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2013年7月の13件の記事

ぶらざーすとーく2013

「宝塚BOYS」みてきました。

開幕から一週間、本編さらに濃くなってきてて嬉しかったです。笑って泣いてワクワクして、一人ひとりの役割がきっちりと腹に落ちる、素敵な回でございました。

えーと素人目にもすっげえ張り切ってると思えた某君、死ぬまで寝るなァぴっしゃーんで思いっきり上原君の部屋の鴨居のグラビアを落っことしたり(昔いたよねえ勢いつけすぎてドア閉まらなくなっちゃった人)、新芸座の練習でやたらオモシロイ振り付けを披露して爆笑をさらってしまったり(伏線)、いろいろ全開でござった。私の周りズラッと中河内君のファンっぽかったんですが「マサすっごい気合入ってるよねー」楽しそうでよかったです(でも「マサは借りてきた猫だろうし、リーダーは司会とかしないだろうしー、吉野さんが仕切ってくれるんじゃない?」そんなワケねえのです(心の声))。
まあでも実際は全員が凄かったんじゃないかとは思う…ラスト手前で池田さん担ぎ上げた拍子に全員ですみれを間違えたぐらいには勢い先行。(よく復旧したな、あれ)

で、アフタートーク。

舞台にはイスが3つ。
帽子を目深にかぶった三代目。ドア開けてクールに登場、鏡の前で例のデモンストレーションしてから下手側に着席。
(間)
帽子を目深にかぶった初代(ジーンズ&カーデ&さらさらストレート)。ドア枠にもたれてあのポーズ、鏡の前で足元さかさかやるアレ(わかる人だけわかって)。ちょい乱れた髪の上に帽子を乗っけ直して中央の椅子へ。めっさ伸ばして脚を組む。お互い無言。
(間)
帽子を目深にかぶった二代目(なんつうのあの服装。カジュアル)。ドア枠と後ろの壁を使って、なんだか人類からかけはなれた関節の動きを披露。鏡の前でもやるだけやってから上手側の椅子へ。(初代・微笑。三代目・どーしよっかなー。)
当然・挨拶は全員「星野丈治です」

(そういえば一昨年だったか東京会館で「こんばんは星野丈治です」「こんばんはジョージ・星野です」「二人合わせて!」「アンジョルラスでーす!」っていう漫才的ななにかを見たような見ないような。)

「とゆーわけで!!!」てヤケクソ気味の三代目のコールで始まったアフタートーク。
えらいのが二人観に来て今日「どうでしたか」ニヤニヤ義くんと「どーでしたか」ほやほやK吾さんに
「ヤだよ!!!!!」
と全身で叫んだ中河内君、ヤですよすっげ緊張しますよこんな、だってこんな(指差し)大先輩が観てんのに…いきまく姿にお疲れ様とつぶやいた(笑)。

初代はトーク時によくあるほやほやモードでしたが、いかんせん今回は役割的に長男なので少しは仕切りに回ると周りは期待…してないだろうな(^^;)、実際いつもよりさらにリラックスしていた(爆)。結構率直にその日の芝居に感動してほめたたえようとしていた(ように見える)初代でしたが、二代目がもう完全ニヤニヤ畳んでやるぞモード入っていた(ように見えた)のに乗っかっちゃって(笑)、三代目の逆襲に乗ったり二代目の復讐に乗ったりと、たゆたゆしていた。いまだに腹筋痛い。

話題いくつか。

今回、歌も踊りも元から経験のある人が多くて、鈴木由美さんから「つまんない」と言われつつ立ち上がりがかなりスムーズだったんだそうで。初演ではいわゆる吉野塾で始まる前も終わった後もひたすら稽古してたよ、て話題になり(ずっと「星野塾」って言ってたけどヨシ君の言う通りどっちでもいい(笑))、あれは怖い、どんどん目が怖くなってリアル星野になる…って葛山信吾さんが東山君に言ってたとのこと。ちなみに東山君は「信吾さん」でK吾さんは「かつらやまくん」。これ重要(笑)。

馬に乗っちゃった長谷川には二人とも大喜び、前足と後ろ足のエレガントな足運びには初代がバカ受けしていたんだそうで(笑)。あれは画期的だよねえ…あおちゃんの定位置がやっぱりあそこなんだ、というところに嬉しがる奴可愛くないですか(捨て置いてください)。余談ですが長谷川君は恋文事件のくだりの後でモノローグ→そのまま寮の場面→そのまま馬の脚練習、なので一幕超・出ずっぱりなのが初演からの伝統です。

経緯がサッパリ思い出せないのだけど、東山君が何かを言い間違って(たとえば「俺の役と圭吾さんの役と」→)「俺の圭吾さん」って言っちゃった→えぇぇ?!リアクションかけるガウチ君に人差し指立てて「マサ、しーっ(今本番中だから)」「(えぇっ二人そーなんすかコレっすか)(親指立て)」瞬時の小芝居成立に、世代を超えた星野君たちのアドリブ力を垣間見た。ところで会場、盛り上がりすぎ(笑)。

一幕後半、馬の脚練習の後、星野が鏡の前でダンスの練習をしている場面。両手をクロスしてちゃっちゃっちゃっ…みたいなコミカルな振りで笑い取ってただろうお前、みたいな指摘をする東山君。ガウチ君いわく新芸座でお笑い系のバックをやる練習ですよ!とのこと。あの当時で新しい感じを出そうと思って…ていう抵抗をいじったり実演させたりの二代目が「圭吾さんあそこどーでしたか」と振るも、初代はやっぱり覚えてないなあ…とくつろいでる(笑)。「俺はね」と立ち上がるヨシ君に「やりたいんだ」「やりたいんですね」。
えも言われぬ新しさを見せてくれた2010星野さんの踊りは文章では表現できねえ。しかし執拗にハードル上げながら迫る(ここだけは協力し合っていた)二代目三代目に突き上げられて踊るジョージ2007、…こんな?…こんな?って次々飛び出してくるあっ軽いステップに「新しいですよ!」絶賛と爆笑を集めた(へたりこむガウチ君)。
三人で踊るがいい、新芸座。

本編ラスト、みんなで稽古場を出る時のわきゃわきゃ、昔は太田川がサクマ式ドロップス配ってたし、東山君の時は梅干し配ってた、今回あれ何やってたの?っていう話で。まずグーパーで人数分けてからじゃんけん、というのに「何ソレ!東京はないそんなの!」「関西の話ですから…」とわきゃわきゃ。いや、東京でも普通にあるよグーパー。
ちなみに私が観た回、二回ともミキちゃんが負けたんですが仕様か偶然か。

最後は中河内君がメモを出して今後の告知。…みごとに読み上げモードの告知(笑)。すっごいツッこみたそうに先輩二人が半笑いで、それでも座ったまま黙って見守る中、最後の最後に「シアタークリテで」言っちゃってこのトークを通しての三人星野のすさまじいまでの噛みっぷりを見事に締めくくった。(二代目/サジ投げた感じでがくーっ 初代/ガウチ君の背中に手を添えて退場未遂)。

そんなこんなで。
期待はしてたけど話題っていうより「動き」が多かったアフタートークでした(笑)こういうのまとめてDVDに入れてくれたら最高にいいと思うんだけどどうでしょう。
K吾さん「五年経ってるから忘れてるなー」とたびたび言ってましたけど、なんだかんだ骨の髄まで星野丈治だなと思った(笑)。登場にしてもダンスにしても、おばちゃんや作品への愛情にしても、いろいろしみこんでるのが見て取れる。
我々も、いつまでも好きだよー。

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夏フェス5

時間たっちゃいましたが「ONE-HEART」拾遺ネタいくつか。

■ほっとすたっふさまざま
二幕あたまいろいろ。
・イレ子嬢と、えーとあの日なんて名前だっけ忘れた白アフロの人が二曲目の紹介した回があって。上手側に白いテーブルと椅子が出てるところへ「座りましょ」「座りましょ」と寄って行ったら直前にデュエットの二人に座られた(当たり前だ)。保坂さんいじったり藤岡くんいじったり楽しそうでした…(きゃーっ藤岡ナントカよ!藤岡ナントカーっ?!レントを5日で覚えた男よーっ!!)。
・↑だいぶ切替に努力を要する感じだった藤岡バーノンに(何事もなかったかのように)普通に始めよ、とよどみなく促す知寿さんソニア素敵でした(笑)。
・羞恥心すてきちさん(サカケン氏)、自分で言うまで誰も「赤チョッキ」とは知覚してなかったと思うよ黒ラメ短パンの上の赤いうわっぱり(笑)。かつては大きな劇場でバリケードに立ってたのに…とか言い出したところで白アフロの人が「アタシだってそうよ!」と布(タオル)を振り回すんだった。あんなカッコしててもちゃんとフラッシュバックする程度にはタオル振り回す腕の角度が正しかった。困った。
・前楽だっけ、客席のおじさん連れてきていつまでも歌ってたの(笑)。小柄な方だったのと、白アフロ+ヒールのオプションがついてるせいで身長差ががっつり出て、実に味のある絵でした。楽日にはイレ子&佐々子がそれぞれ客席から男性拾ってきていた。
・おなじく千秋楽。「お会いするまでこんなかただとおもわなくて…」きゅーっと小さくなって後ずさりしていくレイザー真司HGさんを追い詰める(ようにしか見えない)白アフロ+ヒール(でかいわ)。片膝ついて「オープンハート!」叫ぶ新技にお腹の皮がよじきれた。ますます怯える武田閣下でした。トークの組み合わせってどうやって決めるんだろうね(^^;)。

■ダンス&オケぷちぷち
カテコで何度も禅さんや一路さんが「アンサンブルとオーケストラが主役!」と褒め称えてらっしゃいましたが、ホントにその通りで。だいたい毎日一幕・二幕20曲ずつ、日によって異なる曲も合わせたら60種類だかあったんだそうですが(^^;)。そんな多芸多才な人たちのツボどころさまざま
・シルビアのオールザットジャズ、ケンヤさんがいる時は上島さんと二人で後ろで踊る、これもゴージャスでしたが後半で加賀谷&坂元コンビになったのもそれぞれ味が出てて嬉しかった。
・伊礼君のフットルース。衣装も踊りも皆さんポップで楽しー。
・マスカラでザザの衣装替えをするときに出てくる木内君が暗がりでわりとカジェル入ってんのがツボ。
・ゾロの坂元君のタッターン!がよかった(語彙がない)。
・それにつけてもONE-HEARTは加賀谷君でできていた。千秋楽ミーマイのタップの時佐々木君が曲ナカで「加賀谷一肇ー!」と称えていたのは嬉しかったです。
・マエストロも本当ーにお疲れ様。オケピットじゃなくて舞台後方からだから、そうでなくても歌い手さんのキッカケを待つ曲がミュージカルでは多い中(ちょっぴりとか、恋をしているならとか、特にな(^^;))、前向いたり後ろ向いたりさぞや大変だったことと。

■およげ真鯛くん
初見の人、なんだと思っただろうな(我に返った)。
今回、伊礼ファンらしい女の子たちが「吉野さんあんなだと思わなかった」ってわきゃわきゃしてるのに何度か行き会ったんですが(笑)、そうか、彼女たちとはガランチードと客家でしか接点ないもんな…と思い至って軽い頭痛と腹痛を覚えた。ある意味、あんなですよ。ある意味ですが。そしてヴァンパイアについても、知らない人は何かのパロディだと思ったかも知れないな、と思い至った。本編もあんなですから。ある意味ですが。
さておき。今回、特に楽しそうだなーって思ったのが桶+檜風呂の後姿と、湯船から脚を出すタイミングの選び方でした(笑)。裸足でよー駆けた、クリエの客席。
千秋楽、湯船からざばあ立ち上がったバカ息子が両手で抱えた「鯛」はびっちびちに生きてましたね。イメージとしては伊東のホテルのコマーシャルor先日のDTFのたかちゃん。そしてそのまま「どこまで鯛を持ち続けられるか」っていう勝負に入った(と勝手に思ってました)ストレートヘアの人、
「待って」(抱えてる)
「ぼくはきみと おしゃべり したいな」(まだ抱えてる)
「父上もね、君のことすっごく感心してるし」(湯船から出る間も右手でしっぽ掴んでる)
「僕たち、お友達になるべきだって」(まだ持ってる)
「思うんだー…」(流れる動作で湯船にぽーい)
そんなこんなであの大きな鯛は檜風呂の底を今も泳いでいます(メルヘン)(海水?)
(実際は後方からゴトって音がしてたけど)

そんなこんなで楽しんだ日々でした。今後もキャストや形を変えながら続けていくんでしょうけれど、いつかでいいので歴代クリエちゃん勢揃いは見てみたいなあ。

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四代目キャラとーく

「宝塚BOYS」初日の書き殴りを読み返して反省した。いきなり重箱トークで失礼しました。通い倒した再演版から5年、「新生」の再々演を経て、いろいろこの話が自分の中で落ち着いたのか、今回はかなり客観的にみられるようになってたみたいで。再び一新されたメンバーを観てみると、あらためて過去バージョンの特色もくっきりしてきますし。なので、なんか全力で自分の観たいところに集中して掘り下げて…っていう完全リピーターモードに入ってしまった、 初日なのに(^^;)。なんなんでしょうねこの芝居の威力って。

今日はキャラクター雑感なぞ。

★★★ネタバレです★★★

■上原金蔵(吉沢悠)
一所懸命・空回り、いつもあわあわしている。
でも本質的に大人なので、プライドが勝つってことがないのが新しい気がする。初代上原はけっこうプライドが高かったと思うし、浦井君は逆にいっぱいいっぱいで、でも若くて裏がない感じだったし。
大きな夢を抱いて、皆のことも考えて、だからニンジン話への反応も早い。小林先生への手紙とか、太田川への気遣いとか、しっかりリーダーの発想でずっと働いていたし。ただ同じ発想で動く竹内が常に目の前にいて、「大将ってどっちの?」状態に陥ってしまう。けれど、最後の最後で竹内に対して静かに語りかけられる剛さを表せたのは彼のほうだったわけで。終わりに対しての覚悟なのか、自分で始めたことの最後を畳む意思なのか、いろんな要素があるんでしょうけれど。
最後の「戦友の墓前に」っていう台詞もストーーーンと腑に落ちた。新しい上原、納得です。

■竹内重雄(良知真次)
実力があって、夢があって、しっかりしていて、大人げない。ある意味新しい、ある意味正しい、若い竹内。初代の竹内さんの場合(注:この人だけ「さん」がつきます、なんとなく(笑))、「僕にだってプライドはあります」と思ってんだろうけど全体に余裕があるから、勝手に周りがついてくる感じがあって。星野もそのへんを認めて「竹内がまとめる」っていう皮肉まじりの信頼があった。一方、らち君は軽い二重人格っていうか、表面の落ち着きの裏にギラギラしてる部分を常に持ってて、しょっちゅうそれが表に出る。プライドや反感も隠さないから、わりとしっかり売られた喧嘩を買う(笑)…ので序盤は星野とのつばぜり合い、慣れてからはしっかりお互い認め合う、そんな流れにドラマがあって新鮮でした。初代の頃の竹内さんは星野に「反発」することはあっても「対抗」することはなかったもんなあ。
二幕の「星野さんにやめられては」「…おい」の緊張感が復活したのも嬉しいなー。

■星野丈治(中河内雅貴)
誰が誰をどう思ってるか、がすごく掘り下げられてるこの作品。星野はその辺が一番表面に現れやすいので、場面場面たいへん見ごたえがあります(笑)。前述のように前半は、竹内との火花がバッチバチ。「気をつけろよー」が刺さる刺さる。でもその分、VS山田とかは薄れた感じしますね。
クラスの男子みたいと書きましたが、星野の一匹オオカミ気取り(笑)の度合いって人によってずいぶん印象変わりますね。初代はプロ意識から他のメンバーを「許せない」っていう出発点から、今さらデレようがなくて距離を置くのがポーズになってる感じだったし、二代目はある意味突出してて、普通に立っててもちょっと他のメンツよりお兄さんぽかった。だから今回、「青き春」の台本読む間ぐるぐるする星野が、みんなに呼んでもらって初めて加わる、という「いつも一人でいるけど本当は仲良し」っぷりがかなり新鮮で、面白かったです。
最初に太田川が「絶対関西の人間やない」って振って、最後の最後に関西人だって判明する…というのは三演目からですが、この馴染めてる星野にはあえてその設定いらないかもなーと思いました。いや、去年も特に要らないと思ったけどねこれ(^^;)キャラには合ってるけど伏線が長すぎるよー。
「青き春」カントクぶりもすばらしかった。なお、今期のマリー(一人目)にはむしろダメを出してったほうが面白いと思います(提言)。

■長谷川好弥(入野自由)
他のメンバが引いてるのに、ものおじしないで山田に話しかけたり、誰かしらに目混ぜしたり声かけたり。星野ですら引っ張り込む陽性のオーラ。でも突出しないで、無自覚に全体の雰囲気を動かしてく。…この話でどんなに長谷川が重要か思い出した(なんかあったのか)。
旅役者の息子で芝居が大好きで…の表現もよかったなあ。「待たァせたね」→星野台本ツッコミ、は初演からの伝統ですが(笑)、ここが生きるには前半の歌舞伎役者っぷりがしっかり落ちてないと勿体ないので、山田少年物語とか、一幕ラストのご新造さんおかみさん…が発展してたのは嬉しかったです。モンパリのソロ部分のアレンジもらしくて、いい感じ。
あ、あと馬の脚練習もすばらしかったです。暗がりの中ですっごい高いところにまたがるシルエットに「乗った―ッ!」と拍手しそうになりました。

■山田浩二(小林大介)
人生初の角刈りだそうですが(笑)お似合いだと思います…そして「ZUKAメイク写真で見ると初見の役者さんは誰が山田で太田川で竹田だか分かんねえ」というのは初演からの伝統です(主張。サイト見ても誰が誰やらわかんなくて画像検索で裏を取った初日。パンフ買えって話ですが)。でも色が白いせいか、ふんどしで出てくるときの男くささが薄い気がする。
おかんを思うしぐさとか、兄貴のことを語る時とか、独特の哀しさの表現がお見事でした。
再演を重ねるごとにどんどん発展してく市場のチンピラ・マルコのプチ芝居、今回もすばらしく秀逸でした(笑)。銃声といい舟といい、場面と台詞が見事にかみ合ってたもんなー。それにつけても「ダンサー」が話にどう絡むのかは永遠に謎に終わるんだろうか「青き春」。

■太田川剛(板倉チヒロ)
この人もガラッとテイストが違う。けれど戦争の話への反応とか、表面の明るさとか軽さとか、底に漂う悲壮さとか、しっかり太田川。
ラスト近くの稽古場の場面、普通ああやってぎゃんぎゃん泣き叫ぶ人を観てると冷めちゃうんですが、今回はあの「心開いてピルエット」で絶妙の泣き笑いに持ってかれた。「すみれ」でいつまでもいつまでも泣いてるのも切ないわ…。
初日カテコで「当時の写真をいくら探しても天然パーマの人がいなかった、でもどこかにはいたはず」的なことをおっしゃってましたが、天パかどうかはともかく2007-2008年ごろいろんな意味でくるくるしたダンサーもいたことだし、いいんじゃないかな(笑)。

■竹田幹夫(上山竜司)
タケちゃん→ミキちゃん→ミキオ→ミキちゃんで復刻。
歴代・竹田はなんとなく他のメンバーより一回り下、弟分、て感じでしたが、今回は同年代か少し上な感じがしますね。山田とも同い年か、下手すると年上に見える。「ヤマちゃん」「ミキちゃん」が腑に落ちるし、ハセがいくら先輩風吹かせても勝てる気がしない(笑)。
「運がいいとか悪いとか」の台詞も良かったです。初演以来だこんなに腹に落ちたの。

…それにしてもツヤッツヤだなあ、みんな(笑)。昭和のかほりがそれなりに漂う人、がんばって漂わす人、たぶん漂わす気がない星野、いろいろですが、終盤のこう、ちょっと年もとっちゃった感じの説得力はさすがに、初演に二歩も三歩も譲るなあと(言わなくていい)。
あと結構みんなダンスがうまいのにも苦言を呈したい(大笑)ダンスレッスンがあんまりおかしくないよっ。
あ、今期のボレロはすごく素敵です。表情込みで「夢のステージ」になれたと思う。

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新生男子部2013

四演目「宝塚BOYS」初日を観てまいりました。

めちゃくちゃ興奮した。面白かったー!!!
キャストはまた一新されているので、今日ホントに初見という方も多かったみたいだけれども、キャストのファンの方もそうでない方も、老若男女思いっきり楽しんでた感じがしました。
笑った笑った、泣いた泣いた…。

初演再演オタクで、三演目は2回観ました…ので記憶にある「宝塚BOYS」は少々偏ってますが、そのモードで思ったところをつらつらと。

★★★ネタバレです★★★

とにかく瞠目したのは7人のバランスの良さ。とりわけ上原(吉沢)・竹内(良知)・星野(中河内)の微妙な関係の作られ方。おーもーしーろーいー!!!
以下、私見ですが
初演では 上原(花緑)…空回りリーダー、竹内(葛山)…裏リーダー(自覚なし)
再演では 上原(花緑)…空回りリーダー(自覚あり)、竹内(葛山)…裏リーダー(自覚あり)
三演では 上原(浦井)…空回りしてると自分では思ってる真リーダー、竹内(藤岡)…副リーダー
星野っていうのは↑どっちが偉いかってのをシビアに見て取って、距離をとりつつ真のリーダーを内心で(実は露骨に)立ててるっていう。

対して今回は
・カリスマ性ありありでいつの間にかくっきりとメンバーの中心になってる、キレると怖い竹内とか!!!
・その竹内に露骨につっかかる星野とか!受け流さずに受けて立っちゃう竹内とか!!!そいでいつの間にか仲良くなってるとか!
・空回りと見せかけて最後の最後、本当はこの人が支柱だったって分かる上原とか!
う わ こ れ 面白い!!!いや、初演再演でも星野は竹内をライバル視してる面あったと思うけどさ…竹内さんよっぽど大人だから戦わないから(笑)。いっぽうで三演目は「リーダーってどっちの?」がぜんぜんピンと来なかったもんなあ。

脚本ほとんど変わってない(ほぼ三演目ベース、一部に復刻台詞あり?)のに今回のキャストの個性とバランスで、こんなドラマになっちゃうんだ…というところでもう、ワクワクしてワクワクしてワクワクした。
ハイ楽しみ方まちがってます。でも楽しいよー!ほとんどレミオタの楽しみ方だなこれ(時は流れた…)

以下、ツボどころ個別に。いつも以上に勢いで書いてるのでランダムです。

・冒頭の砲声「戦闘機の出発を見送る」んじゃなくて「砲弾から逃げる」かのような上原。この弱さも伏線だったな、最終的に…、
・回天のくだり。「たくさんの戦友を見送り」でSEで小鳥パタパタッ!が入るのにグッと来た。「宝塚BOYS」の音響効果ってホントたまんなく好き。雨とか電車とかひぐらしとか。
・三代目星野は稽古場の全域を使ってデモンストレーション(笑)。でも牽制の相手は最終的にほとんど山田じゃなくて竹内なんであった。
・ちなみに「牽制」「虚勢」「リーダーどっち」は一幕の最重要ポイントです(私見)
・上原うまい。深い。ぐるぐるしながら結果、見事にかみ合ってる。
・「生徒との接触禁止」のガッカリ加減は全員の見どころです。個人的にここは星野をガン見(笑)
・「つかめねえ竹内だなー!」と思ってたら朝ごはんの場面で豹変した良知君。vs星野面白い!ホント面白い!!
・いやホントに星野と竹内の鍔迫り合いって楽しいな!!!成績順2トップがこの二人なのって初めてじゃないかな?
・三代目も二代目同様「正直、芸名恥ずかしい」と思う派か(笑)。
・「選ばれなかったことが腹にドスンと来ました」もえっらいシリアス。
・ハセのムードメーカーぶりがいい感じ。全員の動きや成り行きに敏感で、明るい声がここぞってとこですごく活きる。
・あおちゃんは新しいステージへ。
・山田おもしれえ。えんかぶしとまた違う方向性。
・面白さがダイレクトに悲惨さに結びつく太田川。これ凄い。
・恋文事件で、はっきり山田を疑ってる竹内。これも含めて、星野と対比されてる流れが多いなー。
・「一時半ですよー!」すばらしい(笑)。ドアぎぎぎに笑った。
・池田さんの風呂敷のひみつが発展している…。
・おばちゃんの部屋ってすみれ寮のほうだったんだ!そりゃそうか!…と一幕、雨音の中あちこち拭きながら出てきたおばちゃんを見て悟った(6年目の開眼)。
・星野君わかりやすいクラスの男子みたいだね…。
・竹田に彼女が!のところで星野と竹内が目混ぜして言葉を交わしてるの再演版以来のすげえツボ。
・「青き春」へのリアクションは何度見ても誰で見ても可愛いねー!!!
・長年ここで可愛い星野を見てきたが(笑)もじもじ三代目の可愛さはまた新しい可愛さだった。カーテンいいね、カーテン(笑)。
・パリーの街角は全員・全開。中でも「そよぐよ!」の上原さん最高です。最高です。(二回)
・ここで始めて竹内のがんばりに対して「どうなのか」と思った(爆)。
・三代目星野カントクはメンバーのあまりの熱心さ(「星野さん!」「星野さん!」「星野さん!」)のせいでたいそう仕事が多い。「認めよう」がキメ台詞です。
・「きっと昔は少女だ」の味の出方も違うねー。凄いねー。
・マルコの劇が秀逸っ!
・「ご苦労様、リーダー」が復活してる…しかし全然ニュアンスが違う…。
・竹田の泣き方にこんなにグッと来たのは初演以来。声の殺し方、ああいう風に一人で泣くってことにすごく、共感した(T_T)。
・「戦友の墓に」の台詞が初めて腑に落ちた…。
・生まれて初めてボレロで竹内をガン見しました。カッッッッコよかったー!!!
・でも歌では全員のマイクが壊れたかと思いました。申し訳ないがどうしてしまったんだ本当に、そのふわふわした声量はいったい(^^;)。
・フィナーレラスト。やりきった上原、諦観と辛さをにじませる竹内、号泣する星野。退場もこの順序。いやもう、今回、何から何まで驚くことばっかりで…。

きょうも書ききれないー。
入野自由くんがカテコで「今回のメンバーでなければ出来ない宝塚BOYS」言ったけど、本当にその通りだと思した。
うー、初代の感想はやく聞きたいなー(笑)来週のトリプル星野トークショー、どんなカオスになるか実に楽しみです(笑)。

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二都物語

帝劇にてミュージカル「二都物語」を観て来ました。

ミュージカル化の話題が出た頃にたまたま原作を読んでて興味を持って、CDとコンサートDVDをGETして結構惚れ込みまして。
だいぶ色々頭に入っちゃった状態で観たのですが、見ごたえありました。

すごく、いい作品だと思う。
が、とても惜しいと思ったところも多い。

そんな雑感。

★★★ネタバレです★★★予備知識のせいでだいぶ偏ってます★★★

価値観いろいろだと思いますが、なんだかんだとシドニーの生き方は自分のひとつの理想だったりする。最後の選択そのものよりも、そこで後悔しない自分に行き着いたこと自体。

井上シドニー・カートン。頭がよくて自堕落で歪んでて分かりにくい、でも尊い人をがっつり演じきってくれました。常に「ホントはどう思ってるんだろう?」を読ませる役柄、これぐらい複雑なキャラなら芳雄くんのややこしいところ全部生かせるじゃん、とワクワクしました。役が井上芳雄に追いついたって感じだ(笑)。(…私も歪ですよ、そりゃあ)
浦井チャールズ・ダーニー。善良!可愛い!素敵な人!そしてバカ!言葉いっさい飾れない・バカ!バカなんであんたパリに帰ったんだよバカ(原作完全準拠)…超・納得の愛されキャラでございました。最後あれシドニーの行動の意味に気づいての「馬鹿な!」だったのかなあ(T_T)自分としてはそう取って号泣した。幸せになれ(T_T)。

細かいネタとしては
・開演前、舞台奥に映像でディケンズの手書き原稿が映し出されてるの見てテンションUP。"It was the best of times, it was the worst of times."って英語圏ではむちゃくちゃ有名な書き出しだそうで、二幕あたまの歌詞にもなってますね。
・音楽ホント大好き。ジル・サントリエロは今作初上陸ですが、次はなにかなー。
・赤=パリ、白=ロンドンの切り替えは好きでした。でも馬車の暴走は苦しいなー。
・酒場から裁判のくだりで「なーるーほーどー!」と(笑)。CDじゃわかんなかったけどシドニーの作戦行動のなりゆきにワクワクしました。原作じゃあホントにシドニーとチャールズは瓜二つってことになってますが、この流れなら似てなくても成立するじゃん、とぱちぱち。
・ストライバーいくらなんでもあの頭部は可哀想だ(^^;)見栄っ張りなんだし普通に隠すと思うんだけど…。
・英語版でレミっぽいなあと思ってた歌がレミっぽくなくて、ホッとしたりちょっと残念だったり。後者はシドニーの最初のソロ。あれ男版のオン・マイ・オウンで切ねえなあ大好きだと思ってたのだけれど、思ったより「彼女と共に暮らす妄想」色が薄かった。逆に"I can't recall"がスターズみたいに(後述)。
・一幕中盤、チャールズとルーシーの幸福と、それを一歩離れたところで見守るシドニーの場面ではらはら泣いた。ラスト前提で観るせいかもだけど、この生き方あり方が胸に刺さるってほうが大きい。
・濱田マダム・ドファルジュ。二幕の裁判シーンの迫力はさすが。ただ、彼女が一番憎んでたサン・テブレモンド公爵への復讐をあっさりガスパールに譲ったように見えるところでちょっとクエスチョン。これコンサート版でナイフを渡す手がブルブル震えてる(渡すまいとしてるように見える)演技が印象に残ってたせいもあるけれども。
・ジャック1・2・3がちゃんとキャスティングされてるの感心した。
・二幕あたまのグロテスクな革命の歌に燃える。真っ直ぐで強烈で止められない民衆の力。自由・平等・博愛・"or DEATH!"の強烈な感じがバキバキ来る。(その精髄がマダム、って描き方だと思うんだけどなあ…)
・小さなルーシーすごくよかった。少なくともミュージカル版ではこの子が話の要なので嬉しい(カナメ度合いは若干、薄れてましたが…後述)。シドニーへのこまっしゃくれぶりが母とそっくりで可愛い。
・英語版のリトル・ルーシーのお祈りって英語圏の子供の祈りとしてはメジャーなんだそうですが、「もしわたしが眠っている間に死んでしまうのなら、どうぞ私の魂をお取りください」っていうのもシドニーが重ねて歌うことに意味があったと思うので、ここはちょっと惜しい。

ここからちょっと辛口。(読み返して訂正。かなり辛口)
残念だったのは訳詞。歌詞は美しいし歌としてはとても好き。でも、とにかく意味が落ちちゃってる言葉が多い(T_T)。
どうして"I can't recall"が「この星空」なのカナ?(青筋)「思い出せない」「取り返しがつかない」「戻れない」(戻らない)(振り返らない)等々、場面に対する、人生に対する、ダブルトリプルミーニングのシドニーの述懐がどっかに飛んでってしまっている…(文脈上は読み取れるけどさあ、隠されすぎ)。

受け取り方の問題かもですが、この話ってシドニーが「なぜああしたか」より、シドニーが「なぜ後悔しなかったのか」っていうのがよっぽど大事で、一幕のロンドンパート全部そのための伏線じゃん????と思ってるわけです。自堕落でからっぽな生き方に開き直っていたシドニーが、ルーシーを愛して、小さなルーシーを慈しんで、彼ら家族を人生の中心にして、最後に自分がやれることを見つけた時にスルッとあの選択をする、それがどれくらい彼にとって自然で必然なことだったかを観客が納得できなきゃしょうがない。
なので、リトル・ルーシーのお祈りから入るチャールズとのデュエットで「彼女を子供にしておいてあげてください」の強烈さが薄れてたり(なんでルーシーあんなはじっこにいるんだよ(T_T)チャールズの獄中っぽさも出ないし(T_T)いきなり歩いて出てくるの変だよー)、ラストシーンの裁縫士の女の子の「あなたは恐れていない、他の人は恐れていないフリをしているだけなのに」の後半部分がまるさらカットされてたりするのがいちいち悔しくて仕方がない…。そんなこんなで最後のシドニーの台詞の「ずっと、ずっと」がこころに落ちてこない。く や し い。(何わたし結構愛してたんだねこの話(^^;)観てねえくせに)。

そして終盤のテンポが(T_T)。もうさあ、入れ替わり以降は速攻・話を畳んじゃっていいと思うわけですよ。カートンの行動に対するリアクションはチャールズの「馬鹿な!」とバーサッドの「同じところへはいけない」だけで十分、もう十分、Mrローリーの述懐とか蛇足!冗長!余計!てかあの謎ベンチの場面全部がぶち壊し!!!あんな薄いリアクションならルーシーはもう出ないほうがマシ(T_T)生きていく彼らがカートンの行動をどう受け取ったか、それこそ観客の想像に任せりゃいいじゃないの…。(ローリーさんがミス・ブロスにキスするとこは好きだけどね)。
そして「…いたなあ!」って感じにものすごい遠いところから登場するマダム・ドファルジュ。彼女が一家に迫ってミス・プロスと対決するくだり原作で一番ドキドキした展開なのに勿体ねえなあ…「来るぞ」「来るぞ」「ルーシー逃げろ」「てか全員逃げろ…あぁぁ追いついちゃったぁぁ!」っていうディケンズ一流のおっかなさ置き去りだし。ドファルジュの居方は切なくて好きだけどさあ。

…一通り吐いたら落ち着いた(^^;)。最初にも書いたけど予備知識なしで見たら、また別の感動もあったかも知れない…または全く腑に落ちなかったかも知れない、どうなんだろう(^^;)。

できればもう一回観にいって、そのへんも見極めてきたいと思います。

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夏フェス4

「ONE-HEART」閉幕。

千秋楽の開演は13時30分、終演、カテコ終わって出てきたら17時34分。気の毒なのは「二都」の初日とハシゴしていた人たちで…まさか四時間かかると思わないよなあ。二幕の中盤から徐々に出て行く人がいたりして。終演後本屋さんで一休みしてから帝劇らへんまで歩いてったらもう向こうの一幕終わっていたという(^^;)。

飲みに行ったり今日出張だったりなんだりでレポ遅くなってしまいましたが、前楽と千秋楽のネタからランダムに。

■終盤参入チーム
藤岡くんはレントの「One song glory」がすごく良かった。クリエのレントは観たことがないので日本語歌詞で聞いたのすんごい久しぶりなんですが、英語のテイストそっくりそのまま出てるんですねえ。次やったら観にいこう。「生きのびたけりゃ」もパワフルでした…がエンジニア曲が一幕ラスト二曲続く構成だとちょっともったいない。
前楽でうひょう!と思ったのが樹里さんのキッチュ。そのままでもがっつり盛り上げてらっさいましたが、あの条件でキッシュ出してティッシュ出して最後の最後げっつで締めて…これ他の人がやったらブリザード吹いただろうに寒くならないんだから大したもんだ惚れた(笑)。
知寿さんはさすがの表現力。キスミーケイトにしてもパイレートクイーンにしても、はじめに物語ありきの歌声だからなのか、知らない曲でもワクワクします。
平田あずさちゃん。初見時は「スマイル!スマイル!」で眉間にシワが寄っちゃったんですが、楽のお芝居はよかったなー。あのサリーなら泣ける。MA枠は「心の声」…むう。パンチが効いてカッコいい歌声なだけに、肝心なとこでのファルセットをもったいなく感じてしまう。
それにしても佐々木君は三人ヒロインの相手×2曲って練習大変だったろうな…後の曲でもヒロインというかすげえの控えてるしな(^^;)。

■誰が誰だろう
最終日にして本物のカオスになった男子組み合わせをやっつけようとした結果さらなるカオスが……もとい、千秋楽スペシャルバージョンさまざま(^^;)。
・前半カズさん、後半サカケンさんがやってた「アメリカン・ドリーム」はケンヤさん。カッコよかった!あのエンジニアは絶対成功するよっていうかもう成功してるよ。
・そのアメドリのラストで登場するミス・チャイナタウンが一路さんに。ご本人テレ顔でしたが両脇の紫色が思いっきりよく崇め奉っていた。
・イーストウィック、前半はあっきーがやってたマイケル?がニイロ君。2回も過去にやってたんですねえ。やっぱこういう役が好きだなあ。
・トムディックハリーでサカケンさんがやってた由緒正しい家の人が伊礼君。緊張したー!とおっしゃってましたが争う三人のぼかすかぶりは堂にいってました(笑)。
・姫へのプレゼントが「夏フェスタオル」と「クリエちゃん」と「大きな箱(きっと家電)」に変わっていた。ここで鯛が出ない時点でいろいろ期待したら三倍返しだったって話(続く)。
それにつけても特に伊礼君ホント、回によって出番のバランスの違いが激しかったですねえ。ルドルフ×2にしろMAにしろ出演者によって伊礼君がやったりやらなかったり。曲のバリエーションから言ったら最多なんじゃなかろうか。

■ぷちぷち
・前楽、冒頭WILLKOMMENのトークでお得感を盛り上げまくるニイロ君。「一般に言われます、前楽のほうが千秋楽より出来がいいと。」ああ、言っちゃったねそれを…。
・「みんな大好き大塚千弘よー!」「この豪華メンバーの前でぶちあげる私を褒めてよ!」「人数が足りないときは二人分歌わなくちゃいけないの!」「一言いただくわ!…………一路ちゃん!」「…さあ!頑張って行くわよ!!!」(既にがんばった。今の君が)
・そのちっひーは千秋楽に重鎮たちに囲まれる絵がたいそう可愛かった(ガマの油…)。
・禅さんジョルジュは意外とラカージュに対してアバウトな件。「息子に裏切られたからって落ち込まないで」(その時点まだ裏切るまで行ってません)「ミッシェルにちゃんと言っとくから」(ミッシェルて)。
・岡田さんアルバンが受け取ったキスの皮をむいたので「出た投げキスみかん」と盛り上がってたらさらにあたためて開いて賽の目に切ってピックを刺して一個ずつ食べた。
・武田トート閣下はシシィと野球がしたいんだろうか、と思ったら振りのすべてがアウトとかセーフとか投球とかキャッチとかに見え出して収拾がつかなくなりました本当すいません最後のダンス。
・岡田さんもう大丈夫かと思ってたらまた「あんな人が」か「あんな人は」でぐるぐるしていた。可愛いんだよ。
・前楽カテコ終わってフィナーレのラストの音楽がパーン決まって全員ポーズするところ。今回いっこだけしか覚えていられないとしたらヘルベルトのアオリ笑い、この絵だけ残そうとか感涙流したぐらい満たされた(何年経ってもこんなもんです)。

もうちょっと続きます。

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夏フェス3

「ONE-HEART」みてきました。
もうネタバレ警報はいいよね。

一昨日観たばっかりの筈なのに、組み合わせがまたガラッと変わってて…だいぶセットリストが前にも増して混沌としてきた気がする(特に二幕のキスミーケイト→エリザとかラストらへんの妙に偏ったジキハイラッシュとか(^^;))。

そんな連休最終日の雑感。

■チーム後半戦
今日初登場の菊地美香ちゃんは佐々木君とのミーマイの後「スマイルスマイル」歌ってくれて嬉しかったです。MAでは渋いとこ来てアニエスの歌…良かったけどこのクリアボイスなら彼女でも「百万のキャンドル」聞きたかったな。
サカケンさんはもうほんっとごめん「明日への階段」で「ターフェの選挙ソングなんてあったっけ」とか思ってごめんなさいごめんなさい…でもだってみんな思っただろう(人情)。内容は素晴らしい、ホント素晴らしかった、でも本当に一体全体なんできっちり黒の背広にしたんデスカ(限界)。歌に感動しながら「ルドルフだと思うから話がややこしくなる、単体の啓蒙ソングだと思えば素晴らしいじゃないか!ねえ!参議院投票行こうねみんな」とか超・言い訳考えてる自分がなさけない。
岡田さんは生活感爆発のアルバンの完成度が凄かった(禅さんジョルジュともども、ほどよく幸せでほどよくいたたまれない(爆))。ナンバーではルーシーの「あんな人が」がすんっっっごい良かったです。MCで「あんな人『が』?『と』?」で延々と一人でぐるぐるしてる無限ループぶりがたまんねえ。折角だから贔屓と絡んでなおさらカオスなトークに突入して欲しかった。気持ちは合うのに噛み合いはしないマイベストスーパーラグジュアリーアンジョマリウス(言いたい放題)。

■ぷちぷち
・ホットスタッフよく知らないし英語の歌詞は分からないけど昼公演「わなしぇあまいらぶうぃざわーむぶらーでどらば・ランラランラララララーン!」は絶対に違うと思います白アフロのみゆきさん(隣の伊礼君大爆笑)。ああいう時ホント堂々としてるよね…。
・メッシュに短パンのコシヅカイ・アラシさん(ソワレの人は兄のハゲシさんだそうな)のぱんつについてのトークのあいだじゅうめっさ興味深げにぱんつを見ていた白アフロ。
・「スマイル!スマイル!」よかった。でもあれってサリーが全力で涙を堪えてるからこそ成立する歌だって思うので、女の子二人とで楽しそうに踊る構成はちょっと違うなあ。
・私ニイロ君の普通の男子服、できれば多少ダサめのカッコしたところが結構ツボで、そのままでもリトルショップすごい好きなんですが。後ろに上げた髪型といいメガネといいスレンダーな体型といい「進撃の巨人」であたしの大好きなハンジ分隊長にそっくりだとさっき気づいてときめいた。勢い余ってかなみさんがリヴァイ兵長に見えてきました(さすがに嘘です)。
・りんご模様のワンピと膨張色についてさんざんいじり倒されるかなみオードリー。
・でその後のミーマイでサリーを探す佐々木君の前に突然、飛び出して「ビルー!!!」と大手を振るりんご模様のサリーに爆笑。
・「あ、違います、もっと若いサリー(大声)」そういうまっすぐな佐々木君が好きです。
・傷心の旧サリーはシーモアが連れてった。
・キスミーケイトの四人gdgdトーク面白かったです。 基本ニイロ君が回してましたが「この曲もみーあんどまいがーる」「違いますよ」「膨張し…ぼうちょうしょく」「噛まないで下さい」等々、かなみさんがサカケンさんにつっこむスピード感もいい感じでした。
・ただこのメンツで次の曲がシシィの「夢とうつつの狭間に」ってところはいいのか。(かなみさんが曲紹介する間にニイロ君の鯛がぱくぱくアテレコしてたりするが、本当にいいのか)。
・そんな条件でもどうとでもするのが一路さんなわけだけれども。
・ちなみに↑四人の歌んとこのニイロ君の衣装の首のところには「キャンディード井上芳雄」って書いてあるそうです。
・出たよ湯船潜水…。
・「待って。ひのきぶろ。」なんでこれで成立させられるのか永久にわからん(大喝采)。
・「分かるだろォ?」のケモノ化でめっさ湧いていた後方席。
・フィナーレは「全てを奪え反り」が半分なんだがなあ、なんとかならんかなあ…(贅沢贅沢贅沢)。

かくして連休終了、あと三日間。観られる回はちょっとですが、盛り上がりますよう。

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夏フェス2

「ONE-HEART」二日目。昼は観られまして、夜は抽選でアウト。
セットリストがガラッと変わってて(誰ぞの芸名も変わってて)面白かったです。

★★★ネタバレです★★★

■流動パフォーマンス
「ちょっぴり」の次、「キッチュ」の手前に香寿さんの「星から降る金」。樹里さんが出ないのでサタデーナイトはなし。真琴さんが入ってミーマイのジャッキーの「私だけに」じゃねえやなんだっけ「私さえ良ければいい」だっけなんだっけ…どこのヒロインもワガママだな(笑)。…可愛いナンバーだけどちょっと謎だった(^^;)。退場で暗い中まことさんに手ー引かれてトテトテ歩いてく贔屓は可愛かったですが。
「キッチュ」が真琴さんで、伊礼君は4曲目ぐらいに「フットルース」。シカゴの牢獄タンゴの編成もチェンジで、最年少になった千弘ちゃんが「緊張すんのよ!」いきまく姿も楽しかった(笑)。でもハニャックの「アーアー」は"AH, AH"(喘ぎ)じゃなくて"Uh Uh "(ノー、ノー)なんじゃなかったっけ、と細かいことを(^^;)。
香寿さんはあと何だっけあれルーシーの死亡フラグソングも(調べろ)よかったです。

■欲を言えばフィナーレ風に手を繋いで退場して欲しい。
「わかっていないわね。これは見せているのではないわ。貞淑に-隠しているのよ!」とはメルトリリスの名言ですが(いやこの台詞の瞬間普通によぎったけどねヘルベルト)、今回も上手に使われたアイテムでした(何が)。Tもそりゃあ大事ですが(覚悟という点で(笑))なんだろうね、実によくできてるよねあのシャツ。真っ黒で透けたりはしないんだけどフリフリが上手に可愛いし、軽くできてるのか実に絶妙に広がったり下りたりする。湯船につかったまま振り向くところで肩から上をぺらっと出してめっさ「浸かってる」感を出したり、そのまま立ち上がるとシューっとVネック状態に戻ったり、パラダイスでは言わずもがな。で、シースルーはシースルーでフィナーレに使うというバランスの正しさ(笑)。

■ぷちぷち
・歌の後のMCないし次の曲紹介?ケンヤさんはピピンの曲の後のゼエゼエ感が可哀想だ(^^;)。
・ジャンクションチームの健人君チラシの写真のふっくら感で初日ぜんぜん顔と名前が一致しなくて「誰あの踊り上手なシュッとした彼」で通していた。
・加賀谷氏はミーマイのタップもかっけーです。
・オールザットジャズで上島さんの腕見てるとちょっと馴染み深い気持ちがこみ上げる。これは私だけか(^^;)。
・「星から降る金」の導入は絶妙。シカネーダーが「おとぎ話」を語り始めて男爵夫人の「おとぎ話」に重なっていくってなんかもう2007年ぐらいに発生した自分の凝り固まった理想思想妄想が思いっきり昇華した感じだ(T_T)。やっぱシカネーダーこそが憧れの精ですよ(すべてがー妄想ー)。
・レイザーしんじHGさんのコーナー嫌い加減が楽しい。でも初日の最後のダンスは心底びっくりした。
・ホントにホワイトアフロ名乗ってるし。(夜はまた変わったらしいね(笑))。
・イーストウィックのあっきー可愛いなー。
・通路際はいじられがちですが、今日のお昼は上手側のちょうどいいあたりに小さい子がいたみたいで。妖怪もとい「魔女が告げる予言」で脅されたり「MA」のあっきーオルレアン公に脅かされたりフィナーレのヘルベルトに頭をポンとなでられたりしていた。最後のすげえレア(笑)。
・一路さんたくましいなー。
・フィナーレの「ヴァンパイアー!」で初日はまばらに転がっていたのが今日は全員上手にコケていた。

明日も当券狙っていくぜー。これはこれで楽しいな(笑)。

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夏フェス1

「ONE HEART MUSICAL FESTIVAL」初日を観て来ました。
クリエフェス、夏フェス、夏祭り。
せっかくだから歴代のクリエちゃんを日比谷シャンテ中に散りばめるのはどうだ。

★★★ネタバレです★★★ネタバレ警戒要です今回は★★★

18:30開演で出てきたら22時、長い、長いわ、でも楽しいわで(笑)。
ギリギリおけぴでGETした初日。ホント観られてよかった…(T_T)

「あの人がこの曲を」とか「この人で再び聞けるとは!」とか「(順当であること自体がネタになる)」とか(笑)、いろーんなサプライズが詰まった演目の数々。

印象に残ったナンバーいくつか。とにかく曲が多いんで書ききれませんが…アンサンブル超超超超仕事多いお疲れ様。

「人のツバサ」階段を駆け上がる白い服の「彼」に胸熱。歌はちょっと印象、変わったな…あの頃のシローの危うさって意味では失われたものもあると思うし、表現って意味ではずっと深くなった、美しい歌として発見があったな、とも思うし。そしてお蜜さんとゼンザとマツの完成度にも拍手を送りたい。ゼンザは坂元君だったよね。

「待ってました(物理的に)」のシルクハット。「だいたいウィーンミュージカル僕の出てくる時間遅いんですよ」で近くの席の男の人がワハハ笑いしていた(笑)。

「ちょっぴり」のラスト、ステッキですちゃっ!と指した先は客席入り口。ズンダズンダ入るイントロで「キッチュ」伊礼君カッコ良かったー。それにつけても「ちょっぴり」以降のウィーン系音楽のホーム感ハンパなかったです(苦笑)。

一幕ラストの「アメリカンドリーム」よかったー。カズさんの「俺の・ゲスト~!豪華じゃね?」に大笑い。

二幕頭の曲あれタイトルなんだっけ(笑)。クリエフェス名物なんでしょうが初見だったのでホワイトアフロの新人さんに単純に釘付けになりました(いちおうこっちのほうが脚線美を強調したデザインではあるよな)。武田さん(芸名忘れた(^^;))とイレ子カナ子嬢が取りざたしていた「ニロ子はこの演目でニロ子なのか、全編ニロ子なのか」という謎は興味深い(笑)。

「サタデーナイト・イン・ザ・シティ」樹里さんバージョン久しぶり!!共演できて嬉しい!!!あの最後の「水」ざばーオチはヤツが主張して実現したと見たが、どうですか(だってじょうろのチープさが)。

「金のすべて」は単品でこんなにカッコいい曲なんだな、と改めて。エンタメにしてパワフルにして、物語もあって、WS本編観てない人も絶対楽しめる。「バブル」って言葉をこんなに生き生き体現できるケンヤさんなればこそですが。

「愛のデュエット」は繊細でしたね。最近GleeのCDでスタインマン版ばっかり聴いてたので改めて「ダンス・オブ・ヴァンパイア」でのアレンジって面白かったんだなあ…って意味でも発見があったり。この曲を歌うんだと贔屓が滅法若く見えるというのも大発見だったり(爆)…「手をつなぐ伯爵とサラ」って絵にグッと来た。

禅さんの「あの方はここにいる」絶品!絶品!!カトレアの脇に佇む禅さんに息を呑んだんでした。普通に黒い服で歌う姿でありながら、ゾクッとさせる雰囲気、「あの方」が確かにそこにいる空気…本編行けるんじゃないのミセス禅ヴァース。

カズさんと千弘ちゃんで「あの夏はどこに」。あれ、この曲がすごく好きだったんだなあ私…といまさら自覚した(^^;)。サトスさんの声とは全く違うカズさん、違う組み合わせの楽器で聞く、新しい音楽みたいでした。

次に来たのが例のアレ。まずはよくやった佐々木喜英(お礼から入る)。キャラが合ってるのかも知れないけど、あの場面のアルフとしての完成度といい、オチの決まりっぷりといい、なんていうか練れっぷりのハンパなさに、結構な練習量というか相方の執念を感じた。こりゃそうとう掘り下げてくれたんだなー、と…。
細かいポイントはおいおいに。別のとこに書きましたが、客席の凄まじいどよめきはあの曲の一部だよね(笑)。

フィナーレ。
加賀谷ヴァンパイアダンサー(なぜだか呼び方に違和感が全くない(笑))。他の曲でも見せ場いっぱいでしたがフィナーレでは特にいろいろ持ってった。カッコ良かったー!!!!
いっぽうヘルベルトも絶好調(あの音量でも登場で客席がどよめくのが分かる(笑))考えてみりゃ私服なのにぜんっぜん違和感がないブラボーストレート(永遠の喝采)。
サラにアルフに教授にマグダ、みんな揃ってる中に他キャストもわーーーっ!と集まってきて、見た目カオス、総スタンディングの客席はライトいっぱい、いいかお祭りだ!!みたいな。
一路さんの男前な締めっぷりまで、たっぷり楽しんだ3時間半でした。

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いんぷれっしょん4

杉田さん引っ越しましたよ(←何かに追いついたらしい)

クリエフェス、直前にバタバタした甲斐あって、どうしても欲しかった回はGETできました…いろんな方に足向けて寝られない(おけぴのサーバはどっちだ。リロードしまくって負荷上げてごめんなさい(通知サービス入れよ))。

明日初日なので「天翔ける風に」語り残しネタ二題。
贔屓ネタ多いです。

■後方ロマン
何回か書きましたが、今回は舞台が上段・下段に分かれていたりなんだりで、後方の少し段上がりから観るのが一番みやすかった気がします。TSってわりといつもそうなんだけど、センター後方から観たときの完成度に「この絵が見せたかったのか…!!」と衝撃を受けるパターンが多い(笑)。…逆に言うと斜め席で見切れたり構図がよくわかんなかったりもよくあるんだな(^^;)リピーターにはどこから見たって発見があって楽しいですけど。「AKURO」のオープニングとか「エミシの戦い」とかいっそ悔しいぐらいカッコ良かったもんな正面席…(あれは芸劇の構造のせいもあったけども)。「かけはし」の赤い布とかねー。
今回だとクリエで縦長ゆえ、左右での違いは少なめでしたが、前方後方では大きかった。そんな後ろ得ポイントいくつか。
・瓦版の紙の舞いっぷりがよく見えました。空気がたゆたってるのか、二人が出てってからハラハラ前方席に落ちたりして、下の人がびっくりする(笑)。
・旗がホントに楽しい。全体が見えた時の揃いっぷり揃わなっぷり。
・志士たちが坂本がどーしたこーした言ってる後ろでニヤニヤ笑ってる長髪がよく見える。
・溜水の最期の「銃声」の後、真っ赤に染まる前方席&駆け込んでくる志士たち。この絵はホント素晴らしい。
・まぶしくない(苦笑)。前方はラストシーンで思いっきり客席が光を浴びるのでちょっと辛いことが多かった。後方から観てると年配の方とかが額の上に手をかざしてるのが見えたりする(^^;)。後ろから観た絵はホント綺麗なんだけれど。
・「走る走る」が全編カッコ良くて、ゆえにラストにこだわってる(後述)私は非常に焦る(笑)。聞太が下手の階段を途中まで登ったところで志士たちがザッ!と二階の扉を全部開けて出てくる(これで二階奥が見える状態になる)、英が入ってきて中央で歌う間、その真下でとうとう聞太は捕まってしまう…のだけど、その捕まる瞬間、歌い上げる英の真後ろ、壁の向こうに例のアレがユラッと現れ、ワンフレーズで隠れる…という油断できなさ加減(^^;)。
・司之介様の「とにかく殺した」…からの一連。音楽と一緒に後ろにザッ…と踏み込んでくる溜水が、歌が進むのに伴って下手へ。等間隔で溜水・司之介・英と並ぶ絵で「あなたが殺した!」のピークにさしかかる…あー好きだー。

■下手ロマン
溜水ウォッチャー的にはクライマックスがあれなので「表情とるなら上手」だったんですけども、下手側だと前髪が例の眼帯チラリズム効果(例のって誰も言ってないよ)を醸す関係上、そっち側で観たときの感動も測りがたいのです。
で一回、前方席の壁際で観た時にすっごい楽しかった日のメモがザクザク出てきたので記録に残しておく(笑)。
場所のめやすは例の「城の各門」のところでいうと桜田門正面です(わかりにくいわ)。
・金のカバン抱えて坂本さんに上目遣い(妖怪睫毛)
・「おや。あなたが お父さん でしたか」でこっちに向かって一歩二歩三歩(だんだん大きくなる顔と鯛)
・智さんへの「幻を食べて生きていたに違いない」の顔。
・聞太さんへの上から首傾げ。「どうーしても 顔 を 見 せ る ん で す ね?」
・「走る走る」の曲のラスト、壁の向こうから英を見つめる顔。これはどっから観ても大好きなんですけど、この日は出現する溜水の眼がドンピシャで見えてハッとしたんでした。表情のニュートラルさにドキッとしまして…後方から真っ直ぐに英を見つめる、笑いでも蔑みでも無関心でもない、少しだけ目を見開いた顔。だいたい冷笑なり見下しなり「見開きくわっ」なりが付いて回る溜水のキャラで、この、なんていうか色のついた無表情、が逆に結構なインパクトをくれまして。英に対して溜水は全く交わることがなく、ただ「見ている」「見てきた」立ち位置なんですけども、そのありようが思いっきり腑に落ちた瞬間だったなあ。

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謎解きあまかけ

…ようやくアキが東京へ…(←何かに追いつこうとしているらしい)

「天翔ける風に」コトバきっかけの考察ネタさまざま。

★★★贋作とか漫画「罪と罰」とかいろいろネタバレです★★★

■命名さまざま
「謎解き・罪と罰」にはロシアの名前を日本語にあえて訳した場合こうなる…というのが列挙されていて。一部はWikiや「天翔ける風に」のパンフにも載っていますが、いうなれば鬼面組(古いわ)チックなシャレのオンパレード。「贋作・罪と罰」も落合版の漫画「罪と罰」も、これがベースになっている命名が多いみたいですね。
「贋作」は複数キャラクターがまとまってることが多いので、一概に1:1にはならないのですけど。

・三条英…最後まで「三条」はわかんなかったんですが(「謎解き」に載ってるppp→666→漫画版のミロク、という「3」に通じるものがあるのかなあと思ったんですが…苦しいな)「英」は英雄の「英」なんだろうなやっぱり。
才谷梅太郎…史実の龍馬の偽名のひとつ。詳しい人は才谷の名前が出た時点で正体わかったってことだろうかスゲエ。なんてことを考えながら散歩してたら「才谷屋」という龍馬だらけのお店に行き会って笑いました。「罪と罰」ではラズミーヒンのキャラ&ソーニャの言葉と役どころ、かな。
・溜水石右衛門…原作からはスヴィドリガイロフのキャラ(まあ実に、ああいう感じ(^^;))とルージンの設定(大金持ちの婚約者)を持ってきてる感じで、名前はルージンを和訳すると完全にこうなるらしい。
・甘井聞太左右衛門…原作のマルメラードフはマーマレードを語源にしており、ドストエフスキーの創作ノートにも「お砂糖のような名前」って書いてあるんだって(笑)すぃーともんた。
・三条智…役どころはラスコーリニコフの妹のドゥーニャだけれど、考え方とかキャラクターとかはところどころソーニャにもかぶる(踏み越えてこーいって執拗に迫られるあたりが)。それだからか名前もソーニャ(ソフィア)→智、なのかなと。
・三条清…マルメラードフの奥さんのカテリーナが訳すと「清」なんだって。役どころ的にはラスコーリニコフの母親と半々かな。
・都司之介&目付護之進…これははっきりポルフィーリィとザメートフ。
・おみつ&おつば…人様のつぶやきで「ツミとバツ」→「ツバとミツ」を拝見したときの霧の晴れようったら(笑)。なお「おみつ」自体は原作のアリョーナ婆さんからの「謎解き罪と罰」での考察で語られている名前ですが、落合版ではこの役どころが「馬場光」で。ずっと苗字を不思議に思ってたのが、あぁ金貸しババァからですか(^^;)、とやっと腑に落ちたんだった。

■貧困のどん底という濡れ衣を着せられた若者たち
最後までピンと来なかった言葉。
まず「濡れ衣」じゃないだろうというツッコミは置いといて、英が奪ったお金をどうしようとしていたのかな?という疑問はやっぱり最後まで残りました。…残っていい疑問なんでしょうけれど(^^;)。ラスコーリニコフもその辺の段取り度外視だったしなー。

■城の各門
志士たちの「じょーのーかくもん・桜田門・馬場先門・大手門」で「じょうのうかくもん」ってないなあ江戸城、とかWikipediaで延々調べたあげく戯曲チェックして突っ伏した。

■木の根っこと陶酔と幻を食べて暮らしたに違いない
誰か聖人を連想さす表現なんだろうな、とずっと思ってて。「罪と罰」だとこの台詞に「エジプト」と「4世紀ぐらい」というキーワードが加わるので、どうやらエジプトのマリア、ということみたい。カトリックではあんまり語られない聖人ですが、ロシアの正教会ではかなりメジャーらしい。自らの欲を絶って砂漠に赴き、禁欲と信仰の年月を重ねた人。スヴィドリガイロフはやや冷笑的にこの言葉を使ってるように見えますが、「天翔ける風に」の溜水はもうちょっと神聖というか、特に今の人の場合、かなり清浄なイメージで使ってる気がする。

■幕府倒幕を決意されたそうだ
ごめん毎回「かぶってるなあ」と思ってました。
なんでわざわざ「幕府」ってつけたんだろう(少なくとも戯曲では「倒幕」しかない(^^;))

■銃声ひとつで歴史の始まり
ダグラム第二話…はないか(古いわ)。いろんな事件を連想させる言葉だけど、近代史詳しい人やちょっと上の世代の人たちには分かりやすい世界観なのかな。「江戸城門前で馬車に轢かれ、その後の闘争のシンボルになる」っていうのも、たぶん国会議事堂の安保闘争の事件がモチーフのひとつにあるんだと思うのだけど。

■「才谷、私が間違っていたら、許してね」
これを「間違っていたわ」と空耳してしまったのが初見時の後悔で…台詞の本質が全く変わってくるので。その後、戯曲を読み返すまで思いこんじゃってたもんなあ。
謎解きネタじゃなく反省文ですね(^^;)。

■師走八日、あたしの遥か彼方へ、英
次の日が「王政復古の大号令」で、ついに徳川幕府の廃止が宣言された、その前の日っていうことなのかな。
もちろん「霜月十五日」は坂本さんの命日で。あの手紙と光景はリアルに重なる時間なのであった(T_T)。
近江屋の近所に三条大橋があって、Wiki情報によればこの日の龍馬と中岡慎太郎の話す内容は三条制札事件についてだったとか、この辺も命名のヒントに…いや弱いなやっぱり(^^;)。今の大河にも出てきてる三条さねとみさんも龍馬と同年代だから「公家の縁戚」に近そうだなーとか…。

ほとんど解けてないけど、楽しいなあ(笑)。

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観劇二題

3週間分の朝ドラと大河と進撃の巨人とグレンラガンと池上さんの情報番組を貯めこんでHDレコーダーがぱんぱんになっている。
たいがい映像ためこむタチですが(これでも削ったんだ…)公演通い中はどうしてもこうなります。ちまちま消化しよう。

先週、合間を縫って観てきた作品ふたつについて…自分としては快挙だ、これ両方行けたの(笑)。

■「Down Town Follies vol.9」

シアター1010にて。

二つ折りガラケーを開いて、画面を指でスワイプして電話に出る平澤さんにいきなり笑わされ。「タマノとヨシノの穴を埋めるべく」にも大笑いし。
オープニング曲が違うのなんで?リレーや島田准教授にワクワクさせられつつ序盤に見入り。
…ってから30分くらい精神的に気を失い(苦笑)、ウェストサイドあたりで覚醒した。大笑いと困惑を、ネタごとに互い違いに味わった2時間でした。ああDTF。

今回、ミュージカル中心ということで意気込んだんですが…最終的には「ミュージカル知らなかったんだなあ私」と自覚して終わった(笑)。レミとウェストサイドと42ndは流石に嬉しかったけども、やはり渋チョイスが多くて、それでも楽しめる場合もありますが、今回は「うーん」て感じ。
フォーティといえば「DTFでは初めて聞いたな」とか素で思った自分にビックリした(注:「これでおしまい」はバリバリ42ndナンバーの替歌です)
レミネタではトクホン姉妹の都都逸れみぜらぶるが秀逸の一言でした。これぐらい黒いのがいいよDTF(笑)。

歌穂さんの定番キャラたちは一人一人が異なる「キャスト」の勢いですね。准教授にしろまことくんにしろ、出の拍手が欠かせない(笑)。あと最近、金髪ショートのかつらが何役で出てくるかが密かな楽しみでもあります。落語の師匠だったり南太平洋の水兵だったり…今回は四人目のベルナルドで大笑いした。
あと島田准教授が早口でミュージカルナンバー紹介するところ、ファントムのところでクリスティーヌの例の高音部のアーアァーをあの尺で出してくる(しかも歌いきってる)あたりが流石だと思いました。レミが「ハハン!ハハン!」なところも大受けしてましたね。

たかちゃんは最高。デビ夫人やマグロの人やトクホン姉妹の何がこんなに面白いのか、ちゃんと表現できる文章力をいつか身につけられたなら(仮定法未来)。腹いてえ…。

香寿さんはやっぱ男役ネタカッコ良かったなー(笑)。かのう姉妹の美香さんは前回、樹里さんだったので、「あなた前回縮んでらしたのに元に戻ったわね」言われていた。

オープニング「いちばん若いー」のフレーズの代わりに「女性が3人~」だっけか?とにかく「女3+男1」で本当に「負担が重」かったであろう平澤さんお疲れ様でした。「Neighborhood」も女声3+男声1だとまた全然違って聞こえるなー。

昨年のジキハイ同様、今年もザッツジャパニーズミュージカルの復刻ネタがあって。エポニーヌ楽屋話とか、男役の歌も確かそうなんだけど、いずれも何回聞いても面白い。こういう新作欲しいなあとも思いつつ、いっそ再演してしまえ、という気もしてきます(笑)。日本のミュージカルの「しきたり」とか(初日には俳優が大御所の楽屋に挨拶周りをする・しきたりーしきたりっしきたり)、座長公演における大女優様に関する歌(ローマの休日・ヒロインは着ずっぱりのハズなのにワタシは着替えた~)とか面白かったし…さすがに時代変わってるか。

■シルバースプーンに映る月

グローブ座にて。
上口くん観に行ったんだけど、行ってみたらなんか名のある人が大勢出ていた(場違い)。まゆ太情報によればジャンクション組もマチネ見に行ったらしいですねえ。

設定はシンプル、お話もシンプル、舞台も音楽構成もシンプルで、だけど上質、いい意味で高級。小さな笑いとワクワクがいっぱい重なって膨らんで、ラストで微笑して、にっこりしながら劇場を後にできる。

ミュージカルとストレートの中間みたいな雰囲気がいいな、と思いました。
新妻聖子ちゃんのこう、自然な台詞と綺麗な歌をシームレスに行き来できる技って結構すごいと思うのですが、その良さがこういう舞台だと存分に出るなーと。
観客の目線と波長に合う穏やかなツッコミ役としても(笑)大活躍。

お話の流れは、粗削りというか思い切りがいいというか、いろんな意味で加工や剪定のない世界観だなー、と思いました。後で公演サイトを見てみてその印象は「ライトノベルっぽい」ってことなのかも知れないなとも思った(いやほら、名前のキラキラぶりとか(^^;)いっそメルヘンな設定とか人物関係とか)。でも不思議と、つっこむ気が起きなくて、素直に楽しめたんだな…話が優しいからかな。洋風建築と洋風出演者と洋風設定(執事と娘の恋とかさー!)がはまりすぎて、固有名詞がみんな日本人であることに逆に違和感を覚えたけれど(笑)。

ただ、「そこもうちょっと詳しく…」と思った設定がお話から浮いてた気もします。板前目指したヒロインの挫折っぷりとか、執事から旦那様になったことについてほかの従業員の感覚はどうなのかな?とか、二幕物でもうちょっと膨らんでも楽しいと思った。

キャストは皆さん達者で面白かったー。でもなんかすごい不思議星人がいるなー誰だーと思ったらジャンヌ以来の内田あきこちゃんだった(笑)。

上口君は主人公の悪友で、まあ実はその、言う気はないんだけど彼に対して思いを抱えててね、みたいな役どころ。
同じグローブ座で何年か前に観た「セミナー」でも思ったんですが、この人の「やわらかい金属」みたいな、よく分からないソフトとシャープの融合ってか、へらっと真剣、ふわっと器用、笑顔が消えた時のインパクト、みたいなツボどころが存分に味わえて嬉しかったです。タンゴの場面が綺麗すぎて見せ場すぎて笑った…。

再演したら観に行きたいです。

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らすととーく

「天翔ける風に」大阪千秋楽みてきました。
とりいそぎ千秋楽カテコスケッチ。

・個別挨拶はカズさんから。プリンから始めて全員、というのもいいですねえ。
・カズさん「浜畑さんの眼光に射抜かれるのも最後」「英を抱きしめるのも最後」「中岡(慎太郎)と酒を酌み交わす時間も最後」…とお名残惜しそうだった。よっぽどあの時間が好きだったんですね。「湯豆腐食えるか」ばっかり気にしててすいませんでした(リピーター)。
・「まさかあの男に殺されるとは」と言われた時の岸さんの表情がまた。
・「えー。よしの けいご と申します。」うん。
・↑この瞬間、同時に例の「たまりみず」ポーズを取った主役二人が大好きです。
・こういう作品だとホントにあのカテコのほやほやが尊いね(笑)。
・母上「何もないところで三回、けつまづいて転びそうになった」との発言にカズさんが「一緒一緒!俺も初日に…」と仲間発言しようとしたところへ「舞台の上でしょ!」と一蹴する伊東さん素敵です。
・そういえばカテコで登場の時に先頭の千田くんがつんのめったことがあったっけ。
・「左官屋をやらせていただきました…」素でまちがえた瓦版屋の金助さんにびっくりした。
・関東の先輩がカズさんと受けていた。
・「白旗の場面、僕だけ参加してなかったんですが…」との笠嶋君(何かが私の中で腑に落ちた)、この場面を見ながら、この作品にはさまざまなイケメンの方たちが出ているなあと思いました、そして僕もその一員として出ることができて……みたいな話の展開にどのタイミングで笑っていいものやら迷った客席(笑)。キャスト全員ものいいたげでした。
・渡辺君が照井君を普通に「テリーさん」呼んでるのに少し受けた。
・東京楽に「テリーイトウと呼んでください」と本人が言うまで気がつかなかったもんな私。
・そのテリー君「この作品はドストエフスキーさんの『罪と罰』を元にしていて」かつ日本の優れたミュージカルでもある、いつか世界に出て行ってもいいんじゃないか…とすごく夢のあるコメント。
・しかし「ドストエフスキー『さん』…」と小さくつぶやく英さんが爆笑を呼び一時中断(笑)。
・謙虚な挨拶の最後に、もっと上に行きます!渡辺大輔をよろしくお願いします!!ぶちあげた渡辺君に拍手しつつ「なんか平澤さんみたいだな…」と思ってしまった。こういうとこで確実に持っていくTS流イケメンのDNAを感じる(笑)。
・↑ここでなんか耳打ちしながら大ウケしていたカズさんと圭吾さん何しゃべってたんだろう(笑)。
・下手から来た朝海さんと上手から来たK吾さんが舞台の真ん中で両手で握手、という絵はジキハイカテコのヘンリーとのハグ並に嬉しかったです(どんな基準だ)。
・見た目は英と溜水だけどな。そう思って見たらまた面白い絵が炸裂だけどな。
・カズさんと肩ポン背中ポンも嬉しい。
・そして朝海さんの「明日でこの公演も最後」発言には舞台・客席全員がどよめいた(笑)。
・「びっくりしたー」うん。
・大騒ぎのキャストを縫って「はなぶさかい?」と下から問いかけた父上(笑)。
・明日はもうない、今日でラスト!と納得させられた朝海さん「明日からは…何もない日々が…」と壊れていくところへ浜畑さんが「生活ですよ!」と素晴らしい一言。
・このメンツでまたやりたいです、との朝海さんの言葉遣いに伊東さんが突っ込む間へらりへらり笑っていた長髪が「はじまるまえみたい…」とつぶやくのを受けて朝海さん、いつも公演前に志士たちといっちょいくかー!みたいな気合を入れていたという話をしつつ実演してくれました。「レディース」久しぶりに聞いたわ(笑)。

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