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2005年11月の12件の記事

笑いと涙あふれる

…カーテンコールでした(T_T)

伊藤アマデ楽。…自分で驚くほどボロボロ泣いてしまいました。
いつもクールだったあの顔が、カーテンコールで出てきたとたん(ヴォルフと二人で顔の横にチョキをクッと出すシンメトリーのポーズ決めながらも)くしゃくしゃに歪んで泣き出して、その瞬間こっちも大泣きに入ってしまいました…すっごく可愛い声で挨拶していた渚ちゃん、「いままで生きてきた中でいちばん幸せな一年間でした」…という内容を涙と緊張でつっかえつっかえ、パパのマイクに向かってしゃべってました。とちゅう「あ、まちがえた」と言った瞬間スカっとこけていたみんなの笑顔も印象的(笑)。
ちなみにご挨拶では「女優としてすばらしい仕事をされ、我々も頭が下がる思いです」との市村さんの音頭で舞台全員がふかぶかと「礼」をしてて、その後も一回「今後は女優を続けられるんですか?これからもよろしくお願いいたします」みたいな音頭でまた全員中央のアマデに向かって「最敬礼」。

で今日は帰ってきて仕事して明日明後日と最後の博多行です(1ヶ月開けてまた通うってそりゃ別の話)。アッキー/治加来楽・そして全員の大楽…これだけ贅沢しておいてホントーーにアレなんですが…………何故わたしは高橋アマデ楽を逃したかなッ…(号泣)。

追記
わー!!縄ちゃんエルマー!!!わー!!!楽しみだー!!!
…閣下よりソコだな私のサプライズ(^^;)。

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復刻二題

「Mozart!」土曜ソワレを観て参りました。
この土・日がそれぞれ二回公演連続で、役者さんがたも体力的にはいちばん厳しいところなのではないかと思います。そのせいかわかりませんが、なんだかやけに曲や芝居のテンポが速いので、思わず指揮者が変わっていないかと確かめてしまった…変わらずソルティ塩田氏でした(笑)。が舞台はむしろハイクオリティ。

ひさびさにアトリエのご報告などしてみると、博多前半ではあまり抱きつかなくなってた井上ヴォルフ、最近また袈裟がけにぎゅーっと「ああ!」と抱きついて座長が目を眇めて笑う、という図が復活してて「うわここに限って下手に移動させて」とか念じてました(笑)。で、お互いの顎をクイっとやるっていうのは滅多に出なくなっちゃったけど、かわりに東京7月下旬限定だった必殺「ヴォルフのシカネーダーの巻き毛いじり」技が出ており(…こーゆー話キライな方ホントすいません(^^;))。「ああ!」って抱きついたヴォルフがシカネーダーの肩に顎のっけたまま両手の力を抜いてダラリと倒して、んで向き合って左手(舞台奥側の手)で座長の頭をてっぺんからナデナデして(爆)むこうがわの巻き毛をぎゅるぎゅるいじってたという…(笑)。で頭突きして二人でワハハと大笑いして別れるわけですが、振り向いたシカネーダーの先で「はいオイタはおしまいなのねお帰りなさ~い」とばかりに両手を広げて待っているアンナ(北林優香さん)の包み込むような笑顔がすげえまぶしくて、そのあとのコンスタンツェの啖呵と好対照ね奥さんのリアクション、とかあまりシャレにならないことを考えてました(笑)。

渚アマデは本当に細くて透明な印象で、ホントにヴォルフをひっそり見守っている感じでときどき泣きそうになります。なぜこの小さな存在がヴォルフを追い詰めていったのかな?…という話の追い方ができるのは彼女ならでは。
ラストシーンで羽根を差し上げたヴォルフが「フォルテにピアノ、紡ぐファンタジー」と歌ったところでアマデにぐるりと向き直り、じっとアマデを見つめながら「ぼく、こそ」と歌っていたのがすごく印象的でした昨日。心臓に羽根を刺して倒れる瞬間に微笑む井上ヴォルフも久しぶりに観たなと…もともと初演の井上ヴォルフの印象って、才能か影か、とにかく後ろからずっとついてきていた存在と最後に向き合って融合して溶けていった、て感じだったのですけどその印象が自分の中で復刻している今日この頃です。

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名曲

帰ってきてTVをつけたら「うたばん」で香取慎吾くんがスコープドックサイズの練習用レイバーみたいな二足歩行の例のロボットのアレに乗って風船でできたマトのシューティングをしており。
何が嬉しいかってBGMが「哀・戦士」だったことで(笑)。いや、大好きなので。
その後、さいごのパイロットらしい木村君が全マト制覇したところで期待通り「めぐりあい」がかかったのにも「よーし」とか大笑いし。
タクヤ氏の決め台詞がなぜかスレッガーの「悲しいけどこれって戦争なのよね」だったんで笑い転げるとともにすっかり癒されました…(ガンダム好きなんだろうに「行きまーす!」って言わないのね、と思ったら先に乗った吾郎ちゃんが言っちゃってたのね)

さっぱりわかんないひと、すいません……世代っす…。

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Mozartのツボな人々15

後半突入の「Mozart!」。土・日と観てまいりました皆さんますますハイテンション。

■もの凄く楽しそうな人
あわーれーなー、レーオーポルー
「トォー!!!」
ってヴォルフを突き飛ばす手つきとその後両手を差し上げたポーズと全開笑顔が実にまぶしい山口コロレド猊下。
いや最近さらに盛り上がるなあこのナンバー(笑)。

■よくわからない人たち
コロレド屋敷でヴォルフがテーブルの上に乗って大暴れするところで、右のはじっこにいる小原さんと篠原さんの慌てぶりが最近、なぜか「殺し合い」に発展してて(^^;)。よくあるのは篠原さんが小原さんのかつらにナイフを突き立ててそのまま小原さんが死んでしまう、というのですが…これ井上ヴォルフの時限定っぽいのは暴れヴォルフの動線の関係だろうか?

■最近のお気に入り
フランス革命チェイサーでフィニッシュ直前、「フランスじゃ国中が叫んでる!」のあたり、群集の一番後ろで手を取り合ってるKENTAROさんと徳垣友子ちゃんが動き・表情ともすごくいい感じ。…ハカタ来て以来よく目に付くのは3階の住人になってるからか(笑)。

■川綱アマデ
ほーら別人だ…。
土曜ソワレでゾクゾクしてしまったのは一幕ラスト手前、箱をよこせと手を出すところ。ヴォルフがあきらめて箱をアマデの目の高さまで下ろしても微動だにせず「自分の手のところまで箱を持ってこさせて」それからやっと受け取る…という動き(^^;)。子供のワガママをある程度まで容認してあげてた大人がある一線で豹変して、本当の力を見せつける…それを、見た目子供のアマデの側からやっちゃうという「絵」の恐ろしさ。もとからアッキーって「おい、行こう」の台詞の言い方も凄く優しかったりして、かなり「お兄さん」モードでアマデに対してるから、ここの立場逆転のインパクトはもの凄いものがあります。

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謎がプチ解けた

またしても宿が取れなかったので(もう今月は全滅だ)万葉の湯で夜明かし。…お風呂もいろいろあるしチェックアウトも早いからむしろホテルより調子のいい生活が送れる気がします。

それにしてもホテル取れないにも程があるなあ今月の博多、と思いながら露天の檜風呂につかっていたところ、40代くらいの主婦風の方が入ってきて、鹿児島から来たというすごく気さくな方で、地元の銭湯についてとかぺちゃくちゃとしゃべっていたところ、やっぱり混んでますね、という話になり。

「すごいバスが止まってたわねえ…今日はねえ、サザンとスピッツと浜省とチューリップが重なってるから」

だそうで(笑)。
ちなみにその方はドームでサザン堪能してきた帰りなんだそうで(笑)(笑)。

お相撲もあるしイベントもあるし、今月の博多は実にニギヤカなようです。

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アマデ四題

「Mozart!」名古屋後半・博多前半で観た、最近のアマデたちへの印象や雑感なぞこの辺でまとめてみようかと。……思ったんだけど全く要約という作業をしてないので…なっがー…(^^;)。
めいめい、自分的に抱いているイメージはなんなのか整理して名前をつけてみました。

※あ、いちおう組み合わせについて補足しときます。初演同様、ヴォルフとアマデのペアには決まりがあるようで、黒沢ともよちゃん、高橋愛子ちゃんは両方のヴォルフとのペアがあります。伊藤渚ちゃんは井上ヴォルフのみ、川綱治加来くんは中川ヴォルフのみの組み合わせになっています。

■天使・黒沢アマデ
「天使」っていう言葉はけっこう過酷な意味で使ってます。優しいとか明るい感覚じゃなく、単に属性が100%純正の"LOW"だ、という(笑)。絵画や彫像でよく、無心な表情で悪鬼を踏み潰す大天使ミカエル様のモチーフがありますが、ああいうイメージかな。天使っつーか「子供」っつーか。綺麗で恐ろしい、残酷なピュアな生きもの。
下手から見てると、ヴォルフに羽根を突き刺す最後の最後まで微かに笑ってるですよ…。その純粋な存在に最後に融合することにしたように見えるのが井上ヴォルフ(ものすっごい究極的な意味でのハッピーエンド)、その純粋さに追いつかれて焼き尽くされてしまったように見えるのが中川ヴォルフ(同じくアンハッピー)。頬に涙が光ってた時もあったともよちゃんですが、そんなわけで彼女にはラストで泣いてほしくないのだな…あくまで私見ですが。
最近の新ワザだと思うんだけど(笑)ドクトル・メスマーの「ヴォルフガング・アマデウス・モォォツァルト!!!」で最初の曲がバン!と鳴ってアマデのピアノが登場するとこ、前の曲のバン!で右手がぐぁっと上がる登場がカッコ良かったです。あと、音楽の箱を最初に手にするとき、うっとりと曲に聞きほれながら左手は放して、指揮をするようにゆるく動かしてるのもツボでした。あとは前楽・大楽、楽しみです!!

■影・伊藤アマデ
前にも書いたけど、彼女の場合ヴォルフをただ「見ている」ので、場面によってはかなり透明な存在に見えます。普段はひっそりとそこにいて、何を考えてるかわからない。で、ふとしたはずみにキラッと本性が見える。最初の音楽の箱を開いて閉じた後の表情、渚ちゃんの場合あのアーモンド形の眼がその瞬間にいきなりぱっちりと開いて、ホントに不意にパっと輝くんでいつもドキっとします。「笑顔」というわけではないのに、観てるほうの脊髄に高揚感と喜びが伝染してザワッと来る。。
やっぱり井上ヴォルフ&渚アマデを見てると、本来、アマデに対して自分がどういう解釈でいたかに気づかされます。原点っていうかな。大人になっていく過程のどこかで置いていかれてしまった「かつてのヴォルフ」でもあり、音楽の箱を手にそのまま進もう、っていう「忘れた純粋さ」であり、音楽との繋がりそのものでもあり。
体は成長して心は世の中から半歩ずれてあらぬ方向に旋回しているヴォルフの後ろをゆっくりと歩いて近づいてきて、ある時ポンと肩を叩かれたら命終わってますよ…っていう何となくホラーなイメージもあったり。元は喜びそのものだった音楽との繋がりが、気づかないところで徐々に変質していってて、あの一幕ラストで豹変した姿を始めて現して。最後の最後に真実(原点)の白い羽根を差し出して、ああそうかそもそも君は僕で僕は音楽の喜びそのものだったんだね、て思い出させてくれるみたいな。
他の子もそうですけど、最近観るたびに綺麗になっていくなと思うのは私だけか(^^;)。ぼちぼち博多デビューですね。どんな表情を見せてくれるか、楽しみです。

■少年・川綱アマデ
いちど中川・川綱コンビで「Mozart!」を観ると、いかにヴォルフとアマデで「違う芝居」が成立するかで愕然とすることうけあい。分身というより二人の人間のようなヴォルフとアマデ、観るたびに目からウロコがぼろぼろ落ちていきます。最近、ウィーンのレオポルトの場面でヴォルフに手を差し出されたところ、一瞬応じるかのように手をちょっとだけ上げるんですよね…。
成長前モーツァルトの治加来くんと成長後モーツァルトのアッキー、二人とも悪ガキに違いないんだけど、「音楽」志望の少年と「人生」志望の少年が同じ体に住んでて、ギリギリの綱引きしてたら最後に綱が切れて二人とも死んでしまった、みたいな…おとぎ話のような関係に見えます。
私見ですが初演バージョンのアッキーだと、ヴォルフの求める「人生」って恋とか快楽とか解放とか、わりとワガママ面が目立って見えたのですけど、今ではもっと善良な意味での「人生」も含んでるからより切ないんですね。家族やコンスタンツェへの愛情深さや真心、才能に引っ張られて調子狂わなければ凄く幸せになれたと思うのです(初演と解釈変わったなあホント)。
だから中川ヴォルフの場合「お前が家族を引き裂いた!」がかなり核心ついた告発に聴こえる…(井上ヴォルフだと自分自身に対する八つ当たりないし逆ギレですが)。ちからアマデの傷ついた表情は、もうぜんぜんそんなつもりないことで非難された子供の反応そのものに見えて悲しいのなんの…。
最期の場面、振り返る表情は物凄い。眼をカッと見開いて頬には滂沱と流れる涙、赤い照明の下、こときれるアマデとヴォルフのシンクロぶりがもうなんていうか。……あーまた早く観たくなってきた(^^;)。でも治加来くん3日観ないと別人、だからまた印象変わるかも、ですが(戦慄)。

■天才・高橋アマデ
きっぱりした表情や動作のメリハリが大阪当時からダントツだった高橋愛子ちゃん。しかし名古屋・博多ときて、そのキパキパ感がかなり使い分けられているというか、中間色の表情みたいなものが多くなっていった気がします。二幕あたまでヴォルフがバサーッとぶちまけた楽譜を抱きしめるところ、前は「キッ」とヴォルフを思いきり睨んでたのに、今ではいっそ哀しそうにひっそりとヴォルフを見上げてる。
とはいえ男前(笑)なとこも相変わらずで、一幕ラスト「影から逃れて」の手前でヴォルフに箱を返せと手を振り上げるところ、もうゾクゾクするほど好きです。ヴォルフを突き飛ばして、呆然と振り返る彼に向かって、一旦いずまいを正して、それから息をふっと吐くのと同時に手を円を描くように差し上げる。…いやいやこの姿勢全体の美しさといったら。
しつこく書いてますが、ヴォルフの首絞めて一旦振り払われ、それからもう一度襲い掛かってくるところの、ヴォルフをピタっと見据えてまったく動かない目線(でも肩はぐりりと動いて上着を着なおし、脚は滑るように前へ動いてヴォルフに襲い掛かる)とか、「星から降る金」リプライズの直前、ヴォルフの「家族を引き裂いた!」で振り返るところの動きも大好きです。愛子ちゃんの場合、この台詞の瞬間はまだ振り向かないんですね。ヴォルフが突っ伏したところで、それまで鉄壁だった表情がほんのちょっと辛そうに歪んで、それから何かを振り切るように素早く振り返り、左手を差し伸べる…これ初めて観たの博多の初日でしたけども。オペラグラス取り落としそうになりました。うわ、アマデ辛いんだ?!と。
こう書くと陳腐なんだけど、高橋アマデは本当にヴォルフを愛してたんだなあと…どこかから使命を抱いてやってきた音楽の才能そのもので、ヴォルフの最も過酷な導き手として、滅びの道だと分かっててそれでも「音楽」を極めさせるべく働いてきたみたいな。治加来アマデと違って確信犯的に「家族を引き裂いて」るし、ともよアマデと違って最後に羽根ペンを突き刺すことが「終わり」だってわかってる。一緒に極めよう、そして一緒に死のう、でも最後に、自分たちが何を作ったのか見せてあげる…っていうのかなあ。羽根を差し出す動きの、ホントにいろんなものがこもった緩やかさと静かさが大好きでした。

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ヴォルフのしゃどーぼくしんぐ

今宵はぷちネタのみ。

■中川ヴォルフの場合
パパと借金云々の会話のところ、「これ以上単純には書けないよ!」と言い切るとパパがクワっと反応しますが、ここで最近ずっと攻撃を避けるように身をかばうポーズをとってたアッキー、最近反撃に出てシャドウボクシングしてる(笑)。

■井上ヴォルフの場合
冒頭の赤いコート、上手はじまでパパを追っかけてガー走ってって「どうしてわかってくれないんだ、全く!」のとこでシャドウボクシングしてる(笑)。
さらに返り討ちに遭ったマイムも入れている(笑)(笑)。

反撃二題でした。

…………愛子アマデ15日までってことはMY楽じゃん今日!と幕間に気づいて超凹んだ日曜ソワレ…………うわーん(T_T)

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博多のすごしかた

宿がぜんぜんなかったので「万葉の湯」で温泉→一杯→リラクゼーションコース。

大当たり。

すっかりくつろぎつつネットコーナーでこれ書いてます(笑)。うーんマンガもゲームもVTRもあるですね近頃は。土曜日なのにけっこうすいてるし。

本日ソワレ、井上ヴォルフ。そして組み合わせ最強(私見)のアマデ・高橋愛子。

一週間も空けるともう別人、て感じなのはいつものことですが(それでも座長の「じゃんぷ!」にはびびったなあ)、なんだかひさびさに「僕こそミュージック」でしみじみ感動してしまいました。
このナンバーの好きなところ、自分的にはアマデをぐるぐるぶん回した後、アマデと軽くにらみ合うところだったりします。ともよアマデなんかあの天使の顔で鼻にきゅっとシワを寄せて「にらむ顔」を作るその子供さ加減が激ツボだったり。
それとフィニッシュの手前の「メジャーとマイナー、コードにメロディーも…」のところ。音楽が好きで好きでたまらない、音楽と一緒の自分が幸福でたまらないヴォルフの、「シアワセ」て意味ではラストシーンなこのフィニッシュ。盛り上がってるとここで既にホロリとしてる自分に気づいたりする。あー好きだー。

さて問題のアトリエシーンですが(こればっか)。今日たまたまなのか最近そうなのかわかりませんが先攻(笑)の劇作家、ヴォルフのあごをクイっとやる例のしぐさでなく、ちょっと懐かしい帝劇バージョンの「いいか俺たちは成功するんだ」と言いながら魔笛を構えてヴォルフと顔を突き合わせる(その間5センチくらいな(笑))感じで高揚感ぱりぱりと(^^)。で後攻・作曲家は「オツムにうった~えて」で何するかと思ったらひとさしゆびをユラリと構えて座長の鼻をツン、と(^^;)…で両手で顔を挟んで頭突き。………ホントになんでこんなに緊張するんだろう私この場面て(^^;)。

愛子アマデはこれまた私見ですが、帝劇時代のキパキパ感とちょっと違って緩急というか、静かな表情とか大人な葛藤とかを感じます。圧倒的な強さと迫力でヴォルフを支配していたころと違い、ヴォルフに対して働きかけるのに届かない切なさというか、なんだかヴォルフを導こうとしてるのにうまくいかない…という葛藤チックな心情が見えるというか。うまく言えないなあ。
しみじみヴォルフのラストシーンは、アマデによってまったく違って見えますね…。

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Schwarz

夏から書いてた論文はひとくぎり。発表もそこそこいい線いって賞品にノートパソコンを頂きました…………どうしよう、これ。
仕事のマシンがかなり限界来てるのでそれに替えようかと一瞬思ったけど、TVチューナーやらDVDやらとってもエンターテイメントなほうの機能の充実したPC(しかも重い)だったため、こりゃ家庭用だなと。入手過程が過程だけに、社内でエライ人に会うごとに「パソコンどう?」と聞かれるので(^^;)、とても売ったり譲ったりできない…もうTVのほうを売ってこれに替えるかなー。キレイだな今どきの液晶はー。

そんなわけで今月は心置きなく博多「Mozart!」全力疾走期間に認定。いえシゴトが忙しいとか忙しくないとか関係ないですけどね。

本日発売のレプリークBisの吉野さんのシカネーダー考にまた震えるほど感動していたりする今宵…やっぱしプロデューサー根性っていうか、自分のやりたいことへの打算あってのシカネーダーだと思うのです。友情と打算両方持ってるけど矛盾しないクレイジーさ加減、それで付き合ってきたからかえって上手く行ったんだろうなあヴォルフガングと、としみじみ思います。無責任さの波長が合うっていうのかな(^^;)。
…しかし「(ヴォルフに)息抜きをさせて」にはさすがにゾクっとしました(笑)。もとから「友だち甲斐」って、見ようによってはむちゃくちゃブラックな場面ですが、シカネーダーの「計算高さ」なんてものまでエッセンスに加えたらさらに黒い黒い。アマデが煩がるだけで別段怒らない理由もよくわかるよなー…。

それにしても白地に舞台写真のレイアウト、写真ワキにちょこちょこいる吉野さんの唐突感はいつもの犬のイラストカットっぽいな(笑)。…犬でもよかったんじゃないかな絵的には(これでもファンだー)。

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井上ヴォルフ初日

最終地・博多での「Mozart!」初日をついに迎えた井上芳雄くん、昨日のアッキー初日同様、笑顔でいっぱいのカーテンコールでした(^^)万雷の拍手に「ありがとうー!今日ほど福岡出身でよかったと思ったことは…」みたいなこと話しつつ、脈絡なく「ただいまー!」と叫んでまた大喝采を浴びたり(笑)。ものすっごい元気で笑顔なカテコ、「僕は…帰ってきた…感じですけどカンパニーとしては始めて…ですよね?」と周りにお伺いしてて、カテコではとことん笑顔の沈黙を貫くMY贔屓が珍しく「そう」とかリアクションしててちょっと驚いた(笑)。

本編もまた濃かったです。今期ホントにこの人の「残酷な人生」が大好きになってしまったなあ。中川ヴォルフのもの凄いパワーのある、でも傷ついた子供な風情も好きですが、井上ヴォルフの、なんていうか人生の「影」に初めて目をやってぞぉっとしてる、とっくに自分が大人になってることに気づいて致命的にグラグラした状態に急に陥っちゃったみたいな感覚もすごくらしいっていうか。

「ちょっぴり」では名古屋終盤、コサックダンスをしていた(^^;)芳雄くん、博多初日はオーバーアクションで走るパントマイム(って呼んでいいのか、走るフリをするけどまったく前に進まない動き)をしておられ(笑)。「知らないわよっ」っておばさんぽく手首を90度くきっと曲げるあのフリが復活してたのも大変嬉しい(笑)。

今日は下手で観てたんですが、「魔笛」作曲で井上ヴォルフがシカネーダーに抱きつくところ、もう座長も慣れたもんで(爆)シカネーダーが笑いながらぐーんと上体後ろに倒してヴォルフに軽くよっかかってまして。そのナナメ仰向けの大人くさい笑いかたが激ツボでした…なんかもう名古屋中盤以降、終演後に「今日の顎クイは(顎をクイっとやりあうの意)」とか怪メールが飛び交うようになっちゃったよ作曲家vs劇作家(爆汗)…真剣勝負は続く。

黒沢アマデについてはまた。愛子ちゃんにしてもともよちゃんにしても、書いても書いても書ききれないなあ。

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ディア・アッキー

「Mozart!」博多初日を観て参りました。

2004年のお正月以来、ひさびさの博多座、ひさびさの3階席…高!
期待してましたが後方まで舞台全体が実によく見える、むこう一ヶ月ほぼここの住民ですが(苦笑)OKOK。

奥行きや緞帳は帝劇サイズに戻った感じで、カーテンコールでヴォルフとアマデが緞帳の隙間から出てこられるすまが復活してました(笑)。…でもやっぱりさすがに帝劇よりはせまめかな。ウィーンと「誰が誰」のスカートのひしめきぶりと男性陣の軽快なステップと緊張感は相変わらず(そこがいいんですが(笑))。

各キャストについての感想もいろいろございますが、今日はカーテンコールのできごとなぞ。博多初日ということで、アッキーからの挨拶があったのですが、内容的には博多初、これから1ヶ月よろしく…という内容で、ああ初日おめでとう、程度に思ったとこでいったん終わったのですけど。
大拍手にもう一度幕が開いて、今度は市村さんが歩み出て、「今日は中川晃教君の誕生日です!」と(^^)
…そうだったごめんたった今思い出したよ、と心の中で謝ってる間にパパ、オケピを覗き込んで「誕生日のうたくらいできるよね?」と(^^)
ぬかりなくよどみなく流れ出すハッピーバースデイ。出演者のみなさんも客席もそりゃもうにこやかに歌う歌う歌う…ふつう、こういうときって「ハッピバースデイ・ディア」のあと、その当事者をどう呼んだもんか一同がちょっと詰まる、という光景がありがちですが、今回は客席ふくめみんな迷わず「ディア・アッキー!」と(^^)
…アッキー、眉間をきゅーっとつまむようにしてしばし沈黙。感極まってしまったように崩れきった声でお礼トーク…。正確には覚えてないけど、「初演の時、ハタチになりました。今日で23歳。あれから3年…」みたいなことをぽつりぽつりと。その泣き声にみんなが「うるっ」と来るとかじゃなくて「わははー!」と大笑いしながら拍手や手拍子や声援で励ます図がなんかすごくシアワセでしたです。
笑顔・笑顔の初日でした。むこう一ヶ月無事で、楽しく、濃い公演になりますように。

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Mozartのツボな人々14

観劇と仕事の論文発表とその他の書き物と逆裁で何にもできなかった10月が終わり(図々しい表現だな)、次はまさに「観劇」だけで何もできない(爆)であろう11月がやってきます…ヒコーキの予約をしながら戦慄を覚えました。名古屋通いの比じゃないわ困ったもんだー(^^;)

中日前楽マチソワの感想なぞ、ぽつぽつと。

■高橋ナンネール
角度や距離のせいで今までなかなか観られなかった「星から降る金」の導入部分のナンネール、やっと観られて感涙(T_T)。座ってちょっとドレスのスソを直したりして、ニコニコしながら聞きはじめるけど、「王子様に言い聞かせたの、『ここよりほかによい国はない』と」のところで、男爵夫人が何を言いたいのか認識してすぅ…っと固まるときの動き。それまで大きく動いていたわけでもないのに、背中を見てるだけでもナンネールが凍りつくのがわかる。
やっぱり高橋由美子さんは「何かに気づく」時の動きと表情が絶っっっ品ですね。

■花王アルコ伯爵
猊下のおぐしを整えて差し上げる仕事もすっかり定着しましたが、「前髪も直してさしあげたほうがいいか別に大丈夫か」いちいちその場で判断している目線がツボです(笑)。
…しかし二幕のコロレド邸で「レオポルト・モーツァルト」って言ったのを聞いて今月いちばん驚いた(爆)この方だけは執拗に「レオポルド」って発音してたのに10月末に直るとは(重箱重箱)。

■大塚コンスタンツェ
日に日にコワくなっていくのが大変嬉しい(笑)。墓場のシーンでの「開き直り切れてない開き直り」も好きですが、ちかごろ最高に怖カッコいいのは「ダンスはやめられない」で家に帰ってきたときの「誰もいい」。はじめて聴いたときは凍ったわあのイントネーション(^^;)。
あと「ダンスはやめられない」の最後の暗転の直前、すがるようにペンを見つめるのでなく、挑戦的に(でも強がり感はビンビンで)直立して正面を見やる、というのも気に入ってたり。

■阿知波ウェーバーの奥さん
最近プラター公園でシカネーダーとアイコンタクトしてる(笑)。知り合いか(笑)。
二幕あたまでヴォルフとコンスタンツェの現場を押さえるところ、入ってくるときに頭をガッと後ろへそらしてカツラが上の壁に引っかからないようにする仕草がツボです。

■吉野シカネーダー
思うんだけどあの「エマニュエル・知らねーだー」のネタを前楽から出してきたのって、アッキー楽を盛り上げるサービス的な面もまああったと思うけども、「万が一、千秋楽にまた何か企まれていた場合」を期して前楽に仕掛けてった、ってところもあるのかなと深読み(笑)。…つまり、帝劇楽の「名乗る前にみんなにエマニュエル・シカネーダー!って叫ばれた事件PART2」を経た座長としては、既に居酒屋シーンは心の準備バンタン、むしろメンバー全員を向こうに回して「攻める体制」になってるってことで、こぉりゃ博多楽がじつに楽しみだなー(見る側は気楽で凶悪スイマセン)。

Wヴォルフは長くなるのでまた追って。

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