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アルフ思い出語り

ヴァンパイア博多楽からまだ一週間、もう一週間。
秋モードでいろんな仕込みやら趣味の調べものやら(前日参照(笑))に耽ったりしつつも、思い起こせばいろんなことがありました。
今頃総括というのもヤボですが、今宵は今期のアルフレートについてちょっとだけ。

博多は一ヶ月間、泉見アルフだったわけですけども、そうは回数観てない(いや東京に比べればさあ)せいなのか、終わってしばらくしたせいもあるのか、自分の中では浦井アルフの回もけっこう鮮明に蘇ってきます。
3年前と比べて両アルフともそれぞれの方向へ発展していってたわけだし、それをまた丁寧に受け止めてった禅教授はじめキャストそれぞれの芝居の違いもあったりして、今年は「アルフレートの物語」としてヴァンパイアを観ることがとても面白かったと思います。

今回本当に面白かったのはやっぱり禅教授との関係で。
ヘタレ街道まっしぐらの浦井アルフの場合、泣くわめく騒ぐ震える狙われる、のアルフを叱りつけながらも全力で面倒みてやるプロフェッサーはヒーローそのもの…とくに「科学者を甘く見ないほうがいい!」のあたり輝いちゃうくらいの主人公オーラ(笑)。でもそうやってヒロインに甘んじているようでいながら(言葉のアヤは許してください(爆))浦井アルフにはちょっと内面的に妙な成熟っていうかしたたかさみたいなものがあって、あれ?というところで妙に強かったりする。だから気張ってヒーローやる必要がないのかもな、とも思えたんですね。「本だ!」で書庫いっぱいの本を見て取ったあと、プロフェッサーがさぞ嬉しいだろうな、というように教授の後ろから微笑むあたりとかたいそうツボでした。
いっぽうの泉見アルフは「サラを助けなきゃ」って一人で覚悟をきめて成長していく(サラはどうあれ(笑))以上、自身がヒーローの頼もしさっていうか凛々しさをもってすべてにあたっていくわけで、「伯爵の城へ」って自分が言った以上は道中くしゃみしながらもマジメに突き進んで行くし、「シャガールの娘がどうなってもいいのか!」で一応シャキンとするし(博多ラストあたりかなり怪しくなりましたが(笑))…いちばん凛々しいなあと思ったのはサラを連れてお城を脱出してゼエゼエ言ってるあたりですが。教授とダブルでヒーロー、ひょっとしたらライバル位置かも?な成長株ヴァンパイアハンターに見えて、その分ふたりのコンビプレイがくっきり見えてた気がします。

伯爵の側、ヴァンパイアたちの世界に引き寄せられていくアルフの居方も、それぞれ違ってて。
例えば一幕ラストの伯爵の歌への反応とか、二幕の「プロフェッサーどこかへおいでか」での動きなのですけど。一幕ラストのロングトーンの終わりくらいで何かの扉を開くような表情の変化を見せて、二幕では伯爵の「彼はもう私のもの」に明らかに引き寄せられていくアルフレート。その変化のさまが泉見アルフだとなんか白と黒の正反対だけどそれぞれ強い感情の発露なのが、浦井アルフだと穏やかな日常と襲ってくる「異常」つーか…うまくいえないなあ。
あとやっぱラストの「悪くないね」。泉見モードの豹変・ワルフ(笑)はわかるとして、浦井くんのナチュラルな「悪くないねー」は「そーきたか」と初見でぶっとんだものです。解釈はいろいろですけどあのニコヤカに血をなめて牙むくさまに「反転してもアルフはアルフ」ってな開き直りというか明るさ(=話としてのブラックさ)を感じてびびりました。泉見アルフの明快な大バッドエンドも鮮やかですが、「あ、なんだこの人ある意味もともと黒かった?」っていうのもああ、おんもしろいなあぁーと…いずれも個人的な解釈ですが。

などなど、二人のアルフを追っていく面白さは尽きず。
それだけに東京が終わっちゃって浦井アルフがいなくなり、二人の対比で物語を掘り下げてくことができなくなったのは残念でした。
…ので自分的には贔屓ウォッチ専念という通常モードに完全に戻ったわけで、まあそれはそれでもちろん楽しかったんですけれども(爆)。

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