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2005年1月の13件の記事

異種格闘技戦

キャストのことキャラクターのこと、カーテンコールのこと、楽近くに結成された十兵衛・津屋崎・殿の「チーム三頭身」のこと(笑)等々、書き残しははいくつもございますが、「SHIROH」オンリーで更新してきたこのブログを一旦ここで中締めしたいと思います。

あらためてキャスト&スタッフを眺めると、本当ーーーにいろんな人が関わっていたんだなあ、と思います。たぶん、この作品で初めて○○を観ました、知りました、という出会いが、どの人にもたくさんあったのではないでしょうか。

最初にこの作品の話題で人が集まりだした頃「新感線ファン」と「(東宝)ミュージカルファン」という二つの客層があるように言われて、違和感を覚えつつ、ちょっと「なごんだ」記憶があります。「そーか…レミオタもクンツェマニアも外国版好きの人もサイゴンリピーターもアッキーファンも、一緒くたに『ミュージカルオタク』でくくってもらえるんだ…」みたいな(笑)。

人それぞれではありますが、例えば「レ・ミゼラブル」なんかをリピートしていると、どんなキャストが好きか、曲についてどういう解釈でいるか、何年に上演された公演を観てるかなどで、その人によって「こうあるべき」みたいなもの凄いこだわりがある場合が多く、ハタから見たらマジかよ、と思うであろう深い(細かい)ところで意見がぶつかることが多いわけです。昔を知った人とそうでない人のジェネレーションギャップも発生しがちだし(苦笑)。たぶん新感線作品でも、長い歴史のある作品ではそういう部分があると思うし、また誰か役者さんのファンだったりするともう、見方が全っ然変わってくるので、個々の人はとても深いものを観ているし追求するのは楽しいけれども、なかなか世間が狭い(もちろん、それゆえの楽しさや効能もあります)。

そういう垣根を越えて、「(観る側は)バラバラなのが当たり前」という環境で、全員が「これまで見たこともないもの」に触れて、それぞれの視点で何をどう見たか、それに対してどう思うかが吹き出してくる様は本当に面白かったです。さまざまな掲示板、サイト、ブログ、観た友達との会話、どれも少しずつ見方が違っていて、そこから自分も発見があったり。
隣に座る人の会話だけでも「面白いね!」「中川くん凄い!」「宗教ネタ嫌い…」「じゅんさん最高!」「喋れば10秒で済むところをなんで歌うの!」「長い!」「長さを感じない!」と実にバラエティ豊かで(笑)。

私は「SHIROH」という作品の中にはいくつか納得できない部分があり、その中には作品を深く知っていくうちに解消されたものや、別の人の解釈を聞いて納得したもの、疑問のまま残ったもの…などいろいろありまして、気持ちの落ち着き先もさまざまです。
この二ヶ月本当にいろんなことを感じ、考えました。あまりまとめきれませんでしたけども、いろんな感想の中のひとつとして、面白がっていただける内容であれかしと思います。

二ヶ月間、たくさん感動し、たくさん疑問を感じ、たくさんの言葉と出会いました。
本当に楽しかった。贔屓よ、出てくれてありがとう(爆)。

ここ、今後も更新頻度は下がりますが、ミュージカル&雑談で続けていくことと思います。SHIROH思い出し語りもしていきたいし。今年はおそらく「Mozart!」語りなど多くなりそう。昨年観てきたハンガリー版レポとか、少しずつ上げていけたらと思います。
またたまにいらしていただけたら嬉しいです(^^)/。

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リオのこと

前にキリシタンの描かれ方についての疑問を書きましたが、この作品での神様の存在の仕方というか、「神が存在するのかしないのか」があえてぼかされてるところはすごく気に入ってます。
「SHIROH」を最初に観たとき、リオは天の使いだと思っていました。「LOVVAD SEIA...」と歌う場面なんかも手伝って、天の使いとしてみんなをはらいそに導こうとする「仕事」を持って使わされたのかな、と。
その後次第に「実際のところ、この作品に『神』は登場してこないんだなあ」と思うようになって、ではリオは自分の意思で現れた霊的な存在なのかな…と感じるようになりました。彼女自身はキリシタンではなく、ただ「人に光を与えるもの(自分に光を与えてくれたもの)」として十字架を、聖霊を讃えていただけなんだろうなと(まあそれがキリシタンであるということかも)。

彼女は四郎に救われた(暗闇の光を与えられた)ことをただ感謝していただけで、さんちゃご、四郎様と呼びかけたのは最後に感謝を伝えたかっただけなのかなと…ところで、これはキリスト教を客観視できないキリシタンとしてのグチなんですが、その言葉「さんちゃご」を頭の中で「聖ヤコブがお守りくださるぞ、異教徒を駆逐せよ!」と直訳してしまったせいで私自身はとっても混乱した記憶があります(^^;)。今となっては、リオは掛け声としての「さんちゃご」を、祝福の気持ちを込めて四郎に投げかけたのだと(あるいはリオは何も知らずに「相手の言葉」で四郎を勇気づけようとして「さんちゃご」と言ったのかも)考えるようになりましたけども。ホント個人的な感想ですが、「お蜜はユダだ」といい「ラスト・ジャッジメント」といい、変に考え込むとハマって回り道する羽目になる、きっつい表現が多いですSHIROH。まあこれは観るにあたって余計な宗教的前提(結果的には先入観(^^;))を頭からどけられなかった自分が悪いのですけども。

すみませんリオの話。
彼女、すごく細やかな表情のお芝居をしてるんですけども、他の人のせりふの合間だったり、舞台奥で遠かったりするせいか、その細かい仕草を見て取れるまで結構時間がかかりました。もしかしたらそうやって見逃すことで、リオという存在そのものを曖昧にとらえたほうがいいのかも知れませんが、一度リオに注目し始めるとやっぱりホントに表情が綺麗で、これは見逃せないなと。以下、ソロの場面以外でツボに来たところからいくつか。

●牢屋でシローの呼びかけにみんなが熱狂し始めると微笑んで、十字架を握りしめる。
自分が四郎からそれを手渡された時の喜びと救いを思い出したのかな、彼女としてはそういうものをみんなに与えたかったのかな、と思いました。

●一幕ラスト、四郎を見下ろして微笑む
一幕では彼女、一貫して四郎に微笑みかけてますよね。自分にできる形で一所懸命四郎に語りかけてる、でもそれを見上げる四郎は笑ってはいないわけで。二幕ではだんだん悲しそうな顔になっていく彼女の、最後の微笑が切ないです。

●四郎の「自分にしか見えない幻」で悲しそうにかぶりを振る
とても切なそうに小さく小さく否定する。ずっと投げかけていた自分の微笑みの意味(少なくとも許し、おそらくは許しの次元を超えた気持ち)が全然四郎に伝わっていなくて、それどころか苦しめ続けていることで、だんだん彼女の本音というか焦りというかが表に出てくるあたりが(;_;)。

●寿庵に口付けした四郎が倒れた瞬間、泣きながら目を背ける
四郎と寿庵ばかり観てて見逃したのか、大阪限定なのか…とにかく公演終盤まで気づかなかったのですけど激ツボでした。シローに口付けする前の迷いのない表情とか、みんなと一緒に四郎に向かって歌いかけるところでの微笑とか、そこまでの、なんていうか余裕の糸が、四郎があおむけに倒れる瞬間にふっと切れる。
ちょっと風情のない言い方ですが、ずっと働きかけてきた彼女の第一志望は「四郎たちキリシタンが光を得て自由に生きていく(=心にはらいそを抱いて、この世に生きていく)」だったのだけど、第二志望として「死ななきゃならないならせめて心をはらいそへ」だったのかなと。彼女は本当に四郎に生きていて欲しかったけれど、もうあれしか(シローにキスすることでみんなを導くと同時に、四郎が最後に誰かを救える方法を教えてあげることしか)できなかったのかなあ…って。(俺はーほーんーとーにー…と歌いながら書いてしまった(汗))

なんか重箱の隅つついてるうちにタイムアップ(^^;)。またいつか。

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小左衛門のこと

最初の頃は「ああ、なんでこんなに流れと関係ないことするんだろう」とごく普通にうっとおしがってたんですが(笑)、気がついたらとっても好きになっていた…(^^;)。
小左衛門てギャグやってない間はすごい真面目に闘士してますよね…二幕頭の手榴弾投げとか、伊豆守暗殺未遂とかクライマックスとか。
お福ともすごく仲よさそうで、「歌え勝利を」でのラブラブぶりがとても好きでした。(東京で1、2回、最後の盛り上げを甚兵衛さんに替わってやらされてたことがあって、それも楽しかったです)。

ただ、個人的な感想ですけど、このギャグの人とシリアスの人の印象が普通に「別人」だったので、その二つのモードがもひとつ融合して欲しかったなあ…という欲が残りました。「真面目とギャグのギャップが楽しい」って言うより、単にキャラが一致しなかったというか。それには場面が少なすぎるのか、ギャグで使っちゃって何も残らなくなってしまったのか(^^;)、単に私が気付いていないだけかも知れませんけども。

シローが撃たれた後、お福が歌いだすところで、一人、シローに向かう形でひざまずいて一心に祈っていたり、最後にお福に並んで十字架を握って歩いているところとか、すごく好きだったので。そういう小左衛門が最後にギャグ言って泣かしちゃうとか(ベタですかね(^^;))、逆に前半の甚兵衛やお福のシーンでもガンガン一緒に歌っちゃうとか…そんな場面があっても嬉しかったかななんて。

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お蜜のこと

「SHIROH」、初見で一番感動した台詞はお蜜の「マリア…もったいないよ」でした。
必死のシローの頭にすぐに浮かんだ洗礼名がマリアだったことも心に響きましたし、それにもまして、お蜜のほうも「マリア」を誰なのかちゃんとわかってて、感謝とか照れとか嬉しさとかからかいとか救われた気持ちとか、そういうものを全て込めて「もったいないよ」って言ったように感じられて、あんまり舞台観て泣かない自分ですがここは心底ぽろぽろ来た。
幕府軍のスパイであることが発覚するシーンでも、「その女はユダだ!」と言われた瞬間に、ものすごく辛そうな顔をしますよね。まわり中キリシタンで、段々にいろんなことを聞きかじっていって、それで覚えたのでしょうけども。

島原のキリシタンたちの仲間に入るにあたって洗礼を受けたシローやゼンザたち、たぶん甚兵衛さんやお福なんかが、彼らや子供たちに聖書のこととかいろいろ授業してたんだろうななんて。きっとお蜜はそれを関心のないフリをしながら傍で聞いていて、彼らのいう聖母マリアとは誰のことかも、ユダがどういう存在かも知っていって、ごく真面目に彼らの考え方(キリスト教そのものかはわかりませんが、彼女にとっての「暗闇のひかり」をもたらしてくれるものというか)にどんどん引き込まれていったんじゃないかな…とか絵入りで想像して倍、切なくなったり。

キリシタンになりたいっていうより、シローたちと同じところへ行きたかっただけなのかも知れないですけれども。最後にどこにたどり着いたとしても、願わくば彼女がシローの歌を聞けるところにいますよう。

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SHIROHの日替わりネタ7

大阪大千秋楽、ちっともまとまりませんが少しだけ…(^^;)

■JINBE IS DESTINED FOR RESURRECTION (←出来心(^^;))
「この後の出番は1時間後じゃ!」が「52分後じゃ!」になって、帝劇楽よりさらに4分短縮されてました…ってなんでだろう(^^;)。四郎様の時計をちらっと見る仕草はよりリアルになってましたです。
津屋崎だましは「ここはお笑いの人たちに任せて、わしらはどこをカットしたらいいのか、再演の打ち合わせに行ってまいります…」の術。「果たして再演に出れるかな~?!」と叫びつつ暴力振るっていた津屋崎殿、この後の三宅殿がソロで歌う間の華麗な舞がすばらしく(笑)後ろの甚兵衛&キリシタンたちが大拍手されてました…ここの段々、お福はじめ下手の人たちは完全に素モードすね、いつも(^^;)。
書きそびれてたんですが、16日のここのネタで「わしらは足の踏み場もない池田さんの楽屋を片付けに行ってきます」とか言われて「よろしくお願いしまーす!」と叫んでたのは大阪甚兵衛ネタ中、自分的ベストでした(笑)。

■ワカメ・終章
「これだから九州の田舎者は有明海をダメにするのだ!ムツゴロウーッ!もう漁師たちのガマンは限界だーっ!!わっかめっをかっえせ!わっかめっをかっえせ!わっかめっをかっえせ!(+客席コール)」と最長バージョンで挑んできた十兵衛、最後の名乗りは半分だけ御自分に立ち返って「剣タラちゃん」でした(笑)。そしてこの間、よい子で聞いていた四郎さんは「だって自己紹介長いわりに結局誰なのかわかんないんだもん」と締めくくりにふさわしく一刀両断(笑)。…にしても十兵衛、「タラちゃんにそんなこと言ってもムダでちゅバブー!」てもう誰もつっこんでくれないよ、それはイクラちゃんだと…(^^;)。

■小左衛門納め
寿庵に四郎が「こんな綺麗な方を忘れるわけないでしょう」~「冗談です」っていうとこで、いつも「寒ッ!」と凍える小左衛門、ここの四郎さん大抵ムッとした顔で小左衛門をにらみつけてたんですが、楽に来てついに「うるせえ!」と一喝(笑)。小左衛門「うるさいって…」とリアルに「なんだよ…」みたいな表情になってたのがおかしかったです。
あと四郎がらみですと、寿庵の手下たちに混じって歌いだす小左衛門をはたいて引っ張り出すシーン(ここでひっぱたく時の上川さんの歯の食いしばりっぷりが好きだ(笑))、最近だと「しゃんとしなさい!」て感じで小左衛門のフードを直してあげてるところがむちゃくちゃツボでした(笑)。思うんですけど、「益田(含む渡辺)家の日常」とか見てみたいなあと…甚兵衛・四郎・お福・小左衛門が一緒に暮してたらさぞや四郎さんが振り回されてることだろう…。
「そちらの小さな瞳が充血した方は」だったかな?寿庵の振りには「ラビットのコザちゃんて呼ばれてます」とか返してたり、杖つき歩きのパントマイム+出てく時の台詞が「助さん!格さん!参りますよ!」だったり、あれ今日はネタがわかりやすいわ…とちょっと寂しく思ってたら(←毒されすぎ)、戻ってくるときの台詞「入浴シーンはまだですか!」で大方のお客を置き去りにしました(笑)。こうでなくちゃ(←毒されすぎ)。水戸黄門→由美かおるさんてことですのね(^^;)。

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SHIROHの日替わりネタ6

本日マチソワして参りました。

■違う!違うんだ!私は天の御子ではない!
…と甚兵衛さんが四郎のマネするシーンで、これまで最後に「ぬほー」とか「ぬへー」とか「ぼひー」とか(^^;)つけてたところ、最近もしかして日替わりになってるのかしら?マチネでは「じんじろげー!」(当然四郎様は「じんじろげとは言ってないです」と返す(笑))、そしてソワレでは

甚兵衛「違う!違うんだ!私は天の御子ではない!大地の子だー!」
四郎様「そんなこと言ってない!!」

「爆笑の渦」ってのはこういうのを言うんだろうな、というくらいの盛り上がりようでした(笑)。この客層バラバラの劇場が老いも若きも初見もリピーターも笑う笑う(笑)。

■ワカメ健在
やはり続いていたか(^^;)…ソワレがまーすごくて、ついに「ワカメを返せ!」コールで客席に手拍子を巻き起こさせました十兵衛(笑)。四郎様が「やめんか!」みたいなポーズで客席を制してたのも大変素敵だったり(笑)(笑)。
ちなみに十兵衛の名乗りは昼「阿修羅城のカツオ兄ちゃん」夜「髑髏城のタラちゃん」でございました。タラちゃんの場合、あとの台詞が「そのワカメは俺のおばさんだ!邪魔する奴はたたっ斬る!」になってたことは言うまでもない(笑)。あとさんざん中島君呼ばわりされた津屋崎殿が「中島君てなんね…俺は葉加瀬太郎…」とつぶやいていたのは東京前半の十兵衛の「待てはかせたろぉー!」を彷彿とさせてむちゃくちゃ懐かしかったです。本名だったのね(笑)。

■今日も小左衛門
寿庵「こちらの、小さな笑いにこだわる方は」
小左衛門「ぐさっ」
四郎「こちらは渡辺小左衛門。名は体を現すといいますか」

■無間地獄あらため
牢屋でシローにどつかれるシーン(東京で「僕をオケピに落とそうとしたね…?」て言ってたところ)、最前列の人をさして「僕をこの女の人に渡そうとしたね」になってました(笑)。今後、ここに誰が座るかで楽しいことになりそうだなあ(笑)。

■マツネタ
「甚兵衛さんのベッドにはYES NOまくらがあるよ!ひっくり返そう!」ときてシローが「…わかった!」と答えてたんだけど。何かをひっくり返す仕草をしながら腑に落ちない顔の四郎様にウケつつも頭に渦巻いた疑問は「…アッキーはYES NOまくらが何か知ってるんだろうか?」だったり「ひっくり返すってYESをNOにだろうか、NOをYESにだろうか」だったり…(ちなみにYES NOまくらとは「新婚さんいらっしゃい」の定番景品のひとつで、ご夫婦間で夜を過ごすにあたり今日はOKかそうでないかをそれとなく伝えるためのアイテムでございます(笑)知らない人は知らないと思う(^^;))
夜は「甚兵衛さんがさっきより縮んでるよ!」だったかな。


もしかして今日に限ったネタではないものも含まれているかも知れませんが、楽しかったところの報告でした。

3日も休むとずいぶん新鮮に見えました。もうラストシーンのリオと寿庵が泣けて泣けて。大阪行ってから、以前はあまり感情移入できなかったリオがどんどん好きになっていきまして。今日こそは彼女について書こう…と思ってたのにまた日ネタ報告で終わってしまう(^^;)。いつかきっと。

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SHIROHの日替わりネタ5

■十兵衛のアリナミンネタをまとめてみました。
二幕冒頭、幕府軍の総大将に任じられて張り切ってるしげちゃんが伊豆守とトークして退場した後、入ってくる十兵衛がいう台詞に「アリナミン」が登場してきたのは東京2日目からでした。

一応、先に解説しますと、板倉重昌役の吉野圭吾さんは2004年の6月くらいから1年間、武田薬品の「新アリナミンA」と「アリナミンEX」という錠剤の宣伝に出ていて、TVコマーシャルとかで「疲れた体に」みたいなナレーションをバックにボレロを踊ってらっしゃいます。武田薬品のサイトに行くと動画が見れたりします。
(十兵衛の手振りはドリンク剤の「アリナミンV」っぽいのですが、実は錠剤だったりする(笑))。

もともとは

●あんなボンクラが幕府軍の総大将ですか。

↑これが原型で、東京初日のみ。2日目に初めてアリナミンネタが出てきました↓

●あんなアリナミンを飲まなければ元気の出ない男が幕府軍の総大将ですか。

↑これがしばらく続いた後、伊豆守がネコのぬいぐるみ(最初は犬とかもあったらしい)を抱えて出てくるようになったのですが、それを受けて重昌が「ずいぶんとかわいいネコちゃんですねえ…三味線にしましょうか」とか「ネコ鍋にしましょうか」とか一言添えて去っていくようになりました。でそれを受けた十兵衛が出してきたのが↓

●あんなアリナミンを飲まなければアドリブも出せない男が幕府軍の総大将ですか。

↑客席、大爆笑になるけどみんなあのCM知ってるのかなあ、という一抹の疑問もあったり(笑)。

この後、「伊豆守のネコの名前」をネタに何か言われて返す、ていうのが基本ラインになっていきます。基本的に相手のペースで終わる板倉氏ですが(まあそれが面白いんだけど…)、まれに(^^;)綺麗に伊豆守に一矢報いられるときがあって、一回だけ「今日は2本飲んだから元気なようだが…」と褒めてもらえたのを目撃(笑)。
しかし公演期間も後半になると、伊豆の殿様のノリが強化されてきて、少々(かなり)マイペースな振りを吹っかける(「あんたそういう変な踊り踊ってる時どういう気分なの?」とか(^^;))危ない事態に。こうなると会話が噛み合わないこともままあり、十兵衛の酷評にも磨きがかかってきて↓

●あんなアリナミンを飲んでもアドリブに対応できない男が幕府軍の総大将ですか。

とか

●あんなアリナミンを飲んでもアドリブが噛み合わない男が幕府軍の総大将ですか。

とまで言われるようになり…

で、忘れもしない(笑)クリスマスイブ、しげちゃんの新技「猫にゃーにゃー!」と叫びながらポーズを取る、というのが登場してくるに至って↓

●あの男、アリナミンの飲みすぎで頭がおかしくなったのでは?!

と総括(笑)。この後は東京千秋楽まで「猫にゃーにゃー」が続いていったわけですが、なんでだか2回も猫ポーズ決めて出て行ったことがあってその時には

●あの男ただのバカでは?!…俺には青山のカリスマ美容師にしか見えんわ!

この頃になると十兵衛、後のシーンで詰まったり、津屋崎殿にからかわれてわめきまくったりする際に「私もアリナミンを飲むべきでした!」とか「俺もアリナミンを飲めばいいのかー!」とかぐいぐいと引っ張るようになっていってて面白かったです…今度、差し入れしてみようか(笑)。

東京ラスト数日は前述のをいろいろ組み合わせて続いていきました。前楽くらいになると↓

●あんなアリナミンを飲んでもアドリブがいまいち噛み合わない男が幕府軍の総大将ですか!…目的地を考えてからアドリブを言え!!…笑うわ!!!…青山のカリスマ美容師かー!!

これが最終形態かな(笑)。

大阪ではここのアドリブ合戦がなくなって(ホッとしたような残念なような)、しげちゃんがとっとと退場してしまうバージョンに戻ったのですが、その後も十兵衛台詞は続いてます↓

●あんなアリナミンを飲んでもいまいち元気の出ない男が幕府軍の総大将ですか。
●スタコラ逃げましたな…あんなアリナミンを飲んでも殿とアドリブする勇気の出ない男が幕府軍の総大将ですか。
…なんか千秋楽までにもう一山ありそうな気がする…………………がんばれ十兵衛、そしてしげちゃん(^^;)。

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さんじゅあんと山田右衛門作

「SHIROH」では名前だけ登場する寿庵の父、絵師の山田右衛門作(えもさく)ですが、歴史上、島原の一揆軍ただ一人の生き残りということで、島原の乱を題材にした他の物語でもいくつか、この方に視点を置いたものがあるようです。自分的大オススメの藤田貴美さんの漫画「SHIMAVARA」もそうだったり…これはミュージカルの「SHIROH」好きな人にはかなりグッとくるんじゃないかなあ。10年以上前の作品ですが、スペシャル版が今でも買えるようです。

口之津出身で、「天草四郎陣中旗」を描いた絵師であり、一揆の後半では幕府軍に内通し、原城の壊滅後も生き残り、その後は伊豆守に迎えられてキリシタンや放火を取り締まる絵を描いた…とされています。最期については別件で斬首されたとも島原に戻ったともいわれ、諸説あってよくわからないようです。

「SHIROH」ではこの山田右衛門作は既に亡くなっている設定で、かわりに娘の山田寿庵(架空の人物※1。右衛門作に子供はいたようですが、男の子だったらしい)が登場して、史実の右衛門作の役割の一部を担っています。生き残った理由は違いますが、冒頭のお紅の「あんたの名を騙って隠れキリシタンを転ばした(棄教させた)」っていう台詞で、「裏切者」として歴史に残った、ということが匂わされていまして、この辺の設定の妙はホント緻密だなあと思いました。…ついでなんで書いちゃいますと、この台詞、お紅さん「転がした」って言ってるように聞こえますですがたぶん戯曲の「転ばした」が正解(^^;)。

で、寿庵の裏の姿である「口之津のさんじゅあん」について。
口之津のさんじゅあん、このお話では闇市を取り仕切るかたわら、自由のための戦いの軍資金を貯めている人々の代表の呼び名とされていますが、その響きのよい名前にちょっと惹かれるものがありまして、いろいろ調べてみました。
初見のとき、さん・じゅあん、すなわち聖ヨハネ(もしくはヨハンナ?)だから、例えば洗礼者ヨハネ※2とかをイメージした名前なのかな、と想像してました。その後ネットで調べてみると、日本の殉教者で「さんじゅあん」と呼ばれる人がいて※3、「さんじゅあん様の歌」というオラショ(祈りの歌)があるらしい。とすると、こっちのほうが近そうだなあ…とか考えつつ年始に実家に帰ったところ、日本のキリシタン迫害史を辿る紀行文を発見。なんだ家にあったのか(^^;)、と紐といてみました。それによれば「さんじゅあん」(またはサンジョウアン)はジョアン坂本という殉教者で(すぐさま「アンジョ坂元?」とか変換する私の脳の不遜さよ…)、この人が処刑地の中江ノ島で斬られた時「ここからはらいそは近い」と叫んだ言葉をもとに「さんじゅあん様の歌」が作られたのだそうです。これはいつか聴きに行きたいな。(他の資料によれば、他にも「じょあん」を洗礼名とする二人の人物が中江ノ島で処刑されており、前述の叫びは別の「ジョアン」の言葉だとも)。

調べた限りでは山田右衛門作の洗礼名はわからなかったのですが(天草四郎=ジェロニモなのは異説あれど本当らしい。きっとこのお話の上では二人のSHIROHは洗礼名も同じなのでしょう)、やっぱ山田寿庵の洗礼名は「じゅあん」系だったらいいなと勝手に想像しております。

※1 ただし、島原の資料の中に「寿庵」という謎の人物の名前が残っているらしい。

※2 イエスが活動を始める少し前に登場した人で、先駆者として「預言された救世主がまもなく現れる」と伝えてまわった人。これはこれでなんとなく寿庵の役どころと似ている気がします。

※3 日本の信者は、洗礼名を入れて名前を呼ぶ場合「マリア・お蜜」とか「益田・ジェロニモ・四郎(またはジェロニモ・益田四郎)」のように洗礼名と本名をつなげるのが普通みたいですが、「聖フィリポ」(←日本の殉教者でこういう人がいる)みたいに洗礼名のみで呼ばれる聖人も多いですね。法則があるのかも知れませんがよくわかりません。

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SHIROHのツボ場面2

■上手からカーテンコールを見て気づいたこと。
久々に超・上手の前方から舞台を見たところ、いろいろ発見があって面白かったんですが、やっぱりこの角度だと笑ってしまうのが長ヶ部刑部さんがかしこまった時、壁画のシローとの髪型の似っぷり(笑)。…すっごい似てんだよなー(^^;)。
いえいえカテコの話。「歌え勝利を」を合唱してる間、キリシタンも幕府方も手拍子とったり踊ったり跳ねたりしてるのですが、上段下手のほうでで十兵衛とも一人(粟根さんかしら?)黒い方達が、仁王立ちになって胴体はピタリと止めて動かさず、ただ両手だけを顔の前でパァンパァンと鳴らしている様に初めて気づきました…何しろ贔屓が上手の端っこにいるもんで今まで全くのノーマークだったのですが、すごい上手からだとかえって舞台全体が見えるので、あまりの漢っぷりに思わず目が行ってしまいましたです。いやとにかく、黒い。柱の陰の暗がりで黒い人(津屋崎殿に「ありんこ」「カブト虫」「クワガタのなれの果て」といわれるだけあって黒光りもすごい)がこう正面見据えて手を叩いてる様、絵だけ見たらとても「ANTHEM(賛歌)」とは呼ばれまいなーと(笑)。

■四郎と寿庵について2
浜辺のシーンで寿庵とお蜜が険悪になるシーン、最初くつひもを結んでた四郎さんが状況に気づいたときのリアクションがすきです(笑)。みんなに「四郎さんあれあれ」みたいに言われて振り返るとお蜜がイヤミモードに入っているんだけど、その時点は「ううむ」という顔をするだけなのが、寿庵が「その絵を売るんでしょ!」と食ってかかったのを見てぎょっとする顔が実にかわいくて。わりと四郎さんの中で固定されていた寿庵のキャラがここで覆されたんだなあと。「…寿庵…」と声出さずにつぶやいてたこともあって激ツボでした(笑)。最近これがなくなっててちょっと寂しい。

■追記・ワカメ
(だんだんサブタイトルの意味なくなってきた(^^;))
もうワカメについては何度も書いたししばらく黙ってようと思ったのですが、あまりに面白かったんで…。
十兵衛、今日は「ワカメを返せ!」の前に「もう漁師たちのガマンは限界だ!」と叫んでて、甚兵衛さんの台詞がうまくかぶってて大変笑えました。もうこれだけワカメが浸透(^^;)すると四郎さんのツッコミもすっかり丹念になってて「エルム街のカツオ兄ちゃんとは俺のことだ」とか名乗るとこでは「いやさっき『柳生十兵衛光巌』って」(←ちゃんとミツヨシまでフルネームで言ってあげてたとこがツボ(笑))、「そのワカメは俺の妹だ!」では「いや益田四郎時貞」と丁寧に返しておられました…「だって有明海でダメになったの海苔だから!」も今日復活してて、「海苔だもん」てバカにした風でなく説得口調になってたのも面白かった(笑)。次いく時まで残ってるかなあ、ワカメ…。

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SHIROHの日替わりネタ4

大阪2日目でツボに来たお二方を中心にまとめてみました。

■ワカメネタ完成への道
個人的に東京で完結したかと思っていた「これだから九州の田舎者は有明海をダメにするのだ!ワカメを返せ!(×3)」ですが大阪でも絶好調。地獄のカツオ兄ちゃんとして大阪のお客さんを思いっきり盛り上げておられます。…じゅんさん出ると客席が「待ってました!」て雰囲気になりますが、大阪だとさらに沸く感じですね。
しばらく定番になってた四郎の「だって有明海でダメになったの海苔だもん」が本日マチネで何と正統派「馬鹿にしてるのか?」「してるよ?」に戻っておりちょっと不意をつかれました(笑)。後半のしげちゃんもそうだけど、この辺で初心に返ってくれるのってリピーター的にも結構新鮮かもしんない。
落ち着いて考えると「そのワカメは俺の妹だ!邪魔する奴はたたっ斬る!」はもう完全に元の台詞の意味を失ってる気がしますが(^^;)。四郎がひっそり「いや俺は『四郎』…」と反論してるとこがかわいいのでおっけい(笑)。
で十兵衛、新ネタとして津屋崎主水の部下を一人斬ったとこで「誰がこんなことを!」と叫んで四郎&津屋崎が「あんたや!」とシンクロで突っ込む、というのが加わり。さらに津屋崎を中島君呼ばわりしただけでは飽き足らずお蜜にも「なんだ花沢さんか(中略)俺より強いから花沢さんかと思った」とまだ引っ張るか(笑)。しかしこういうとき、十兵衛のボケを全く受け取らずに「お蜜だよ!」と返す秋山さん、好きだなー。上川さんとは別の意味でゆるぎないものを感じます。
ところで今日マチネネタですが、牢屋の甚兵衛さんが「ここは若い人たちに任せて」というところ「ここは中島君たちに任せて…」になっちゃってました(笑)。ちなみに「わしらはロフトで○○でも探してきます」○○が聞き取れなかったんですが、津屋崎様が「きさまにテンピュールは似合わん!」と叫んでたとこ見ると枕か何かだったのかな。

■今日の小左衛門
寿庵の「こちらの目の充血した方は」てのは以前からあったのですが、自分で挨拶するところで「一人にされると死んじゃいますよー」と…劇場中何人が、充血→目が赤い→ウサギ→「って寂しいと死んじゃうんだから」までたどりつけただろうか(^^;)。
アンソニーの時もそうだけど、この方のネタはむしろツボに入っちゃったときが始末に悪いです…とっとと進んじゃう本筋についていけなくなるので(^^;)。しかし今日は前述のウサギで呼吸困難になってしまったもんで、もういいや付き合おう、ていう気分で見てたらば、「お待ちしていました」で人を縫って進むとこで機関車がしゅぽしゅぽいうポーズをとっておられ。もしかして「999」ネタで来るかな、深読みしすぎかな…と思ったら「ねえ君、ミッキー吉野に似てるって言われない?」。…まあドンピシャだったんだけどちっとも当てた気にならないくらい遠くへ行っていた河野さんでした(^^;)。ちなみに騒がしくなって戻ってくるときの台詞は「ついに再結成ですか!」。ゴダイゴに幸あれ。(ちなみに「ミッキー吉野に似てる」って言われたの五大輝一さんなんですが…名前は別に関係ないよね(^^;))

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「SHIROH」大阪初日

大阪初日に行ってきました。
帝劇と梅コマでやはり間尺がずいぶん変わってて、狭くなった分いろいろな変化がありました。
①よく見える
②よく聞こえる
③いろいろ目に入る
というところで、これが良く出るところと悪く出るところがあるかな、と。
断然嬉しいのは表情がよく見えるところ。客席が近くなり、舞台の奥行もなくなった分、特にリオの表情がよく見えるようになって嬉しかったです。
ただ、帝劇ではこの高さとか遠さとかが全体の絵を際立たせていたところもあって、最初の「SHIROH」の幕がバッ!!と上がるところのインパクトなんかは帝劇に軍配。あと、これもリオがらみですが、すごい遠くにぼうっと見えていたのがちょっと近くなってリオの幻っぽさが少し減ったかな、というところもあり。
「よく聞こえる」という点ではいろんな喧騒というかアンサンブルの声が出ているシーンの一言一言がけっこう耳に入るところ。これは新たな発見がありそうで楽しみです。難しいのはやっぱ機械の音とかも聞こえちゃうところで…最後のシーンでスモークマシン(かわかりませんが四郎の服の裾をはためかせる風を出す機械)の音がむちゃくちゃ響いていたところでは思わず「風が歌を歌う…」と脳内補完してしまいました(^^;)。

演出上の大きな改変はなかったようです。日ネタを除いて唯一変わってたのが「まるちり」の中盤でお蜜がシローたちに「よくここまで」って言われた後の台詞で
「江戸の絵草子屋をなめるんじゃないよ」「そんなもんなの?」「そんなもんだよ」が
「江戸の女にかかれば田舎侍なんかちょろいもんだよ」「…なにをしたの?」「子供は知らなくていいんだよ」に(笑)。お蜜さんカッコいいな。

あと細かい話としては、モニターの数が減ってたとかゼンザがさらに子供子供してたとか(「腕がいてえよー!」というあたり)、口之津の闇市でマリア様の絵にカバーがかかるようになったとか、オケピがないためか津屋崎殿の台詞が「僕を無間地獄に落とそうとしたね?」とえらく深刻になってたこととか(笑)。

初日はスペシャル、高橋由美子さん・山本カナコさん・あとアンサンブルの方が最近お誕生日だったそうで(江守さんも1月生まれということで参加)、大きなケーキで誕生日を祝う…という企画がありました。「では私の音頭でみなさん、『おめでとう』と言ってください」と仕切っていた上川さんが「せーの」と言った瞬間「HAPPY BIRTHDAY」のイントロがかかって全員歌に入り(笑)、釈然としない表情になってたのはマジか計算か、いずれにしてもキュートでございました(笑)。
そして「ひとこと!」と振られた高橋由美子さん、ここで堂々と喋る由美ちゃんじゃなかろう…と思ったらやはり涙声で「きのうやったやん…こんなん反則やん…」みたいな壊れっぷりでこちらもすごいかわいかった。

十兵衛のワカメネタについてとか、長ヶ部刑部さんのシーンでの伊豆守様ご乱心とか(^^;)、まだ書きたいこといっぱいあるんですがとりあえず本日マチネに行ってまいります。

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ちょっと細かい話

■うでマーク
三宅蔵人率いる天草の役人チームと、津屋崎主水率いる島原藩の面々、それぞれ腕のマークが異なっていて、天草組はオレンジのマーク(あと全員メガネですな)、島原組はピンクのマーク(島原藩の家紋?)がついてますよね。この両方が幕府側連合軍になる二幕では全員、緑の紋章(葵のご紋に翼をあしらったもの=前半、伊豆守の屋敷のバックにかかっている)に変わってて、気づいたときはへぇぇーと思いました。さすが新感線の小道具(^^)。

■野暮を承知でロザリオについて語ってみる。
「SHIROH」でみんなが首にかけている十字架。二幕冒頭でシローが「ロザリオってんだ!」って首の十字架を自慢する場面で、あれ、それロザリオなんだ?というのが初見のときのちょっとした戸惑いでした。
「SHIROH」で描かれている時代の島原のキリシタンにとって事情は違ったのかも知れませんし、今だって宗派によってずいぶん違いがあるのでしょうけども、ロザリオ自体はこう、ひもについたひとつひとつの珠を握ってお祈りをするための数珠みたいなアイテムなんですね。
10個プラス間隔を開けた1個の珠で「一連」、一般的に売られてるやつだと五連(または十五連)プラス1個+3個+1個+十字架、それぞれの珠(or十字架)を握ってお祈りをして、唱えるお祈りの種類も場所によって違ってたりします。
子供の頃に要理(いわゆるカテキズム)を教えてくださった神父さんは度々「(アクセサリーじゃないから)首にかけちゃいかん!」と断言してまして、自分的にはそう信じて生きてきたんですが…「うちの教会のローカルルールかも知れん」と思うくらい、世間にはロザリオを首にかけた絵画やドラマが多いです(^^;)…氷河のマーマのロザリオとかな(今、通じるかしらこれ…)。

実際のとこどうなんだろう。ある聖歌では「手にぞまさぐるロザリオの珠」っていう歌詞があったり、やっぱり基本的にはお祈りアイテム(通常は懐中に入れておいて、使うときは手に持つ)なのかなーなんて思ってて、リオがもらったのもロザリオで、単にシローがクルスとロザリオを混同してて…とか脳内設定すること数回(^^;)。

…「このお話では十字架=ロザリオでいいじゃん」でもいいんですけどもね(^^;)。キーアイテムだけに気になってしまう部分だったりします。

お話を楽しむにあたってあまりこだわるのは野暮というものですが、まあ2000人中、数人くらいは同じツッコミしてるのかな。

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SHIROHのツボ場面1

書きたいとこからランダムに…(ここまでもそうですが)

■忘却の彼方へ
最初にシローの歌で踊らされるシーン、好きだー(笑)。ここ最初は白組(笑)の歌とダンスに注目していたんですが、こう次第に踊りにつりこまれていく三宅殿の表情とか、その後の踊りっぷり(飛び上がって何かをつかもうとしたり、手をぎゅっと握って空想したり、シローたちと笑いあったり)が、なんか「そうだね、僕たち、変わらなきゃ!新しい世界へ進もうよ!」みたいな天真爛漫さ加減で実に歌とマッチしてて(笑)。
帰りに「またねー!また遊んでねー!」って手振ってるとこも毎回ツボです。
で、牢屋で津屋崎殿と「キリシタン目付に国境はないのだ!」て歌うシーン、この曲とメロディラインが同じなんですが、シローの顔見たとたんに前に操られたときの後遺症が出たの三宅殿?とか深読みして笑ってました。

■四郎と寿庵のこと
浜辺の横流し刑部さんのシーンの手前、二人がちょっといい雰囲気になるところ好きです。誉められてドキドキしてる寿庵が「(美しい月を)描けていますとも」って四郎に語りかけるときにはすごく相手への思いやりとか気遣いを感じさせてくれて、自分の恋のワクワク感より四郎を励ますことが嬉しいんだな、と思えるところが。それで優しい目になった四郎が手を気持ーちさしのべて一歩寿庵に近づく…とこで邪魔、なんですがこのタイミングが実ーに「あぁあと一秒あげてくれ」という絶妙さ加減で…毎度ガクッとなる自分がいます(^^;)。
これより前「歌え勝利を」のシーンで、宴の中で寿庵が羽目外して、みんなにあおられて一気飲みしてるところを、上からからかうように見下ろす四郎様&それに気づいてかしこまる寿庵、というひとコマもツボです。

解釈それぞれですけれども、四郎が寿庵への気持ちを自覚したのって最後の最後、寿庵が十兵衛に斬られるのを見た瞬間じゃないかなと感じています。
この時の四郎の「さんちゃご」って呼ばれて「あれ?リオ?」と思うように一瞬振り返って上を見上げる→寿庵が斬られたのに気づく→激昂して十兵衛を斬る、という表情と仕草の流れが本当に綺麗というか鮮やかというか、凄くて。
とてもとても淡く描かれている四郎と寿庵の心の流れ、その淡さ加減がなんだか気に入ってます。


……ランダムにも程があるかも(^^;)。

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