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博多座がおもしろい(素面編)

酔いが醒めたので博多座ヴァンパイア覚え書き。

■泉見アルフ
土・日と観たんですがやっぱり泉見君は続けてみると演技の流れが変わってることが多くて面白いです。土曜日大塚サラ・日曜日知念サラだったんですが、アルフのキャラって前者純情天然・後者ややえっち(笑)だなあと思ってたんだけど今回の印象は逆だったりして。ヘルベルトに襲われた後も土曜バージョンだと「向こうから手出して来たんですよきまってるじゃないですかぁぁぁ」が泣きべそモード入って「よく泣くねお前は!」と教授につっこまれてたのですが日曜はまた逆ギレ台詞に戻ってたり。両サラで演じ分けてるのかも知れないし、また別の挑戦をしてみてるのかも知れないし、いずれにしても楽しい(^^)。
…一番たのしかったのは「恋をしているなら」の表情の動きですが(笑)。東京でもやってたのかも知れないですけど、中盤まで震えてたのがヘルベルトの三段ジャンプに引き込まれたかのようにいったん恐怖が消えていって「そしてパラダーイス」で笑顔になっちゃうという…そうやって「恋してるんだね」での泉見アルフ名物・けっこう警戒を解いた頷きに繋がる、という流れに納得と爆笑(笑)。馬鹿息子の「お友達からお願いします」作戦があたかも上手くいっているかのようなのが「わかるだろぉ?」で思いっきり崩れるわけで、このへんの緩急がすばらしい(笑)。

■サラs
帝劇二階であれでしたから博多座三階じゃ相当だろう…との予想通りでした両サラ(何が)。綺麗だよなあ二人とも(だから何が)。さらに大塚サラの場合湯船から上がっちゃう一瞬があんまり「一瞬」じゃないので毎回そのきっぷのよさみたいなものに妙に見とれちゃいます(笑)。
サラといえば帝劇終盤から一幕のサラの化身をやっている一倉さんウォッチが最近ぷちブームです。弾むような足取りとか伯爵の背中にちょん、と手をかけて気づかせる仕草とか、ワクワク顔であのまがまがしい集団を見回す笑顔とか、まあ実にサラの夢いっぱい隙いっぱいな感じが出てるなあと…一幕の幻想ってサラの夢だから、伯爵さまのほうも笑顔いっぱいで(まあ正直そこがコワイですしんじょうさん(笑))、顔に触れたり手をからませたり、時おり「おっ?」と思うような即興のスキンシップがあるのも楽しみだったりして。悪夢は悪夢で即興性満点でこっちは違う方面に「うわー」となるわけですが…こりゃ新上さんのはなし(笑)。

■席の話A
一階は近くて近くて近くて感動。A席中央あたりからの観劇だったんですが間尺も狭いから視界いっぱいが舞台で、フィナーレの手拍子の合間にどのタイミングでオペラグラスを取り出すかという葛藤がないのは大変嬉しい(←「さあ招待しようからの息子とサラの絡み→ペタン座りだけはお願いだからオペラで見さして」派(笑))。
とはいえ近いと課題もあって、カマクラの質感なんかが若干わかりすぎちゃったり一歩間違うとチープに見えちゃう部分があるというか、たぶん初見だったら帝劇初演の「わざとやってるんじゃないか」な作り物感覚をもう一度味わったかもな、と思う部分もありました。アリにはアリですが、再演で捨てた(克服した)部分でもあると思うのでちょっと複雑だなーと。照明はすごく綺麗なんだけど。
あと特筆すべきなのが(笑)「パラダイスさー」で沸きあがったシャボン玉がえらい勢いと量でもって一階客席の上をわーっと漂ってくる、あれにはお腹の皮がよじきれました。L列あたりだと余裕で何個か頭上を越えていきましたし。

■席の話C
日曜日、今度は三階席に座ったんですが、遠さとか、座るまで忘れてた悪名高い安全ガラスとか(T_T)からすると、やっぱり一階の臨場感を一度味わっちゃうと厳しいなあ値段通りだなこれは…と、思ったんですがー。
フィナーレでスタンディングした瞬間に度肝を抜かれました。本編中は一切見えなかった一階客席が一気に視界に入ってきて、視界の上半分はキャストで一杯の舞台、下半分は総立ちの客席、そのキラキラの真ん中、真正面からどっかのショーアップの天才が「三階席ィ!」とか叫んでくる…という。いやいやいやリピーターあれぜひ体験すべきですよ三階下手(笑)。
ちなみにお城に着いたとこでの「今宵訪れたものは知性ある紳士だ」のヴァンパイアSは三階にもどうにかして来てくれてますブラボー。

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コメント

早速体験してきました3階下手側最前。目の前のあの邪魔な奴を叩き割りたくはなりますが、全てが見下ろせて楽しいですよね。目の前にはアレがいらっしゃるし。

泉見アルフの襲われたバージョン、昨日のマチソワで、知念サラ→泣きべそ 大塚サラ→逆ギレで、今日は、知念サラ→逆ギレでした。その場の雰囲気か、もしくは昼と夜で変えてるんでしょうか?しかし、博多に来て益々顔面演技が楽しいです。いずみんだけじゃないですけども。…馬鹿息子さんのあの歩き方とえずきにはもう駄目です。

投稿: 篠 | 2009/09/10 22:44

篠さん
帝劇のB席同様に下の客席とかは見えないんですけど、劇場がタテ型な分ぐっと近くて、全体を見渡すのにちょうどいいですよね三階席(^^)。
泉見アルフはそうか、サラとは関係なくランダムなプランなんでしょうかね。それにあわせる禅教授のリアクションも可愛いですし、楽しみです。
顔面演技は…いやあ、なんか帝劇よりクリアーに見える分、うっかりツボに入って周りに迷惑をかけないよう細心の注意を払ってウォッチしていますアルフにしろ馬鹿息子にしろ(^^;)。プロフェッサーどこかへおいでかのアルフの飛び退り方とか、誰ぞにもさぞやツボだろう(笑)。

投稿: 片帆 | 2009/09/13 09:10

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