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2010年7月の6件の記事

雲散霧消(予定)

今年の「宝塚BOYS」上演ネタが出始めてからいろんなことを考えましたが(注:別にネタではない)、もうすぐ初日ということで、幕が開いちゃったらたぶん使えない話を先につらつらと。
★旧作ネタバレです★たぶん新作にもネタバレです★

その1:役名のはなし
よくよく考えたら初演と再演で役代わりした人たちについても、キャラは変わっても役名は同じだったわけで、まあ今回も同じなのでしょうけど…できれば変わっててほしいなあ。上原金蔵さんは名前的に鉄板な気もするのでそのままでもいいんだけど(上島金助とかならいけるか(笑))、タケウチシゲオです!とかヤマコーよろしく!とかホシノジョージ君だーとか言われた瞬間新キャストをクリアな気持ちで見られなくなる自分が目に浮かぶ(いやまあ最初っからクリアさはないけどもさあ)。
まあ、長谷川にしてもミキちゃんや大田川にしても、初演と再演ではまったくちがうキャラクターで印象もずいぶん違うものだったし、それで新しく生まれたドラマもあったしで(自分的にはハセのいじめられっこ化が激しくツボだったわけだが)、それぞれ違う味を見せてもらえるのでしょうけども。

その2:キャスティングのはなし
東山くんが出る!と聞いたときに「うわ!山田とか面白そう!」と思ったんだけど(星野を凌ぐほど踊れるようになっちゃう山田とか新しくね?)、やっぱ大方の予想通り例の回る人の役なわけでしょうか…やっぱ役名を(以下無限ループ省略)。ほか、たとえば浦井くんが大田川でちょっと色気のある病人キャラ化したりとか杉浦くんがリーダーでぐるぐるして「それがボクの最後の仕事だーっ!」叫んじゃうとか、こう、あんまりキャラと結びつかない(悪気はありませんとも!!)キャスティングになってたらもうそれだけで旧作は忘れてワーっと楽しめるんじゃないかと………いや、いいんだ。新しく観に来た人が楽しめればそれで(小さくなるわたし)。

こんな精神状態なので早く観たくてたまりません新星「宝塚BOYS」(そんな理由か)。
前にも書きましたけども。旧作ファンをどっかーんと裏切って「そうきたかー!」って言わせまくって、今のウダウダを霧と散らせて欲しい今日この頃。
ホントになあ。
どんだけ愛してたか最近やっと分かってきたっつーか(激痛全開)。

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幸か不幸か貯金に適した今年の夏(トゲトゲしい)。
とはいえ年末年始はそれどころじゃなくなるし、冬に備えてちゃんと働いとかんとなー…だったのがアリを超えて今年は馬車馬にならなければ来年の夏は越えられない気がしてきました(そもそも人生キリギリス過ぎ)

来年の夏祭り発表。楽しすぎて正気を失った。
ちょっと前に動画をいくつか見たりしたんだけど、枢機卿の歌が派っ手だなー、アトスとミレディーと語り部の役どころがすごく面白そうだなあ…という印象くらいで詳しいことはわからず。韓国版観にいけばよかったなあ(Mも同様ですが…まあいずれも時期的に国内の舞台で精一杯だった(笑))。

笑っちゃうくらいの豪華キャストで共演うれしい人たぁくさん。芳雄くんのダルタニアン(ニャンて発音すると可愛すぎないか?…人形劇での「ポメラニアン」とか言い間違える余地があるのも可愛かったが)、さとしさんのアトス(ちょっとだけ観た動画でのカッコよさが忘れらんねー(ヒント:過去のしがらみ))、「猊下が猊下役」って言ったモン勝ちだなあ、サカケンさんの「役者」ってたぶんアノ役だと思うんだけど超絶おもしろそう、バッキンガム公の伊藤明賢さん最大のサプライズ…etcetc。

贔屓はといえば役どころの詳しいとこはまだまだ分からないですがとりあえずコスチュームが楽しみで仕方がないね
NHK人形劇の「新・三銃士」始まったころ、ミレディーのロシュフォールへの「わたし腕の長い人が好きなの」に大笑いしたものだけど(笑)こうなるともう一回最初から見直したくなってきたなー…イヤそれより首飾り騒動決着で止まっているVTRを消化しろわたし。

ついにきた「エンタテイメント」の「悪役」。
かのキャラクターの原作の意味深さも、アニメのやられっぷりも、人形劇の長細い感じも(おい)いったいどんな風に見せてもらえることになるか、震えがくるほど楽しみです。

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最近のふぇいばりっつ

今日は長野かー(当面毎日この調子)

そんな日々のはまりものいくつか。まあ、アレは除いて(号泣)

■獣の奏者エリン
DVDやっとみはじめて現在7話。節目。ていうか序盤ラストまでに7話かけちゃうんだ!とまずびっくりしつつ、ここで一旦エリンを地の底に突き落とすまでの、一話からこっちの穏やかな流れの見え方がえっらいツボ。各話ていねいに一見ファミリー向けを装いながら(装いながらて)どうやら中盤・後半で重要になっていきそうな伏線コツコツ入れていってるようなのもツボ。
自分の処刑を悟ったソヨンがそのことを完全に隠しながら最後の日をエリンと穏やかに過ごすところ、原作でもとても好きでしたが、6話の後半の流れとかもう(T_T)。

■池上彰さん
の本が片っ端から増刷されていくのを片っ端から読む日々。歴史系と仕事系を行ったり来たりしながら、ああこんな風に人にわかりやすく面白く伝えることができればなあ…いや、そもそも知識からですけどもちろん…とループとまらず。

■平たい地球(タニス・リー)
図書館で一気に借りてきて池上さんと並行で再読中(いろいろ矛盾している)。大好きな「熱夢の女王」にたどり着いて、展開もキャラも描写も話の大河っぷりもうわあ、こんなにカッコ良かったっけとわくわく。とはいえこれのラストとか「妖魔の戯れ」のアトメの終わりの場面とか読み返しすぎて台詞入りまくり。「そなたには狂気が感じられる。なべてのものを見んとの狂気」は一生モンの好きな台詞。…リピーターの座右の銘っていったら図々しすぎるね(^^;)。

■ゴーストトリック
逆裁の巧舟先生の最新作。面白い!ミサイル本気で可愛い!!パズル度が程よくてストーリーも短く延々と繋がるタイプなので、ちまちま進めてもストレスがないのがすばらしい(笑)んでもクリアしたら最初っから伏線拾いなおしたいなー面白いなー。

■ワンピース
先週のジャンプの「仲間がいるよ」で号泣(指の数が呼びかけより多いあたりが、ビビとかもきっと含まれてんだなと(T_T))、かれこれ二年越しの待ちに待った「一味の再会」に話が至っていくのにワクワクしつつ…しつつ…そりゃワクワク、してるんだけども………サンジがどんなことになっちゃってるか恐ろしくて次号が怖い怖すぎる。カマバッカ王国脱出しててくれ。せめてズボンはいててくれ。頼む。とか戦慄してたらイワさん役の声優の人捕まったそうでびっくり(^^;)。

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なつはきぬ。

全国19箇所8週間弱、公演回数にしてえーと40回ちょいぐらい?かな?

うち一般公開は3箇所計6回というちょっと改めて数えなおすと叫びたくなるなオイ…のツアーが明日からスタート。

想像とか予習とかいろいろでテンションは上がってるんだけど致命的に持って行き場がない…ので遠い先の宇和島の予約をしたり兵庫のホテル探したり急に現代史本ばっかり読み始めたり不毛に地図とか描いてみたり(大笑い)。うおおシクロ観たいよーハイン観たいよー(号泣)。
やあまあ今でも脳内上映しようと思えば曲とか台詞はそこそこ再生きくんですが…アレさえ出てればシクロは当然バンメトートはもちろんダナンの仮面コーラスだってフルで歌えるもちろん(痛ェよ)が肝心のハインとトアンのあれが公演によってパターンがありすぎたがために混沌として無限ループに突入するのがいかんとも。

とりあえず明日から長野で一週間。
盛り上がりますように。
いい出会いがたくさんありますように。
待ってまーす。

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生きているレベッカ

ポメラに書き残しネタ残ってたのでアップ。「レベッカ」公演中に原作を読んで思ったこと。ネタバレです。

「レベッカ」原作を読み返してあらためてツボだったのが、亡きレベッカを語る男性陣の言葉の根底に流れてる、レベッカに対する動かしがたい賞賛のニュアンスだったりします。ダンヴァース夫人と違って、レベッカに苦しめられあざ笑われてきた面々が、その思い出が黒かろうと白かろうと、鮮やかに彼女の強烈な印象を思い返しているあたり。

「わたし」は「マキシムはレベッカを愛していなかった」と悟るし、マキシムは確かにレベッカに苦しめられて憎み続けていたわけだけども。それでも、というか、それだからというか、「ボッティチェリの描く少年みたいに見えた」とか「(レベッカの嘘は)最後の、見事な虚勢だった」といった台詞に、鮮やかにこの世を去っていったレベッカをまぶしく思い出してる、そんな感触があります。フランクも原作だと、おそらくレベッカを愛していた、それ故にものすごく苦しんできたわけで、「わたし」に対するフランクの親切さよりも、レベッカが「美しい方でした」と言い切る場面のほうにピントを合わせると、フランクの記憶にある複雑で鮮やかで残酷なレベッカが印象に刺さってきます。

原作のファヴェルはまた実にヤなおっさんであり、一貫して打算で動いてるわけなんですが。彼にしても、ひとつレベッカの記憶、レベッカとの光景においては一つの、なんかこう真実っぽい区画があると思います。印象的な台詞が、レベッカが溺れて死んだと思っていた、という流れでの「彼女らしく、たたかいながら死んだのだ」という言葉で。ファヴェルがレベッカに対して、マキシムが「わたし」を愛するような愛情を感じていたとは思いませんが、なんつうか同じ空気を吸って吐いて、死を悼むとかじゃない、別の次元で、レベッカとの繋がりがあったんだろうなあと。余談ですが原作でダニーが語る、子供時代のレベッカとファヴェルが御者台の上でつかみ合いの大ゲンカ、というエピソードも今読むとかなりツボだ。

このへんのニュアンスはわりと舞台のファヴェルにも流れてたと思うんですよね(原作で役作りされてるとは思わないんですが、結果的に(笑))。だから審問会が好きなんだな…「ヨットは意図的に沈められたものである」のあたり、公演序盤は、起こったことを悟った様子でマキシムを刺すように見やっていたファヴェルですけど、天を仰ぐ仕草でちょっとその場から隔絶して、何かに心を飛ばしているような立ち姿になってたわけで。同じ「なにが起こったかを完全に察した」であっても、マキシムよりもむしろあの一瞬だけは、その嵐の夜のレベッカを思っていたように見えるわけで。この辺の解釈は完全に人それぞれですけれども。

ミュージカル「レベッカ」再々演ががあるのかないのかわかりませんが、次回に期待するのはこの「生きているレベッカ」がどこまで表現されるか(ダニーだけに頼らず(笑))というところ。二幕あたまの「わたし」がなぜあんなに追い詰められていたのか、彼女を打ちのめしたのは「ドレスのことで恥かいた」じゃなくて「マキシムはレベッカを愛している」だったはずで、それは一幕の誰のどういう言葉で仕草で表情で醸されていったものなのか。今期、見えたり見えなかったりしていたこれらのことが、余さず表現されるいつかの「レベッカ」であったらいいなあと思います。

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壁の中の妖精

「壁の中の妖精」を観てきました。
春風ひとみさんの一人ミュージカル、評判を聞いたのはかれこれ10年以上前のこと。当時観た人に「すげー良かった」という感想を聞いて、へえ、観てみたいなあ…と思っていたので、このたび譲っていただく機会があって飛びつきました。

うん、すげー良かった。

時は1930年代~60年代、スペイン内戦、世界大戦、また混乱を経てきた激動のスペイン。少女マリアは自分の家の壁の奥から歌いかけ、語りかけてくれる妖精に出会う。実はその妖精の正体は、内戦に敗北し処刑の危険にさらされたゆえに、自宅の壁の隙間に隠れ潜んで生きなければならなくなっていたマリアの父親であった…。

以前、あらすじを聞いたときは、少女マリアが「妖精」に出会って成長していくうちにその妖精の正体を知って…といった、マリア視点の物語を想像していました。だって一人芝居だっていうからこう、ある一人が語り紡いでいく、朗読劇みたいな構成なのかと。
フタ開けてみましたらば、確かにそういう面もあるんだけど、物語はもう一人の語り手である母フリアーナの視点が柱となり、ほかの人の言葉や仕草や行動も再現されながら、人同士の「会話」や「諍い」や「抱擁」や時には「取っ組み合い」まで盛り込まれていくもので。
父マノーロが潜伏しなければならなくなった時から時代が流れ、マリアが生まれ成長し、やがて世の中が変わり、さまざまな人と関わり、苦難を切り抜け…生きていく家族の物語。こ れ を ぜ ん ぶ 一 人 で 紡いでいくという(^^;)。

キャストでは…ええ、キャストでは…マリアを演じる春風ひとみさんの可愛らしさ、フリアーナを演じる春風ひとみさんのたくましさと疲れと愛情の絶妙な混ざりっぷり、マノーロを演じる春風ひとみさんの芸達者ぶり、そこらのおっさんを演じる春風ひとみさんのコミカルさ、精霊のおとぎ話を歌いあげる春風ひとみさんの素晴らしい歌声と夢のようなステップ………………人類とは思えねえ。いったい何役だかちょっと数えようとして序盤であきらめました無理無理。これこの際パンフにキャスト表載せるべきですよ(「アーネンエルベの一日」の中田譲治さん状態(笑))。

役の達者さ芸の巧さにもまして、あたしこの方の声ホンットに好きなんだよなあと再認識しました。42ndとジョセフィンとあとせいぜいエリザくらいしか観たことないわけだけど、最初の歌である「十二月の物語」の歌い出しで震えが来るほど癒された(なにそれ)。優しくてすっきり通る綺麗な歌声。あー好きだー。

かれこれ300回以上を数える息の長い作品なのだそうで。今年、東京は今日で終わりっぽいけど次にやるときは母を誘って観に行きたいなと思いました。客層厚いし、みんなにお勧めしたいミュージカルでした。

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