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2012年11月の11件の記事

客家三昧(カテコ編)

「客家」千秋楽カテコから印象に残ったところを少しばかり。

■ジャンクションの後輩
「ニワトリ役の上口耕平です」(中央でうんうん頷く先輩)(レアだ)
千秋楽のアップ中にいい感じにニワトリの稽古をしてたら通りかかった謝先生に「あんたそんなだとニワトリの役しか来ぉへんようになるでー」と言われたそうで。
「それも…とても…すばらしい…僕にとって…大事な言葉として………」どう締めるかなーと思ってたら
「後生、大事に致します」
よくできました(笑)。中央で空祥さんがウケてました。

■関東の後輩
よくよく考えたらサイだけは蘇州出身だから泳いだ経験があったかも知れない。
それはおいといて吉田君「演劇はすべてに効く薬です!」ハキハキが凛々しかったです。
でもずーっと服装が水戸のご老公様みたいだと思ってたのでここで印籠を取り出して欲しかった気持ちもありましたごめんなさい。

■音楽座の後輩
今回ホント仕事の多かった照井くん。きっと仕事が多いからスーは(略)。
飛んでくメモもてるくんだったとは知らなんだ…役者さんがやってたというのがたいそう意外でしたが(^^;)。

■音楽座の先輩
「台詞しか喋れないんで…」と前置きしつつも生き生きと挨拶。畠中さんは言葉のほとばしる感じがカッコいいよなあといつも。

■TS作品の大先輩
東京公演と違ったモードでそわそわうわうわしていた平澤さん(笑)、ひょるひょる中央に出てきてサラサラッと挨拶した後で背筋を伸ばして大ーきな声で。
「演劇はすべてねきくくすれ(決壊)」
もっていく天才じゃないだろうかとTSカテコの度に思うわ(^^;)。

■ハーン
やっぱり前に進み出る。
客席を見回す。
「言うな…」と思った瞬間、後ろからお団子頭の男の人がひょいっと横に進み出て、客席側を指し示しながらぽつんと一言。

「モンゴル兵じゃないよ?」

…私的見解ですが、この方がこーゆーふーにズバッと退路をふさぐような絡み方するのは案外レアです(笑)。理由はふたつで本人基本でしゃばらないということと、ホントに場が止まっちゃったらまずい(その不安があれば基本やらない)ということ。というわけで伊礼君には悪いがなかなか出してもらえない「対共演者S属性」を見られてラッキー(笑)。いやー絵的にも可愛かったわ青いジャンスカの覗き込みと緑の眉なしの沈黙。

なので「謝先生のルーツ」ネタを小林君に持ってかれ(笑)かつ会衆総モンゴル化も封じられた伊礼君は、あのどっしりした緑色の立ち姿で迫力と困惑を振りまきつつ、ネット社会にあって人は目と目で見詰め合って絆を深めていく必要があるとか例の重低音でうんぬんかんぬん…………私の席からオペラグラスで見るとこの方が中央の水さんのまん前にかぶっててですね、絵的にはフビライ様の両脇に文天祥さんと理宋様が、それぞれすごい顔で伊礼君の後ろ頭を見てるわけですよ。いっぽうは綺麗な半笑い(あんたが仕掛けたんでしょうが)、もう一方は今期初めて見るような精悍なツッコミ顔(公家眉キリリ)。いやー忘れがたい3ショットをホントにどうもありがとう。
(そして今さっきようやく月刊ミュージカルを読んだんだけどなんだよっぽど伊礼君はネット社会に言いたいことがあるのだろうか)

■理宋様
進み出たら笑いが起きた、とはご本人のブログにありましたが(廊下の幅を計る様子ともどもサイコーでした)、でも最大のどよめきは「僕やっとこの高ゲタと(お別れ)…」と裾をご開帳された時でしたね。トークショーんときに「シークレットシューズ」とおっさってたのでそれが正式名称かと思ってましたポックリ。
「演劇は…忘れましたー!!」イイ声だったー(笑)。
ところである一連のつぶやきを拝見して以来「盗んだポックリで走り出す」とか歌う某尾崎スキーが頭の中をスキップで駆け巡ってます(身長2m超え)。

■青い人
「僕も台詞以外しゃべれないんで」平和ーにひとことふたこと。たからもの発言で胸の中の何か黒いものが溶けた。ありがとでした。
なんだかんだカテコの居方が作品によってけっこう異なるこの方ですけども、こういう作品の時のほやほやモードは大好物です(聞かれてもいないが)。もちろんヘルベルトやらジェイやらのあんまり役から抜けないまんま閉幕まで突っ走るぜ、も大好きですが(笑)。

タンポポ?見てないよ。以上。

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イフのイフ

今回、全作通して矛盾のない台詞は「客家はせっかちなんだよ」だけだった気がする(最強の説得力)。
あ「男はみんなバカよ」ってのもあったか(遠い目)。
とにかく本筋に翻弄されまくった今作でございました。

もう過去形ですが、あらためて、この題材とキャラクターだったら、面白い見方がいっぱいできただろうなあ…と思います。

バヤンが酷い姿で登場してしゃっきりしていくのと天祥が颯爽と登場してボロボロにされてくのを対比して考えたり。それを戦の論理や「正気の歌」で語られてることとクロスオーバーさせてみたり。
天祥にとっての「光」という言葉を考えたり。
チュンやルオウの居方と、ミンやシュアンの生き方を対比させてみたり。
フォルモサに渡った空祥がその後誰と結婚したのかなーとか、デイビッドの会社を買収しようとしてるのがフビライの子孫だったら面白えなーとか。(制服は緑な。余談ですが「あの薄汚いMONEY GAMEに飲み込まれてしまうんだ」って台詞わたし長い間「マニゲーム」っていうライバル会社がいるんだと思ってました)
フビライが空祥から学んだこと、天祥に見出したことを、元という国がどうなっていったかを踏まえて考えてみたり。

考察してみたいことはいっぱいあったけれども。

今回わかったことは人間「衣食足りて礼節を知る」じゃないけれどもまず話を把握しないことには何ひとつ始められないということでした(爽やかな笑顔)。
きっと先方が「伝えたかったこと」の何パーセントも受け取れてないんだろうけど。

それでもそんな日々の末に掴んだいくつかの印象で、なんだかんだいろんなものを得られた気がする。それをたからものと呼べる自分でありたい。

ほんの二週間と少し。あがきまくった季節でしたが、価値ある日々でございました。

あ、端々レポはもうちょっとだけ続きます。

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玉座と跳躍

「客家」兵庫トークショーのスケッチなんぞ。

この日のソワレ、なんかこう霧が晴れたように「あ…そうか!!」と思うことが多く、それに自分が注力してたもんでトークショー始まるよってソウトクジさんのアナウンス流れた瞬間「しまったごめん今すぐ帰りたいどうしよういいよトークショーとか」と逡巡したことを先に謝っておく。
(そんなテンションだったのでアレが例によってそうそう喋らないのは予定調和かつちょっと安心するというか嬉しいことでもあったり。いいんだそこにそうしていてくれればそれで、と無意味なその場飛びを眺めつつ思ったアイタタタ)。

■着席
メンバーは左から順に①伊礼君②サカケンさん③水さん④K吾さん⑤未沙さん。東京の時みたく普通の椅子が先に4コ並んでたので、幕が開いて理宋様の椅子が出現した時にはほほうそこに誰が座る?もしかして椅子取りゲーム?と軽くワクワクしたんですが。
①男たち3人が理宋様の椅子をよっこらしょと持ち上げて前へ。
②さらに前へ。
③さらにずずいと、他の椅子の列の1メートル前かぶりつき。
④指し示して水さんに「どうぞ」「どうぞ」
⑤出た水さんの「おかしいでしょう」
⑥そうか、とフビライ様と天祥さん、椅子をひっくり返して後ろへ
⑦他の椅子と同じところまでよいしょよいしょと。
⑧ただし椅子の向きは後ろむきのまんま
⑨指し示して水さんに「どうぞ」「どうぞ」(伊礼君はつきあいがいいと思う)
⑩水さんもういいやとばかりに上手の椅子に座って「椅子とりゲーム(笑)」
まあトークショーって座るまでが勝負だよね(クラスタローカルルール)

■名乗
バヤン役のフビライだ。またはフビライ役のバヤンだ。
デイビッド役の理宋です。
じゃあ…文天祥とそっくりな空祥です。
空祥の兄の天祥です(ほやん)
あれーみささんの挨拶どんなだっけ。

■話題
・「にーにーさんーこー」の歌の素晴らしい影コーラス、実はずっと謎だったんです。てっきり女性の声を別に録って流してたのかそれにしてはタイミングが綺麗だなーと思ってたらケンちゃんさんでしたか…!!…そして以前ブログで爆笑さしていただいた「女声の練習を重ねていたら二人の警察関係の方が家を直接訪れた」お話(笑)面白かったです。近所の人はホント思い切って通報したんだろうな…。
・バヤンは実在、というのは知ってましたが「フビライがバヤンを装って使者として宋宮廷に行った」は気がつかなかったなあ。空祥の前でとっさに偽名を使ったんだと思ってた。しかし賈似道様は宋の宮廷でバヤンと顔をあわせてはいなかったのかね。合わせてたとしたらモンゴル軍で再会したときめっさ気まずかったと思うのじゃが。帰ってみたら「なんでいるんだ、お前」だったろうなフビライ的には。
・ついでに書いちゃうけど「囲われていた客家の村で何かありましたかな?」って普通斬られるよその言い草、賈似道様(^^;)。
・バヤン、フビライは実在する→天祥も理宋も実在する→ソウトクジさんは?というところで実在するかな?どうかな?という雰囲気になって息子さんが一言。「でも、おかあさんはいたよねえ」そうですね。
・そんなわけでソウトクジさんは実在します。
・地声を崩さない伊礼君に対する「キャラクターじゃなくていいんだからね」的なツッコミに伊礼君が「キャラクターとはなんだ(重低音)」言ってるところへほややん聞いていた兄上が「聖飢魔IIみたいだね」あぁ言っちゃった…。
・思うんだけどこの日の席上でまた「なぜ緑の服を着ていない」とか言っちゃわなければ次の日にモンゴル封じやられなかったと思うよ伊礼君(笑)。あの人そこそこ見込んだ相手には容赦ないよ(笑)(笑)。
・未沙さんの話、謎のおばさんの台詞で「百聞は一見にしかず、百見は一考にしかずだ」はさらに「百考は一行にしかず、百行は一果にしかず」と続く…という話。
・の後に伊礼君がなんだっけいい格言を言ったんだけどそれがそこで終わっちゃったもんで
・「4つぐらいつづかないの?」ともっともなツッコミを入れる兄上であった。
・天祥と空祥は双子かどーかという話。「双子でいいと思うんだけどねえ」と兄上言ってましたが謝先生的には違うそうな。
・僕は特になにもありませんとか言ってた兄上、でも妹との似っぷりを顎で表現してすごく満足した風情でした。よかったよかった。(水さんもつきあいがいいと思う)

タイトル思いつかなかったんでただ跳ねてた人を思っておく。しかしカテコの服装がもしずっと初日のままだったら包帯姿のまんまトークショーだったのかねー(想像力の限界)

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客家三昧in兵庫

「客家」兵庫一日めのネタさまざま。

■芸術文化センター
何度か来てますがホントに音いいし観やすいしいいですねここ。一階も傾斜がかなりあるし、二階は二階でスカーンと舞台見下ろせるし…宝塚BOYSの時は上空からだと星野のもじゃ前髪効果が炸裂して表情いっさい見えないとかありましたが今回は無問題(笑)今更ですけど今年になってこんなに贔屓の「両目」をしっかり見れたのこれが初めてじゃないか(笑)。

■兵庫仕様
アクロバットの人が何人か淡路島の人たちに交替して、モンゴルの振付が若干変わってましたね。以前は16小節ぐらいぶっちぎりで逆立ちぴょんぴょんしてた二人のとこが変わって、全員が体に巻いていた赤いサッシュを外してフビライの周りで踊る。臨安での戦いの冒頭も、大きな赤い旗を振る短い場面に。個人的にはこれくらいの間のほうが好きです。凄すぎて拍手が上がっちゃうの苦手だ…。

■ぷちねた
・ここ集中しすぎんのも良くないなと思いつつ、チュンの鎌キャッチが見事すぎて素で息を飲んでしまった(笑)ソワレでは空祥がシュアンから奪った剣を投げて寄越すとこで刃のほうを握っちゃっていててて。ちょっと手のひら怪我した流れにしてましたGJ。
・シュアンとバヤンが飛び込んでくるシーン。転げ落ちるバヤンの方に気を取られてたらシュアンが一瞬視界から消えて舞台奥から飛び上がって現れたもんで大層びっくりした(^_^;)。剣が落ちて拾いに行ったとのこと、落ちたんじゃなかったとわかってホッとしました。
・理宗さまーッ!!(@登場場面)上手袖がよく見えちゃってさ…でもトークショーで自己申告してたとこみるとみんな見えてたのかお転びになった現場(^_^;)
・なんか絶対この人たち「状元(トップ合格)」と「龍頭(リーダー)」を混同してるよね(おっとスイッチ切り忘れ)。
・空祥に男三人が蹴散らされる場面。ミンとシュアンが上に逃げてくのを空祥がうおらと追っかけてる後ろで棒をしゅるしゅる振り回してる天祥の完全に無駄な気合と動きが美しすぎて腹いてえ。威嚇?ねえ威嚇?
・「こんなもの振り回してないで」って言いながら鋤を「水平」に振るのもなんか楽しい。
・そしてマチネ、空が袖に投げ込んだ鋤が落ちるカラーンて音が響いた。初めて聞いた…何いままでキャッチしてたのあそこで?!(^_^;)
・たんぽぽの歌の三人の関係好きだなあ。空の髪に花差していい感じになってるルオウ、その真ん中にみにょんと割り込んでくるチュン坊。
・どうもチュンは純というより春って漢字な感じだ。
・悪巧みしながら振り上げ胸に叩きつけたた拳を、スーちゃん入ってきたとこてあいまいに髭しごく仕草にしてごまかす賈似道さまラブリー。
・「犬にでもくれてやる!」袖くるくる収納もラブリー。
・ハーンのマントに酒かけ返してるよこの人(笑)。
・鷹の彼いい仕事するなあ。実はあれはリアルに鷹で、伝書タカとなってフビライの居場所を仲間に伝えたという説はどうですか。
・仮面の動物は干支なのかな…と考えてたら「今年はウサギ!」という可能性が思い浮かんでしまってその後の台詞が脳内変換されまくって非常に困った。
・チュンたちが龍の軍団に合流するとこがずっと苦手だったんだけど、ミンの顔みてたらいろいろ落ち着いた。ルオウとチュンが叫ぶ熱情に向けた、痛ましいものを見るような顔。ミンには初めから終わりまで全部見えてるんだろうな…。
・でチュンが死ぬまで大事なことに気がついてなかったんじゃないかと思うのがルオウ。「チュン、待って…チュン、ごめん…」がホント切ない。

タイムアップ。トークショーネタはまた後ほど。

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青い人の話2

天祥についてもう少し。

初見の時の自分の勘違いは、一幕ラスト時点で天祥はモンゴル軍に捕まったんだと思ってたんですよね。史実の文天祥は長い幽閉期間の末に処刑された人なのでそこが頭にあったのと、初日時点ではルオウの「天祥ーッ!」の叫びはなかったし暗転早かったしであのあと何が起きたかわからなかった(ある程度故意にミスリードを誘ったんだろうけど)。で二回目にああ違うわ「孔子は…」の時までどこかの隠れ家でしょんぼりしてたんだ、と認識したらもっと可哀想になっちゃって。どっちにしても苦しさはハンパなかったと思うけど、どんどん悪くなっていく事態を知りながら、空を矢面に立たせながら、自分は何をすることもできない、ていう心の状況が悲惨だなあと。

なので、わりと初見の頃は必然に思えた、天祥が死んでしまったことが今ではたいそう口惜しい(T_T)
絶対生きようとしてたと思えるので。空の言葉を聴きながら頬を伝う涙とか、丙さまを抱いて蘇ったものとか抱えてたからあの「行くしかあるまい」があったんだと。ドボーンへのツッコミをオフして天の顔みてるとそろそろ「希望」と読んでもいいくらいの活力を感じる。
なので最期の「生きろ…!」には、達観も祝福も感じるけど、一番強く響くのは私には悔しさなんだよなあ…。満足して逝って欲しい、はすごくあるけれども。一緒にフォルモサで丙さまを育てて見守っていく、そんな未来があってもよかった。あ、脚本がそうあるべきだとは全く思いませんあくまで天の死に対して感じたただの感情、感傷。

なんだかんだでラスト一回。生き切るであろう人のありかたを力の限り受け止めて来たいと思います
(訳:話はいいにして人を見るわ。やっとツッコミスイッチの全オフが完了しました大仕事でした…)

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青い人の話

「客家」兵庫公演を観に来ています。
劇場のこと、本編のこと、ネタいろいろありますがその辺は追って。今日はなんか急に書きたくなった私見キャラ話を。

この作品の文天祥は「若者」なんだなと思います。実年齢やら設定年齢やらはわかりませんが、とにかく情熱も、考え方も、ものすごく若い人。勉強できて腕も立つけど本質的にインテリで、孫子も孟子も諳んじてるけど実戦の経験値が本人も、周りもゼロ。それこそ太平に惚けた国で子供の頃から学問して、友達と描いた夢を叶えられる、机上で作戦立てて勝てると思っちゃった。戦の中で育って、いろんなことを肌で知っているフビライとは真逆の育ち方だったのかなと。

でも頭がいいから、倒れてしまった後に、戦いの現実を悟ることもきっとできてしまった。そうして理宗の訃報を知ったならきっと、全部自分のせいだと思ってしまうような。悲しいくらい若い人、だったんじゃないかなあと。

客家の夢イコール中原イコール国イコール理宗様、なら道は矛盾しない。完全にそれはズレてるってか甘いってか都合のよい考え方で自分を騙してたと思うし、ある時点でそれに気づいちゃったのかも知れない。怪我した後のことは語られないけど、そういう天祥の挫折なり足掻きなりがあの時間の裏にあったのかなと想像します。遷都は空祥が考えたのかもだけど、天もアドバイスなり、スーさんを頼れって段取りつけるなりしたんじゃないかな、とか。

あとは空祥に対するありかた。櫛を渡すとこの微笑が、前はもっとくっきりデレ→カッコつけてすまし顔、という感じだったのが、今はごく自然に口に笑いが浮かんで、空祥が振り向く前にそれを消す。カッコつけというより、常に自分は彼女の前では「兄」であろうとしているのかな…みたいな。若いんだよな、やっぱ。

それでもそういう頭でっかちの純粋さでなければ、心と心をつなぐ道筋、みたいなひとつの真実にはたどりつけなかった。
そんなこんなで戦いにはフビライが勝って、でもフビライは自分が本当に得たい「価値」を天祥にこそ学びとったのかも。

…自分の印象に理屈で道筋をつけてみただけですけれどもσ^_^;
なんとかギリギリ、焦点が定まったので並べ立ててみました。
明日でラスト。みんながそれぞれ、何かに出会える千秋楽でありますよう。

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強風波浪注意報

TSミュージカル「客家」東京が終わり、明後日から兵庫公演2日間です。

今ごろですが東京千秋楽の感想。

★★★ネタバレです★★★

カテコラスト映像で立ち直れないくらい呆れ果てまして(爆)、しばらく文章から遠ざかってましたが、もんもんとしてるうちに二晩つづけて贔屓のライブに行く夢を見たおかげで立ち直った。普段そういう楽しい夢まったく見ないんだけど、なんだろこの自己修復機能。

■本編こまごま
・冒頭の映像で「坂本真綾」に見える文字があるんだが気のせいか(気のせいだ)。
・「はた・らか・ざる・もの」の空祥のアクション最初の頃これ全部周りの男たちの名前を呼んでるんだと思ってました(照井君あたり「ベカ」か「ラズ」なんだとマジで)
・↑このシーンの前で空祥に草刈り鎌を投げられるところのチュン、ここ二三日かなり芸術的に体をひねりつつ柄をキャッチしてたんだけど楽日はうぉうとばかりに刃のほうをぐわしっと(笑)大丈夫か。
・…と思って気がついたけど剣とか鎌とか鋤とか人に向かって刃物を投げすぎだ空。
・「客家の哺娘たるもの」のフィニッシュ後にバヤンが「いたい…」言ってる(と思う)のに慌てて駆け寄るチュンの「ごめんねっ」がツボです。
・賈似道様の盗み聞きが話題になってましたが私としてはバヤンの「あれが文天祥か。なんと義に篤い男だ」がフォルモサの歌の間中ジワジワ来ます。どこから聞いてたんだろう、とか、あの兄貴の小学生フェイントを見ておいて第一声がそれかフビライよ、とか。
・「二刀持ったまま段差側転」ももうすぐ見納めか…(今回だいたい上空スキーですがここだけは一階から見上げたい)。

■カテコさまざま
・モンゴル兵チームが全員でばーんとバク転決めてカッコよかったり、その後出てきた黒装束の照井君がめっさ飛びたそうだったり。
・モンゴルの鳥っぽく踊ってる人あれ「鷹のダンス」とは知らなかったぜ。ずっと心の中で「怪鳥(けちょう)」と呼んでましたごめん。あとこの鷹さんをリフトする賈似道がずっと謎なんですがこの際「鷹匠」と呼ばせていただくか(笑)。あの「けけーっ」を賈似道様だけは聞き分けられるんだ(無駄設定)。
・挨拶の中では平澤さんが実にカッコよかった。どセンターにずずいと進み出てポーズ決めて、「己に潜むその卑しき心が敵だーっ!」…二重三重の意味でお見事でした(笑)。
・客席を睨め回したフビライ様の「なぜ緑の服を着ていない(重低音)」も最高でしたね。そしてもう残りのプリンの人が言うことなくなるよぐらいな行き届いた挨拶の締めに「そして今日で卒業する三人のお客さん!」…てあたりが伊礼君のすばらしいところ(満点の答案に名前を書き忘れる的な)。
・順番的につぎ僕ですかーとほやほや進み出て「えー…」とか言ってるお兄ちゃんの腕を引っ張り戻してサカケンさんに振る妹いい感じでした(笑)。腕組んでにこにこ。
・ところで「大阪では」って言う人が多かったけどあさって兵庫に行くんでいいんだよね?(不安になってきた(^^;))

■書いちゃうか。
キャスト総たんぽぽ映像の話。映像のセンスとか自体は私は気持ち悪いと思ったけど好みの問題だし、キャストが楽しそうにあるいはボーゼンと見守る後ろ姿は可愛かったさ。でもカーテンコールってさあ、明るくても賑やかでもいいけど、壊しちゃいけないものがあると思うのですよ。
こういう映像を客席にばらまいて、そして「あー笑った笑った」って和やかに、本篇のあれもこれも粉砕して帰らせることを、作品を届ける立場としてどう考えてるのかなって。本編の伝わりにくさに、エピローグのぶち壊し感に対してずっと感じてきた、「何がしたかったの?」のアンバランス積み木に最後の一本を無造作にポーンと乗っけられてクラッシュしたっつーか。
あーあ。
なお別に怒ってるわけじゃなく、滅入ってるだけです。カタチはともかく確実に一人一人が作ってくれ、見せてくれようとした美しいものを、受け止めて帰ろうとしたら後頭部をガーン叩かれていろいろこぼして、けっきょく持ち帰りそこねた自分が悔しいだけ。あーホントこの感覚は某C7SPそっくりだなー。

爽やかな風も、美しい風も、よくわからん風も吹き過ぎていった、そんな楽日でした。

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客家三昧2

「客家」いよいよ東京ラスト2日となりました。謎は深まるばかりですどうしたらいい(考えなきゃいい)(無理)。

■なごみポイントをまとめてみた。
・冒頭の扇の場面、踊り出す直前にヒラさんの顔をガン見してるのは何の勝負ですか。
・客家の四原則の歌の冒頭のチュンの動きがめっさ好き。最初に四字熟語をバンバンバンバンと決めてサイに詰め寄って、そこから流れるようにふわーんむはーんみたいなユラユラモードに移るとこのシームレスぶりに毎回見とれるし笑う。
・サカケンさんの歌声いつも大好きだけど、個人的にこの方の声がいちばん「美しく」響くのはTS作品みたいな東洋的で繊細な響きの音楽のときかな、と。バーンていうカッコよさのある歌は他でいっぱいやってるだろうけど今回のデイビッドや理宗様の歌みたいなのはホント聴き惚れる。これで歌詞にもーちょっと内容があればとか共感できればなーとか(やめろ)……もう最近帰り道の脳内BGMがヒタカミのあればっかりになっちゃって。
・客家のブーニョンの歌、後ろで寝てるバヤンのなんとも物いいたげな聞きっぷりが大好きです。
・一幕ラストのバヤンはあれ、空祥にプロポーズまで行かなくてもそれに近い語りかけをしようとしてたのかなあ。切ないなあ。ホントこれだけ条件そろって一本もフラグ立たないんだからTS作品て男女ネタに関しては毎回潔いやら勿体無いやら(でも不思議と子供は生まれるんだ(言うな))。
・まあ基本、空祥が嫁に行かないのは兄上のせいだと思っている。
・ところで丙様役のお子様はタオとかアケシの子と同じ子だろうか。
・Wiki情報。かじどーさんはコオロギ相撲のマニアで「コオロギの飼い方」本を出したことがある。モンゴル軍に走った時にも虫かごを抱えて行ったかと思うと可愛い(史実では裏切りません)。

■トークショーをまとめようとしてみた。
どうせまとまらないので(すぐ投げる)自分なりのツボどころをランダムに。
・「文空祥を演じました」でボケた兄に対して「おかしいでしょう」つっこんだ妹が「じゃ私も…文天祥を演じました」とつきあってくれるのに対して「おかしいでしょ?」と見上げる顔が可愛かったです(目ーぱっちり)。
・↑ここもそうなんだけど真ん中に理宋様&玉座、それを挟んでミン&ルオウと天空姉妹、という絵面だったのでなんとなくトーク全体的にこの「2:1:2」状況をどうやってミックスするか、という妙ながんばりが必要だった気がする(笑)水さんお疲れ様でした。ところで姉妹じゃねえ。
・天祥は死んでしまうけど空祥は未来を見つめて終わる…というところで「謝先生があそこで『飛び込んでほしいねん!』て言うんですよ」という水さん。「俺も言いたい。もうちょっと時間があれば『飛び込め…!』(←例のカスレ声)」…いろいろ脳内が吹き荒れた(笑)。
・畠中先輩にしゃべらそうとして「なんか、キライな場面があるんですよね?」「オィィィ!!」効きすぎだよ(笑)。
・「ああ(踊りで)困難な場面が」というすばらしい妹のフォローによって「最初の扇の踊りが…」と説明する先輩に「その場面がキライなんですね」以下同文(笑)。
・まあおだやかな爆弾投下の最たるものは「正気の歌」発言だけどな(笑)。「響きがいやらしいなって」の言い方の健全さが笑えて仕方がない(^^;)。そして「これを言えっていうんですよ妹が」の卑怯発言の堂々っぷりがたまんねえ。(ホントすいません水さん)。
・渡辺大輔君たちは一幕ラストでさんざ働いた後に速攻袖に入ってアーアーアアアアアアーの影コーに入るのが大変らしい。立ち回りのゼエゼエを制御しながら魚のようにぱくぱくしてるとか。ルオウは二日目から「天祥ーッ!」の叫びが入ったから余計しんどいんじゃないかと思われ。
・客家料理って何?というところで一同いっせいに水さんを注目したタイミング、なんとなくタメてしまった空気の後で「…にもの?」と発言した空祥に大笑い。兄妹っぽいなあと感じた真の理由はこのへんの呼吸かも知れない、と思った(笑)。
・サカケンさんは稽古中にモンゴル相撲に加わってたという話。「僕拳法使ってました…でもそれだと中国ですよね」その後段取りわからなくて最後までいた、との話を聞きつつ、想像した絵面ではジェームスが伊礼君の隣で怪訝そうに立ってましたよねやっぱり。
・↑そしてこの話を引き出す兄上が意外と進行うまいっぽかった件(失礼)。
・「レミゼでもすごかったんですよーポンポンとんぼがえりして」と相棒アンジョ俳優に紹介されたケンちゃんは今回、アクションがあまりないので、いつものTSの物凄い大変さがないけどそれはそれでちょっと寂しいらしい(体は張ってると思うけどな)。
・でサカケンさん武術の人たちと体操やアクションの話題で盛り上がってたらしい。
・そして伊礼君が「僕にとっては吊り輪バランスはこうです」とポージングで入ってきたとか何とか。
・…という話の後のやや微妙な空気の間の兄貴の他人事ヅラがおかしくて仕方がなかった。
・客家の山歌の歌詞を調べ切れませんでしたが「えんやーとっとー前はうーーーみーみたいなもんですよ」は意外と合ってる気がする。
・ところで結構長いトークなのにお水がなかったぞ(^^;)。

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客家三昧

「客家」漬けの三日間。そう書くと何か醸せてそうですがまだまだいまいち(笑)。ていうか、ある点では自分これ以上進まないほうがいいところに来ちゃった気がするので今日はその辺も含め雑感&スケッチ。

■この辺で追求はやめます。
テーマ的に混乱要素は多々あれど。結局フビライの「なぜ戦った…?」に集約される気がする。
そういう意味でいちばん観ててしんどい場面が実を言うと一幕、男性三人の決意表明のところだったりします。主戦派のオタケ違う違う違うシュアンが詭弁を弄してでも戦いを主張するのはわかる、慎重派のミンの言うことはもちろんわかる、でも迷いまくっていた天祥がシュアンに同調する、ここの精神的なモードチェンジのあまりの早さにえぇぇとなってしまう。心情の転換が本人的に物凄く深く描かれてるのはわかるんだけど、あれだけ時間かけて理宋様と心を通わせたんだから「はじーめようー」の前にあと一場面、せめてもう16小節はよこせよ説明してよと言いたくなる…もう何かの事故としか思えないんだよここの天祥の意思の問答無用の唐突展開(T_T)。…空祥乱入とミンの「天うしろーッ!!」でどれだけスカッとするか(笑)。
もう一箇所、二幕で龍の部隊にルオウとチュンが加わるところ。空祥たちの迷いはわかる(そもそもなんで迷うシチュエーションに陥ったかが謎だが)、んだけど入ってくるルオウが「中原への帰還は客家の夢」って言っちゃうのには「いや、その言葉が完全に『戦わない客家』と矛盾してるからややこしくなってるのにまだそれ言っちゃうの?」と思うし、チュンに至っては「おばさんも言ってた、『奮起せよ!』って!!」そこしか聞いてなかったのかチュン坊よ…となる。
で空祥がたしなめてくれるのかと思ったら「たとえそれぞれ思いは違っても小さな風が集まっていつかは大きな風に」ってオイいいのかーッ、と…ヘタするとそれ一幕でフビライが言った戦の定義そのものにも聞こえるんですー結果も同じなんですーーー(T_T)。
ふぅぅ。戦いと平和を求めることとの葛藤自体はTS作品のダイゴミですけどね(^^;)あまりにも今回「言葉」が噛みあわなすぎて、未だに混乱が収まらない。

■こっそり重箱
・「合併を許したら買収されてしまう」の意味が未だにわからない…。
・賈似道さんの名乗りのタイミングが毎回おかしくて仕方がない。(おや名乗るのを忘れていましたねパルドンムッシュー、っていうシチュだと思うんだあれ)
・中原てすっごい北のイメージなんだけどな…と思ってうっかり調べて臨安と廬陵とフォルモサの位置関係を把握してしまったぁぁぁ「三銃士」のミレディーさん以上の移動距離よ特にバヤン…あ、でも史実のバヤンネタはちょっと面白かったお勧め。
・土曜日だったか、空祥がシュアンの向こう脛たたくとこでカーンといい音がして地味じゃなく派手に痛そうだった(笑)ミンがずっとさすさすしてたし(笑)
・「いかん、脈が弱くなっている」も相当な台詞だと思うけれども何よりまず心臓悪い人を走らすなーポックリ(語尾やめろ)。
・モンゴルの踊りのシーンで相撲の後フビライがマントをバッサァ羽織…ろうとしてマントが体の周りを一回転したの観た人ー(最終的に肩にかけてった。アリです(笑))。
・もういっちょフビライ。シュアンの最期の力ない剣を軽く受けるところ。自分の剣を落としたのか、手元になくてシュアンの腕を腕で受けてたのカッコよかったです。
・そして拾った剣をさりげなくフビライに渡す賈似道様さらにカッコよかったです。
・賈似道の「そんな…」とデイビッドの「うそーぉ」が二大「そりゃこっちの台詞だ」発言だと思います。
・デイビッドの「スラッとした理宋様」ネタはガガーン受けてますが私としてはキャリーバックのジッパーをじじーって開けるところの「いやー…」がおかしくて毎回死にそうになる。
・そしてラストシーン全体、本当はあまり笑いたくないんだが、私だけなのか…?少し「ほわん」とする程度ならいいんだけどさ…。
・でも初日は「水さんに続いて秘書スタイルの兄貴が出てきたらどうしよう」って一瞬本気で考えたよね我がクラスタ(コス例:氷室)。

■ところで贔屓的な話ですが
「一幕冒頭」「龍の仮面の踊り」「二幕頭の空祥との踊り」…ってけっこう初見では見落としやすい場面なんじゃないかと思うんですがみんなどうなんだろう。私はギットギトに体調がアレだった初見時いろいろ見逃したよ「あ、なんだK吾さんじゃん」と気がつくまで(猛省)(某場面気づいたきっかけが「息遣い」なあたりもどうなのか)。

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開いた口がふさがらない

TSミュージカル「客家」初日を観て来ました。

★★★ネタバレです★★★

おおむね思ったところはつぶやきで述べましたが、別に甘口でも辛口でもなく。とにかく首が傾いて戻らない(^^;)。

「うんわかった」「うんいい人たちなのはわかった」「うん立派な人たちなのも把握した」「上口可愛いよ上口」「モヤモヤはしないけど、ふわふわするな」「なんっざそらー!」「それでいいのかーッ」の混合。心の中で魔法少女ハイドが復活してサカケンさんの帽子の棒を振り回して踊りながら地声で「この気持ちは何なのだー!」叫んでいるもうどうしたらいい。観終わって三時間経つけど印象が定まらない(^^;)。

凄いなこれ今回。今までも大概いろいろあったけれどもこれはある意味新しいわ…何がってこのカオスぶりにも関わらず思い出すごとに笑顔がこぼれてしまうあたりが(^^;)。カテコが可愛くてさ…。
そして笑っても怒ってもしみじみしても、作品中の誰かしらを裏切っている気がするので、なんていうか実に落ち着かないっていう………。

ので、まとめるのはあきらめる(^^;)作品同様バラバラに言いたいことかじょーがき(……あれ、今まとまらなかったか?)。

・平澤さんの贅沢な使い方。(性格が)
・畠中さんの贅沢な使い方。(設定が)
・K吾さんの贅沢な使い方。(カテコの服装が)
・妹さんよかったです。特に↑この三人を手玉にとりまくる場面が(笑)。
・伊礼君のエキゾチックなとこが役にマッチしててよかったにゃー。
・めっさ働いてる今さん。「えーその役どころー?」から始まって「にしても気合入ったキャラだなー」→「あ…あれ…カッコよくね?」に発展してラストでどーん(フォロー不能だがフォロー不能な死に方した人ばかりなのでどうってことはない)。
・南宋宮廷に女手が足りなすぎる件(せめてサイっちかてるくんを乳母キャラで統一すればよかったんじゃ)
・けっこう素で何度もだまされましたよ兄妹(笑)凄いですよそのシンクロぶり。
・死亡フラグの立ちっぷりまで鮮やかなチュン坊が心のオアシスです。
・ばあちゃんも素晴らしい。
・それにしても包帯巻かせたら世界狙えるよねあの人。
・ここで「正気の歌」につながるんだな、は納得できるんだけど、でも、もっともっとお話の流れの中で腑に落としたかったさ…(T_T)。あらゆる意味で美しかっただけに。
・逃げようよ一緒にー!見張り呼ぶなよ身代わりの意味あんのかよー!
・「西の空に龍がーッ!」←ここで初めてさわやかに叫べた「なんっじゃそりゃーーーーーッ!」
・ちび連れて飛び込むなよー!ギャグですかー!後生鰻ですかー!
・デイビッドのキャリーバッグが「絶対盗まれる。そして僕のパスポートーとかいって追いかけていくと雑踏がわー出てきて踊る、それで転換」とか脳内シミュレートしてたの私だけじゃないね。
・終盤はもうなんつったらいいやら。「え、いいんだ。それでいいんだ。めっさ笑いに包まれてますけど客席。いいんだそれで。」←このあたりから首の角度が45度を切った。
・カテコ。サカケンさんの頭のあれを某棒フェチが放っておくわけがなかった。ちょっとだけでもつまめて嬉しそうだった。
・なんか赤ちゃんのような笑顔だよね、今回カテコ……。

首の角度を直しつつ(^^;)いろいろ見極めに、明日も行ってきます。

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A WAR OF GIFTS-AN ENDER STORY-

けっこう前にGETしたエンダーシリーズの中篇を一気読み。

★★★ネタバレです★★★

バトルスクール時代の外伝チックな一本。主人公はラットチームの一員である少年ゼック。
ピューリタン的な宗教指導者である父のもとで厳格に育てられたゼックは、バトルスクールの実戦カリキュラムをすべて拒み、作戦でもいっさい戦おうとしない。そんなゼックがある日、ディンク・ミーカーがオランダのしきたり「シンタクラース・デイ」に寄せて、同じオランダ人であるフリップのホームシックを慰めるのを目にする…。

メインキャラクターはゼックとディンク、背景にどっしりグラッフ、裏にもちろんエンダー(笑)……という布陣。エンダーはまだ頭角を現さず、ディンクもまだ隊長じゃない頃。ぺトラやビーンは登場しないけどピーターはしっかり複線張りに出てくる。……思うんだけどシャドウからこっちピーターがどんどん存在感と深みを増してヴァレンタインの影が薄いなあ(^^;)ヒロインとかもう私ん中ではぺトラだしなあ……がんばれヴァル。

冒頭からゼックの父親の「サンタクロースはサタンの仕掛けた堕落の業」的な主張がガー出てうひゃあ、となるんですが、エンダーの靴下やらディンクのやさしいシンタクラースエピソードにほろりとして、あ、今回これテーマがサンタなのね…と気づいてからがまた、このシリーズらしい実に濃い展開。習慣と宗教の切れ目はどこだ、にひぃぃ相変わらずテーマから逃げないなあと思うやら、ゼックの拒絶と反発にやきもきするやら、いずれバトルスクールが解散した先、メンバーがどうなってくか予見しているディンクやエンダーにゾクゾクするやら。
そうして最後にはもちろん、全てを暴くカレによってゼックの心の秘密が明らかになる。

ほかのシリーズに比べて字も大きいし、テーマも可愛くてジュヴナイルっぽい構成なんだけれど、あんまり甘くない、でも優しい、しっかりとエンダーな一作でした。

そんなこんなで、すっかりエンダー心がついて調べたら知らないうちにシャドウの5作目出てるし……!!「Shadow of the Giant」の次、ビーンと子供たちの話らしい。ペーパーバック版は年明けないと出ないらしいが、そもそもeブック版とハードカバー版で構成が違うらしい…あぁぁどんどん置いていかれる。かれこれ4作ぐらいたまってるよ日本(T_T)邦訳出てよー頼むよー英語だけだと自信ないんだよー。

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