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2006年5月の8件の記事

映画「RENT」

「RENT」映画版をようやく観ることができまして。

有楽町のピカデリー、運良く2階の最前列が一個空いててむちゃくちゃ観やすく音も良くて。結果。
…たいへん辛かったです。

歌いてえ…!!!
拍手してえ…!!!
手拍子してえ…!!!

普段、家で一人なのをいいことに熱唱しまくっている曲が立て続けにああもカッコよく歌われてしまうと、もう手や足や口を抑えるのに精一杯(^^;)。自分ふだん舞台観てて手拍子とかあんまり好きじゃないほうなのですが「TODAY 4 U」だけは別格ですがな。
他の曲のフィニッシュでも思わず上がりそうになる両手を押さえること十数回(^^;)。あぁもう「RENT」にも「ANOTHER DAY」にも「LA VIE BOHEME」にも拍手したくてしたくて。
(ついでに「デスノート」の予告にも拍手しそうになりました(笑)。ぐっどじょぶですよ。スバラシイですよ。ものっそい久しぶりに漫画原作映画を観たいと思ったよ…)

そう考えてみると、マイベスト絶唱ソングの「CHRISTMAS BELLS」が入ってなかったのはかえってよかったのかも……いやしかしこれはやっぱり残念だなー(^^;)。
ほかにもけっこうカットされた曲がありまして、納得いくところもありましたけれども、ロジャーとミミ、マークが決別する「GOODBYE LOVE」の後半がないのは勿体なすぎじゃないかなあ。「グッバイ・ラブ・ハロー・エイズ」(←日本語版)で去っていくミミの背中と、口論の末にロジャーに「俺は病気じゃないからな!」と言ってしまうマーク、いずれもこの話の中でホントに印象的な場面だったので。

いっぽう、映画ならではでよいなあと思ったのはやっぱり、わかりやすいところでしょうか(笑)。「ONE SONG GLORY」でロジャーのエイプリルとの回想が入ったり、「WITHOUT YOU」で破局していくミミとロジャーが表現されてたり、ミュージカル版で初見だったら理解不可能であろう(断言)設定やストーリーがスッと入ってくるので、なるほど映像って便利だし面白いなあと思いました。そういう意味で最もウケたのは「TANGO: MAULEEN」(笑)いやステキだホントに。ジョアンヌが見とれちゃうほどの美形で惚れた(笑)。

エンジェルとコリンズにはさらに惚れた…「I'll cover you」は前半の二人で歌うほうも後半のコリンズのリプライズも号泣(T_T)。

終わってパンフをめくってみれば、いや、こんな機会がなければ一生観られなかっただろう豪華キャストだったみたいで。若手も良かったですし。来日版どんなキャストになるのかなあ。

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盛り上がってまいりました

読売新聞に「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の一面広告掲載。

やっ……………………………と扮装写真が出る…かも………よ?とおそるおそる見たレイアウトはまあやはりというか、おおむね顔写真におちついており。
そしてその顔写真がいずれも超どアップ(死語?)であり。

何か事情があるんだろうか。
このサムネイルをクリックすると全身画像が出るんだろうか。

この範囲のアップって髪型や顔の形によってはむちゃくちゃ笑えちゃうんですけどもそこをむしろ狙ってらっしゃるのか。

…と、ほんの少々(笑)凹みはしたものの、ついに作品世界への扉が少し開いたなとo(^-^)o

★★★以下、外国版のネタバレ含みます★★★

さてさてさて今日の広告の範囲での自分的わくわくorあきらめポイント(爆)を挙げますと

■ヴァンパイアダンサー
一幕、クロロック伯爵の格好で「ぐーてんあーべーんっ!!」とか影武者風に挨拶してる人とか、一幕のザラの幻想や二幕のアルフの悪夢のシーンで踊りまくったりしているむちゃくちゃカッコいいダンサーの人、いわゆるナイトメア・ソロの人たちかなあ。
……………「ヴァンパイアダンサー」っていうネーミングがサイコーだなあ(笑)限りなく安易に見えるけど、日本のクンツェ系ミュージカル好きなら役どころが「スッ」とイメージできちゃうあたりが(笑)。もしかしたら英語版かなんかでそう呼ばれているのかも知れませんが、十中八九和製役名だと思ったので(^^;)。…そもそも「トートダンサー」もむちゃくちゃ日本語か。今まで全然気にしてませんでしたが。
男女2人、それぞれ役どころがあるのか、同じパートをダブルで踊るのか…おそらく前者でしょうが個人的には後者を希望(^^ゞかの幻想シーンを女性が踊ったらそれはそれでむちゃくちゃカッコ良さそうだから見てみたいななんて。
ちなみにこのかっちょいいダンサーの踊るシーンについては以前から「別にヘルベルトが出てきて踊っちゃっても成立するんじゃない?」というものすっごい贅沢な願望があったのですけど、どうやら夢破れた(苦笑)。…んなことしたら贔屓役者様が倒れてしまわれるよ(^^;)。

■「愛は血を求め、血は愛を求める」
…きれい…
…バカっぽくない…
…大丈夫だろうか。みんな、もう少し高尚な何かを期待しないだろうか。観終わって「ぽかーん」としないだろうか。
……作品世界をばっちし表現していたのはむしろ仮チラシの「ノリノリのミュージカル」っちゅうフレーズだったと思います(笑)。

■キャラ雑感・みなさま
・教授の市村さん、シアターフォーラムの全身図を見ながら大拍手してしまいました(笑)。楽しみー!マジで楽しみー!!
・泉見アルフがめっっっさイメージにはまった。巻毛ヅラ必須!!浦井くんもかぶって、ぜひ!! …少数派かなこんなこと言ってるのは!!
・クーコルもといクコール駒田一さん、思ったより人がましい←「天狼星」の刀根一太郎みたいのを想像してたもんで(^^;)。
・…サラ二人はなんてカッコウしてるんだ(^^;)←今、東宝サイトを見た。

■キャラ雑感・贔屓編
・長髪にしてくれたのは王・道!
・ストレートにしてくれたのは大・英・断!
・いや、パーマ長髪も大好きだけどそれは主に去年の人で!!
・隣のクーコルとボディランゲージで会話してそうだ←東宝写真
・…やっぱり悪夢のシーンに混ざってくれないかなあ…無理かなあむっちゃくちゃはまると思うんだけどなあ…。

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Fateにはまった6

「Fate」と「hollow」のBGMのリミックス版CD「Fate another score」の感想なぞ。

★★★本編ネタバレ含みます★★★

今回のメイン目的は最初に収録されている「EMIYA#0」。
けっこう前に発表されていたらしいこの曲、気になって気になって気になってオークションでなんまんえんか出しそうになっていたところだったので(^^;)今回のリミックス発売はもうそれだけで嬉しかったです。
「Fate」本編の「エミヤ」といい「hollow」の「エミヤ#2」といい、もうホントに「ここぞ!」という場面でしかかからないBGMですけども、その「ここぞ」感を全部叩き込んでくれる曲であるコレ。本編凛ルートのアーチャーVS士郎とか(もう思い出しただけで号泣)桜ルートの"Nine Bullet Revolver"とか、とにかくアーチャー好き士郎好きの感動の粋に結びついている曲でございまして。…#2なんてもしかしてhollowの「決戦」でしか使われてないんじゃ?いうなればあそこしかエミヤの話ではないもんなあ。
そんなこんなで期待しまくってた#0、なるほど本編「エミヤ」のルーツっぽい硬質でストレートなカッコよさの一曲でございました。途中で"Unlimited brade works"の詠唱全文が小さな声で入ってるのが凄く嬉しい…これはいわゆるアーチャー版のほう("yet,those hands will never hold anything."=「故に、生涯に意味はなく」)なので、本編凛ルートラストでの士郎の詠唱("I have no regrets. This is the onry path."=「ならば、我が生涯に意味は不要ず」)のほうも使っていつかEMIYA#3とか作って欲しいです(*^^*)。アニメ版BGMも含めてEMIYAのアレンジだけでCD作ってほしいくらいだ(激惚れ)。かけてると家事がはかどるあたりはまさしくWエミヤのご利益かと(笑)。

で二番・三番期待だったのがエミヤ同様オークションで○万円くらい出しそうになっていた(爆)「OUTBREAK(RED HOT TORNADO MIX)」と「WARS(METEOR BLAZE MIX)」。
まずOUTBREAKの叩き込むようなイントロがカッコよくて感動…メインの旋律のリズムが八分の六拍子になってるようなとこ(表現できん(^^;))も好き。やっぱoutbreak→warsは橋に並んで立つ凛とアーチャーが光の雨を降らしてる絵にかぶせたい、そーゆー雰囲気が大事だなと思うわけです。
しかし「れっどほっととるねーどみっくす」って花札チームの「弓凛みっくすりみっくす」と印象そっくりで(笑)、花札とらブルモードの凛&アーチャーの登場シーンでこっちを使ってもカッコよかろうなとか思ってました…ほんっとあの登場好きだわアーチャー可哀想で(笑)あーいあんだすたんりーずん、りーずん…
warsは原曲のどんちゃん騒ぎチックな迫力ものすっごい愛してるのですが、アレンジ版であえてメロディアスに持ってきたイントロには感動。この2曲は原曲の印象(ブロードブリッジの導入と本番)を逆さにした感じですね。

ちょっとフクザツだったのが「UNFORGETTABLE」。原曲は「消えない思い」なわけですが。
不思議なもので、この曲に限って「アレンジはいいよ、しなくていいよ…」ていう感覚があるのはなんでだろう。月と縁側と切嗣さんのシーンをはじめ、きっとあまりにも様々な思い出に結びついているからだろうなあ(タイガー道場9のポンチ絵セイバーの涙もか(笑))。…エミヤの感想とむちゃくちゃ矛盾するなあ(笑)。印象の違いから、自分的には「『消えない思い』のアレンジ」というモードで聞かないほうがいい曲でした。後半の変奏とかすっごいキレイだし、嫌うには惜しいわけで。「Avenger」もそんな感じでした。

…そして「なんだこれ」と思った曲も数曲(^^;)。
とりあえず「LAST PIECE (NO MORE TEARS MIX)」。なんか二頭身のバゼットが子犬と草原を駆け巡る絵が浮かんでしまった。「アンリ、こっちよー!」みたいな。いや、単品の曲としてはかわいい、かわいいけれども。
あと「TIME GOES BY」。すっごい正直言っちゃうと、これを締めの一曲にする理屈がわからない(^^;)。いや、原曲「移りゆく季節」は実際エンディングだけれども。最初聴いたときどの曲のアレンジだかさっぱりわからなかった(SERVANTSとMAELSTROMもですがー(^^;))。似たモチーフを使った別の曲という印象ですね。

自分的大当たりの3曲を除いて、このアルバムの大部分にいえるのですが、曲がちょっと長すぎてフレーズの引き伸ばしすぎなとこが平坦に感じられちゃうのが気になりました。どれもoutbreakくらいのサイズだったらちょうどよく思えるのに、なんでこんなに長くしたんだろうなあ。

楽しみにしていた3曲は文句なし、あとは曲によって大きく評価の分かれた感のあるリミックス版でした。
いえ、しつこいようですが"EMIYA#0"だけで2500円の元はとれまくりですけれども(笑)。

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JB閉幕

終わってしまったジャックブレル。今日は母と観てましたが。

考えてみると今年、ここから先はおそらくヅラ続き(予想)かつ踊りっぱなし(希望)になるわけで、地毛かつマイクで歌を聴く機会はしばらくないんだろうなあ。そういう意味でも贅沢しました今回。

やっぱり歌の一つ一つを一本の「芝居」として成立させてくれる、吉野さん一流のもっていきかたと、そのキャラのバリエーションのめちゃくちゃ多いところにワクワクしてしまうわけで。数年前の「Toy Box 3」でやってくれた「ロコへのバラード」なんかもそうでしたが、一曲だけでいなくなってしまうキャラクターの昇華のされ方に必ず「また逢いたいなあ」と思わされてしまう。
今回は「彫像」のダルそうな死人も「ブルジョア」のタルそうな兄さんも本気で好きでしたが、ある意味それ以上に惚れちゃったのが「アムステルダム」の「港の女」。←別にはっきり女設定ではないかも知れないけれども、あの腰の布と少ない仕草以外まったくのノーヒントで、お客にいろんな想像を掻き立てさせちゃうところが心底カッコいいなーと。フィニッシュ直前で一瞬だけ「男」のほうを斜めに睨むのがたまらん。

3日間、4回だけの公演でしたが、濃く深く楽しむことができました…いやしかしやっぱり、少し、未練だ(笑)。「ブリュッセル」の間奏の踊りとか「ブルジョワ」の3人酔っパの絡みとか、一週間やってたらどこまで発展したかとと思うと少なからぬ勿体なさが残るなあ。そこを惜しみつつ終わるのがいいんだけれども。

***

以下わかりにくい蛇足。
今の髪の色(いろいろ混ざってるけど全体として白っぽいグレー短髪)で黒ノースリーブであの腕筋肉出して腹筋目立ちまくってるのに、「やっぱりこの人全体的に、hollowで赤い外套脱いだ人にそっくりだ」と気づくまでかなりかかったのは本当にあの人の肌が白いから(笑)。…あれで日に焼けたら普通のカッコするだけでコスプレになってしまうなあ(^^;)。ああ本当に誰か舞台化しませんかFate。

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プロ3例

本日も「ジャック・ブレル」。マチソワして参りましたが。
ソワレは嬉しいことに前方席だったもので、ああフィナーレのダンスすっげー表情いいなあ綺麗だなあと幸せに浸って心にエンディングテロップが流れていた「千拍子のタンゴ」イントロ。

紫吹淳さんのカツラが45度回った…。

腕にひっかかったのかな?ソロターンするところで手を頭の上に回すようにしたところで強くあたっちゃったのか、黒のドレスに合わせたボブカットのカツラが、落ちはしないけどもう危ない!というくらいずれてしまいまして。
突然のできごとに場内、笑うか凍るか拍手で励ますかのどれかで騒然とする中、舞台に立つお三方の反応は。

パートナー:臨機応変ショーマストゴーオン(歴戦)
「うん、そんなこともあるだろうね」という態度で終始「にっこり」微笑みつつ、紫吹さんを舞台後方向きにしてせっせとカツラを直してあげようとした吉野さん。(こういう時なのにというかこういうときだからこそというか、ゼントルマン笑いから決して逸脱しないんだなー。これ以上惚れろと?アナタ)

シンガー:「何事もなかった」セルフコントロール(鉄壁)
前方の惨劇(^^;)にビクともせずにいつものテンションで「華麗なる千拍子」の歌いだしを乗り切った剱持たまきさん。
そういえばいつだったかパーチックが二幕の長台詞でもの凄いことになった時も「それと愛情!」をいつもより早く持ってきて場を成立させてくれたことがあったっけ博多「屋根」…。

主人公:挫折をバネに飛び上がれ(力技)
全てなかったことにもできようものを、カーテンコールでまず「カツラを押さえて笑いを取った」紫吹淳さん…。そして最後に「もう一回」踊りなおしてくれたという。

千秋楽なんかでカーテンコールで「もう一回!」って言ってくれて歌ったり踊ったりしてくれた役者さんは今までにも観てきましたが、「お時間ありますか?ちょっと待ってて!」っつって舞台を走り出ていく主役というのは初めて拝見しました…いやーいい走りだった。緞帳降りて待つ間の楽しかったこと(笑)。果たせなかったリフトと大回転、すんごくカッコ良かったです。

2回3回と観るとツボどころが頭の中で整理されてきて、ああ今日はあれを書きたいこれも人と喋りたいとかいろんなことを思いつつ観てたのですが、今日はソワレ最後に全部吹っ飛びました(笑)…ああみんな男前だったなあ。

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8年前の作品を語ってみる

「ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている」を観劇。
案内のお兄さんが「ジャックブレルは今日も生きているの会場こちらですー」と連呼してらしたのはご愛嬌(微笑)…きっと上演されるたびに見られる光景なのだらふ。
この作品初見でした。自分けっしてシャンソン好きなほうではないなと思っていたのですが、行ってみたらすごく良かった。聞いていた通り抽象的ではあるし、好きだと思った曲もあればこれは退屈だなと思った曲もあったのですが、ああシャンソンっていうのはこうやって一曲一曲をお芝居にできるんだなあ、という感動をいくつも味わうことができて、嬉しい驚きや発見がたくさんありまして。
そういうお芝居の演目感覚で気に入った曲、あれもこれも…という感じなのですが、途中ものすっごいノスタルジーに浸っちゃったのが紫吹さんの歌う「ジャッキー」。
この曲には邪道な思い出(爆)がつまってまして。

1997年クリスマスから98年お正月にかけて上演された「The Show "YOURS 2"」、芝居ありダンスあり歌ありの、いくつかの物語がオムニバスで繋がっていく、その中の異色の作品である「スワンの恋」。(いやこのタイトルは今でもどうかと思いますが(爆))。

時は数十年前の日本、場所はどこかの港町。
中年のブルジョワ紳士、白鳥男爵(by宮内良さん)
男爵の愛人の水兵ジャッキー(by吉野圭吾さん)
フラリと訪れる美青年・憂一(by安寿ミラさん)
と、3人を巡る男女5人。
彼らの物語を台詞なしで、シャンソンと踊りだけで紡いでいくのですけれども、…なんか我ながらキャラ紹介の書き方がもの凄く俗っぽいんですが(爆)設定のベタさはこの際どうでも良くて(爆)(爆)と・に・か・く・カッコ良かったんですこの作品が。

で、そこで使われていたシャンソンの中で最も好きだったのが男爵のソロ「ジャッキー」。偏執的な表情でジャッキーを目で追いながら歌い上げる男爵、その周りで絡むように逃げるように踊るジャッキー、曲のクライマックスで美貌の青年に扮した安寿さんがジャッキーの前に突然現れる、二人の視線がかちあって男爵がそれに気づく、時間が止まる一瞬!がすっごいホントすっごいカッコよくてですね…ええ文章にしたら本ッ当にベタだけれども設定は!!でもむしろそこが良かったんだきっと(爆)。
パーマの長髪を後ろにひっつめて結んで赤黒ストライプのノースリーブのシャツ着て黒ズボンはいて、首にはネッカチーフ(←スカーフじゃないあれは「ネッカチーフ」という呼び方がふさわしい、とかオタクトークしまくったもんだ)、二の腕にタトゥー、もう思い出しても似合う格好ベスト3に入る(私見)衣装だったんだな。もう懐かしくて懐かしくて。

8年ぶりに聞いた「ジャッキー」、歌詞もテンポも違うけれども本当にカッコ良かったです。

…ちなみに↑この曲のあとジャッキーと憂一は恋に落ちてしまい、嫉妬に狂う男爵の惨めさを傍観者の女たちがあざ笑う曲が「ブルジョワども」をアレンジした「バロン」。これまたカッコ良かったんでした…物語的には憂一と旅立とうとしたジャッキーが男爵に刺されて薄く笑って死んでいく(ここで男爵が歌うのが「行かないで」)、幕が降りて憂一と男爵それぞれが歌い上げて終わるという。

逢いたいなあジャッキー。永遠の名作です。

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地獄のベルト

今日は贔屓のトークサロンで東京會舘へ。

前回も思ったけれどもトークサロンて本気で贅沢だよなあと思う企画でございます。なんたって普段滅多なことでは素モードの喋りが見られない人が1時間以上喋り続けてくれちゃうわけだからして、ネタ満載で「こんなにいいの?」となるというか。

公演話昔話いろいろあったなか一番受けてしまったのが「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の話題で。今度演じられるのはいろんな意味で個性的なキャラですよね、みたいな話になり。
ヘルベルトって名前からして…と話し始めた贔屓役者のたまわく

「だって地獄のベルトですよ!」

もうローズルームの端から端まで転げまわりたいくらいの勢いで笑いの発作に入った(^^;)。そうはウケてなかったのはみんなあれジョークだと思ったのだろうか?(^^;)自分的には純然たるマジボケと取って「うっわK吾さん"HELL BELT"だと思ってたんですか今までマジでマジで!!英語!!英語だからそれ!!」と頭ん中ツッコミの大嵐。

…しみじみ思うのは自分はホントにこの人のこーゆーとこが好きなんだなということで(^^;)。なんていうか私自身は何かの作品において原文やら史実やらスペルやら細かい話に滅茶苦茶拘る人間なのですが、それだからなのか、ああいう全然「本質的でないところにはこだわらない」だけどイイ仕事をしている人の、こだわんない部分から出てくる「隙」が眩しいというか。やれ原作だ原典だ外国版だと薀蓄たれてる自分には決して辿り着けない境地だなあれは、と…。

…なんて「地獄のベルト」がもし計算ボケだったら申し訳もございませんけれども(^^;)。

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空の境界

「はじまりは、たった6部のコピー誌だった」

…という宣伝ポスターのアオリ文句を見て、「そのコピー誌を買った人がひとりずつ謎の死を遂げていく、とかそういうホラーなんだろうか?」って思った人…いないか。

「Fate」のシナリオライターである奈須きのこさんの小説「空の境界(からのきょうかい)」。もともとは同人誌で大ブレイクした小説を集めて講談社から出版されたとのこと、だから前述のアオリ文句なんであります(笑)。失礼な言い方だけど商業チックじゃないというか、いくつかの短編・中編がオムニバス調で少しずつ繋がっていく、その重なり方や展開に法則というか「お約束」がないところが大変ツボでした。

罪びとたちの物語(the Garden of sinners)であるこの作品、殺人を嗜好するけれども人間を殺してはいない「式」と、式を現世に繋ぎ止める存在である幹也。式を狙う魔術師・荒耶の手先にされた、それぞれに罪や傷を持つ人間たち。それぞれの出会いや戦いや様々な結末、これが時系列をバラッバラにシャッフルされて一つ一つ語られていくわけですが、その一つ一つの中編の完成度と、シャッフルされたことによるエピソード間の繋がりの見え方がすごく面白い。全部終わってから「ああ、あの件の終わりはあそこだったんだ」って気づかされて瞠目したり。
そしてやっぱりキャラクターがホントに素敵で。心象の見え方がそのキャラによって違うところ(「忘却録音」で鮮花の視点になったことで雰囲気がガラリと変わるあたりがすばらしい)、秘密であることに気づかせないような秘密が最後に明らかにされて「ああアンタそうだったの…」と泣かされちゃうところ、そーゆーところが奈須節というんでしょうか、やっぱり美しかったです。

Fateやhollowもそうだけど、物語慣れしたオタクが「お、これが伏線だね、ふふ」と思っちゃうところは結構スカされて(笑)、そうじゃないところが次第に深まっていって、読み終えるとああ、そうだったのか…となる、そーゆーしみじみした楽しみ方ができる作品だと思います。ゲームのリプレイと同じ感覚で「ちょっと待ってじゃああそこの意味はどーだったの」読み返しちゃうのが楽しくてしょーがない。
ただ、そういう「伏線かと思ったらそこで終わり」だったエピソードの中には、あ、ここはもっと見たかったな、と残念に感じた部分も多かったのですけども。まあ縁があればいつか彼らのその後や、語られなかった物語に逢える日も来るだろうなと。Fateで語られなかったある部分がhollowで明らかにされたように、そして次に来る(と信じてる)「Fate/Zero」もおそらくそうであるように、読者としては広大な世界の一部を切り出したものを覗いているのであって、運が良けりゃ「ああ、そうだったのか」っていつか思える日が来るだろうし、そのままなものはそのままなんだろうなあ(笑)。…って達観したフリをしてみてもhollowで切れ切れに出てくるアインツベルンの「十年前」関連情報は気になるなあもう!!

…どんどん話がFateにずれていく(^^;)のはこの作品、Fateと同じ世界観に基づいているからで。
魔術師の設定、封印指定や時計塔関連などはもうすっかり馴染み深いものになってるので、「Fate」から入るとすごく読みやすいです。いえ本来はこの作品が先なのでしょうけど…さらに実際はむしろTYPE MOONの同人時代の作品である「月姫」と重なるのだろうけど…コレ未プレイなので今、口惜しくてしゃーない。まず同人ゲームの買い方から学ばんとならないのですが(^^;)Fate効果でいま同じような人が大勢いるみたいで、中古ソフトもとっても希少、かつ高い(T_T)出すならこっちをプレステ版にして欲しいです、うう。

夕暮れの教室とか「巡る金貨」とか、風景や精神的な世界観もFateに特に凛ルートに繋がるものがあるなあと思いました。そういう意味では脇キャラも。某アホウな金髪なんか某ワカメと某ヘソ出しを足して2で割ったようだったり、自信のついたバゼットみたいな最強師匠(そんなのはバゼットじゃあないが(笑))がいたりと、「これは別作品なんだから」と振り切ったはずの郷愁がいちいち胸を焦がす(笑)。
荒耶の歩んだ道なんか、"Unlimited Brade Works"を見てから読んだんじゃなかったらまた印象が違っただろうなあ。

あと嬉しかったのが3話目の「痛覚残留」、クライマックスの舞台となった建造中のでっかい橋の名前がブロードブリッジ。冬木市の大橋とは地形が違うし別に繋がらないんだろうけど、ワクワクするなあ、こういうの。
余談だけどhollowでは「ブロードブリッジ」→「広い橋」→ああ「大橋」、と思い至るまでけっこうかかったのですが、さらにこないだ思ったのが、「舞台」に例えられた4日間のオーラスを飾るオールスター勢揃いということで「ブロードウェイ」のもじり?とか…深読みしすぎか(^^;)。

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