« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月の10件の記事

閉幕

「AKURO」終了。
信じらんないくらい楽しかったです11日間。感動したりツッコミ入れたりワクワクしたり文句言ったり、共感したり反感抱えたり、腑に落ちたり全然落ちなかったり、人の感想に頷いたり「なんでよ…」と思ったり(きっと思わせたり)
…しかしとどのつまり、好きな人の底の知れない表現をとことん見ていられたことがこの幸せの原動力だったんだなあ。もっと観てたかったけど、終わることも大事なんだろうな。
DVD化中止は残念でしたが、自分が観た公演ひとつひとつをやっぱり同じ粒度で覚えておきたいので(イタイ奴だな)、出たとしてもよっぽど記憶が薄れない限り見られなかったと思います。昔から映像苦手なんだよな…観るほど原体験が擦れていくのを実感してホント辛くなる。
今はとにかくこの公演観られて良かったなーーーーーとそんだけです。

千秋楽はマチネ・ソワレともキャストの皆さんから(TSで「みなさん」っつったら容赦なく「全メンバー」なわけですが(笑))ぬいぐるみ?の客席投げがあって、なかにはすごい遠投の人もいて大歓声が上がってました(^^)。そして客席の人たちからキャストの皆さんへ(TSで「みなさん」つったら何十人いようが全キャストと全ミュージシャンをさすわけですが(^^;))お花の贈呈があったり。
駒田一さんの司会でキャストの挨拶もあり。おのおのシンプルにまとまってたマチネ、皆さん性格が出てらしたソワレ、いずれもハジメさんの進行ぶりがそりゃあ楽しゅうございました。マチネで彩輝さんに「女ばっかりの集団で…」と切り出した時には客席中から「え?!」とツッコミを食らい、「女ばっかりの集団(宝塚)でやってきて、今度は男ばっかりの集団で……って言いたかったんだよう!」みたいなこと吼えてらしたのと、ソワレで武智さんが挨拶した後、残してたぬいぐるみ?投げてもう一個投げて、自分のリストバンドはずして投げそうにしたとこで「コラーーー!」と叫んでたのが印象的でした(笑)。
それにしても「屋根の上のヴァイオリン弾き」から数えると今年は共演続きでしたK吾さんと駒田さん。FC会報誌ネタですが「屋根」のとき二人の楽屋にかかっていたという暖簾、真ん中に「はじめとけいごのへや」と書かれた「砂の戦士たち」全キャスト寄せ書きのアレは健在だろうか(爆笑)。

後半で結構楽しかった中塚皓平君チェックとか、駒田さんが日替わりで名づけまくっていたミュージシャンの皆さんについてとか、とある場面で高麿とちゅーしそうになっていた謎の黒帽さんについてとか(笑)、プチ感想もいくつかありますが今日はこのへんで。

千秋楽、おめでとうございました。

| | コメント (11) | トラックバック (1)

「AKURO」キャラ雑感

メロディじゃーメロディじゃーよー。(幻聴)

…「AKURO」漬けの毎日も明日で終わりです(T_T)。ここらでまとめとこうキャラ雑感。

えーと。死んだ順でいいか(酷)

■謎の若者(吉野圭吾)
初見の印象だったからか本人が変えてきたのか、初日はかなりおどけた印象を受けましたが次の日に観たらそういう部分は減っていて、わりと序盤から静かな緊張感のある、なんつーか容赦ないキャラに変わってたみたいです。その効果かわからないんだけど彼が消えた後の高麿のテンションも上がってきたように見えて、若者の迫力が増すのと高麿のそれとはやっぱりシンクロしてるなあと。勝手な解釈ですがそんなことで、お芝居全体の完成度も2日目以降ぐっと高まったかなと思いました。
…とはいえファン的には初日のふざけた動物っぷりもむっちゃくちゃ捨てがたかったりして(笑)。今の強い揺るぎないアテルイも大好きですが。
…て書いてから観にいった今日ソワレの妖精モード復活は何事(^^;)。「昼間じゃ人目につくよぉー」の伸ばし増量と「それぞれがそれぞれの夢をな」の静かさが激ツボ(ファンってなぁダメすぎるな)。

■ヒトカ(藤本隆宏)
なんか回を重ねるほど不幸になっていく…結局ヒトカが捕まったのはアケシを心配して胆沢のお城に行ったからなんだよね(;_;)。ヤマトとの共存を願いながら「正しかったのはオタケだった」と事切れるヒトカ、一番哀しいキャラですが…不遇はそんなことじゃ終わらない。「わたしの子を生んでくれ」にぶっ飛んだ次の瞬間「ああ…あの胸板の人(って最初呼んでたゴメン)の立場は…」と思わずにいられなかったです初日。ベタでもいいから最後にヒトカに対してもー少し配慮が欲しかったなあ脚本的に。
さらに初日の印象はどーにもあの、白くまるい肩と胸半分だったりして(^^;)。最近は黒いヨゴレがいっぱい入ったのか全体的に浅黒く、鍛冶師チックな精悍な印象になってて良かったです。でも腕のバッテンはどうか。
御伽草子ではヒトカベマル(人首丸)。東北の伝承では大獄丸もしくはアテルイの息子で悲劇の美少年として語られることが多いそうな。

■源太(西村直人)
西村ファンはあの「朝には戻りまさ」の言い方だけで「コイツ裏切るな」とピンと来たそうですねゴイス(^^;)。
最近「責任者ってアレでしょ」のプチいじけモードが好きだ。「おにたいじー。わー」も。

■アラカオ(平野亙)
東北弁サイコーです(笑)。
ひょろ長いのに引き締まってて、なんかスラムダンクかバガボンドに出てきそうな線画チックな姿をした人。…しかし今回ヒゲが似合いすぎてて「…ルイージ…」と思った瞬間から緑シャツにオーバーオールとか着て欲しくなって困った。
ラストの立ち回りではあの上背をもって下手から上手へグァっと行く飛び蹴りがカッコいい。あと鈴鹿御前のくだりで出てくる馬っぽい人もこの方ですよね。

■ヤイラ(川本昭彦)
「あのさあ、最初の語り部の三人さあ」「K吾さんとー」「西村さんとー」「…」「…」「…K吾さんとー」「西村さんとー」「…」「…」
…ごめんなさい川本さんでした(平謝り)。
ヤイラって誰、と聞かれたら「アラカオの東北弁に突っ込んでた人」と答えてますが、あの「お前が何言ってっかわかんないんだよ!」はいつも着実に笑えてしまえて流石だなあと(笑)。

■キクリ(福永吉洋)
獅子奮迅の勢いで敵を倒すも、ヤイラとアラカオが倒れているのを見つけて駆け寄ろうとした隙に刺される。剣を投げ捨てて槍の柄で押さえつけられて「おっかあ!」と叫んでバク転。
「キクリってどの人」と聞かれたら「おっかあ」の人、と説明してますが、アラカオの東北弁通訳してるとこも好きだ(笑)。…ああいうTS流テンポのよいお笑いシーンがもうふたつみっつ欲しかったなあ。

■クスコ(武智健二)
御伽草子の場面では大獄丸の相棒は人首丸ですが、ほかで大獄丸とコンビ組んでる緑の鬼がこの方ですね。高麿の寝場所で逆立ちしてたり、二幕でもひょいひょい飛んで暴れてる。
クスコの最期についてはこないだ言いたい放題書いちゃいましたが、最後に飛んでくる槍はもう最近は「ふわっ」って感じはしないです。…それでも「ンな強い奴が流れ槍なんぞで死ぬもんかぁぁ!誰か強い副将と一騎討ちくらいしようよ…」という納得いかな感は拭えませんが(^^;)。

■イサシコ(駒田一)
オープニングの見得きり、「知恵の袋は」「赤頭ァ!」がむっちゃくちゃ好きです(笑)。
分銅振り回して槍に引っ掛けるところがカッコいい。とにかく今回ヤリ隊のダメっぷりに内心で怒号を上げ続けている自分ですが(厳しいね(^^;))、イサシコの分銅を槍で受ける人とクスコの「槍握って即転」を支える人とオタケの背中回転支える人は偉いぞ。
この話で一番矛盾した人はイサシコだなあと思ってます。蝦夷の未来を高麿に賭けて、でもそのために田村麻呂軍に正面衝突して全員玉砕、ってなんなのかと。がむしゃらに向かって行く高麿に加勢して、後先考えずに切った張ったに突入する!ここで死んでもかまわねえ!て動けるのはオタケやクスコであって、イサシコはなんとかして成算を立てて高麿を生き残らせるべきじゃなかったのかと(;_;)そのためにあの場の兵を倒せるだけ倒す、なんてのはそれこそオタケの思考回路であって、知恵の袋なら田村麻呂をはめて高麿だけ脱出させるとかー。それともイサシコが「高麿に賭ける」って言ったのは蝦夷の誇りを貫く道を与えてくれ、ってことだけだったのかなあ…あれ?それならそれで納得(爆)。
あと「火怨」の「国は人ではない」の台詞は無理に入れないほうが良かったんじゃないかなあ…。いい言葉だし確かにこの物語を作るきっかけになったのでしょうけど、最終的にはこのストーリーはそういうんじゃなかったと思うので。

■オタケ(平澤智)
走る・飛ぶ・回る・蹴る・斬る・蹴る・回る・蹴る・跳ぶ・蹴る・蹴る・蹴る…双剣より脚で敵を倒すことが多い気がする(笑)。…剣を包丁に持ち替えてサンジをやってみるのはどーか(笑)。
青い鬼の大獄丸(オオタケマル)。伝承では「大武丸」と表記されることが多いみたいですね。田村丸の鬼退治伝説のモチーフは悪路王より大武丸のほうがメジャーみたいで。
今日は最後の立ち回りのラスト「都へ…」の台詞を高麿にまっすぐ向かいながら言ってた。ここの言い方も毎回微妙にノリが違いますが、生ききったオタケはやっぱりカッコいいなあと。…惜しむらくはアテルイとの絡みとかもうちょっと見たかったことで(そりゃ全員そうなのですが)。

■安倍高麿(坂元健児)
高麿については前にいっぱい書いてしまったので(でも最近「もう2,3枚」描くよ描くよと嬉しがってる顔好きだなー)御伽草子の「高丸」について(笑)。
オープニングで鈴鹿御前を見上げる顔、仮面被ってるのに「かぱー」っと笑顔の形の口がめっちゃくちゃ可愛いな(笑)。高丸が田村丸に斬られるとこも、こういかにも「やぁらぁれぇたぁぁ」って感じの顔とケンケンが好きです(笑)。

…以下やっと生き残り組(^^;)

■坂上田村麻呂(今拓哉)
一幕の登場で衣装をばっさばっさ揺らして踏み込んできての「田村丸!」には掛け声かけたくなります(笑)。あの歩き方が大好きだ。
今回最も台詞に文語の多い人。「大みごころが翻らぬようにすめらみことの御意に叶う確たる成果を」とか(^^;)今さんの言葉は聞き取りやすいのでなんとか漢字変換はできましたけども、この文語づくしが話をわかりにくくしてる要因のひとつかとー。
最後にアテルイの幻像が見えた時の表情は凄く素敵です。あと、幻を振り払う仕草も。内心の葛藤ぶりとかいろんな過去とか想像させてくれ…るのですけど惜しむらくはなあ、実際そういう過去を匂わせる場面が欲しいよなあ。

■アケシ(彩輝なお)
この話のキーパーソン全てに繋がっている彼女だから、もう少し高麿以外の登場人物との交流も見たかったです。一幕で「信じなければ…」と歌って最後に「アテルイ」とつぶやくところとかむっちゃくちゃ好きなんですが、そういうシーンはそれくらいで。台詞の端々に田村麻呂やヒトカへの想いも見えなくもないんだけど如何せん心情面を描く場面が少なすぎるなあと。
「風の荒野」の最後でゆっくりと回る姿が好きです。

■鹿の精霊(藤森真貴)
全編ほんとうに美しく踊ってくれますが、特に気に入ってるのが最初に高麿が日高見の大地を見下ろしてアーアーアーと歌うあたりの踊り。鹿の角っぽい手の動きとか大好きです。あと剣を持って謎の若者とすれ違うとこの踊りも好きだ。
白い鹿の現れるシーンは映像じゃなくて全部彼女でいいんじゃないかと思ったり。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

出来心

だってこんな説明文を読んでしまったらこの時期、好奇心でたまらなくなって思わずユーズド商品とか買ってしまうじゃないか…。

どなたか、こんな私と脱力感を共有して……………くださらなくていいです。
みんな忙しいんだから。

でもひさびさに腹の底から「なんっじゃこりゃあ」と叫ばしてもらえてちょっと清清しい。
「都知事」ネタだけで1円+送料の価値はあったわ(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

明日は観られないので

「AKURO」ソワレを観てきました(あーダメだもう)。
本日はプチねたのみ。

■観劇○回目にして
オープニングにて一人。この人誰だろう誰だかわからない、劇中の登場人物とかぶってるはずなのになあ…と思っていたのがイサシコと共に出てくる「一の家来は高丸で」
……すいません、サカケンさんでしたか…?!
いくら語り部ばっか見てるったって視野狭窄にも程がある。大獄丸→オタケで人首丸→ヒトカで…とかいろいろ調べながら高丸→高麿に思い至らない自分がわからない(^^;)。
…いえ、今日だって完全に認識したわけでもなく。違ったらまたザンゲですが(^^;)。

■「俺はヤマトの王がいい」
というオタケの台詞、ちょっと意味的にあいまいに聴こえてたのが「俺はヤマトの王に生まれたい」に変わってましたねGJ。

■「あんたは嘘の付けない目をしている」
という台詞の言い方も好きならそれに答える高麿の、この人初対面でいきなりなに言ってるんだろうでもとりあえず誉められて嬉しいなあ、というビミョーに笑みを含んだ「えぇ?」も大好きだ。

■「ついて来い!」
と跳んでく若者君も好きならそれに「速いって!脚の長さが違うんだから!!」とかナチュラルにかまして追っかけていく高麿君も大好きだ(笑)。

■確かにちょっとロードオブザリング的だと勝手に思った点(笑)。
最初は誰だか把握もせず「カッコいいなぁぁ!!」と追っていた武智健二さんのクスコの最後の立ち回り、回を重ねるとますます凄さが際立って見えてきます。
下手から飛び込んだ瞬間に矢を放って、それで矢筒が空になる。で蝦夷刀を抜いてその後の大立ち回り…なわけですが、この「最後の矢がなくなって、即座に長刀に切り替える」みたいな絵に滅法弱いんだな私(^^;)馬鍬砦のレゴラスみたいだわ…倒しても倒してもわらわら現れる雑兵(ゴメン(^^;))といい一人一人が奮迅の動きを見せる展開といい、いうなれば雪のシーン全体、最後に救援が来ないヘルム峡谷※みたいなもんで(救いなさすぎ)。
※すいません「指輪物語」の「二つの塔」の名場面です(^^;)。
にしてもオタケと張るくらい敵ばんばん葬ってるよなあクスコ。見渡す限りのヤマトを片付けて最後に「ふわっ」と飛んできた槍に刺されて死んじゃうわけですが。あの「ふわっ」はどうにかならんのか本当に(-~-)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

悲しいときー

悲しいときー
やっぱり3分の1の確率で「AKURO」初見の人に「それで圭吾は結局どうなったの?」と聞かれるときー。
悲しいときー
そして毎回「どうなったもなにも…死んでるから」ってそこから説明始めなきゃいけないときー。

…思うにこういう題材の場合、お客はまず大抵2種類に分かれると思うわけで。
1.某いのうえ歌舞伎で某超絶美形アテルイと某超絶男前田村麻呂を堪能したとか、某歴史小説某宮崎アニメ某原哲夫マンガにはまったとかで、その辺の東北の歴史一通り知ってる(というか少なくとも固有名詞が頭に入っている)人々。
2.上記以外

とにかく2の人々はアテルイ全く知らないし。「アテルイの死後の話」って言われてもピンと来てないから、作中にぼんぼん出てくる地名や人名が頭に入らなくて事実関係わからないうちに話がさくさく進んで、前述の台詞に至っちゃうわけですねえ(血涙)。
何度も台詞には「アテルイは殺された」って出てくるけど、なんだか回想の中の存在、作品の外の人であるような印象を受けるみたいで、ピンと来ないんだろうなあ。オタケやイサシコがアテルイのことを語ってもそこに「謎の若者」が絡むことがないせいもあるかも。あー惜しい。アケシだけちょっと例外ですが。

「高麿にしか見えない」という設定も伝わってるやらいないやら(^^;)一幕で蝦夷につかまった後、「あそこでニヤニヤ笑ってるあいつ」と言ったときが設定に気づかせるチャンスなのに、あのタイミングで謎の若者が隠れる必要性がまったくわからないー(T_T)。

【追記】きょう気づいたトドメ。頼みの綱のラストの映像、二階席からは上半分見切れるだよ…(決壊)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「AKURO」のツボどころ、苦手なところ

「AKURO」三日目。だんだんまとまってきました、このお話の好きな点、苦手な点。

■御伽草子との接点
本編と御伽草子の繋がりでツボな点いくつか。
・もちろん基本が、二幕冒頭のアテルイとラストの雪の中の高麿のシンクロっぷり。剣戟の動線も台詞もほぼ重なるところへ(ここアテルイと高麿がまったくタイプの違う二人だから余計カッコいいんだな)、舞台手前の田村麻呂の戦慄の表情が重なるのも大好きです。
・手下の「鬼」たち。「知恵の袋のアカガシラ」(「火怨」だとアカガシラって津軽の長でイサシコとは別人でしたが)、「オオタケマルとヒトカベマル・二人揃って暴れ者」の鬼二名、いずれも仮面を被っているけども、得物にしろ技にしろ後半とうまくつながっててカッコいいなーと。特に二刀流のオオタケマル(平澤さん)なんかは動きが全編、オタケの動線と重なっていて感動したりして。二幕頭で槍ぶすまにされるシーンとオタケの最期も絵づらが同じなんですよね。イサシコも。
・「悪路王と手を結んでこの世を征服しようとしていた鈴鹿御前が田村丸に一目惚れして寝返り、悪路王の住処に手引きして退治させ、勝利に導いた、めでたしめでたし」の裏が「蝦夷の娘であるアケシが田村麻呂に見初められて連れ去られ、アテルイを説得して結果的に田村麻呂の奸計に落として死なせてしまった」…こういう「闇に眠る真実」の見せ方にはゾクゾクするのですけど。これが一回目でパシっとわからなかったのはなんでかなあ。物語が「そこ」だけじゃなくいろいろ追いすぎてったせいかもなあ。…単に漢字が多いからかな(^^;)。

■なぜこの話題になったんだっけ?
二幕終盤手前の蝦夷たちの会話シーンが苦手です。雰囲気は嫌いじゃないし、曲も大好きだけれども、①急に不自然な台詞が増える(しかも多い)②話題が迷走しまくり(しかもクドイ)ですっかり冷めちゃう。
高麿をかくまうかくまわないの争いをオタケがたたき伏せ、高麿が「都へ行く」と言うまではいいんです。ところがその後オタケが「戦だ!」と言い出してから話が「戦をすべきか、すべきでないか」になり、なんだか話題がずれ始める(でもなんかみんな興奮してる)。そこへ高麿が「もう少し待ってくれ!」と制止して、よかった軌道修正…と思ったらば今度は高麿が「生まれ変わったら蝦夷になりたい」と振ったのをきっかけに「生まれ変わったら」「こんな世の中は」「戦のない世の中に」てまた「いや、わかるけど今はそういう話をしてたんじゃないよね?」に。
一個一個のテーマはわかるんだけど(クドイけどね)、このシーンの目的ってなんなんだろう「テーマはなんでもいいから全員でおしゃべり」なんだろか?と。
みんなが両手を広げて踊りだすところは好きだし、ここが一番の泣きポイントだという人もいるし、「ねえ最初の話はそれでどうなったの?」っていつまでもこだわるこっちがいけないのはわかるんですが。
すっかり帰り道を失った議論を終えてみんななんとなく解散、次には一致団結して高麿を都へ行かそうとするクライマックスへ。
…………あの「戦だ」以降の迷走がなかったらいかにすっきり気持ちがラスト大立ち回りへ流れたろう、と思うのはひねくれてるかなあ。慣れてけばこの違和感はなくなっていくのかも知れないけど。それでもオタケが「まとめる側」になったり「かき回す側」になったりしてることで本当にこの場面、終わりが見えないんだよな…。

■雪と青
と・に・か・く「強ェなあ!!!!」という印象の、クライマックスの蝦夷たち。なんせ名前覚え切れない蝦夷連ですがこの場面ではちゃんとお互いの名前を呼んでくれるので(^^;)なんとか個別認識しつつ息を詰めながら追ってます。…クスコの武智健二さん(矢を射る人ね)のダブル片手側転をはじめとした滞空時間もスゴイなら、イサシコの駒田さんの「北上の蝦夷は!!」という見得きりの迫力。そして二刀流オタケの平澤智さんのすっさまじいスピードと動き(左の剣を左手で左の腰から取って持ち替えないで切りかけられるとこがかっけー)。…なんかヤマト軍を率いている田村麻呂が不憫に思えてきます蝦夷、強すぎて(^^;)。
滞空時間といえば二幕冒頭の太鼓の直後、鬼のお面を被って一瞬ソロで踊る人の側宙がすげえキレエだと思ってたら中塚皓平さんだったみたいで。かぁっこいー。

| | コメント (14) | トラックバック (0)

「AKURO」二日目

心の中の鬼は今日も歌ってます…「愛の金字塔」聴こえたなさっき…誰も覚えてないかな某ロボットアニメのエンディング…二幕の某歌がー「いまー宇宙のかなたにー見つけたしあわーせー」に聴こえて困りましたホントごめんなさい。

「AKURO」二日目を衝動買いして観て来ました。いや、良かった…。

一回目には見て取れなかったお伽草子と本編の繋がりもよく見えてきて、後半で出てくる主だった蝦夷はみんな組み込まれてるんだなあ、とワクワクしたりして。赤頭だけじゃなく、ヒトカベマルとオオタケマルとか、仮面で出てくるけど赤頭(イサシコ)はちゃんと分銅振り回してるとか。

きのう書ききれなかった坂元健児さんの安部高麿について。
見た目は実際この人が一番昔話の主人公っぽかった(^^;)ナントカ太郎って感じで。あまりの衣装の可愛さに口がポッカリ開いてしまい。その後は「礼」をするたびに後ろ髪がぴょるっと前に垂れるのが可愛くて目のやり場に困ったり(^^;)。
サカケンさんの長所でも、観る側の好みによっては弱点でもある部分だと思うのですけど、どこへ行くにもまっすぐな雰囲気というか、語弊覚悟で言っちゃうと場面の雰囲気がどうあってもそこにいつもの調子で在る特異点的な在り方だと思うのです。そこが今作、都から来た場違いに真っ直ぐな甘ちゃん、という役どころにベストマッチ(笑)。蝦夷の集団に捕まって「平和だ」とか切り出す「場を読め」感といい、「謎の若者」と全く違うキャラクターでありながらラストのあのシンクロに繋がっていく不思議な息の合いっぷりといい、「わたしの子供を生んでくれ!」で「ぅオィいきなりかよ!でもあんたならそれくらいのことは言うかもなんか納得!」と思わせちゃうキャラの立ちっぷりといい。
もってきた己という武器で最後まで何かを貫いて生ききる彼、いやカッコよかった…二日目の今日は、前半では「謎の若者」の迫力と存在感に血沸き肉踊り(笑)、後半では高麿が一人立って突き進む姿をすごく鮮やかに感じました。いろんな意味で再発見。

どうも初日のハプニングだったらしいのだけどアケシが高麿の縄を切るシーン、今日はすっぱり切れてましたが、昨日はうまく縄が解けなくて高麿が後ろ手のまま転がってしまい。じたじたしながら「ほどいて」と必死で訴えるケンちゃんさんすげえかわいかった(^^;)。
でどうしたかというと見物していた若者君がニヤニヤしながら寄ってきて高麿に「シーッ」てしてからほどいてやり(笑)。高麿「いいのか」とか呟くし(笑)。なんかとってもいい絵でした。

初日に「…誰?」と思って、今日気合入れて見たけどやっぱり「…誰?」と思ったのが、ラスト前で戦いに飛び込んで「やっと蝦夷としての戦いを」みたいなことを言って戦う人。いや、冒頭のニギエビス(和蝦夷かな)の一人だろう、は推理すればわかるのだけど今日も必死で顔を追ってしまいました(^^;)。んーこの方もそうなのだけどどうも伏線とそれが生かされるまでの線が物凄く長いんですね。二幕の頭とラストのつながり方にしても、個々の役者さんの動線は見事に合ってるのに、中間のお芝居が長すぎて繋がりを初見では感じ取れなかったのが物凄い残念。いえ二回目以降はカッコよくてカッコよくてドはまりする仕掛けですけどね。アテルイと高麿のシンクロだけじゃなく、田村麻呂の表情とか動線とか、前述のイサシコの分銅とかそういうディテールも含め。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「AKURO」開幕

うーまーれーかわりしにかわりー…
………ぷろーふぇっさーどこでーすーかー………

鬼は人の心の中に棲む(^^;)。わたしの鬼はただいま現在↑こーゆー歌をエンドレスで歌ったり、田村麻呂様の頭の光輪がギラギラ光りながら回りだしたり、「俺の子を生んでくれ!」と誰かがいきなりなことを叫んでたり………いくらレプリークに書いてあったからってネタバレはいかんな(^^;)。
…しかしネタバレ多いなパンフといい雑誌といい今回。

「AKURO(悪路)」初日を観てきました。上記のタワゴトは観てない方すみません(^^;)★以下さらにネタバレです★。
TSミュージカルの新作。お話はもうフツーにあらすじの通り。単純明快、豪放磊落ストレート。
キャストそれぞれの持ち味を生かした作品作り、転換のみごとさ、ちょっとどころじゃなくベタだけどそこを愛せてしまう不思議な魅力etc…とTS作品のイイトコロもツッコミどころもたくさん抱えた作品。
…とはいえまだまだ作品に対してちゃんと語れる資格は自分にはなく。

なぜかっていうと贔屓役者がもうファン十年目にしてせいぜい二度目くらいの超がつくアタリ役だったからで。←あくまで自分の趣味の話です(^^;)好きなんだホントに好きなんだああいう一見人間なのに半分あっち側行っちゃった精霊系。
…いやいやいやひさびさに正気失いました。いかに自分があのタイプに飢えてたかわかった(^^;)。

取り急ぎ、初日で印象に残ったことごとなぞ。

■終盤大立ち回り
期待はしてましたがTS名物、めっさいいキャラとアクションを見せてくれる平沢智さん、もう立ち回りのカッコいいことカッコいいこと。ほかにも、滞空時間のなっがい福永さんとか、ハジメさん扮するイサシコが最後に振り回す分銅の見事な動きとか(あの場面は歌も最高に決まってますね)。
鹿の精霊の藤森真貴さんもすごく良かったです。…鹿なんだからツノをつけてくれとかは無粋か(^^;)しげちゃんのあれを白くしたやつとかつけたら、すっごい鹿的に落ち着くと思うんすが。

■残念だった人
西村直人さんの裏切りキャラはもったいないー。いいんだ裏切りキャラなら裏切りキャラでもー。でもそれまでイイ味出しまくってただけに「最後の立ち回りの最後の最後に瀕死の源太が現れて、高麿様をかばって刺されて『ヘッ…やっぱり俺、ついてねえや』とかベッタベタな泣かせ台詞を吐いて事切れたりしてくれた日にはわたしはまんまと号泣する!」とか変な期待を抱いてしまい(死)。んーむいかな万遍ないTSでもそれはなかったか(T_T)。

■ヤリ隊
いくらなんでもダメすぎです(^^;)。とにかく最後の大立ち回り、真ん中の人々の動きがいいだけに周囲が危なっかしくてしょうがない。その手前のシーンの太鼓をバックに「わーーー」「わーーー」とヤリ持った兵隊が下手から上手へ何度も走っていくシーンはいっそダメすぎて可愛らしいですが…何がしたいんだ、何が。
物語や雰囲気じゃなくて、物理的にハラハラしました。危ないって本当に。

ラスト前は変な幻想をいっぱい抱いて全部裏切られたなあ(自業自得)。
映像のアテルイは振り返ってみると最高にカッコ良かったんですが。やはり初見の腐れファンというものは「次はいつ出る??」とギラギラさせながら観てしまうもので(^^;)、終演の瞬間はボーゼン。終わってずいぶん経ってから「そうか…この役どころは「ヒカルの碁」の藤原佐為かも知れん……ファンがどう泣き喚こうが主人公が一人立ちしたら二度と出てこないあたりが美学といえば美学かも」とか考えたり。そう思うと前半の登場シーンの美しさとか中盤へのワクワクさせ感が怒涛のように蘇ってきてものすごく観たくなって、とりあえず明日のチケット確保してみたり(爆)。
狂った12日間スタート。嬉しすぎる。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

サイト的なものに携わって10年弱。ブログを立てて2年弱。
生まれて初めて商業バナーというものを貼ってみる。

Fate/stay night [Realta Nua] 応援バナー

アーチャー固定にしようかと思ったけどご祝儀でランダム表示版を(^^)。
あぁぁついに年末に向け、プレステ2対応のコンシューマー版の公式サイトが!!
18禁仕様でもないからもう誰でも気軽に誘える(T_T)
そしてイベント画像ページには既にゴージャスな追加グラフィックがバンバンバンと…!!
(剣の中の凛つまりUBWの再契約シーンとかぁぁ。カラドボルグ狙撃前のアーチャーとかぁぁぁ。)
そして凛が打ったガンドの跡と思しき一枚絵で笑ったり。

キャラクターのプロフィールはPC版の使いまわし再利用かなと思いきや、士郎の苦手なものや葛木先生のプロフィールにうんうん頷いたり(笑)。…でも相変わらず淡白というか薄めのキャラ紹介(^^;)。
……イリヤのウェストはいくらなんでも誤植だよな…(^^;)←追記。今みたら30センチ減ってた(笑)。

フルボイス対応(あぁついに諏訪部アーチャーの声でアノセリフが聴けるかと思うと(T_T))、追加シーンもあり、花札もついちゃう。
また副題がゲール語ってところがむっちゃくちゃツボ………
奈須さんのコメント「ただのフルボイス移植じゃねーのです」の中身が明らかになるにつれ、こっちの正気が失われてゆくなー(^^;)。

発売、楽しみったらありません。
…といいつつ現在もhollowのリプレイ中なんですが(エンドレス)

| | コメント (0) | トラックバック (1)

精神的遊興三昧

家族が入院したりその他、いろいろな心配事が重なってバタバタしていた9月。それぞれ持ち直してやっと一息つきました。…結果的に9月中は偉く品行方正してしまったなあ(笑)ありえないくらいお酒飲まなかったし、普段ご無沙汰している(実際ヴァンパイア中は顔も見なかったもとい見せなかった)親きょうだいともいっぱい逢えたし(笑)。

そんな中の読書とかゲェムとか。

■「火怨」(高橋克彦)
この時期コレ読んでる人は多かろうなと思いつつ読んだアテルイの物語ですが。
…なんか普通に盛り上がって来てしまいました来週に向けて(笑)。
なにしろ蝦夷やアテルイの知識といったら新感線と「もののけ姫」どまりにつき、最初は漢字読めない地名わかんない年号ピンと来ないで難儀しましたが、面白かったです。
794うぐいす平安京…のちょっと前くらいの時代に勃発した蝦夷と朝廷の20年に渡る戦いを、その中で起きた4つの大きな戦役を詳説する形で追っていく感じのこの話。それぞれの戦いがどうやって起きたか、アテルイ達がいかにして朝廷を退けたか、戦記的な部分が中心で、その合間の一般の蝦夷たちや雑兵が何を考えてたーみたいなところは「察してくれ」的なすっ飛ばしでとっとと戦いへ戦いへと進んじゃうあたりが手っ取り早くてサワヤカ(笑)。もちろん、母礼(モレ)を始めとする仲間たちとの交流は描かれてるんだけど、妻や子供や刀造りの人たちといった幹部以外の気になる人々が活躍しそうでしなかったり、アテルイにしてやられてばっかりの朝廷軍が前半めっぽうやられキャラになってたりで、ちょっと間延びしたとこもありました。そのあたりも真打ち・坂上田村麻呂が登場して以降はみるみる面白くなるんですが。
この話、史実をなぞりつつも全編、主人公であるアテルイの生き方を肯定しきる形で語られていくので、常勝の前半生はまだしも、ラスト近くのアテルイの悔いのなさ、迷いのなさには野暮と知りつつちょっと考え込んでしまいました。朝廷の融和策がうまく進んでアテルイ軍が孤立して行って、投降して最期に至るまでの部分も、全てはアテルイの筋書のまま、蝦夷の心はひとつ、アテルイもモレも無念はない!って完結していくそのドラマは心底美しいのだけど、事実関係の凄惨さに「いやあ…実際はどうだったんだろう…」といろんな側面を想像してしまったところもあり。
そのあたり来週のTSミュージカルでどう描かれるか、どう感じるか、とても楽しみです。

■Fate
アニメ終了後、久々に桜ルートまで一気にリプレイ。初めてやったときはあまりの完成度と暗さとそして正しさとに拒否反応を起こした桜ルート、落ち着いて最初から読んだのは久しぶりでしたが、おかげで再評価できたかなと…。なんせ初見では凛ルートでドはまりした後だから、それまでと全く違った展開を見せる桜ルートに「ちょっ…ちょっと待…なんでそっち行っちゃうかな!!!」という反感と、正直「そしてなんでその方が正しく感じられてしまうのかな!!!」という嫉妬にかなりやられてた気がします(^^;)。そういう反感は置いといて「いいか覚悟しようねここから桜ルートよドロドロよ黒いよ長いよホラーよアーチャー出番少ないよ美味しいけど!!」と念じた上でプレイしてみたらば、うーんやっぱりこの話は美しいなあと。
あらためて「Fate」は素敵だなと思ったのが、3人のヒロインがどんな風に士郎を愛するか、そのことによって3つの物語が完全に違った側面を見せてくれていることで。
「正義の味方」な士郎を「歪」だと言い切って何とか自分が面倒みよう幸せにしようこっち側へ連れてこよう…とした凛と、最初からそういう士郎を綺麗な生き物として肯定して崇めていた桜と。そしてそういう二つの「外側」からのアプローチを見せる姉妹に対して、いっぽうのセイバーはもう肯定とか否定とかじゃなくとっとと士郎にシンクロしちゃって、単に二人で同じものを見て進んで行ってたっていうあたりが。…で一番士郎を傷つけた相手は桜であるあたりが(^^;)。
ああぁ何度読んでもこの体たらく。年末に発売されるフルボイスのプレステ版、手をつけたらどーなることやら今から懸念されます(^^;)。

■hollow
今夏に公開された追加パッチ、花札道中記exだけでプレイ時間が大変なことになりつつある…(^^;)。ああぁカレンチームもバゼットチームも最ッ高のシナリオ!…なのに一番幸せだったのは真アサシンの凛&アーチャーへの「あ、ペアルックですねこの子達」なあたり我ながら心の底から赤コンビに飢えている昨今(^^;)。待ってるぜプレステ版!!
おかげさまでいろいろあった9月も乗り切れました…(公演ないとただでさえ滅入る図図しい精神構造だからなあ…)。

■歌月十夜
ビジュアルノベル「月姫」の続編ファンディスク。
ああぁこれまた面白かった…「月姫」とまとめていずれまた長々と(笑)。
いやもう、今年は、公演除けばFateから入った一連のTYPE-MOON作品で完全に持ってかれてます…(以下年末まで継続予定(^^;))。

…品行方正?(^^;)

| | コメント (0) | トラックバック (2)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »