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2011年1月の11件の記事

大楽二題

「モーツァルト!」金沢最終日いってきました。

歴史に残るタイムテーブルの大楽。12時開演・3時半終演・4時半ソワレ開演て。劇場出てコンビニ行って戻ってきたら開場してたよ…撤収ぶじ終わったかのう(^^;)。

昼は山崎ヴォルフ・坂口アマデ。夜は井上ヴォルフ・松田アマデ。いずれも涼風男爵夫人。各キャストについては追って語ってくとして今宵は事実関係のみ。

■ちょっぴり残酷な人生
マチネから八の字ステッキ回し拍手アオリで飛ばしまくった我らが劇作家、ソワレはどんだけあおってくれちゃうか…と思ったら煽って煽って煽ってステッキを落とした。
「カラーン!」と響きわたる音とサー拾いにいく長髪しか捕捉できませんでしたがきっとオケピ寸前(^^;)そして煽られた拍手とわき起こった爆笑が混ざった客席に向かって両手を広げてすちゃっ…と止めた座長。なにごともなかったように(やや何かをふりきるようでもあったにはあった)「客席満杯…」行くだけでも楽しかったですが(こういうとき本当ーーーにマエストロは偉大だと思う)、「難しいものはない…」のあとステッキを受け取っっていじって回したりするヴォルフガングがそのまま「カラーン」「カラーン」と二回落とした。
…もう全開ですよ客席。シカネーダーとヴォルフと居酒屋メンバーの笑顔と汗と大騒ぎ。そこまでの空気を変えるのがこのナンバーの役割とはいえ変えすぎだ全く(笑)。
なおその後ダメ押しでさらに一回座長がステッキ落としたんだけど(笑)ラストのステッキ蹴り上げではもちろん落とさない、そんなフィナーレでした(笑)。
つくづく。本当にこのナンバーが大好きだ。

…と、締める前にもうひとネタ(^^;)「友だち甲斐」で落とすなー今日はお金落とすだろうなーと思ったらもう取りに行く気がないだろうという見送りぶりで(^^;)床に落っこちてからフランツたちとわー取りに行く酔っぱらいの背中にヴォルフガング「お前いっつも落とすなあ!!!」
あーあ笑った笑った。

■人に歴史あり
大楽のあいさつは芳雄くんの進行で「代表しておふたりから」。おふたりかー…と思ったんだけどそのおふたりが面白すぎた。
「ほっこくしんぶんの。いちめんに。きょうは。きょうふう ちゅういほう。おおゆき ちゅういほう。 かんれい けいほう。(中略) ひこうきは     けっこう」
…だいたいまあこんなノリで、たぶん日本中でこの人しか出しえないリズムと間でもって場内を沸かせまくったおひとかた(固有名詞いらないよね大きい人)。
市村さんは市村さんで。昔なんども(略)の公演で金沢を訪れたけれども、そのころはこんな素晴らしいオーケストラによる生演奏など、皆無でございました…「やっぱりミュージカルは、東宝
ここまでおとなしく正面を向いて聞いていた周りのプリンシパルが激しく市村さんのほうを向いて「えええええ!!」顔したのが超おかしかった…全員じゃなくてまばらに、えーと主役と姉さんと、あと元(略)の何人か(笑)。あんな微妙笑顔の贔屓ひさびさに見れたよ。そのごひとしきり「東宝。」が連呼される間、「いや、あの」という笑顔で何か言いたがっている手を出していた赤いコートの人とか、無言でツッコミ入れていた黒字に十字架刺繍のおっきいひととか、なんかある意味キャストの心がひとつになったカテコのひとまくでした。

そんなラストの熱気を(どんなだ)かかえつつ。
帰り道少し歩いて頭ひやそうと思っててくてく進んだら夜の雪の金沢マジ綺麗ですね…背の高い木がたくさん雪で飾られてシンとして、けっこう人っ子ひとりいない道とか多いしたいへんイイ感じでした…全身雪まみれになりましたが。

…内容のことぜんぜん書けてないけど内容もよかった両ヴォルフ楽(^^;)。熱いのと寒いのと、いろいろな意味で心に残ったラストでした。

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「モーツァルト!」金沢公演1日目観てきました。
井上ヴォルフ、松田アマデ、香寿さん楽。

金沢歌劇座は前方センター14列がプラチナ席、その後ろおよびタケノコがS席、1階広報がA席、2階がB席(自由席)、というなかなか思い切った配席で最初びっくりしたんですが(^^;)行ってみたら思ったより小じんまりしてて、こりゃ1まん7千円のプラチナ席払う価値あるかも!…と思った舞台の近さでした。

カテコでアマデと走り出てきた芳雄くんが第一声「…ありがとちっかー!!」とか叫んだものですが(笑)なんせ本気で「舞台」が近い。最前列なんて足下オケピだし、どうやら舞台じたい奥行きがかなり制限されてるようで、いつも舞台の前方と後方にある色が変わる四角い照明の大きい枠(正式名称不明)、あれが後方しかなくて、お芝居全体がかなり前ギリギリに迫ってきてるという…結果どうなったかというと「謎解きゲーム」の動線が思い切り変わっており(^^;)あーびっくりした「なんでシカネーダーの前に人がいる?」と思ったら普段最前の人たちと後ろ組の人たち?が混ざってヴォルフを放射状に囲んでたり、コの字型にヴォルフたちを囲むところでは全体を使ってたり…。これは明日の二階席が楽しみだー。

今日はわたしプラチナ取ってみたんですけど今期唯一の前方下手で(^^;)舞台に向かってなんかスイマセンとあやまりたくなるくらいの近さ加減でした…台本持ってしゃがんだアレが真正面きたときはオケピに飛び込んで隠れたくなった。
そんな席だったもんで自分的には「金沢ならでは」というのを見る余裕はほとんどなく(奥行きの件も「誰が誰だろう」のイントロまで気づかなかったし(^^;))「あらためて下手で発見するモーツァルト」になってしまいまして。
明日大楽なのに今更の発見いろいろでした。

冒頭の「聞くのです!」でジャン・ピエールが一瞬耳を澄ますようにするところとか。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト!!」の叫びで照明が消える瞬間のコンスタンツェの、遠くを見つめるような白いまっすぐな表情とか。
赤いコートを持ったナンネールが去り際に「ごめんね!」とヴォルフに囁く顔とか声とか。
メロンが落ちそうとか。小野田さんはよく跳ぶなあとか。
ゾフィーの靴が服装を超えるえっらい黄色+極彩色でかわいかったりとか。
酒場でパンだか肉だか四角いパウンドケーキみたいな形の料理をつついたりその辺で手を拭いたりしている座長とか。
「私の靴にくちづけせよ」で下を見下ろして笑ってる紫長髪が、ほんとにくちづけするとこでぴくっと微妙な顔するあたりとか。
小野田さんはやっぱりよく跳ぶなあとか。
ウィーンの去り際でははははははっ笑う高い声とか。
「友だち甲斐」でベッドの足下からズルズル降りるあのホラーな動きを横から見られて腑に落ちたとか。
お金落として、拾って、それを中腰のままヴォルフに見せつけてから投げるガキ大将全開の上目笑いとか。
なにがうれしいって謎解きゲームラストの「すべて芝居かりそめ」の左手を上から回してガシャン!っていうあの動きが間近で見れた件であるとか(そんな人生す自分)。
「星から降る金」およびリプライズが今期最高のベスポジだったとか(香寿さんの、星から降るものをうけとめるような手の動きが本当に好きで。うつくしくて)
下手で見る松田アマデの目力と白い顔と静かな佇まいにノックアウトされたりとか。
コンスタンツェが去った後のヴォルフの号泣とか。
「Mozart!Mozart!」に本気で押しつぶされそうになったりとか。
初めての場所の公演だから覚悟してたのに「Mozart!Mozart!」ラストに拍手が起き…なかったときに立った鳥肌とか(これぞ舞台のパワーってもんですよ…)。
カーテンコールでシカネーダーが自分の挨拶が終わったとこで、手をさしのべながら男爵夫人に向かって大ーーきく上げた掛け声だとか。(それ+全キャストの喝采のみが香寿男爵夫人のフィナーレでありました…挨拶はなかったけれど素敵な笑顔でした。お疲れさま!)

明日はラスト。ラストなのに2回。さらに昼公演と夜公演の隙間が正味1時間。
あと暴風雪だったりするらしい。
キャスト&スタッフのみなさま。素敵な楽を期待して…おりますがくれぐれもご自愛ください(^^;)。

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422

大阪「モーツァルト!」千秋楽を観てきました。

こないだの俯瞰席に近い角度の二階席。あのときほどはじっこじゃないけれども60番台てそこそこ極端な上手は自分的には大変楽しい(笑)プラター座長のニヤア踊りだし正面が再び味わえるとは思わなんだです。

たまには(え)開き直って贔屓ネタ中心に。

「ちょっぴり」の拍手アオリはかなり期待してましたがそれ以上に偉いことになっていました(笑)今はステッキが長いから華麗だなー八の字まわし。
「亡霊と悲劇の王子」のヴォルフの決めポーズ、今日は回転入りで決まってました…最近やっと毎回チェックするようになりましたが惜しいことしてたなあ前半!上手から観てるとオペラグラス的に座長と二択なのでこのへんどうしても!

プラター公園では掛け声入れまくりで実に楽しかったです。(主語がない。紫の長髪。)「YEAH…」の声も響いてたけどノコギリ構える前のまたあのハハハとヘヘヘの中間の座長笑いが対角線席から観ててもよく聞こえてうけた。

「友だち甲斐」では昨日もお金を落としたそうですが、それが頭にあるせいかスポッ!とお金を綺麗にキャッチした座長がすげえフェイント面に見えた(偏見)。しかし今日ふと考え込んじゃったのがピアノの上に残らないほうのワイングラスの動線(^^;)…最初ヴォルフの譜面にじゃまして置いたやつをヴォルフがのけてピアノの上に置いて、それをシカネーダーが持って最終的にベッドに散らかしたんですが…なんか違和感…いつもどうしてたっけ???(考えるなよそんなことを千秋楽に)それにつけてもベッドにダイブと跳び蹴りを同時にやってのける長髪が大好きです。おーいーわーいーしなくちゃーにシンクロしてわくわく肩ゆすってるあたりも。

「Mozart!Mozart!」は悔いなし。ただ最近「生まれつきのさだめ」の狂気顔がマジ綺麗なのでここだけは下手にまわりたい(戯言)。
フィニッシュ後に退場していく姿が最近輪をかけて禍々しいんですが、今だと「立って、つかみとる」ところから「つかんで、ひきずりおろす」タイミングがちょうど井上ヴォルフが崩れていく動きに重なるんでもうガクガク震えるわ汗が吹き出るわで…ホント消耗するなあこの作品。

そして黒木アマデと井上ヴォルフのラストが心底綺麗だった(T_T)。
ヴォルフによって、そしてアマデによってラストの印象がぜんぜん違うのは「Mozart!」のあり方だけれども、井上&黒木ペアが見せてくれた、なんていうか清浄なラストシーンはずっと心に残っていくと思います。語弊がありまくりなんだけど「よかったねえ…」って思えてしまう。

…そんなこんなで気がついたら終わった大阪(^^;)。気がついたらって今月●往復…前例のないことじゃないが3週間足らずでコレはたぶん新記録だ(笑)。まあ仕事もあったし(いーいーわーけ)。
公演的にはあと3ヶ月ぐらい続けてほしい気分ですが(大概この作品タガ外れて自分どうしようもないあぁぁああ大好きだ)泣いてもわめいてもあと3回。観られることを幸せに思いつつ。

とりあえずお疲れ様でした。震えが来た星金リプライズや今期最強の「あのままのあんたを…」とかについては追ってー。

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MOZARTのツボな人々2011-2

大阪「モーツァルト!」観てきました(定型文)。
ひさびさに(でもないか)重箱ネタ特集。

■むらさきの憧れの精
芳雄くんが腰フリまねしてると思ったらひさびさにダブル回転拍手止めをみたよ(笑)。「亡霊と悲劇の王子」のポーズも背後にお城が見えた。ああ楽しい。「ちょっぴり」の役割はモーツァルト君をいかに巻き込むか、とは贔屓が初演からつねづねおっさられてることだけど、ホント今日も二人していい顔をたくさん見せてくれたことに感謝。決してソロ曲ではないと思うのですこれ。
なおサブタイは出来心です(爆)。

■マイクを入れてくれ。
プラターでヴォルフとコンスタンツェと鉢合わせた時のお互いパタパタお手振りが異様に可愛かった…もちろん座長も加わったっぽいんだけどタイミング的に内緒話に行こうとした瞬間にムチの音が入って、軽口たたくシカネーダーにヴォルフが「いいからあっち行って」フリ入れた感じだったのに大層うけた。

■一幕アマデ二題
先日なんで一幕ラストあんなに印象に残ったのかなあ、と思ったのだけど、つまり「自由になりたい」の後の音が盛り上がってくとこで、最後に羽を刺す前にヴォルフとまっすぐに見つめ合うところ、あれが絵的に黒木アマデが初めてなんだ、って思い至った。歴代どうだったか覚えてはいないのだけど、斜めに見上げるはあってもお互いの顔を正面で見つめあうのは見たことなかった気がする。
松田アマデの場合は一幕ラストでヴォルフを目を合わせない。むしろ外科医のように当然のようにためらいなくヴォルフの命を使っていく。最初に羽を刺す前のタメの数秒が好きでしゃーない。

■確信犯エラー
「友だち甲斐」でのお金投げ。きのうはうっかり落とした、今日はあえて落として見せやがった酔っぱらい(笑)。
対するヴォルフも「落としたぁぁぁ!」×4くらい声張り上げまくってましたが一番おかしかったのは上手で笑い崩れていたバルバラだ(笑)。
この場面もすっかり定着したけど、考えてみればこれこそアドリブで形成されてった流れの最たるものだよね(遠い目)。投げ合いじたい2005年の座長のアイデアっぽいし、「かえせ!」は中川ヴォルフの置きみやげだと思うのだ。

■ブルク劇場二題
こないだわく君がパパとの決別でけっこう感情出すのにびっくりしたんだけど、このへんは璃七ちゃんも激しいのですね。ヴォルフにシンクロしていって「感謝しています!」ではっきり頷く。
亜美ちゃんだとこういう明らかなリアクションはかけない。何考えてるか正確にはわからない、わずかな目の動きこれもかなり好きです。いずれにしても、「赤いコート」でパパに怒るヴォルフに対して羽を差し上げてみせる姿、あれがフラッシュバックしてくるのが今期仕様なのかなこの場面アマデ的に。

■星から金を降らそう
フランス革命でヴォルフが「…いらない!」と叫ぶところのシカネーダー、前にも書いたけども下手にまっすぐに立って、違うほう向いてるんだけど完全にヴォルフが何を言うかに集中してる立ち姿が心底好きです。予想はしているけど、それが叶って破顔する流れ。
そして昨日三階席から落っこちそうになったのが(危ないって)「本は!俺が書ーいたっ!」。子供の遊び歌みたいなおどけ調子を真っ向から受け取って「魔笛?!」と食いつくヴォルフの高揚した顔と、「おとぎ話さァ…」ってくだけて見せる劇作家の笑いと。少年ぽさ全開の二人がゲラゲラ笑いながら走り出てく。ああもうすまん、この場面アマデが見たいのに!見たいのに今期マジほとんど見れてない(猛省)。
…そしてその高揚しきった悪戯っ子のイキオイでなだれ込むアトリエこれまた凄い(笑)。あのウワついた「コーヒーにしてくれる?」ですらヴォルフのしょうもなさよりも、あ「魔笛」に集中して浮かれきってんだな、という説得力を感じちゃうという…その後のコンスタンツェとの鉢合わせ、はじめて井上ヴォルフで「君は悪くない、事故だ」って思った(爆)。
「いいか、俺たちは成功するんだ」からの一連、屈み込んで下から視線をがっつり合わせてくシカネーダーと、「ああ!」って背中に手を回すんだけどガシッ!じゃなくあえてそっと手を添える感じのヴォルフも心に刻みつけました。…わたしCD化にはこだわらないというか滅多に聴かないんですけど、このリプライズのハモリはどーーーーにかして残して欲しいなあ(脳内に刻め刻め)。

明後日ラストです。経済的にも心情的にも帰りたくないがそろそろ新横だ(T_T)。

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レミコン行ってきました

千葉のシネコンにて「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサートを観てきました。

すばらしく楽しかったです。一曲一曲への賞賛と場面場面への感慨と、まあ当然学生出てくると一人一人への様子や仕草への一喜一憂と(笑)。

そしてなによりも大胆な操演や演出、そしてそれに嵐のように反応する客席の雰囲気に感動。ありゃあ燃える。本気で羨ましい。何が我々には足りないんだろう観劇人口か国産への誇りか、ミュージカル自体のコモディティか、とかいろーいろ考えこんだ(笑)。
…冷静に考えて日本でレミオタを集めて競技場を埋めてイベントやれてしまったらそれはそれでめんどくさい(爆)…メンツ考えただけでモメそうだし(^^;)。2004年の、あんなすごい規模感じゃないけど新旧各キャスト入り乱れてのレミコン、ああいうのが日本流の楽しみ方だよなあと今でも楽しく懐かしく思い出します。…まあ一番懐かしいのはベガーでマリウスとガー歩いてきて立ち止まると同時にマイクスタンドを思いっきり伸ばしてそのままぐわっとマイクを自分の顔の前に合わせる、例の金髪のシームレスな神速スタンバイですが(笑)。おっと奴ネタ語り出すと膨張する。

話を戻して場面ごとの雑感。
ベガーズ)…学生プログラマーか君は。戦うってサイバーアタック系な?
ABC)…いや、襟を開けてみたら成功しかけのベンチャー社長っぽい。
遅刻だぞ)…そらあなたのネクタイの状況です。(ちこくちこくー!ってパンくわえて飛び出す系の乱れきった襟元)
民衆の歌退場)デレ期はええよ!!(←対グラン(爆笑))

あ、ある意味戻ってないな……いや、べつだんファンじゃなくてもやっぱり追っちゃうものなんだよ赤チョッキを(なあみんな)。登場するごとにどんどん前ボタンが外れていく名も知らぬ短髪アンジョ兄さん、前半「あ、熱いのは大好きだがこら、暑い…」と思ってたけどだんだん情が移ってきて、キャラが飲み込めてから味わっていったらとてもよかった。舞台で観てみたいなあ!と思いました。

他キャストも堪能しました。誰も彼も歯が綺麗でびっくりした(^^;)テナルディエだけは黄色い歯だけどたぶんメイク。
・ジャヴェールでかい。かっこいい。でもワンデイモアで潜入スタイルで出てきたときあまりの浮きっぷりに吹いた…ムリだって一発でバレるって何でガブしか気づかないか謎としか。
・テナルディエ夫妻それぞれの登場時の客席の盛り上がり。ああ、こういうとこが羨ましい…最近の英語版だとコゼットの名前を言い間違えるのデフォっぽいですがあれも好き。レミコンの宿命ですけど歌ってバーン!て拍手もらってもファンティーヌなんかだと芝居上、笑顔で答えられないわけだけど、このご夫妻はあらゆるところでキメまくりでしたね。てか二人ともスゲエ。
・歌い出すと視線が泳ぎ出すマリウス。どこを見てるのマリウス。…他キャストもマイクに向かうときは視線を外すけど、意識が相手に向かってるのがわかる。のに何でマリウスだけ気になるんだろう。「目もくれないわ」で「全くなあ…」って思った(^^;)。
・ベガーズで全員集合したテナルディエ一味、歌ってない間の存在感に吹いた。
・全員コーラスに感動。何百人だあれ…大昔にウエストエンドの天井桟敷で見たときに「一日の終わり」でものすごい感動したのを思い出しました。当時は歌詞が頭に入ってないから、帰国してから調べてあ、あそこそんな実も蓋もないこと言ってたんだ、ってショックをうけたんだけど(笑)。高音部「うぇいぶくらーっしゅおんざさーんど!」…のあたりのザワーっ!って音が分かれていくあたりが大好きなんです。

日本語字幕はたいっ…へん残念でした(^^;)。なるべく見ないようにしてたんだけどネタ度が高すぎてつい目が行っちゃう…察するに初演のころの訳詞を当てはめて、ところどころ変えたんだと思うんですけど、その、ところどころ変えたところが「なにをまたわざわざ」て感じで。
「One more dawn(朝がくれば)」→「ワンモアデー」(初演こうだっけ?(^^;))
「Waiting near(あそこで想う人が待ってる)」「Waiting here!(私はここにいるのに!)」→「待とう」「待つわ」(あほかーっ「行こう」「待つわ」ですら眉間にしわが寄るとこなのにっ(T_T))
「窓に映る影」→「顔が映る窓」←(爆笑。せっかくの名訳を。)
オンマイオウンとかジャヴェールの自殺とかほぼストーリー変わってるし…見るな、見るな私(苦笑)。
etc。

迷訳も多かったのだけど。ほんとにもったいなかったのは字幕自体のヤッツケ感で。
日本版の訳詞はもちろん歌の節に合わせる必要があるから、英語歌詞から意味がある程度落ちちゃうのは仕方ないんだけど、そこは丁寧な意訳とお芝居でカバーされているわけで。こういうコンサートで字数制限に余裕があるときこそ、本来の英語の歌詞の素敵なところを拾っていけばいいのになあ…と思いました。
「あなたの魂、わたしが買った」+「神に帰すために」
「飾りを見せてよ…」+「なんだガラクタだね」
みたいな。前のせりふなんかなんでヴァルジャンがハッとして司祭を見るかってとこに関わってて。英語なら英語の芝居に繋がってるわけで、そういうのが随所に出てくるんだからそこは訳して欲しい。ABCカフェでマリウス入ってきたときのグランテールの言いぐさとか、こういう機会に日本語にしてみて欲しいもんだと思うの贅沢かなあ。贅沢か。

…さておき(^^;)。オープニングのプロモーション?みたいな映像から最後のフィナーレまで、「レ・ミゼラブル」を愛する人を愛しきる素晴らしいコンサートでした。
ふだんあんまり映像見ないんですけど、DVD買うかなこれはさすがに…もう歌いたくて歌いたくて(笑)。自分かつてはごくふつうのレミ好きで故あってただのアンジョオタクになり果てて、主にそのせいでここ何年もレミから遠ざかってたんですけれども(…なんか何年も言葉にできなかったことを今まとめきった(爆))、ブランクとか関係ないわこれ。

レミってやっぱり素敵だー。

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大阪雑感(ローテ編)

「モーツァルト!」本日マチネを観た方がおっしゃるには、今日で坂口アマデはラストなのだそうで(T_T)。

ぼんやり想像していたローテーションがわかってきました。
つまりこういうことか

序盤:松田アマデ&坂口アマデ
中盤:坂口アマデ&黒木アマデ
終盤:松田アマデ&黒木アマデ

よくよく考えたら学校もある子達だし東京みたいに三交代じゃあ地元に帰れないもんなあ。
金沢とかどうなるのかなあ。もちろん欲を言えば最後に一回ずつすべてのアマデを観たいですけれどもどうなるかなあ。

それにしてもわくアマデ、先週末がMY楽であったか…その時は山崎ヴォルフで、あーなるほどわく君はヴォルフが向けてくるダイレクトな笑いとか怒りにけっこうふわっと反応するんだな、それだと井上ヴォルフだとこの場面どうだろうまた確かめたいなー…とか思ってた矢先だったのでたいそう残念です(T_T)。三人アマデで一番年下かつ小柄なのでベッドに立つと「お前は悪魔だ知ってるぞ」で向かう芳雄くんとちょうど目の高さが同じで、この絵がけっこう印象に残ったっけ。

そんなこんなで終わりの始まりを感じた今日だった(T_T)。

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MOZARTのツボな人々2011

「モーツァルト!」16日マチネを観てきました。
なんかもう、全力疾走した感じ。

■井上ヴォルフ
ひさびさに一階で観たのですが無敵の全開パワーが正面から襲ってくるのってやっぱりいいなー(笑)。「僕こそミュージック」で「リズムに!ポーズ!ひびくハーモニー!」叫んでる姿から凄かった…「残酷な人生」も「僕はウィーンに残る」もすごい迫力。そんな無敵のヴォルフが愕然と何かに気づく一幕ラストのおそろしさ。
個人的に芳雄くんがいちばん綺麗にうつるのはここの「たおやかなシンフォニー、女の肌のように…」からの一連なのですけど。「響きのひだに触れて…」あえてはっきりエロい。美しい。このへん下手側にはひたひたと入ってくる本命がいたりするので(爆)毎回オペラグラスをどこへやるか葛藤してます。
ところでプラター公園のアルコ伯爵へのネタ返しはあまりやらなくなっちゃったのかな?ちょっと寂しいけど無理しないのはいいことだ(本音)。

■黒木アマデ
姿勢が安定したっていうか、全体が綺麗になったなあ。こうなるとアマデとしての化け感が急上昇。もうあと何回観られるかわからないけど、ますます楽しみです。一幕ラストで最後にペンを刺す直前、まっすぐな視線と視線を合わせて向き合うヴォルフとアマデの絵がしっかりと心に残りました本日。
ところで前に書いたアロイズィアへのリアクションは三人アマデとも原型に戻ったっぽい。

■高橋ナンネール
「わたしも行くわ!」の「わ!」の少年っぽさがツボった(笑)ここ井上ヴォルフは必ず「ママも一緒さ!」で受けてたつので(笑)元気な姉弟の見え方がとても嬉しかったです。もうマジ400回といわず、500回でも千回でも…いや、先のことはいいけれども、毎回つくづく「ありがとう」とつぶやかずにいられない姉さんの確かな在り方よ。

■hiroコンスタンツェ
今日の動きはホント心に刻みたいのでスケッチモード。
「大人になるということは…」で男爵夫人を見上げるヴォルフガング(昨日見切れて見逃したせいもあるんだけど涼風男爵夫人マジ美しくて美しくて優しげで過酷で(T_T))。そのヴォルフを見るコンスタンツェ。ベッドの傍らに寄って、ヴォルフが何かを見つめていることを感知するけれども、もちろんその視線の先にあるものは見えない。泣きそうな顔でヴォルフを抱きしめて背中をさする、ヴォルフの視線は彼女を飛び越えて男爵夫人に向かい、そこへ向かって(星から降る金に向かって)手を差し上げる。自分のわきのしたからヴォルフが手を上げていくのに気づくコンスタンツェはその手を見下ろして、一瞬顔を強ばらせて、歯を食いしばってそのヴォルフの手をつかんで降ろそうとする…。
この「がしゃっ!」っていう降ろしっぷりでこっち号泣モード。今コレ書きながら泣いている(T_T)。
やがてヴォルフの手は現実のコンスタンツェの背中に回る、それを感じて彼女の表情は笑顔になるけれども、やがてヴォルフの手は優しくだけど確実に、彼女の抱擁をかわして、外す動きになっていくわけで。
コンスタンツェは本当に努力した。だけどダメだった。それが今年の物語。

■ともだちかい
フランツがはけてくときの走りっぷりのバリエーションがわりかしツボ。今日はバラをくわえて羽ばたいてった。「リーリーリー」も好き。

■蛇足ですが
森山さん昨日ソワレ、肉屋登場まで舞台にいなかった気がするんですがなんで???(^^;)

■吉野シカネーダー
あーもー元気で元気で(笑)。

(以下、新幹線が遅れてミニボトル3本目でこれ書いてるのでちょっと暴走行きます失敬)

プラター登場場面の、後ろ向いてヴォルフにドーン寄ってこしょこしょ、に受けた受けた。「ないや!」の後のフトコロ覗きこんで「あー」にもうけたうけた。そして「知り合いか!」の後ヴォルフのこしょこしょ聴いた後のコンスタンツェへの超ジェントリーな微笑みに最高うけた(笑)。何モードだよウィンクも綺麗だし(笑)。
最近おかしくてしょうがないのが「ここはウィーン」でヴァーゲンザイルと数センチのところまで顔近づいちゃうところ。なんでちょっとドキドキしてんだ君ら両方(左右対称)。
アトリエでアンナと歌うオペラ歌手モード「パパパパパパパパパー」…昨日山崎ヴォルフみて「コーヒーにしてくれる?」のオイタ度が少ないせいか「コンスタンツェは?」の言い方がめっさ優しいのに内心爆笑した(笑)。芳雄くんは「でもー、コーヒーにしてくれるゥ?」だからして「コンスタンツェは。」が「仕事しろよテメエ」に聞こえる(笑)。
そして、ひさびさ正面から見た「ちょっぴり」リプライズの美しさよ…「いいか、俺たちは成功するんだ」の狂いっぷりが「Mozart!Mozart!」の熱狂とそっくりリンクしてしまうぶん、その狂気と、ヴォルフが求めているものの美しさと、二人の歴史とが、目をとじるヴォルフとか、ナナメの笑い合いとか、出会った頃のメロディでつづられていく絵はもうどうにかして永久に残したい(病気)。
リプライズ綺麗だった…。
そうして「Mozart!Mozart!」終わりの立ち姿。「うまれつきのさだめ」の狂気と美と、「永遠に輝く真実」の執着と、去っていく手前、直立してヴォルフから何かをもぎ取っていく姿と。
あーあ。ずっと観てたいなあ。そう感じさせてくれることだけに感謝。

…いや、ホントすいません。いつも以上に酔ってます。

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大阪雑感(山崎編)

「モーツァルト!」15日ソワレ中心に。

■山崎ヴォルフ
大阪では初めて観ました。すごい久しぶり。あちこち目ウロコ。いろいろつながった…そしてつながらないこともあるのだけれど、もう腑に落とすことにした。
冒頭の山崎ヴォルフのキャラの立ちっぷりが、初見のときからかなりツボだったのだけれど、「赤いコート」から「僕こそミュージック」にかけてのこう、強烈な「僕だ! 」ゆー感覚はますますパワーアップしており(俯いた横顔から斜めに客席見上げキラッ)。今ではさらにそのセルフィッシュなノリが深まってるというか、猊下のとこからの帰り道では「僕だってパパを!」のふてくされニュアンスは凄いと思った。アイラブユー・ユーラブミー、略してアイラブミー(爆)…うわー似たもの親子。
そんな世界は僕のもののヴォルフガングだから、その世界が壊れてしまった時にズボッ!と真っ逆さまにどん底へ落ち込んでいく流れもまた鮮やかだったりして。ママが死んだところの「えぇぇ?!」感から「残酷な人生」への流れもすごく納得できた。二幕の「なぜ愛せないの」の慟哭もホントに…共感はできないけど、気持ちはがっつり伝わってくる。
その感覚がプツっと切れるのが「大人になった男は、」。逃げたのかもしれない、悟ったのかもしれない、解釈いろいろでしょうけども、自分的にはこのときに山崎ヴォルフは「壊れた」んだと思いました。
天上を目指した存在はアマデであってヴォルフではない。ヴォルフが目指したのは人生。アマデと離れられない自分を知って、離れたら終わるとわかっていたけれど、仮面の男をきっかけに結局その道を選ばされた。みたいに見えた。
…まあたぶん違うんだけど。私がたどり着いたのはその程度。うーん、やっぱりもう少しつながりを感じたいなあ。魔笛が何なのかがわからないんだよ、魔笛が…(切実な本音)。

■高橋ナンネール
冒頭、「乾杯!神の子に」のところでアマデを見つめるナンネール。わくアマデの日だとお互いホントに小さくて、子供っぽさ儚さが際だつ感じがします。大勢の大人の笑顔に包まれてるけどちょっとつつけば壊れてしまうっていう。最近パパが「見ずに~演奏~します~」で身振りを交えてなんかさらに見せモノ感が増してるせいか、冒頭の家族の光景の危うさにしみじみ「あーあ…」って思います。その勢いで山崎ヴォルフの、ちょっとバランスの悪い育ち方してきた感ありありの「赤いコート」なんか聞いちゃうとさらに「あーあ…」、この家族が大変なことになるのアタリマエだなあ、というブラックな納得も覚えたりして(^^;)。
そういうヴォルフとパパの間にあって、ナンネールの表情におちてく影がどんどん、どんどん、どんどん深まってくのはホントに悲しいです(T_T)「星から降る金」のラストでパパを見る目とか。次に男爵夫人を見上げて、最後にヴォルフを見る顔とか。「家族の分裂」でどこも見ていない、諦観っていうかその先のことわかってるけどどうすることもできない、絶対零度まであとわずかなところとか。
山崎ヴォルフだと糾弾する勢いよりも「なぜパパを傷つけたの?」って率直な悲しみが前面に見える気がする。

■hiroコンスタンツェ
昼のプラター公園で「純粋な」井上ヴォルフへの素直な恋の告白、をみて、夜のプラター公園でバカで可愛い女の子のバカでカッコつけてるけど本当は嬉しがってる少年への告白をみて。やっぱhiro嬢のいちばんすげえところはこの素直さ正直さだと思うわけです。うわー、なんか今じゃ山崎ヴォルフの方が悲劇に見えるプラター…。
山崎ヴォルフの、けっこう女の子慣れしててコンスタンツェにも余裕で「あ俺もててるな」と思ってるけど、最後の最後の「好きなのよ」でフッと、それでも嬉しい、っていう笑いを浮かべてる…てのは結構ツボです。
そして後半の「遅くなってゴメン」の、あ、この台詞ヴォルフ日常なんだろうなきっと、っていう物なれたなだめっぷりもかなりらしいと思います(^^;)。
この辺、根本的なとこではズレていながらそのときそのときは真摯に修復しようとしてる井上ヴォルフとは対照的だと思うのですけど、どっちにしてもなんとか誠実にがんばってるコンスタンツェの可哀想さが今期うなぎのぼり(T_T)。「大人になるということは…」の後、ヴォルフにどうしても届かないコンスタンツェの絶望。どっちヴォルフでも本当に切ない。

■坂口アマデ
ブルク劇場でヴォルフの「パパにも聞こえるでしょう…」でヴォルフと完全に同調して淡い笑顔になってたのには2007年のほたるアマデ以来の衝撃を受けました。ヴォルフに握手を求められてパパを見た(示した)後、ヴォルフの「今度は大丈夫だよね?」みたいな表情に応じたかのような薄い微笑みが、そのままパパとのやりとりで変化するヴォルフの顔とシンクロして動く。
アマデにとってパパって何なんだろう、はこれまた考え出すと止まらないテーマのひとつですけども、今日のわく君を見ながら、彼は単に時が止まった、あのころのアマデウスと同じ存在なのかもしれないなあ…と思ったらこれ切ないなあ!!
そうしてラストシーン。壊れてしまったヴォルフの昏く投げつけるような「おまえも、死ぬ」に対して白い羽根を差し上げる。どん底から、もう届かない光を見上げるような育ヴォルフの悲惨な笑顔と、あの頃と同じ真っ白なひたむきなわくアマデの顔、ふたつとも白い羽根に向かってる、その絵が今年の記憶にずっと残っていくことと思います。

…すげえ今更ですけど。
「モーツァルト!」って悲しい話だなあ。

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大阪雑感(俯瞰編)

マチネ大阪「モーツァルト!」今日はB席上手。帝劇でいえばL列53番くらいの自分的には大好きな角度。ただし3階。すごい高い。
座ってまず視界の5分の4が「客席」という真横っぷりに目をむきました(笑)アン・デア・ウィーンもかくやって感じのバルコニー状態…右下が舞台、当然いろいろ見切れるけど、そのかわりおもしろいものを山ほど見ました。

冒頭、男爵夫人が歌う間、アマデに大人たちがたかってるところ、下段の人たちの向こう側にピアノを弾く井上ヴォルフが登場してくるわけだけど、これがピアノ弾きながらその人たちと何やら取りざたしてる(笑)しきたりか設定があるのか、単なるタイムスリップか(笑)。

普段は見逃している前後の動きもよくわかる。舞台奥から手前までみなさんけっこう動いてるんですよね…普段はセットが前に出てるけど、「残酷な人生」では床の楽譜が全面に見えて、その真ん中にポツンとヴォルフがいて、歌いあげる。この、広い世界に「ひとり」でいる感じの絵がまたちょっとグッときたりして。

ほぼ真上から見えるので、みんなのターンがきれいです…とあるマンガの「何で踊るの?」「スカートが花のよーに広がって面白いからだ」というやりとりを思い出した。鏡をしまった後のナンネールのターンが綺麗、市場の物売りねーさんたちのターンが綺麗、「ちょっぴり」のラストの回転が超絶綺麗(最後の人スカートはいてない)。

「並の男じゃない」の歌いだし。「僕が豚ならあんたは老いぼれ…」でヴォルフが跳ねてる後ろで静止しているアレが真正面だったりするのでこれまた超楽しい…ステッキしょって立って最初は普通に微笑、次第に ニ ヤ ア と笑いを深めていってステップに入る。ああプラターは下手に限ると思ってきたけど上手の「上」ってのも超贅沢(放っといてやってください)。

あと一幕ラストの「あわーれーなーレオーポルートー」のヴォルフの飛び込みって、上から見るとすごい怖い。

二幕になると下手のベッドが真正面だったんですが、なんか寝てるヴォルフとか絵的に「のぞき込んでる」感があってこれはけっこう恥ずかしかったです(^^;)…友だち甲斐は楽しいばっかりだが(笑)。

これは昔書いたかもですけどブルク劇場でお客にわーー挨拶するヴォルフの向こう側、裏方の人がお客さんよろしくわー拍手してんのも見えるし。

etcetc。発見もりだくさんのマチネでした。
今日は黒木アマデが大阪初日だったそうで(^^)ひさしぶりに観ましたが良かったさ…懸命さとか子供っぽさとか、独特の柔らかさとか、やっぱりりあなちゃんならではの良さがあるなあと。動きもとても綺麗になった気がする。

ソワレは落ち着いて一階で観ましたが、これまた別の意味で面白かった…また追って。

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大阪雑感(間尺編)

「モーツァルト!」大阪ネタ補足。

梅芸で舞台の幅が狭くなった…と書きましたが「レベッカ」とかに比べて「Mozart!」はそれを感じさせるところが結構少なかった気がします。例の引き出しセットが固定されてることの実は効果なのかなあ、観た感じ「ちょっぴり」のラインダンスみたいな大勢のシーンにしても、パパたちとの場面にしても狭くなったことを感じさせなくて、初演で劇場を渡り歩いた事情で結構オールマイティにできてるってなるほど、こういうことかあと今更感心。

とはいえ少しは変化があって。こないだも書きましたけどヴォルフとアマデの距離が近くて「僕こそミュージック」とか一幕ラストとか遠目で観るとき凄く楽(笑)。
あと二幕でヴォルフが「確かに僕は無責任…」て歌いだすところで上手端のあの光ってる柱(ボキャが(^^;))にちょっとナナメに寄りかかるようにして歌いだしたのが凄く綺麗だった。この日のパパとの決裂の場面が凄く心に残ってたこともあって「なぜ愛せないの」に浸りきってしまいました。パパとの決裂って特に井上ヴォルフ時は、内心どっちにも共感できない、両成敗だコレと思ってきたけどこの日はなんか「大人のヴォルフ」がパパにぶつかることの必然にすごい納得したというか、ついにヴォルフに感情移入できてしまった(^^;)どーしたことか。

これも幅の影響か不明ですが一幕ラストの「僕はウィーンに残る」、コロレド邸の召使いたちがなだれ込んでくるタイミングの下手端の男性陣の動き、「オマエ行け」「いやオマエが行け」て感じでどつきあいながら一列に並ぶところで、はじきだされた…えーとあれ小野田さん?が高速スピンして上手に飛ばされていくの結構楽しみにしてたんだけどこの回転数が少なくなった。のは初日の偶然かもしんない(笑)。ついでに書いちゃうと娼婦の姐さんがさりげに下の召使い連に手を振ってるとことかマキちゃんが「レオーポルートォー!」で猊下の動きにシンクロして手をハラリやんのもツボだ。あとヴォルフの周りに召使いが輪になってスキップするところ(こう書くとメルヘン)下手の端からけっこうすごい距離飛び込んで加わる小っさい女中さんの果敢なステップが大好きです。穂積さんかな?

あー大阪行きたいなあ。また追って。

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「モーツァルト!」2011年、大阪初日を観て参りました。

井上ヴォルフ、香寿男爵夫人。さてアマデは?とワクワクしながらメスマーさんの「モォォツァルト!」を聞きつつ幕が上がっていくのをガン見…弾く姿勢いっぱつでわかる松田アマデ(^^)あー新春から美しいものをみた。

■数だけなら正直いい勝負だと思った(追記:そんなことはない※)
席がちょっと遠かったので味わいきれてはいないとこあったのだけれど、井上ヴォルフとてもよかった。「僕は50回くらい井上君を観てきましたが一番よかった」とか言ってる小池さんにちょっと「ふぅん…」と思ったのは席の悔しさか数的な対抗意識か(笑)。うーん今日この日こそ死にものぐるいで一階上手を探すんだった…。
※いや、意味ないなりにザッパに数えなおしてみたら正直50回どこじゃなかった…

■髪切った?
ザルツブルクからウィーンに行く途中で美容院に行きましたか座長。とか思ったくらい二幕の巻き毛がくるくるしていた長髪。いえ、単に衣装からくる印象なんですけども後半の外ハネっぷりが今更かわいくて言葉を失った(笑)。ウィーンなんか先日みたコードギアスのリヴァルかカレンかってくらいの上向き加減で(世界で今自分ひとりだけタイムリー)。パパゲーノのアフォ毛はいつもどーり。

■ザッツ梅芸
レベッカでも梅芸来た途端びっくりしたんですが、舞台が少しだけせばまってる分、赤いコートとかコロレド邸とかヴォルフたちの移動距離えらい少なく感じる(笑)裏を返せば人と人が近い分オペラグラスでも見て取りやすいってことで場面によってはすごく見るのが楽。うーん、いっそドラマシティの狭さで今また観てみたい気もしてきた(^^;)。
そして自分的梅田の最大のツボ、生声がよく聞こえる(^^)いや、たぶん転換とか隠したい音も聞こえちゃってるのだけれど(^^;)酒場やウィーンのザワザワがいい感じで耳に入ってくるのは嬉しい限り。サリエリだ!もばっちり響いてたけどウィーン去り際のパァン!へへっ!はあれマイクまで入ってた気がする(^^;)。

■ほか
ダメだ書けないこれ以上(ひさびさの高速バスにつきさすがに酔いそうだから(笑))。あと箇条書き、詳細はまた。
・ゾフィーが回る。回り続ける。
・ごぞんじカーと鳴いた。
・「芝居が始まる!」顎しゃくりが好きでしゃーない。
・予言の魔女がさらに10歳くらい老けた。
・「家族の分裂」のナンネールで体感温度急降下。
・馬車の後ろの二人の揺れ方がどんどん細やかになっていく件。
・さかなクンが二匹(注:主観)(注:プラター)
・「知り合いか」の後ナイショ話ってどういうニュアンスか(笑)
・「謎解きゲーム」で座長がクラスチェンジしている件(注:これも主観というかしばらく下手で観てなかったから単なる再発見かもしれないでもカッコよかったぁぁぁ梅芸ラスト明るいよなこの場面!)
・「乾杯ヴォルフガング」は場面としてマジ冗長だと長年思ってきたけどhiro嬢の「それともキス?」が絶品すぎて惜しくもある。ううむ。
・「MOZART!」幕おりるの速!いいなあこれ!
・「大人になるということは…」の後のヴォルフの手の動きにコンスタンツェが気づくの切なすぎ。
・しかし「あのままのあんたを愛していたかった」で拍手はなあ…。
・アトリエのシカネーダーが狂気じみてきてさらに「Mozart!Mozart!」と重なる。重なるのに。盛り上がるのに。うう。あそこで拍手はなあ…そりゃ勝手だけどなあ…。

…なんか京都で停車してる間にけっこう書けたな(笑)
掘り下げネタはまた帰ってから。

いやホントそれにしてもポメラから携帯に連携する裏技考えてくれた人ブラボー。今冬お世話になりすぎて足向けて寝られないよ(どっちだ)。

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