初日「レディ・ベス」。

捕捉はできてませんが、細かいところがいくつも変わってたみたいですね。
プレビュー1日目と2日目でかなり、相当、ホントに印象が変わってびっくりしたんですが、これはキャストの理由だけでもなくて物語全体の進行や、一回目を腹に落とした上で観たってところも大きいのかも知れない。これからどうなってくか楽しみです。

今日はキャスト雑感。(初日レポしろや(笑))

★★★ネタバレです★★★

ベス
初々しい小娘感あふれる平野ベスと、立ってるだけで若き女王って感じの花總ベス。場面場面の印象がそれぞれ違ってて面白いです。
「うるさいおばちゃんです!」ってぷんすかするところは綾ちゃんの方が自然に笑えるし、トムのおんどりゃあ!のインパクトは圧倒的に花總さん(笑)…昨日ちょっと書いたけど、この二人それぞれでドラマの本筋も変わってくる気がしますね。
一番の違いはラストのベスの覚悟っぷり。平野ベスは戴冠でようやくスタートラインについて、これから前途多難だけどがんばって成長していく若き女王。花總ベスはもうもともとメアリーより強く賢明で公正な継承者が、正しい位置に登った感じ。ロビンとの恋は平野ベスの全身で恋にのめりこむフレッシュさが可愛いし(あれラスト別れてないよな(笑))、メアリーとの別れのところの「自分の良心の導きに従うと誓います」の言い方なんかに現れる、女王としてのあり方は花總さんのほうがしっくりくる。
ベッドで眠る二人の場面から、アンとアスカム先生が現れるところ、平野ベスはそこまでの少女のまま不安そうに、花總ベスは奥底の人格が目覚めたかのように目を伏せてガラリと違う表情で起き上がる。この場面大好きなんですが二人の異なる印象で見てくとまた深い深い。
…こんなネタが既にいっぱいある(笑)まだまだ増えてくだろうなあ。

ロビン
なーがれっもんのぉー…美声とアマイマスクが醸しまくる山崎ロビンの自在な歌声にイラッとする感覚は嫌いじゃねえ(笑)いや後半の真剣な表情に続いていく「浮かれ男→大切な恋人」に変化していく流れがとてもいいと思います。
加藤君は「あ、この人は愛されるに決まってるな」っていう、本人があんまり自覚してない清涼な魅力というかオーラがいいなあと。
加藤AND平野、山崎&花總でも見てみたいな。
ところで木のつるに捕まって飛び込んでくるところ、最初のは最高だけど二幕のあれはないわ(^^;)。

メアリー
圧倒的な力強さの未来さん、かぁーっこいいー。ハードな幼少期を乗り越えて強くなった女王陛下、平野ベスとか鼻息で飛ばされちゃう。「悪魔と踊らないで」はイベントでも素敵でしたが、血沸き肉踊る感じの大好きなナンバーです。
吉沢さんは余裕がなくて焦ってる姉王って感じの納得感がありますね。ルナールにちやほやされてちょっとときめいちゃってるかな?ってあたりとか、旗のとこのフェリペにオロオロしてるあたりとか可哀想だし、可愛くもある。
フェリペの罵倒の文句が二人の特徴で使い分けられているのもなかなかヒドイ(笑)。

アスカム先生
芝居全体のキーパーソンというか、ベスと先生の関係でドラマの印象がずいぶん変わりますね。
二人ともベスを「見守る」っていうところは共通してるんだけど、山口アスカムは包み込む感じ、石丸アスカムは自分の足場を決めて引っ張るというか、導くというか。ベスを柔らかく励ますとこでは祐一郎さんすごく雰囲気が合うなあと思うし、「愛のため全て」では石丸さんの厳しさがものすごく腑に落ちる。

アン・ブーリン
舞台奥の輪っかの下に立つアン・ブーリンの美しさよ。
作品全体を通していろんなキーワードを提示してくる、一筋縄じゃいかないお母様。
「ひとりじゃない」は優しく、「生きた証が貴女」は重くて。トドメがあの時点で「愛に生きなさい」だもんなあ。この在り方がすごいっていうか濃いっていうか。

ガーディナー
宮廷に咲き誇る大輪の赤いポピーってかんじ(すいません例の大回転で意識が飛んだ)
おっかないセリフ滔々と喋るとこさすが禅さんだなあ。ベスへの「服を着なさい…!」とか「うんうんうん信じてもらうしかないこれが遺書」とかかなりツボ(笑)。

キャット・アシュリー
そこはツッこむ所では!というあらゆるポイントを飛び越えて話を進める涼風さんのスルースキル健在(笑)。ベスの「独り言です!」とかな。

フェリペ
別名「うちの王子」(吉野FC会報誌ネタ)楽しみにしてたけどさあ!楽しいなあ!!!(おちつけ)
見た目ワイルドな平方王子は暴れ者だけど子供っぽいというか、まだまだ自分は未熟だって分かってて、唯我独尊に行ききれない、余裕と見せてハングリーな常識人、親を超えられない苛立ちがある感じ。(父上云々の台詞なくなっちゃったけど)。メアリーは操れたけどベスに振られちゃってちくしょう!っていう素直な怒りがしっくり来ます。
いっぽう古川君は神話の生き物というかナチュラルボーン王子というか幼少期の織田信長というか、心のままに我を通すド天然、まだかろうじてルナールにも抑えられる…いやそろそろ怪しいか?まあいいか?ていう開花寸前の華ってかんじ。ドレス姿の魔物感が凄まじいなホント。
一番違った台詞は「スペインではワインで体調を整える」でした(笑)。ここは平方君はフランクに言い放って、ガーディナーに「俺の酒が飲めないのか」って他意なく強要する感じでしたが、古川君「スペインでは。ワインで。体調を。整える。」だもんなあ!何かを察して意図的に仕掛けてるようにも見える…演出上どっちなのかわかんないけど。
なおクールヘッドのとある振付は古川君のほうが圧倒的にやらしい(笑)。今回ホントにモテるよな大使。

シモン・ルナール
昨日観た人と話してて、繰り返し語られるメアリーやアン・ブーリンの確執より「そもそもスペインがなんでベスをそんなに危険視するのかがわからん」と聞いてなるほどな!と(笑)。そうだよねえ(笑)。イングランドを取り込みたい政教一致がちがちカトリックの宗主国スペインの大使として、戦略的にめっぽう正しいことをやってるのに肝心の王子が「ベスを手に入れる」方で話をかき回すもんだから作戦いろいろむちゃくちゃに…っていう居方だと思うんだけども。スペインの国益第一のルナールがあの時点で「ベスを消せ」って言うのがどんだけカッコいいか、とか主張したいんですが(笑)。いやあ、ワルモノ楽しいなあ。
ラストの台詞、「クーーールな頭脳でございますよ殿下」ってたしなめるところが、去っていったベスのほうを見やって「クールな頭脳の持ち主でございますな」に変わってましたね。こっちのほうがベスに向かって終わる感じでお話的にはしっくりくるけど、いちおうその時点でイギリス王位にあるのに呼称が「殿下」なあたりが好きだったのでちょっと残念(笑)。

ワイアット
「舶来は結構だが」の曲好きー。中山さん要所要所でホントいい声。

吟遊詩人トリオ
作中、一番はたらいた人たち(笑)。いい声だと思ったら寺田君だった。
王子のお付きとのコミュニケーションが可愛い。

ベディングフィールドさん
最後まで血管きれないか心配です(笑)。

首切り役人
誰あれカッコいいと思ったら「AKURO」や昔のヴィクターでおなじみ笠原さんだった。
前半の居方がすごくよかったんだけど、二幕あたまでベスが吹っ切れたってことか、登場しなくなったのが残念でした。ベスの中からいなくなる瞬間をそれとして見たかったな。

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プレビュー2

「レディ・ベス」プレビュー二日目。

好みとかキャストの好き嫌いとか贔屓の出番とかカット曲とかおいといて、今日は印象ががらりと変わりました。何が要素なのか、まとまったらまた書いていきたいと思います。なーるーほーどーなー………。

起きていられる気がしないので詳しくはまた後で。
つなぎにメモ程度のぷちぷち。

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少女が女王になる話(平野版)、王女が自分の運命に向き合うまでの話(花總版)、花をロビンに渡すとこの、どっちも切ないんだけど、機微がぜんぜん違ってていいなあ。

アスカムが全く違う。祐一郎さんは精神的な存在で、アン・ブーリンにむしろ近い感じ。石丸さんは地に足のついた導き手。

それぞれ面白いけど今のところ、話の納得度は圧倒的にこっち。好き嫌いとかはまだなんとも、ですが、ベスに対するアスカムの位置、ベスの「本性が王族」て感じの佇まいの説得力からくるラストのしっくり感、そしてロミジュリ感のなさ(黙れ)…なんだこの説得力。

センターブロックとから見上げる円環とアン・ブーリンの美しさハンパない。
クールヘッドの王子と大使も(笑)

一幕がスリムになった印象。一日目には一幕のベスとアスカム先生の歌の後、アスカムが一人残ってソロで歌う場面があったと思いますが、この曲がカットになったのかな?他にもあったらしいですが気がつかなかった。

大使が最初に持ってくる肖像画、古川君は正面顔で平方君がカメラ目線角度なのはなんでだ(笑)。

トムでワイアットのあれって「王子とこじき」のオマージュってことかな。だからあれ以上発展しないのかな;^_^Aあの王子ってエリザベス達の弟の少年王エドワード六世がモデルなんですってね。

古川王子はあの自信に満ちた表情とおぼつかない足取りの好マッチだけでしばらく食えますありがとう。

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しょうもない(^^;)明日はいよいよ初日!!!

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プレビュー1

「レディ・ベス」プレビュー初日を観てきました。

★★★ネタバレです★★★

プレビューを観るのって初めてでして。
一般に、初日に向かってけっこうあちこち変わってくものだそうだし、今回ダブルキャストの役がいくつもあるしで、たぶんいろんな要素で今後の印象は変わっていくと思いますが、

という前置きの元での感想。

物語がよくわからない。
いや、ベスが女王になる話なんだけど。
こう、場面が(いっぱい)あるし音楽が(すごくいっぱい)あるしキャラもみんな立ってるし、いっこいっこ思い出してくと凄く鮮やかなシーンがたくさん思い浮かぶんだけど、
全体を流れる一本線が見えないというか。何をしたいのかが分からないというか。
「起承転結がない」というより、「起承転結がわからない」

ベスとロビンの恋、メアリーとベスの確執、母アン・ブーリンへの複雑な思い、心の暗部に潜む首切り役人、暗躍する諸勢力、マイペースな異国の王子(笑)。一個一個は凄く面白くていいじゃない、いいじゃない。でも、全体まとめると、あれ…?という。

なんだろうなこの印象。たぶん、豪華すぎるのかも知れない。緩急激しくて複雑な音楽を聞き取るのに精一杯だったり(聞き取れなかったり)、同じ情報や印象の曲が何度も出てきたり、そのわりに事実関係が込み入ってたり(ロンドン塔出たり入ったりは史実的に合ってるけどストーリー的には混乱しまくりだと(^^;))。
民衆がなぜベスのほうを愛しているのかとか、即位の前は弾圧される側だったメアリーのカトリックへの固執の背景とか、本筋上(たぶん)重要な要素が、豪華キャストの豪華な楽曲の数々のせいで、薄れちゃってるのかなあ。
「プロテスタントがカトリックに勝ちました」じゃなくて「宗教的寛容っていう(人道的にも政治的にも)賢い判断で争いに終止符を打ちました」である以上、あのラストに行くために「寛容さ」って凄い重要なキーワードだと思うけどあんまり触れられないし。

あと、(階名の)ミで終わる最終曲って初めて経験しました(^^;)。拍手が起きたので「あ、終わりか…」ってだんだんついていくみたいなザワザワ感。この客席の戸惑いは覚えといたほうがいいと思う。作品としてのこだわりなのかも知れないし、音楽的に優れた形なのかも知れないし、そのうち好きになると思うけど。

プレビュー初日から(しかも夜中に)たらたらとすみません。

「一個一個はいいじゃない」の要素についてもちょっとだけ。

・平野ベス可愛い。
・イベントでどうしてくれようと思った「めちゃウマさ」はロビンのキャラに乗せてみればアリだったなあ。
・「泣くのは少女わたしは王女」はいただけないが(^^;)
・アスカムさんは妖精。ぱたぱたしてるのは手じゃなくて羽。
・ベスを男装させて酒場に潜り込むとか、そこでトマス・ワイアットと行き会うとか、オリジナル要素でわくわくする。
・しかし発展しない(苦笑)。
・フェリペがロビンと行き会う場面の「ぶえのーすでぃあーす」「スペイン人か」「なぜ分かった!」とか最高おかしい。
・三人組の一人が町田君に似てると思った。ら寺元君だった。道理で歌うまうま。
・フェリペ登場の曲、チーム・スペインのインパクトがすさまじい。曲調も雰囲気もあそこでガラッと変わるもんなあ。まあ足技棒技で王子の取り巻きをなぎ倒していくモテモテ(死語)大使が嬉しすぎるせいもありますが。
・↑サラッと絡む主従がいい感じにいかがわしい。
・↑意図的に大使に絡んでるんであろうガーディナーさんが全然いかがわしくないのと好対照(笑)。
・しかしガーディナーさんかわいそうだな(無限の哀切)
・バルコニーとターザンはあれは決まりなのか何かの美学なのか。
・登れるのになロビン。
・王子と大使のクール云々のやりとり好きだったんだけど、そもそも最初の曲が「クール・ヘッド」ってちゃんと一貫性あったんじゃん、と終演後にパンフを見てへたり込んだ。聞き取れてませんでした悔しい。だってあそこでまさか英語が出てくると思わないじゃんなんのクーヘンかと思ってたよ(ドイツ語も出る道理はない)
・あの時代のあの時点でベスの危険さを察知して「ベスを消せ」って言う大使、かなり慧眼で凄い人、って描かれ方のはずなんだけど、別にベスがスペインの仇敵に成長するところが話に出てくるわけでもないのでその辺りはスルー、残念(笑)。
・まあ突然凶暴に歌い出すってだけで十分おいしい。
・スペイン組がツボすぎて第二部を期待したくなった。即位して徐々に力つけたベスがスペインに嫌がらせしまくって、イングランドをどんどん強くしてフェリペと外交でガンガン知恵比べ、水面下ではイギリス海賊VSスペイン大使が暗躍しまくるの。ロビンはシェイクスピアポジで芝居を書きながらベスの人生のそこかしこで顔を出しつつ海賊に手助けしたり宮廷工作に潜り込んだりして助けるの…ほら史実+ベタ系並べるだけで面白いじゃねえか。

こんななので、まあ、正直な話、愛せる。(思うツボ)(でもないか)

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AOTとーく6

「進撃の巨人」56話「役者」の感想。

★★★ネタバレです★★★

情報量に倒れた。

■スイッチ
残酷な仕事を冷静にこなしてるように見えた前回、おそらく溜まりに溜まってたであろう何かを爆発させるハンジさん。
8巻以来なんとなく表現されてるけど、あのゴーグルはハンジの切り替え装置というか、リミッターでもあるのかな。ニックの時もそうだったように、抜き身の本音を爆発させる時だけ素顔になる。それで出た台詞が「ばーーーーか!」だったのには個人的事情でのけぞったけれども(別クラスタ話題(笑))あんなに語彙があるのに(^^;)最終的には「ばーか!」なんだ、もう大好き、切な←ほっといていいです。
この先どうなっちゃうのかなあハンジさん(T_T)。サネスに手当てもするし「ラルフは裏切ってない」とちゃんと伝えもするあたりの真摯さが、諸刃の剣でザクザク本人を斬り刻んでるんであろう昨今…やってることの卑劣さも残酷さも、これで終わりじゃないことも心の底では受け止めちゃってる。やだよぉこのまま本当にサネスたちの「役」を引き継ぐことになってったら哀しすぎるよーー(必要悪に開き直れる人じゃないのに(T_T))。
サネスの真っ黒な意味での「がんばれよ…」をまたモロに受け止めて、一人になって大テーブル粉砕する勢いで蹴り飛ばしてから、現れたエレンに対して(ゴーグルおろして)ワンブレスで長台詞。このクリアすぎる切り替えを見ると、やっぱりこの人の変人モードって危ない部分をカバーする鞘というか、外に対しての(それでも)ソフトな人格なんだなあと思う。しんどくて仕方がないけど、綺麗すぎて息を呑んでしまう。「痛み」は続いてくんだなあ…。

■通訳不在
ヒストリアに(物理で)決断を迫るリヴァイ。最近の展開で覚悟「させられた」のがハンジなら、リヴァイは多分その100歩先を行ってて。もう最初っから自分の「役」をものにして、汚れ仕事まっしぐらの覚悟を骨の髄まで染み込ませてるわけで。ハンジがついてくるのは当然、若い奴らもさっさと選べ着いて来い、なのかも知れないけども。それだけに今こそハンジさんの「つまりリヴァイが言ってることはこうだ」が欲しかったなあ(53話って最後の休暇だったのかも知れない(T_T))。裏を返せば切ないぐらい無私で真っ直ぐなことを言ってるんだけど、ソフトさのカケラもない兵長の強要、伝わり辛さもまた格別。104期、特にコニーやサシャに伝わりきれてるか心配だー。
「俺達から全力で逃げろ」→「俺を倒してみろ」って「俺達」と「俺」の使い分けも果てしなくリヴァイらしい。着いてこさせるけれど、最後の最後は自分一人で貫いちゃうんだろうなあ…。

■"対人"
そんなリヴァイをシンプルに「不器用でお人好し」と言い切ってくれたリーブスさん暗殺・退場。ぶん殴ってやれ、って素晴らしい一言を残したけれど(おいエレン(笑))、それが実現する未来なのか、また全く見えなくなってしまった(T_T)。制圧部隊マジ怖ぇわあの「かわいそうですよね」の女性とか物凄い残酷そう。…そして対人立体機動装置って…やだなあやっぱりガチで人間と戦うんだなー(凹みまくり)。

■名前
ハンジ班のおかっぱちゃんの名前が「ニファ」と判明。わーい可愛い。
…とか暢気に喜んでたら後からとんでもないの来た。
電車の中で絶叫しそうになりました(…え。えぇぇ?えぇぇぇぇぇぇぇ!!!)。やけに進撃系のツイがネタバレ警戒で賑々しかったのはそういうことか…ものの10文字あればバレ成立するし、ホットワードにもなるだろうし、既にGoogleのインクリメンタル予測にも「リヴァイ」一発で上がってくるし!おっかないねえネット社会。
さてさて、どう見るか「リヴァイ・アッカーマン」。どう見るもこう見るも少なくとも「彼と彼と彼女が繋がっている」というだけで誰が血縁だろうが師弟だろうが情報の濃さには変わりがないんだけども(^^;)。「ミカサと血縁」説ぐらいはみんな考えただろうけどさあ、超ダークホースのアッカーマン隊長にベタなのもそうでもないのもいろんな仮説を立てる日々スタート。とりあえず兵長からの二人称が知りたい(笑)。
そんなこんなで「立体機動を誰に習った?」の答えは出たわけだ。今ではエルヴィンは知ってるのかなあ……わくわく膨らみまくるけど発展のさせようがないギチギチ感(笑)これぞ進撃。
それにしても改めて姓がついてみると、めっさしっくりくる響きだなと。これからキャラ商品とかフルネーム表記するかしないかで困るだろうなあ(笑)。

■役者
女王の「役」を受け入れるヒストリア。
「役(を演じる)」という言葉が「運命(に服する)」っていう意味で使われてると考えると、今回の「役者」っていうサブタイがものすごく刺さる(T_T)。この人たちみんなが「役者」なんだなあと…。自由への渇望は誰よりも深いのに、他の人を生き残らせるために、役割を演じる人たちの物語。どんな役か選ぶ自由はなく、受け入れるか降りるかしか選択肢はない。前回のサネスの回想で、もともと普通の感覚の若者だったことが匂わされてたのにも凹んだなあ。先が見えない中、「やります、まかせてください」のヒストリアの凄い表情やらハンジさんの机蹴りの後姿やら、リヴァイがサラリと言う「俺は異常者の役を買って出ていい」やらがしんどすぎて鮮やかすぎて(T_T)。
いや単に「役者が揃った」だとしてもゾクゾクしますけれど。

■通訳不在2
でもリヴァイにも葛藤はあるんだろうなと想像する。「俺の班には言い忘れてた」→「時間がないから今すぐ選べ」ってあたりの一見、理不尽なところ、リヴァイなりにヒストリアに対する気遣いやためらいがあったから、言うのを先延ばしにしてたのかもなーと。ホントにリーヴスさん死に際に名台詞吐いてくれたよ、表情が動かないぶん額に「いいひと」って書いといて欲しいよ兵長(T_T)このわかりにくさが亀裂を呼びませんように、伝わってますように…。(あの場にハンジがいたらああいう伝え方にはならない→いなかったことってフラグになんじゃないか…?とか不安が膨らみまくる)

56話以外のこまごま。

■13巻
51話に4ページの加筆、ヒストリアが「クリスタ」を壊した瞬間がよりはっきりと描かれており。ユミルに対してストレートに「裏切り者」って言葉にしてることで、落ち着いてからの「私にはわかるの」が深くなったなあ…。「絵本」もこの時点で登場。
いっぽう巻末の嘘予告はまた素晴らしいジワジワ感でした。さっぱりわからん(笑)。

■ナイス質問
眉毛……!!!
コミックス派の人ほんと別マガ冒頭のQAコーナーだけはチェックしたほうがいいと(笑)。

■進撃中4巻
ありがとうマジ本編がめっぽう凹み要素満載だから(だから愛してるんだけど)ホントいつも癒しをくれてありがとう…。加筆ページの「お掃除野郎VSゴミ」で何泣いてんだ私(癒されすぎた)。

■突然の来訪者
13巻付録DVD。ナニコレ(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)。よかった、オープニングスキップしなくて…無意味に混ざるジャンがおかしすぎて転げまわった。アイキャッチのぐーたらエルヴィンさんだけでも特別版の価値がある。
ジャンとサシャ達の料理対決。完全に油断した、イルゼと違って原作つきじゃないし、そこそこギャグにはなるだろうと思ってたけどまさかミスター味っ子級の演出で仕掛けてくるとは…なるほどそれならピクシス=味王様で巨人化成立するわ(爆笑)。
ジャンの「ノックしろよ」アルミンの「階段で激痛」、等々コミックスの嘘予告ネタはかなり網羅したけど(おそらくあの「まさかの肘」のためだけに呼ばれたライナー)、今回ネタから漏れたやつは改めてやってくれるわけですね?(真剣)ハンジさんと巨人の種族を超えたあれは独立オリジナル巨編でお願いしたいー。
………いやいやいや。「イルゼ」がしっかりしてたので完全に油断しました(笑)。
そしてジャンの母ちゃんには素直に感動した。あとエレンとミカサの全く話に絡まない無意味なキラメキにも感動した。そして「ジャンとアルミンとアニ」っていうチーム構成にときめきすぎて哀しくなった…あーあ…(やっぱり凹んで終わる)。

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